monoxデジカメ比較レビュー
monoxデジカメ比較レビュー サイトマップ monoxデジカメ比較レビュー デジカメレビュー monoxデジカメ比較レビュー デジカメの選び方 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ比較 monoxデジカメ比較レビュー monoxブログ
monoxデジカメ比較レビュー 新製品情報 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ質問箱 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ用語集 monoxデジカメ比較レビュー デジカメリンク monoxデジカメ比較レビュー 運営者情報
トップページ > デジカメ購入アドバイス > お勧めの高級コンパクトデジカメ 2012年11月版

【お勧め高級コンパクト】 2012年11月版

 最近、存在感を増してきたのが「高級コンパクト」と呼ばれるデジカメです。「高級コンパクト」についての明確な定義があるわけではありませんが、概ね画質を最優先に設計されたカメラ、と言えると思います。

【注意事項:選択の視点】

 どのような場面で、どのような方が、何を撮影するのかによって、最適なデジタルカメラは変わってきます。ここでは、はじめてデジタルカメラを購入される方や、これから腰を据えてデジカメを勉強しようと考えている方を想定しています。
 また、後継機種が発売されている場合には、旧機種が併売されていても、後継機種のみを対象とします。

 

●単焦点レンズ搭載のお勧め高級コンパクトデジカメ

 高級コンパクトカメラについて明確な定義があるわけではありませんが、少なくとも描写性能が特に優れていることは最低限の条件となります。その意味でも、単焦点レンズを搭載したカメラは、まさに高級コンパクトカメラの王道と言ってよいかもしれません。

 単焦点レンズを搭載した高級コンパクトカメラは、どちらかといえば初心者にとって敷居の高いジャンルであり、それほど多くの製品が期待できる分野ではありません。今回は、35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載したソニー DSC-RX1が登場しました。「フルサイズセンサー+単焦点レンズ」という超弩級のスペックですが、価格も22万円台となっています。

 第1位には、X100を選びました。2月に発売された限定ブラックモデルの在庫は、まだ一部の店頭では購入できるようです。金額は14万円程度とシルバーモデルの倍近い値段となっていますが、高品質なボディは魅力的です。X100は、一般的なデジタル一眼レフと同等の大型イメージセンサーと、高性能レンズ、そして光学ファインダーと電子ビューファインダーを結合させたハイブリッドビューファインダーは、唯一無二の特長となっています。

 第2位のGR DIGITAL IVは、高級コンパクトカメラというジャンルを生み出したシリーズの最新作で、手振れ補正機能の搭載やオートフォーカスの高速化、液晶モニターの改善など、4代目として確実にブラッシュアップされています。サイズが一番小型である点も評価ポイントです。

 【リコー GR DIGITAL IV 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 第3位には、新登場のシグマ DP1 MerrillとDP2 Merrillを選びました。解像力をはじめとする描写性能は、一般的なデジタル一眼レフを凌駕するレベルとなっています。高感度性能や連写性能、液晶モニターなど、今まで若干見劣りしていた部分もキャッチアップされています。より勧めやすい機種に進化したと思います。新登場となったDP1は、DP1xと同じ28mm相当のレンズを搭載していますが、開放F値がF4.0からF2.8へと1段分明るくなった点も魅力的です。前回と比べると、どちらも1万円程度廉価になっているようです。

 【シグマ DP2 Merrill 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 次点には、ソニーのDSC-RX1を選択しました。高級コンパクトカメラの中でも、35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載した機種は、これが初めてとなります。センサー自体はソニーのフラグシップα99のものと同じで、これに35mmF2.0の単焦点レンズが搭載されています。まさに描写性能を最優先で設計したレンズ一体型カメラとして、デジカメ史に残る機種になると思います。
 それほど数がでる機種ではないと思われますので、もし関心を持たれるのであれば早めに購入されることをお勧めします。







●ズームレンズ搭載のお勧め高級コンパクトデジカメ

 前回と比較すると、上位3機種についてはキヤノンPowerShotS100が後継機PowerShotS110に世代交代した以外は変わらない結果となりました。次点については、新たにニコンCOOLPIX P7700と富士フイルム XF1、オリンパス STYLUS XZ-2を掲載しています。

