EOS KissX70 | Canon | |
【一口コラム】ローエンド・デジタル一眼レフの新型機キヤノンから、ローエンドの新型デジタル一眼レフ、EOS KissX70が登場しました。2011年3月に発売開始となったEOS KissX50の後継機で、ちょうど3年ぶりでの世代交代となります。EOS KissX50は、量販店のPOS情報による販売ランキングでもたびたびトップの位置を占めた人気機種で、2013年1年間でも推計で5万台以上を国内で販売しています。
EOS KissX50。2011年3月に発売されてから、長らく販売ランキングの上位を占めてきました。
まずは、EOS KissX70の特長について、主なポイントを見てみたいと思います。
EOS KissX70(左側)とX50(右側)。ボディサイズはほぼ同じですが、艶消しの表面処理やグリップにゴムが施されるなど、高級感が増しています。
EOS KissX70(左側)とX50(右側)。液晶モニターは2.7型23万ドットから、3型46万ドットへと大型化・高精細化されました。いずれもタッチ操作には対応していません。ファインダーはほぼ同等のものと思われます。
EOS KissX70(左側)とX50(右側)。ボディ上面のインターフェースもほぼ共通しています。モードダイヤルに設定されている項目も、応用撮影ゾーンの「A-DEP」が省略された以外はほぼ同じです。内蔵フラッシュのガイドナンバーも9.2(ISO100時)で17mmの画角に対応している点も同じとなっています。
今回、X50がX70に変わったことで、キヤノンのKissシリーズ現行機はX7i、X7、X70で構成されることになります。このラインアップの中におけるX70の役割は、やはり一番買いやすい価格にすることで、コンパクトカメラなどからのステップアップユーザーにアピールする点にあるように思います。 EOS KissX70(左側)とEOS KissX7(右側)。ボディサイズは一回り違い、重さも70g程度の差があります。カメラとしての基本性能も、X7の方が高くなっています。
3月下旬の発売に先駆け、すでに販売店では予約も受け付けられています。ボディ単体で5万円弱、EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS II(製品レビュー)がセットになったレンズキットで6万円弱となっており、2011年3月に登場したEOS KissX50と比べるとやや高めでのスタートとなりそうです。なお、レンズキットに同梱されている標準ズームレンズは、ステッピングモーターを内蔵したEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM(製品レビュー)ではない点に注意が必要です。これは価格面を重視しただけでなく、X70は動画撮影中に静かでスムーズなAF動作が可能になる「動画サーボAF」に対応していないためと思われます。 現時点のX50の実売価格は、ボディ単体と標準ズームキットで3万円強、ダブルズームキットで4万円台半ば、標準ズームにEF50mmF1.8IIもセットになったこだわりレンズキットで4万円強となっています。店頭在庫があるうちは、少々選択は悩ましいかもしれません。 ( by Inaba Kunio)
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【厳選レビュー記事】◎ITmedia 1800万画素センサー搭載のエントリーEOS 「EOS Kiss X70」2014年2月12日 編集部
◎デジカメWatch キヤノン、低価格エントリー一眼レフ「EOS Kiss X70」2014年2月12日 折本幸治
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【キヤノン EOS KissX70 基本仕様】 →キヤノン EOS KissX70 メーカー製品仕様のページ
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