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特集 SONY サイバーショット DSC-QX10

ソニー DSC-QX10 ~コンパクトなレンズカメラ

ソニー DSC-QX10  by Inaba Kunio    コンパクトな10倍ズームレンズカメラ  評価:5.0
ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY


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1.サイバーショット DSC-QX10の位置づけと概要


 コンパクトな10倍ズームのレンズカメラ

 ソニーのレンズカメラについて、まっとまった情報がネット上に流れたのは7月でした。「monoxブログ:スマートフォンにつけるレンズカメラ?」にも書きました通り、最初はガセ情報ではないかと思いましたが、具体的な仕様情報も掲載されたことで、驚きから期待に変わりました。ちなみに、その時に流れた詳細情報はほぼ正確なものでした。

 →発売前の記事【コラム】 薄型コンパクトなレンズカメラはこちら。

 DSC-QX10/DSC-QX100(製品レビュー)が素晴らしいと感じた点は、次の2点です。
  • 急速に普及しつつあるスマートフォンと戦うのではなく、スマートフォンの存在を前提に、スマートフォンとの共存を目指したカメラであること。
  • 上記と関連しますが、今までデジカメに必須の要素として考えられてきた液晶モニターを取り外し、カメラとしてのあり方を問い直したこと。

ソニー サイバーショット DSC-QX10
イメージセンサーとレンズのみの”究極のデジカメ” DSC-QX10。

 DSC-QX10/DSC-QX100は、撮影に必要な部品はすべてカメラ本体に内蔵されていますので、カメラだけで撮影することもできるようになっています。フレーミングや撮影スタイルを考えると、スマートフォンに装着することが多いと思いますが、たとえばレンズユニットだけを頭上に持ち上げて高い視点から撮影したり、あるいは前に出して自分撮りといったことも自由自在に行えます。車載カメラやヘルメットへの装着など、アクションカメラ的に使うことも可能です。

 兄弟機となるDSC-QX100との主な違いは次の通りです。
  • DSC-QX10は有効1890万画素1/2.3型CMOSに対し、DSC-QX100は有効2090万画素1型CMOSを搭載。
  • DSC-QX10のレンズは25-250mm相当F3.3-5.9であるのに対し、DSC-QX100は28-100mm相当F1.8-4.9を搭載。
  • DSC-QX10のISO感度はISO100-3200であるのに対し、DSC-QX100ではISO160-6400。(どちらも「おまかせモード」時)
  • 動画撮影時の最低照度は、DSC-QX10の20luxに対し、DSC-QX100では3.2lux。
  • 露出モードは、DSC-QX10の「おまかせモード」「プレミアムおまかせモード」「プログラムオート」に対し、DSC-QX100では「絞り優先」も搭載。
  • DSC-QX100には「マニュアルフォーカスモード」も搭載。
  • DSC-QX100には、レンズ鏡胴部先端にコントロールリングを搭載。
  • バッテリーは共通。撮影可能枚数も同じ。
  • ボディは、前面のサイズはほぼ同じものの、奥行きはDSC-QX10の33.3mmに対し、DSC-QX100は55.5mm。
  • 重さも、DSC-QX10の90g(本体のみ)に対し、DSC-QX100は165g。

 DSC-QX10の魅力は?

 総務省の調査によると、2010年末にスマートフォンの世帯普及率は9.7%でした。これが2011年末には29.3%、2012年末には49.5%と急速に広がってきています。その結果、特段の特徴をもっていない一般的なコンパクトカメラは立ち位置が難しくなりつつあります。

 こうした状況に対する一つの答が、DSC-QX10やDSC-QX100だと思います。日常的に必ず身に着けているスマートフォンのオプションとしてカメラユニットを提供する、というアプローチは、デジタルカメラの新しいあり方を創造することになるかもしれません。

