比較 富士フイルム XF1 VS 富士フイルム X10富士フイルムのズーム搭載高級コンパクトの比較です。2011年10月のX10と、2012年11月のXF1ということで、約1年間の差がありますが、イメージセンサーをはじめ撮像部分はほぼ同等となっています。両機種の一番の違いは、小型でスタイリッシュなXF1に対し、実像式光学ファインダーと明るいレンズのX10、という点です。富士フイルムはX100以来、画質を重視したXシリーズを展開してきましたが、どちらかといえば小型化はそれほど重視されていなかったように思います。今回、XF1が登場したことで、小型サイズの高級コンパクトカメラがXシリーズに加わったことになります。 XF1とX10との関係は、キヤノンのPowerShotS110とPowerShotG15の関係に近いかもしれません。どちらも高級コンパクトの範疇に入る製品ですが、XF1/S110は「いつもポケットに入れておく高級コンパクト」であるのに対し、X10/G15は「レンズ交換式カメラの代わりも務められる高級コンパクト」といった位置づけになってくるように思います。その意味では、うまく補完しあう関係といえるかもしれません。 【追記】 富士フイルム XF1 の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 【追記】 富士フイルム X10 の詳細レビュー記事を掲載しました。 製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
![]() 富士フイルム XF1 |
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独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1200万画素 2/3型 CMOS |
有効1200万画素 2/3型CMOS |
ほぼ同じイメージセンサーを搭載。 | ほぼ同等 |
高感度特性 | ISO100-3200 (拡張設定でISO12800まで) |
ISO100-3200 (拡張設定でISO12800まで) |
設定できるISO感度も同じ。 | ほぼ同等 |
レンズ | 6.4mm-25.6mm F1.8-4.9 (35mm換算 25mm-100mm) |
7.1mm-28.4mm F2-2.8 (35mm換算 28mm-112mm) |
X10の方がやや望遠側にシフトしているが、望遠端でもF2.8の明るさ。 | ややX10が良 |
連写性能 | 7コマ/秒 (超高速10コマ/秒) |
7コマ/秒 (超高速10コマ/秒) |
ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
ファインダー | − (EVF非対応) |
実像式光学ファインダー | 情報表示はないものの、光学ファインダーを備えるX10の方が良。 | X10が良 |
シャッター | 1/2000-30秒 | 1/4000-30秒 | X10の方が1段分高速シャッターに対応。 | ややX10が良 |
バッテリー | 専用NP-50A 300枚 |
専用NP-50 270枚(約640枚:LCD表示OFF) |
ほぼ同等。X10では液晶OFFでも撮影可能。 | ほぼ同等 |
インター フェース |
USB2.0、AV出力、HDMI | USB2.0、AV出力、HDMI | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
液晶モニタ | 3型46万ドット | 2.8型46万ドット | XF1の方がやや大型。 | ややXF1が良 |
動画性能 | 1920x1080(30p) | 1920x1080(30p) | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
付加機能 | 手振れ補正機能 RAW撮影可能 |
手振れ補正機能 RAW撮影可能 |
ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
サイズ | 107.9 x 61.5 x 33mm | 117x69.6x56.8 mm | XF1の方が小さい。 | XF1が良 |
重さ | 225g/204g | 350g/330g | XF1の方が軽い。 | XF1が良 |
価格 | オープン(5万円弱) | オープン(5万円前後) | XF1は新しいが、やや安い。 | ややXF1が良 |
富士フイルム XF1 | 富士フイルム X10 | |||
一口コラム | 一口コラム | |||
位置づけと概要 | 位置づけと概要 | |||
詳細仕様 | 詳細仕様 | |||
開封・外観 | 開封・外観 | |||
高感度性能・解像力 | 高感度性能・解像力 | |||
総合評価 | 総合評価 | |||
vs キヤノン PowerShotS110 | vs ソニー DSC-RX100 | |||
vs キヤノン PowerShotG1X | ||||
vs 富士フイルム FinePix X100 |
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |