【一口コラム】 ZR300のボディにZR700の機能
1月29日に発表されたカシオHIGH SPEED EXILIM EX-ZR400は、予定通り2月8日に発売開始となりました。そろそろ2か月ですので、すでに手に取られている方も多いと思います。外形を見てもわかるように、ZR400は2012年6月に発売されたEX-ZR300の後継機となります。
EX-ZR400(左側)とEX-ZR300(右側)。ZR400はZR300の後継機で、外形上はほぼZR300を踏襲しています。カラーは、ZR300のゴールド、ホワイト、レッドに対し、ZR400はシルバー、ホワイト、ピンクに変わりました。
EX-ZR400(左側)とEX-ZR300(右側)。液晶パネルも、3型46万ドットと同じです。ボタンの色とモードダイヤルの項目が変わっています。
EX-ZR400の主な特徴は次の通りです。
- 24-300mm相当の光学12.5倍ズームレンズを搭載。開放F値はF3-5.9。
- イメージセンサーは有効1610万画素1/2.3型CMOS。センサーはEX-ZR700やEX-ZR300と同じです。
- 起動時間はEX-ZR300の0.95秒から0.99秒へとわずかに長くなったものの、レリーズタイムラグは0.024秒から0.015秒に、撮影間隔は同じ0.26秒。
- 液晶パネルは3型46万ドットのものを搭載。固定式。
- ソフトウェアはEX-ZR700とほぼ同じ。
EX-ZR400(左)とEX-ZR700(中)、EX-ZR300(右)。ZR400のボディデザインはZR300と似ており、主な違いはソフトウェア部分です。
【EX-ZR400とZR-400、ZR1000の比較】
機種名 |
EX-ZR400 |
EX-ZR700 |
EX-ZR300 |
イメージ
センサー |
有効1610万画素
1/2.3型 CMOS |
有効1610万画素
1/2.3型 CMOS |
有効1610万画素
1/2.3型 CMOS |
レンズ |
4.24-53mm F3-5.9
(35mm換算:約24-300mm) |
4.5-81mm F3.5-5.9
(35mm換算:約25-450mm) |
4.24-53mm F3-5.9
(35mm換算:約24-300mm) |
ISO感度 |
ISO80-3200 |
ISO80-3200 |
ISO80-3200 |
シャッタースピード |
4-1/4000秒 |
4-1/4000秒 |
4-1/4000秒 |
液晶モニター |
3型46万ドット |
3型92万ドット |
3型46万ドット |
連写速度 |
30コマ/秒 |
30コマ/秒 |
30コマ/秒 |
動画撮影 |
1920 X 1080(30fps) |
1920 X 1080(30fps) |
1920 X 1080(30fps) |
インターフェース |
USB2.0、HDMIミニ端子、AV出力 |
USB2.0、HDMIマイクロ端子 |
USB2.0、HDMIミニ端子、AV出力 |
バッテリー |
515枚 |
470枚 |
470枚 |
その他 |
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RAW対応 |
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サイズ
(W x H x D) |
104.8x59.1x28.6 mm |
107.4x60x30.7 mm |
104.8x59.1x28.6 mm |
重さ |
205g / 165g |
222g / 182g |
205g / 165g |
カシオHIGH SPEED EXILIMの魅力は、実際に手に取って撮影したときに強力なメッセージとして伝わってきます。タイムラグ、ピンボケ、手ブレを限りなく「ゼロ」に近づけるという「TRIPLE
ZERO」を掲げて開発されたことは、伊達ではありません。
EX-ZR400の店頭実売価格は2万5千円前後となっているようです。昨年6月に発売となったEX-ZR300が3万円前後でのスタートであったことを考えると、やや買いやすい値段であると言えます。ちなみに、現時点のEX-ZR300の価格は1万7千円前後となっていますので、選択は悩ましいところかもしれません。
(2013年 4月 5日 記)
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