ソニー サイバーショット DSC-QX10
スマートフォン(iPhone5)に装着したDSC-QX10。


 スマートフォンのカメラ・オプションとして、DSC-QX10の使い勝手や描写力はどうか。早速サイバーショット DSC-QX10の実力をテストしてみます。


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2.DSC-QX10を開封し外観をチェック


 ソニー サイバーショット DSC-QX10を開封する

 ソニーのサイバーショット DSC-QX10が発売開始となりました。イメージセンサーやレンズなどの描写部分は、1月にリリースされたDSC-WX200と同じですが、レンズ鏡胴のみの形状と、スマートフォンとの連携を前提にしたカメラコンセプトは、デジカメの新しい可能性を開くものだと思います。

 販売開始時の実売価格は2万3千円前後ですが、新コンセプトのカメラとしては比較的安価ということもあり、しばらくの間は予約なしに入手することは難しそうです。

 ボディカラーはブラックとホワイトの2色です。購入したのはブラックモデルですが、ホワイトモデルの白い鏡胴とゴールドのレンズ前面というデザインは、ホワイト系のスマートフォンにマッチしそうです。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 サイバーショット DSC-QX10のパッケージはレンズ型を強調する円筒形です。高級感のある外装です。サイズ的には、50枚とかのセットで売っているCD-ROMなどに似ています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 なお、DSC-QX100のパッケージも円筒形で、サイズも同じですが、蓋部分のカラーがブラックになっています。白色は膨張色のため少々大きく見えますが、実際の大きさは全く同じでした。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 箱の側面には、各国語で対応するスマートフォンについて記載されています。幅54-75mm、厚み13mm以下となっています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 箱の底面には、操作に必要さソフトウェアについて記載されています。インターネットからのダウンロードが必要です。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 蓋を開けたところ。プラスティックの梱包材にカメラ本体が格納されています。白い包みの中身がボディです。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 カメラ本体の梱包部をはずすと、その下に付属品やマニュアル等が入っています。付属品自体はDSC-QX10とDSC-QX100は同じでした。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 同梱されている付属品。左上からクイックスタートガイド、リファレンスガイド、リチャージャブルバッテリーパックNP-BN、スマートフォンアタッチメント、マイクロUSBケーブル、リストストラップです。DSC-QX10はボディ内充電に対応しているため、充電器は付属しません。またACアダプターも付属していませんので、充電にはパソコンやアダプターの用意が必要です。
 最近はスマートフォンなどを中心にUSBケーブルを使ったACアダプターを使用する機会が増えていますのでそれらでも対応可能ですが、やはり同梱する方が望ましいように感じます。
 なお、クイックスタートガイドは簡易版ですので、詳細設定について確認する場合には、ソニーのホームページにあるヘルプガイドを見る必要があります。

 サイバーショット DSC-QX10の本体をチェック

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ前面。あらためて、ミラーレスカメラやデジタル一眼レフ用の交換レンズのような形状だと思います。レンズ自体はDSC-WX200と同じもので、25-250mm相当F3.3-5.9となります。レンズカバーが内蔵されています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。QX10には下部に突出部がありますが、本体部分の形状はほぼ同等です。QX100はCarl Zeiss銘柄のレンズが搭載されており、クラスの差を感じさせます。
 中央部のレンズカバーを見ると、レンズ開口部の大きさもかなり違うことがわかります。イメージセンサーサイズは3倍弱の差です。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 レンズ背面側。一般的なデジカメではこちら側に液晶モニターが置かれていますが、QX10ではカメラの銘板が貼付されています。ここはバッテリー室カバーを兼ねており、下側にスライドさせると外すことができます。左右にある爪は、スマートフォンアタッチメントに接続するためのものです。
 購入した個体のS/Nは6xxxでした。カメラ本体は中国製です。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ上面。中央にあるNマークはNFC(Near Field Communication:近距離無線通信技術)のアンテナが内蔵されていることを示すもので、タッチするときの目印となります。
 その両側にある穴はステレオマイクで、その下に電源ボタンが置かれています。電源ボタンの横にあるのは電源/充電/動画ランプで、電源オン時は緑色、充電中はオレンジ色、動画撮影中は赤色で点灯します。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。正面から見たサイズは同じですが、レンズの長さは倍近く違います。また、QX100にはコントロールリングがレンズ前面外周にあるのがポイントです。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ下部。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。左側に見える穴はストラップ取り付け用のものです。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。下側となる三脚用穴の部分の構造もやや異なっています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ左側面。こちら側にはズームレバーとシャッターボタンが置かれています。ズームやシャッターはスマートフォンからのリモート操作で行うことが多いと思いますが、カメラ単体で行うこともできます。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY 手動ズーム操作 ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY iPhoneズーム操作