 第1位となったソニーDSC-RX100は、小型なボディにミラーレスカメラと同等の描写性能、ズームレンズを搭載したカメラとして、不動の地位を確保しています。電子ビューファインダーに対応していないことや、近接撮影能力にやや課題があるものの、描写性能を重視されるのであれば一番のお勧め機種となります。前回よりもさらに価格が低下したこともあり、店頭での人気は高いようです。

 【ソニー サイバーショット DSC-RX100 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 2位には前回と同じくキヤノン PowerShot G1Xを選択しました。G15をひとまわり大型化したボディの中に、マイクロフォーサーズよりも大きいイメージセンサーを搭載しており、まさにレンズ交換式デジカメと同等の描写力となっています。機能面でも、実像式光学ファインダーやバリアングル液晶など、必要とされるものはきちんと目配りがされています。高級コンパクトの中でもやや大きめのボディですが、大型イメージセンサーを搭載したPowerShotG1Xは、差別化という意味でよい位置を占めているのかもしれません。

 【キヤノン PowerShot G1X 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 3位には、PowerShot S100の後継機、PowerShots110を選びました。S110はS90から数えて四代目ということで、細かいところがブラッシュアップされているだけでなく、画像レベルもさらに向上しています。また、機能面では新たにWi-Fiを搭載するなど、どんなときにも安心して使える1台に仕上がっています。S100の後継機と言うこともあり、登場時から価格面で入手しやすい点も魅力的です。

 【キヤノン PowerShot S110 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 今回は次点に、パナソニックLUMIX DMC-LX7、ニコンCOOLPIX P7700、富士フイルムXF1、オリンパスSTYLUS XZ-2の4機種を選びました。いずれも最新機種であり、各々が特徴をもった魅力的な機種となっています。描写性能の点では1位のDSC-RX100に一歩譲るものの、一般のコンパクトカメラとは一味違った描写力を楽しむことができます。

 DSC-LX7はLX5の後継機ですが、搭載しているレンズがF1.4-2.3と明るい点が特長的です。手ごろな大きさのコンパクトカメラとして魅力的な機種の一つです。前回よりもさらに値段が下がって買いやすくなっています。ボディカラーは、ブラックとともにホワイトが用意されています。

 【パナソニック LUMIX DMC-LX7 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 同じく次点のニコンCOOLPIX P7700は、前機種であるCOOLPIX P7100から光学ファインダーが取り除かれたものの、レンズがズーム全域で1段分明るくなっています。また、連写速度の向上など、全体にレスポンスの良い動作となっています。P7100ではチルト方式の液晶がバリアングル化された点も、多様な撮影シーンへの対応力が高まったと言えます。発売後、徐々に値段もこなれてきており、4万円台で入手が可能です。

 【ニコン COOLPIX P7700 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 同じく次点のXF1は、富士フイルム初のスタイリッシュ高級コンパクトカメラです。イメージセンサーをはじめ、基本的な描写力はX10のものを踏襲しています。沈胴式レンズの機械式操作感や、ボタンやダイヤルを多用したインターフェースなど、操作する楽しみを味わえるカメラとなっています。ボディのシボ革部分はブラック、レッド、ブラウンのカラーバリエーション化されているなど、デザイン面も特長となっています。

 【富士フイルム FinePix XF1 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】


 オリンパス STYLUS XZ-2も新登場となります。XZ-1の後継機であり、レンズは前機種同様に明るいものが搭載されています。デザイン面では大きく変わったとともに、前機種で気になっていた点もきちんと目配りがされており、ブラッシュアップモデルとして魅力的な機種です。今回、グリップも搭載し、カラーバリエーション化されたグリップへの交換にも対応しています。XZ-1同様、外付けの電子ビューファインダーに対応している点もポイントとなります。

 【オリンパス STYLUS XZ-2 詳細レビュー記事はこちらをご覧ください。】