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【一口コラム】 大型センサーを搭載した本格派GRリコーから、正式にGRの発表がされました。発売は5月下旬で、直販価格は9万9,800円の見込みです。GRは、GR DIGITAL IVの後継機に当たりますが、イメージセンサーが1/1.7型からAPS-Cサイズに大型化されました。イメージセンサーのサイズを単純に比較すると約9倍となり、デジタル一眼レフに準じた描写性能を得たと言えます。GRの主な特徴を挙げると、次の通りとなります。
GR(左側)とGR DIGITAL IV(右側)。ボディデザインは踏襲していますが、幅は8.4mm拡がっています。ボディ前面にあるマイクがステレオ化されています。
GR(左側)とGR DIGITAL IV(右側)。どちらも液晶モニターは3型123万ドットの高精細パネルです。親指部分にボタンが追加され、AF動作とシャッター動作を分離することも可能です。
GR(左側)とGR DIGITAL IV(右側)。ボディ上面のレイアウトはほぼ同じですが、モードダイヤルの項目が追加されています。APS-Cサイズのセンサーになったにもかかわらず、沈胴時のボディ厚は32.5mmから34.7mmへとわずか2.2mmの増に留まっています。
イメージセンサーとレンズの仕様が似ているニコン COOLPIX Aと比較したのが次の表です。【リコー GRとニコン COOLPIX Aの比較】
並べてみると、想定している撮影シーンは似ているように思います。幅はGRの方が広いですが、高さと厚さはCOOLPIX Aの方が大きくなります。。 GR(左側)とDP1 Merrill(右側)。両機種ともAPS-C型イメージセンサーと、35mm換算で約28mmの単焦点レンズを搭載しています。連写性能、動画性能もほぼ同等です。
GR(左側)とDP1 Merrill(右側)。液晶パネルはどちらも3型ですが、COOLPIX Aの92万ドットに対し、GRはRGBにWも加えた123万ドットのパネルが採用されています。インターフェースはCOOLPIX
Aの方がボタンが多いものの、ダイヤルはGRの方が使いやすそうです。また、スナップカメラとしては、オートフォーカスとシャッターボタンを分離できるGRの方が使い勝手が良いかもしれません。
GR(左側)とCOOLPIX A(右側:レンズは伸長状態)。ボディ本体の厚さはほとんど同じですが、沈胴時のレンズ厚に違いにより、仕様上の差が生じています。どちらもアクセサリーシューはレンズ光軸上に設けられています。
ニコンのCOOLPIX Aも魅力的な実力機でしたが、それに真っ向から立ち向かうようにGRが登場しました。定評のあるGRレンズを搭載しているだけに、実際の描写性能に期待が募ります。。 参考:リコーGR1(1996年10月発売、定価90,000円)。レンズは28mmF2.8。
GR1のサイズは117x61x34mmで175gでしたので、ほぼGRと同等です。なお、GR1はその後、GR1s、GR10、GR21、GR1vとラインアップが展開されました。 (2013年 4月17日 記)
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【厳選レビュー記事】◎マイナビ APS-CサイズCMOSと新レンズ搭載で生まれ変わった新「GR」を試してみた - 一眼レフ並みの高画質になった高級コンパクトデジカメの定番シリーズ2013年 5月24日 小山安博
◎デジカメWatch 新製品レビュー リコーGR2013年 5月21日 大浦タケシ
◎日経トレンディ 【詳報GR】APS-C化しても軽快な切れ味は健在、高級コンデジの定番に返り咲くか2013年 4月18日 磯 修
◎ITmedia 新型「GR」はその名も「GR」 APS-Cセンサー搭載2013年 4月17日 編集部
◎デジカメWatch ペンタックスリコー、APS-C世界最小の28mmコンパクト「GR」2013年 4月17日 編集部
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【リコー GR 基本仕様】
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