 ズーム操作をスマートフォンから操作をする場合と、カメラ本体のズームレバーで直接行う場合の比較です。リモート操作の場合にはWi-Fiで接続しているためか、やや反応にもたつき感があります。
 ズーム操作(iPhone):約47秒。 ズーム操作(手動):約20秒。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ右側面。こちら側には表示パネルが置かれています。このパネルには、メモリーカード未挿入表示とバッテリー残量の表示を行います。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 手に持つと、パンケーキタイプの交換レンズと同じ感じがします。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ右側面。液晶モニターはモノクロ表示です。SONYのロゴは印字されています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 レンズ基部側には、デジカメの型番DSC-QX10が印字されています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 左側面のズームレバーとシャッターボタン。シャッターボタンは半押し動作にも対応しています。スマートフォンと接続していない状態ではフレーミングが難しいですが、撮影自体は可能です。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 シャッターボタンの左側には、イメージセンサー名のExmorRとWi-Fiのロゴが印字されています。その上にあるのはマルチ端子用のカバーです。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 三脚用穴の横にはストラップ取り付け用の穴がついています。その左下に見える白いラインは、スマートフォンアタッチメントに装着するときに指標です。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 液晶パネルの左側にあるのは、アタッチメント取り外しレバー。このレバーを矢印方向にスライドさせると固定用のピンが下がり、レンズを回して取り外すことができます。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 ボディ左側上部にある外部接続端子のカバーを開いた状態。マイクロUSB規格で、充電等にも使用します。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 バッテリー室カバー。カバーの右に見える丸いピンが、スマートフォンアダプターを固定するもの。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 バッテリー室カバーを開いた状態。蓋はフィルム状の部品で本体と接続されており、脱落することはありません。蓋部分には、Wi-Fi接続用のSSIDとPasswordが印字されたシールが貼付されています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 メモリーカードスロット部。マイクロタイプのSDカードまたはメモリースティックが対応しています。メモリースティックタイプのカードに対応しているのは、ソニーのデジカメ共通です。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。SDカードではラベル面が上側となりますが、メモリースティックでは端子側が上となります。
 メモリーカードスロットの右にはRESETボタンがあります。


ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。バッテリー室部分は共通ですが、QX10ではメモリーカードスロットもバッテリー室内にあるのに対し、QX100ではボディ側面に専用カバーが設けられています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 電源をONにした状態。写真は広角端で、この時にレンズ長は最短となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 レンズをテレ端にした状態。この時にレンズ長は最長となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 カメラ本体の重量実測値は90.7gでした。メーカー公表値は90gです。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 メモリーカードとバッテリーを挿入した状態での実測値は105.0gでした。メモリーカードの種類によって違いますが、メーカー公表値も105gとなっています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 スマートフォンにスマートフォンアダプターを装着した状態。ストッパー部分にSONYのロゴが印字されており、装着するとカメラのペンタ部のような形状となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 スマートフォンアダプターとの接続部。プラスティックですがレンズと同様にバヨネット装着となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 反対側の爪部分。爪の左側に見えるピンが、アダプター固定ピンです。モニター部の左側にあるレバーによって動作します。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 スマートフォンに装着した状態。QX10は比較的小型ですが、それでも存在感を感じます。写真のレンズは広角端の状態です。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 同じく望遠端の状態。カメラユニットの下部で安定的に直立させることが可能となっています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 静止画撮影モード。スマートフォンに表示されている画面は、Wi-Fiによりカメラユニットから送られているものです。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY シャッター操作

