比較 ニコン 1 S1 VS J3ニコンの第二世代ミラーレスカメラの比較です。今まで、電子ビューファインダーを搭載していないモデルはJシリーズだけでしたが、新たにSシリーズが追加されました。J1/J2はエントリーモデルとしての位置付けでしたが、インターフェースは一般的なコンパクトカメラとは異なるものでした。新たに登場したS1は、エントリーモデルとしての位置づけを明確にするとともに、インターフェースについてもコンパクトカメラからのステップアップユーザーが違和感なく使えるものに変えられています。また、デザインもより柔らかいものとなっており、店頭で気軽に手に取れるスタイルと言えるかもしれません。 S1のカメラとしての基本性能は、J1/J2に準じています。イメージセンサー自体は異なりますが、どちらも10メガ画素のものを搭載しており、解像力の点ではJ3やV2の14メガ画素よりも劣るものの、ノイズ面やダイナミックレンジの点ではやや有利かもしれません。また、S1のインターフェースは、J3にある撮影モードダイヤルが省かれ、メニュー画面による操作が主体となっています。 価格面では、J3ボディ単体は6万円弱、10-30mm標準ズームがセットになった標準ズームレンズキットは6万円台、小型10倍ズームキットは8万円台であるのに対し、S1ボディ単体は5万円弱、標準ズームレンズキットは5万円台、これに30-110mmズームレンズが加わったダブルズームレンズキットは7万円弱となっています。どちらも発売直後ですので、S1がエントリーモデルであることを考えると、価格差は徐々に広がっていくように思われます。 (2013年 2月 6日 記) 【追記】 ニコン 1 J3 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
![]() ニコン 1 S1 |
![]() ニコン 1 J3 |
独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1011万画素CMOS 13.2×8.8mm(1型) |
有効1425万画素CMOS 13.2×8.8mm(1型) |
J3の方が高精細なイメージセンサーを搭載。 | J3が良 |
高感度特性 | ISO100-6400 | ISO160-6400 | 高感度性能はややS1の方が高いと思われるが、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
連写性能 | 60コマ/秒 12bitRAWで連続17コマ |
60コマ/秒 12bitRAWで連続27コマ |
連写性能は同じだが、連続撮影可能枚数はJ3が良。 | J3が良 |
ファインダー | - | - | どちらも外付電子ビューファインダーに対応していない。 | 同等 |
シャッター | 30-1/16000秒(電子) | 30-1/16000秒(電子) | フラッシュ同調スピードは1/60秒。 | 同等 |
レンズ マウント |
ニコン1 | ニコン1 | ー | − |
液晶モニタ | 3型46万ドット | 3型92万ドット | J3の方が高精細な液晶パネルを搭載。 | J3が良 |
動画性能 | 1920X1080 60i | 1920X1080 60i | どちらもフルHD 60iに対応。 | 同等 |
付加機能 | 内蔵フラッシュ | 内蔵フラッシュ | どちらもガイドナンバーは5。 | 同等 |
サイズ | 102.0×60.5×29.7 mm | 101.0×60.5×28.8 mm | J3の方が小さいがほぼ同等。 | ほぼ同等 |
重さ | 240g/197g | 244g/201g | J3の方が軽いがほぼ同等。 | ほぼ同等 |
価格 | オープン(標準ズーム5万円台〜) | オープン(標準ズーム6万円台〜) | 発売直後だがS1の方が安価。 | S1が良 |
ニコン 1 S1 | ニコン 1 J3 | |||
一口コラム | 一口コラム | |||
位置づけと概要 | ||||
詳細仕様 | ||||
開封・外観 | ||||
高感度性能・解像力 | ||||
総合評価 | ||||
vs ニコン1 V2 | ||||
vs キヤノン EOS M | ||||
ミラーレスカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |