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特集 キヤノン EOS Kiss X5
1.キヤノン EOS Kiss X5の位置づけと概要 |
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キヤノン EOS KissX5
by Inaba Kunio
キヤノンのベストセラー・デジタル一眼レフカメラ 評価:5.0
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キヤノンのベストセラー・デジカメ量販店のPOSデータをベースに作成されているBCNランキングによると、デジタル一眼カメラ部門でトップの位置を安定的に占めているのがキヤノンEOS Kiss X5(ダブルズームキット)です。直近データである4月のランキングを見ると、上位30位までに入っているキヤノン製品は、EOS Kiss X5のダブルズームキットが1位、同レンズキットが14位、EOS 60Dダブルズームキットが7位、同18-135レンズキットが15位と、計4製品となっています。このランキングはPOS情報を元に作成されていますので、たとえばカラーバリエーションがある製品は個別に集計されるなど、機種ごとにまとめた集計結果ではありません。また、量販店での販売状況が市場動向全体を反映しているわけでもないですが、少なくともEOS Kiss X5の商品としての強い力は、この数値からも読み取ることができます。 Kiss X5の魅力EOS Kiss X5の魅力は「全部入りエントリーモデル」という点にあります。現時点ではミラーレスカメラをリリースしていないキヤノンにとって、レンズ交換式デジカメの市場はデジタル一眼レフだけでカバーする必要があります。そのため、他社以上にエントリークラスの層を厚くすることが求められており「それほど多くのことは求めないが、後で後悔しないだけのしっかりとした実力を持ったカメラを」というユーザーニーズに対応するのがKiss X5の役割なのだと思います。上位モデルと同じ描写性能KissX5に搭載されている有効1800万画素CMOSセンサーは、前機種であるKissX4のものと同じものです。しかし、このセンサーはEOS7DやEOS60Dとも同じものであり、キヤノンAPS-Cサイズとしては最上級のセンサーとなります。画像処理エンジンも上位機種と同じDIGIC4であり、このことはKissX5は基本的に上位機種と同等の描写性能を持っていることを意味します。 バリアングル液晶の搭載KissX4からの一番の進化ポイントともいえますが、Kissx5はキヤノンのこのクラスのカメラとしては、初めてバリアングル液晶を搭載しています。機構自体はEOS60Dのものと同じであり、動作感もスムーズです。バリアングル液晶の必要性については評価が分かれるところでありますが、せっかくライブビューモードを搭載しているのであれば、撮影アングルの自由度を格段に高めるバリアングル液晶は、デジタルカメラならではの機能であると言えると思います。「シーンインテリジェントモード」など付加機能の強化従来からのデジタル一眼レフのユーザー層にとっては「基本はRAWで撮影し、パソコン上で後処理を行う」という撮影方法が王道であったかもしれません。しかし、価格の下落とともにユーザー層が広がってくると「コンパクトカメラにできることは、デジタル一眼レフでもできる」ことが重要になってきます。また、同時に画像処理エンジンの高機能化により、カメラ内での処理能力が大きく向上した点も、こうした傾向を後押ししています。KissX5では、デジタル一眼レフとしてふんだんに付加機能が搭載されており、そのことが売り場での商品力を高めています。【EOS Kiss X5とEOS60Dの比較】
それでは早速、キヤノンのベストセラーデジタル一眼レフ、EOS Kiss X5の実力をチェックしてみます。 |