【一口コラム】 Wi-Fiを搭載した中核モデル
ソニーから、コンパクト中核モデルのサイバーショットDSC-WX200が登場しました。2012年3月にリリースされたDSC-WX100の後継モデルで、基本的な機能はDSC-WX100を踏襲しています。イメージセンサーは1/2.3型有効1890万画素CMOSセンサー、25-250mm(35mm版相当)F3.3-5.9のレンズスペックも同じとなります。
ソニーの発表によると、DSC-WX100からの主な進化点は、Wi-Fiの標準搭載と手ぶれ補正機能の強化、オートフォーカスの高速化となります。ボディ全体のデザインはWX100と同じため、パッと見ただけでは識別できないかもしれません。
DSC-WX200(左側)とDSC-WX100(右側)。サイズ、デザインは同じで識別は難しい。
DSC-WX200(左側)とDSC-WX100(右側)。録画ボタンや再生ボタンがやや大きくなったものの、液晶パネル側のレイアウトも同じ。
外見はほとんど同じですので、一見するとマイナーチェンジモデルのように見えますが、Wi-Fiの搭載をはじめ使い勝手が大幅に向上しています。Wi-Fiでは、撮影した写真データをスマートフォンやパソコン等に送るだけでなく、スマートフォンの画面を使ってリモート撮影することも可能です。手ぶれ補正機能も、ソニーによればWX100との比較で望遠端で2段分強化されています。
また、今回登場したコンパクトタイプ3機種の中で比較すると、DSC-WX200は多機能上級モデルとして位置づけられていることが見て取れます。
DSC-WX200(左)とDSC-WX60(中)、DSC-W730(右)。デザインは似ていますが、ボディの側面処理が機種ごとに異なっています。
【DSC-WX200とWX60、W730の比較】
機種名 |
DSC-WX200 |
DSC-WX60 |
DSC-W730 |
イメージセンサー |
有効1820万画素
1/2.3型 CMOS |
有効1620万画素
1/2.3型 CMOS |
有効1610万画素
1/2.3型 CCD |
レンズ |
4.45-44.5mm F3.3-5.9
(35mm換算:約25-250mm) |
4.5-36mm F3.3-6.3
(35mm換算:約25-200mm) |
4.5-36mm F3.3-6.3
(35mm換算:約25-200mm) |
ISO感度 |
ISO100-3200
(拡張でISO12800まで) |
ISO100-3200
(拡張でISO12800まで) |
ISO80-3200 |
シャッタースピード |
4-1/1600秒 |
4-1/1600秒 |
2-1/1600秒 |
液晶モニター |
2.7型46万ドット | 2.7型23万ドット | 2.7型23万ドット |
連写速度 |
10コマ/秒 |
10コマ/秒 |
1コマ/秒 |
動画撮影 |
1920 X 1080(60i) |
1920 X 1080(60i) |
1280 X 720(30fps) |
インターフェース |
マルチ、USB、HDMI mini |
マルチ、USB、HDMI mini |
マルチ、USB |
バッテリー |
220枚 |
230枚 |
200枚 |
その他 |
Wi-Fi |
ー |
ー |
サイズ
(W x H x D) |
92.3x52.4x21.6 mm |
92.3x52.5x22.5 mm |
93.1x52.3x22.5 mm |
重さ |
121g / 105g |
124g / 108g |
122g / 106g |
下位機種となるDSC-WX60と比較すると、イメージセンサーやレンズ焦点距離の違いが目につきますが、それ以外にもWi-Fi搭載の有無、液晶パネルの精細度等にも差が付けられています。
発売開始時点の実売価格は、WX200が2万5千円弱、WX60は2万円弱、W730は1万4千円弱となっています。ちなみに、DSC-WX100の実売価格は1万3千円弱、DSC-WX50とDSC-W630は8千円前後ですので、悩ましいところかもしれません。
(2013年 1月23日 記)
|