【一口コラム】 Wi-Fiを内蔵したタフネス機
富士フイルムFinePixXP200が国内でも発表されました。これは2012年2月に発売されたFinePixXP150の後継機で、海外では3月に発表されています。富士フイルムには同じタフネスモデルとしてFinePixXP60がありますが、XP200が上級機の位置づけとなります。
FinePixXP200(左側)とFinePixXP150(右側)。一見すると似たイメージもありますが、ボディのデザインは大きく変わっています。XP150に搭載されていたGPSが省略される一方で、XP200ではWi-Fiを内蔵しました。
FinePixXP200(左側)とFinePixXP150(右側)。ボディの高さはほぼ同じですが、幅は13.4mm広くなりました。XP200には前面にステレオマイクがあります。なおストロボとレンズの間にあるのは、セルフタイマーランプとAF補助光を兼ねるものです。
FinePixXP200(左側)とFinePixXP150(右側)。液晶モニターは2.7型23万ドットから3型92万ドットへと大型化・高精細化されています。ズームレバーはボディ上面から背面に移されるとともに、大型化されています。
FinePixXP200の主な特徴は次の通りです。
- 28-140mm相当F3.9-4.9の光学5倍ズームレンズを搭載。
- イメージセンサーは有効1640万画素1/2.3型CMOS。高感度性能が強化され、拡張ではISO6400までの設定が可能です。
- XP150に搭載されていたGPSは省略され、新たにWi-Fiが内蔵されました。
- 防水機能が強化され、10m防水から15m防水となりました。
- 液晶モニターが3型92万ドットへと大型化・高精細化され、アウトドアでの視認性が向上。
- フルHDで60fps(XP150では30fps)の動画撮影に対応。
【FinePixXP200とXP150の比較】
機種名 |
FinePixXP200 |
FinePixXP150 |
イメージ
センサー |
有効1640万画素
1/2.3型 CMOS |
有効1440万画素
1/2.3型 CMOS |
レンズ |
5.0-25.0mm F3.9-4.9
(35mm換算:約28-140mm) |
5.0-25.0mm F3.9-4.9
(35mm換算:約28-140mm) |
ISO感度 |
ISO100-3200
(拡張でISO6400) |
ISO100-3200 |
シャッタースピード |
4-1/2000秒 |
4-1/2000秒 |
液晶モニター |
3型92万ドット
| 2.7型23万ドット
|
連写速度 |
10コマ/秒 |
10コマ/秒 |
動画撮影 |
1920 X 1080(60fps) |
1920 X 1080(30fps) |
インターフェース |
USB、HDMIマイクロ |
USB、AV OUT、HDMIマイクロ |
バッテリー |
300枚 |
300枚 |
その他 |
Wi-Fi |
GPS |
サイズ
(W x H x D) |
116.1x71.4x30.3 mm |
102.7x71.3x27.4 mm |
重さ |
232g / 212g |
205g / 185g |
FinePixXP200の店頭予想価格は2万5千円前後となっているようで、昨年2月に発売となったFinePixXP150とほぼ同等レベルでのスタートとなっています。デザインを一新し、動画性能の強化が目立ちますが、液晶パネルの大型化やボタン類の見直しなど、よりアウトドアでの使い勝手に配慮したカメラに仕上がっています。
(2013年 4月15日 記)
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