【一口コラム】 Wi-Fiを内蔵した薄型コンパクト機
富士フイルムFinePixZ2000EXRは、2012年8月に登場したFinePixZ1100EXRの後継機となります。屈折光学系を採用した薄型コンパクト機で、今までも半年から1年ごとに世代交代を重ねてきました。
Z1000からZ1100はマイナーバージョンアップでしたが、Z2000はデザインを含め、大幅に変更が加えられています。
FinePixZ2000EXR(左側)とFinePixZ1100EXR(右側)。ボディの基本的な構造は同じですが、デザインはかなり変わっています。レンズとフラッシュの間にある自分撮り用ミラーは踏襲されました。レンズは同じ28-140mm相当光学5倍ズームです。
FinePixZ2000EXR(左側)とFinePixZ1100EXR(右側)。Z1100ではタッチパネルによる操作体系でしたが、Z2000ではボタンによる操作に変わっています。液晶パネルも非タッチパネルタイプです。サイズも3.5型から3型へと一回り小型化されました。
FinePixZ2000EXRの主な特徴は次の通りです。
- 28-140mm相当F3.9-4.9の光学5倍ズームレンズを搭載。
- イメージセンサーは有効1600万画素1/2型CMOS。画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を搭載したことで、AFが最速0.19秒、起動時間が0.9秒、撮影間隔は0.6秒に高速化。
- 液晶パネルが非タッチパネルとなり、ボタンによるインターフェースに変わりました。
- 赤外線に加え、新たにWi-Fiを内蔵。
- ボディサイズと重さはZ1100EXR。
- フルHDで60fps(XP150では30fps)の動画撮影に対応。
【FinePixZ2000EXRとXP150の比較】
機種名 |
FinePixZ2000EXR |
FinePixZ1100EXR |
イメージ
センサー |
有効1600万画素
1/2型 CMOS |
有効1600万画素
1/2型 CMOS |
レンズ |
5.0-25.0mm F3.9-4.9
(35mm換算:約28-140mm) |
5.0-25.0mm F3.9-4.9
(35mm換算:約28-140mm) |
ISO感度 |
ISO100-3200
(拡張でISO6400) |
ISO100-3200
(拡張でISO6400) |
シャッタースピード |
4-1/2000秒 |
4-1/2000秒 |
液晶モニター |
3型46万ドット
| 3.5型46万ドット
|
連写速度 |
5.7コマ/秒 |
12コマ/秒 |
動画撮影 |
1920 X 1080(60fps) |
1920 X 1080(30fps) |
インターフェース |
USB、HDMImini |
USB、HDMImini |
バッテリー |
210枚 |
220枚 |
その他 |
Wi-Fi/赤外線 |
タッチパネル/赤外線 |
サイズ
(W x H x D) |
102.7x60.1x19.3 mm |
102.1x59.7x18.3 mm |
重さ |
169g / 152g |
157g / 141g |
FinePixZ2000EXRの発売開始時点の店頭価格は2万円前後でしたが、現時点では若干下がっているようです。昨年8月に発売となったFinePixZ100EXRよりも買いやすい価格でのスタートとなっています。なお、Z1100は1万円弱で買えるようですので、Wi-Fi機能や高速レスポンス性が必要ないのであれば、あえてZ1100を選ぶという選択も良いかもしれません。
(2013年 4月16日 記)
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