【一口コラム】 手ぶれ補正を内蔵した廉価モデル
カシオから廉価モデルの新製品が登場しました。EXILIM EX-ZS160とEX-ZS25で、すでに店頭でも販売されています。これら2機種はカシオの廉価モデルで、イメージセンサーにはCCDが採用されています。
EXILIM EX-ZS160は、2012年3月に発売開始となったEX-ZS150の後継機で、カメラとしての基本性能は前機種を踏襲しています。一番の違いは、ボディカラーがゴールド、ビビットピンク、グリーンから、シルバー、ブラック、レッドに変わった点かもしれません。
EX-ZS160(左側)とEX-ZR150(右側)。カラーリング以外での違いはありません。レンズやイメージセンサーも、ほぼ同じものが搭載されています。
EX-ZS160(左側)とEX-ZR150(右側)。若干アングルが異なっていますが、液晶パネル側も前機種とほとんど同じです。液晶パネルも2.7型23万ドットと同じです。
EX-ZS160の主な特徴は次の通りです。
- 24-300mm相当の光学12.5倍ズームレンズを搭載。開放F値はF3-5.9。(EX-ZR400と同じ)
- イメージセンサーは有効1610万画素1/2.3型CCD。
- HDで30fpsの動画撮影に対応。
- CCDシフト方式の手ぶれ補正を搭載。
- 液晶パネルは2.7型23万ドットのものを搭載。固定式。
EX-ZS160(左)とEX-ZS25(右)。どちらも廉価モデルですが、グリップ部分などデザインの違いがあります。
【EX-ZS160とEX-ZS25の比較】
機種名 |
EX-ZS160 |
EX-ZS25 |
イメージ
センサー |
有効1610万画素
1/2.3型 CCD |
有効1610万画素
1/2.3型 CCD |
レンズ |
4.24-53mm F3-5.9
(35mm換算:約24-300mm) |
4.6-27.6mm F3.5-6.5
(35mm換算:約26-156mm) |
ISO感度 |
ISO64-1600 |
ISO100-1600 |
シャッタースピード |
1/2-1/2000秒 |
4-1/4000秒 |
液晶モニター |
2.7型23万ドット |
2.7型23万ドット |
連写速度 |
- |
- |
動画撮影 |
1280 X 720(30fps) |
1280 X 720 |
インターフェース |
USB2.0、AV出力 |
USB2.0、AV出力 |
バッテリー |
230枚 |
180枚 |
その他 |
CCDシフト方式手ぶれ補正 |
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サイズ
(W x H x D) |
102x58.9x28.7 mm |
94.9x55.9x20.4 mm |
重さ |
181g / 164g |
145g / 124g |
EX-ZS160の発売開始時点の店頭実売価格は1万2千円前後でした。昨年3月に発売となったEX-ZS150が1万8千円前後でのスタートであったことを考えると、やや買いやすい値段であると言えます。ちなみに、現時点のEX-ZS160の価格は1万円前後、EX-ZS150は7千円前後となっており、ボディカラーにこだわりがなければEX-ZS150の方がお買い得感は高いかもしれません。
いずれにしても、光学式手ぶれ補正機能を搭載した12.5倍ズーム機がこの値段で手に入るのはうれしいことだと思います。
(2013年 4月17日 記)
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