 スマートフォンからシャッターを切るところ。約34秒。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 露出モードをPにすると、ホワイトバランスを設定することができます。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 右上のモードボタンで、静止画と動画の切替を行います。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 動画モードにすると、画面のアスペクト比は4:3から16:9に変わります。イメージセンサーのアスペクト比は4:3のため、画面の上下がトリミングされる形となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 動画モードで設定できるのは、写真の3項目となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 静止画モードでは、露出モードを3つから選択することが出来ます。ちなみに、QX100では、さらにA(絞り優先)が加わります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 静止画撮影時、P(プログラムオート)で設定できる項目。全部で9項目となります。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 設定項目の下部分。メモリーカードのフォーマットも、設定から行います。

 DSC-QX10のバッテリー関係をチェック

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 バッテリーパックNP-BN。容量は3.6V 630mAhで、静止画であれば約220コマの撮影が可能です。DSC-TX55(製品レビュー)など、薄型コンパクトなタイプのカメラでも採用されています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 バッテリーパックはかなり薄型のパッケージとなっています。中国製です。

 サイバーショット DSC-QX10の付属品をチェック

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 付属するスマートフォンアタッチメントのスマートフォン側。スマートフォンに装着するときの台座として機能するもので、スマートフォンを挟み込む爪は折り畳まれています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 スマートフォンアタッチメントのレンズ側。両側の穴に、カメラ本体の爪が挿入されます。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 スマートフォンアタッチメントのカメラボディ装着部分。バヨネットタイプの固定方式となっています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 スマートフォンを挟み込むための爪を起こした状態。幅54~75mm、厚さ13mm以下のスマートフォンに対応しています。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 爪部分の内側には、滑り止め用の溝が切られています。かなり強い力でスマートフォンを挟み込むことが出来ます。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 付属するマイクロUSBケーブル。ボディ内充電にも使用します。

ソニー   サイバーショット DSC-QX10 SONY

 付属するリストストラップ。伸縮性もあるしっかりしたつくりです。


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3.DSC-QX10の描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 サイバーショット DSC-QX10のイメージセンサー、画像処理エンジン、レンズはDSC-WX200と同じものが搭載されています。有効1820万画素1/2.3型CMOSと25-250mm相当F3.3-5.9のレンズは、コンパクトデジカメとしては標準的なクラスとなりますが、スマートフォン等に搭載されている内蔵カメラと比較すると、やはり描写性能には大きな差があります。

 仕様表によると、DSC-QX10の基本感度はISO100となっており、ISO12800まで対応しています。ただし、ISO6400以上は連写による重ね合わせで感度をアップさせていますので、通常の撮影ではISO3200までであると思われます。

 DSC-QX10では、ユーザーがISO感度を設定することはできません。そのため、「プレミアムおまかせモード」ではISO12800まで、「おまかせモード」ではISO3200まで、「Pプログラムオート」ではISO1600までの中からカメラが最適な感度を判断して設定することになります。
 設定できる感度幅は異なりますが、このあたりの考え方は上位機のDSC-QX100でも同じです。

 ISO感度を設定できないため、ノイズリダクションに関する設定項目もありません。基本的には「おまかせモード」で撮影し、特に描写性能を求める場合には「プレミアムおまかせモード」(重ね合わせ処理により、手振れやノイズを軽減)に切り替える、という使い方になると思います。また、「P プログラムオート」に設定すると、明るさ補正とホワイトバランス設定ができますので、「おまかせモード」では思うような仕上がりにならない時に試してみると良いと思います。

 下記のサンプルは、ISO400とISO800のものでテスト撮影を行ったものです(露出モードは「P プログラムオート」)。この程度であれば、ほとんどノイズ感も感じられず安心して撮影することができると思います。

 下記のサンプルは縮小表示したものですが、クリックすると元画像が表示されますので、あわせて参照していただければと思います。

ISO400
SONY サイバーショット DSC-QX10

ISO800
SONY サイバーショット DSC-QX10


 描写力チェック2:歪曲収差

 サイバーショット DSC-QX10に搭載しているレンズは35mm換算で25mmから250mmの光学10倍ズームであり、コンパクトカメラとしては標準的なズーム域です。しかし、比較対象となるスマートフォンでは光学ズームレンズを搭載した機種はごく一部ですので、イメージセンサーの描写性能とあわせトータルでの描写性能の違いは決して小さくありません。

