monoxAwards2013を振り返って


monoxAwards2013

 昨年に引き続き、monoxAwardsの選定を終えることができました。検討自体は12月8日に実施したのですが、その後の原稿整理に時間がかかってしまい、公表は昨日となりました。発表するまでの間に大型新製品が発表されたらどうしようか、とやきもきしていましたが、幸いなことに、そうしたトラブル(?)もなく、無事発表することができました。
 前回の表彰は1社13製品でしたが、今回は特別製品賞が増えたため、1社17製品が表彰対象となりました。これでも選考時の印象で言えば昨年以上に絞り込んでおり、4名の選者全員が「できれば○○も入れたかった」という思いを残しての選定でした。

【選定経過(前編中編後編)】

 選定経過および選定結果は上記の記事を参照していただければと思いますが、ここでは選定を通じて感じたことを記したいと思います。
 それは、いよいよメーカーの生き残りを賭けた激戦が始まろうとしている、ということです。といっても、かつての電卓戦争やミニバイク戦争の時のような「価格面での消耗戦」ということではなく、言うなれば「カメラとしての付加価値競争」とでもいうべき戦いです。
 様々な外部要因によるデジカメ市場の縮小に対する各メーカーの戦略は共通しており、いずれもが高付加価値モデルへとシフトしようとしています。そしてこのことは、決して悪いことではありません。今まで以上に開発資源を投入し、あるいは他部門での成果を取り入れようとする試みを重ねることは、デジカメ発展のための次のステップにつながるからです。幸いなことに、現在のデジタルカメラは多くの改善すべき課題を残しており、「理想像」との間には少なからぬ距離があります。

 なお、今回はボリュームの関係で掲載はしませんでしたが、賞の種類についてもかなり時間をかけて議論しました。方向性としては2つあり、1つは現在の賞にさらに「タフネス部門」などを付加していくというものです。将来的には「スマートフォン部門」といったものも必要になってくるかもしれません。
 そしてもう一つの方向は、別の切り口で賞を再編しよう、というものです。たとえば使うシーン別に「子どもの運動会用大賞」「旅行記録用大賞」といった分類や、機能や性能を切り出して「連写性能大賞」「ライブビューAF大賞」といった分類、さらには単純に価格帯別に「5万円以下のレンズ交換式カメラ大賞」といったものもあるかもしれません。こちらの方向性については、まだ思い付きレベルを超えることができていませんが、一般ユーザーの視点からすると、むしろこちらの方がわかりやすく有意義なものになるような気もしています。
 来年はフォトキナ開催年ですので、今年以上に多くの新製品が登場してくるものと思われます。すでに2月13日からはじまるCP+2014に向けた新製品の噂情報もいろいろと出てきており、期待にたがわない1年になるのではないでしょうか。