 サイバーショット DSC-QX10には撮影メニューの中に「ゆがみ補正」に関する項目もありませんので、基本的にはカメラに任せた撮影となります。

 下記のサンプルは、25mm相当の広角端と、250mm相当の望遠端でテストしたものです。おそらく電子的な補正も加味されていると思われますが、10倍ズームとしてはズーム全域で歪曲収差も少なく、画面構成に気を使う必要はないと感じました。

焦点距離:4.45mm(35mmサイズ換算25mm)
SONY サイバーショット DSC-QX10


焦点距離:44.5mm(35mmサイズ換算250mm)
SONY サイバーショット DSC-QX10



 描写力チェック3:解像力

 レンズ固定式のカメラでの解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試されることになります。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行いました。結果は、コンパクトデジカメとしては高い解像力を示しました。

 35mm換算で28mmの広角端では、開放から高い解像力です。わずかにモアレの影響が出ていますが、十分2500本のラインを視認することができます。有効1219万画素の力をきれいに発揮していると言えます。望遠側に移るにつれ、わずかに解像感の低下が認められますが、それでもコンパクトカメラとしては非常に良好で、すべてのズーム域で概ね2500本のラインが視認できました。

 画像周辺部についても、全般的に鮮明度の高い画像となっています。周辺部に関しては、35mm換算で標準域から中望遠域の画像が一番しっかりとしている印象を受けましたが、これもCOOLPIX P7700と同じ傾向です。

 実際のチャートは画像をクリックすると表示されますので、あわせて確認をしていただければと思います。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

4.45mm域(35mmサイズ換算25mm) F3.5
SONY サイバーショット DSC-QX10

SONY サイバーショット DSC-QX10



4.結局、DSC-QX10は「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • スマートフォンとの連携を前提とした新しいコンセプトのカメラ。
  • スマートフォンはもちろんのこと、コンパクトカメラと比べても高い描写性能。
  • スマートフォンと同様に、オートで気楽な撮影が可能。
  • 高級感があり撮る気にさせるボディ外装。
  • 工夫されたスマートフォンアタッチメントにより、スマートフォンと一体化した撮影が可能。
  • カメラユニットが小型のため、頭上に持ち上げるなど多様で柔軟な撮影が可能。
  • 実用的なオートフォーカス性能。
  • NFCにより、スマートフォンとのペアリングが容易。
 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • Wi-Fi接続のため、スマートフォンへの表示やズーム操作などに、ややもたつく感じがする場合がある。
  • NFCを搭載していないスマートフォンの場合、電源を落とす都度のペアリング操作がやや面倒。(接続自体は数秒で完了)。
  • 基本はオートで良いものの、ユーザー側で設定できるモードや項目が極めて限られている。
  • 連写機能はない。
  • 動画は1440x1080(30fps)まで。
  • ACアダプタは付属せず、添付マニュアルも簡易版のみ。(スマートフォン用のACアダプタが使用可能な場合が多い。ネット上でマニュアルの閲覧可能)。

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付録 製品仕様からみたサイバーショット DSC-QX10の特長


イメージセンサー  1/2.3型 "Exmor R" CMOSセンサー
 総画素数約1890万画素、有効画素数約1820万画素
 ※DSC-QX100は1型"ExmorR" CMOSセンサー。
  総画素2090万画素、有効2020万画素。
レンズタイプ  ソニーGレンズ(レンズ構成:7群9枚(非球面レンズ4枚))
F値(開放)  F3.3(ワイド端時) -5.9(テレ端時)
 ※DSC-QX100はF1.8-4.9。
撮影距離
(レンズ先端から)
 おまかせオート:約5cm-∞(ワイド端)、約150cm-∞(テレ端)
 プログラムオート:約5cm-∞(ワイド端)、約150cm-∞(テレ端)
焦点距離  f=4.45-44.5mm
 ※DSC-QX100は10.4-37.1mm。 
35mm換算値  f=25-250mm(静止画4:3時)
 f=27.5-275mm(静止画16:9時)
 f=27.5-385mm(動画16:9時 手ぶれ補正アクティブ)
 f=33.5-385mm(動画4:3時 手ぶれ補正スタンダード)
 f=33.5-469mm(動画4:3時 手ぶれ補正アクティブ)
 ※DSC-QX100は28-100mm(静止画3:2時)。
モニタータイプ  セグメント表示液晶
手ブレ補正機能  光学式
動画時光学式手ブレ補正
アクティブモード対応
 有り・電子式併用
フォーカスモード  オートフォーカス(AF-S)、タッチAF
フォーカスエリア  マルチポイントAF(9点自動測距)
測光モード  マルチパターン
露出補正  ±2.0EV、1/3EVステップ
 ※DSC-QX100は±3.0EV、1/3EVステップ。
ISO感度(静止画)  ISO100-3200(おまかせオート), ISO100-12800 (プレミアムおまかせオート), ISO100-1600(プログラムオート)
 ISO12800は重ね合わせ連写を使って実現
 ※DSC-QX100は、おまかせオート(ISO160-6400)、プレミアムおまかせオート(ISO160-25600)、プログラムオート(ISO160-3200)、絞り優先(ISO160-3200)。
ISO感度(動画)  Auto:(ISO160相当-ISO1000相当)
 ※DSC-QX100は、Auto:(ISO160相当-ISO3200相当)。
最低被写体照度(動画)  Auto:20lux(シャッタースピード 1/30秒)
 ※DSC-QX100は、Auto:3.2lux(シャッタースピード 1/60秒)
ホワイトバランス設定  オートホワイトバランス、太陽光、曇天、蛍光灯0、蛍光灯1、蛍光灯2、電球
シャッタースピード  おまかせオート(4-1/1,600秒)/ プログラムオート(1-1/1,600秒)
 ※DSC-QX100は、おまかせオート(4-1/2000秒)/ プログラムオート(1-1/2,000秒)/ A優先(8-1/2,000秒)。
アイリス調整  iAuto(F3.3/F8.0(W)) / Program Auto(F3.3/F8.0(W))
ダイナミックレンジ機能  Dレンジオプティマイザー
セルフタイマー  10秒 / 2秒
撮影モード  プレミアムおまかせオート、おまかせオート、プログラムオート、動画撮影
認識シーン数  静止画時:プレミアムおまかせオート 44シーン/おまかせオート 33シーン
 動画時:33シーン
記録メディア  “メモリースティック マイクロ”、“メモリースティック マイクロ (Mark2)”、microSDメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカード
記録フォーマット  静止画:JPEG sRGB
 動画:MP4 DCF
動画撮影モード  MP4:12M(1,440×1,080/30fps)
静止画記録サイズ  4:3モード:
  18M(4,896×3,672)
  5M(2,592×1,944)
 16:9モード:
  13M(4,896×2,752)
  2M(1,920×1,080)
入出力端子  マルチ端子、Hi-Speed USB(USB2.0対応)
無線  Wi-Fi対応
 NFCフォーラム Type 3 Tagに準拠
電源  DC3.6V(同梱バッテリー)/ DC5.0V(同梱ACアダプター)
バッテリーシステム  NP-BN(同梱)/ NP-BN1(別売)
 ※DSC-QX100も同じ。
静止画撮影時(CIPA準拠)  約220枚 / 約110分
 ※DSC-QX100も同じ。
動画撮影時  実動画撮影時:約25分
 連続動画撮影時:約65分(MP4 12Mの連続で撮影できる時間は約25分です。(ファイルサイズ2GBによる制限))
トリミナルカラー対応  有り
その他の再生機能  HDMI機器制御、再生加工(水彩画調、イラスト調)、3D鑑賞モード
言語表示  日本語
外形寸法
(幅×高さ×奥行)
 62.4 x 61.8 x 33.3mm
 ※DSC-QX100は、62.5 x 62.5 x 55.5mm。
質量  約105g(バッテリーNP-BN、メモリースティック マイクロ含む)
 約90g(本体のみ)
 ※DSC-QX100は、179g/165g。
付属品  リチャージャブルバッテリーパックNP-BN
 マイクロUSBケーブル
 リストストラップ
 スマートフォンアタッチメント
 クイックスタートガイド
 リファレンスガイド

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