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特集 パナソニック LUMIX DMC-GF5
3.パナソニック LUMIX DMC-GF5の外観をみる |
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パナソニック LUMIX DMC-GF5
by Inaba Kunio
GF3を熟成させた入門用ミラーレスカメラ
評価:5.0
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パナソニック LUMIX DMC-GF5を開封する4月26日に発売となったDMC-GF5ですが、店頭での動きはあまり目立っていないようです。GF3の熟成モデルということであるとともに、発売開始直後ということもあって、GF3との価格差が大きいことが要因と思われます。こうした傾向は、モデルチェンジが比較的多いコンパクトカメラにも共通するものかもしれません。ボディカラーは、エスプリブラック、シャンパンゴールド、センシュアルブラウン、シェルホワイトの4色で、各々ボディ単体、電動ズームレンズキット、ダブルレンズキットが用意されています。GF3と比べ、全体的にやや高級感が増しており、GX1と共通するデザインテイストに仕上げられているように感じました。 今回購入したのは、エスプリブラックのダブルレンズキットです。14mmの薄型パンケーキレンズと、使い勝手の良い14-42mm標準ズームがセットになったもので、購入価格は6万円弱でした。ボディカラーのエスプリブラックは、若干メタリックグレーの入った半ツヤ色で、表面処理も指紋が付きにくくなっています。 (注:標準ズームレンズLUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 はDMC-GX1のレビューで評価しています。こちらをご覧ください。)
グレーを基調とした箱には、14mmレンズを装着したボディと標準ズームレンズが印刷されています。2本のレンズが入っている割に小型の箱であると思います。
ケースを開けると、上段トレーに取扱説明書などが入っていました。このトレーは箱と一体化されており、同梱物の説明等が記載されています。
上段トレーを手前に折り曲げると、ボディ類が顔を出します。右上の白い梱包は14mmレンズを装着したボディで、その左には14-42mm標準ズームとフードが入っています。手前にはバッテリーやストラップ類が格納されていました。
DMC-GF1に同梱されている付属品です。左上は取扱説明書(基本操作編)、CD-ROM、ショルダーストラップVFC4765、USB接続ケーブルK1HY08YY0025、バッテリーパックDMW-BLE9、バッテリーチャージャーDE-A99A。取扱説明書(基本操作編)は64ページの冊子で、212ページの詳細操作編はCD-ROMの中にPDFファイルの形で入っています。ユーザーにとってのとっつきやすさやコスト面を考えてのことと思われますが、やはり紙で同梱してある方が利便性が高いように思います。 バッテリー関係をチェック
バッテリーチャージャーDE-A99A。小型軽量で持ち運びも用意です。
裏面には詳細仕様とともに、製造番号が印字されています。バッテリーチャージャーは中国製。
コンセントに接続するプラグ部分は折り畳み可能で、可搬性を高めています。
付属するバッテリーパックDMW-BLE9。容量は940mAhで、静止画で最大360枚、動画では140分の撮影が可能となっています。DMC-GF3と共通です。 LUMIX DMC-GF5の付属品をチェック
付属するUSB接続ケーブルK1HY08YY0025。パソコンやプリンターとの接続に使用します。
ショルダーストラップVFC4765。Gシリーズ共通のもので、高級感のある合成皮革製。 LUMIX DMC-GF5の本体をチェック
ボディ前面。マウント部分上部がボディ上面にはみ出したデザインはGF3と共通しますが、上面の曲線はややなだらかになっています。ボディサイズは一般的なコンパクトカメラとほぼ同等サイズです。
ボディ背面側。タッチパネル液晶を搭載していますが、ボタン類も残されており、こちらを中心とした操作も可能となっています。右手親指部分のゴムグリップは、ボディ保持の安定に役立っています。
ボディ右側面。GF3と比べ、さらにグリップ部分が大きく張り出していることがわかります。グリップ形状はDMC-GX1とほぼ同じです。また、外部接続端子もこちら側に格納されています。
ボディ左側面です。GF3ではボディ側面にベルト状の装飾帯が施されていましたが、GF5では一般的なデザインとなっています。
ボディ上面。内蔵ストロボ上に型名が印字されています。ボタン類の配置はDMC-GF3を踏襲しています。
ボディ底面。三脚穴はレンズ光軸上に配置されています。左側に見えるバッテリー室カバーの中央には、ACアダプターを使用するときのためのカバーが置かれています。カメラ本体は日本製。
ボディ前面右下には、ライカLEICAのLロゴが貼付されています。
ボディ肩部分に製品名が表示されています。LUMIXは刻印部分にインクが流されており、GF5部分は出っ張っています。
ボディ左軍艦部。ステレオマイクとスピーカーの穴が見えます。スピーカーの右にある刻印は、フィルムカメラ時代から共通の指標で、イメージセンサーの位置を表示しています。レンズ交換式カメラの場合、最短撮影距離は撮像部からの距離を意味しますので、この指標が基準となります。
ボディ軍艦部右側のレイアウトもGF3と同じ。GF5ではMP4でのフルHD動画撮影ができるようになりました。
電源が入ると緑色のインジケーターが表示されます。
ストロボをポップアップさせた状態です。ポップアップ機構は手動で動作するため、電源が入っていない状態でも稼働します。
メーカーでは推奨していませんが、フラッシュを上向きに発光させることも可能です。
内蔵フラッシュの機構部です。スプリングによってポップアップする仕組みとなっています。
内蔵ストロボの手前に、ポップアップ用のスイッチが配置されています。左肩に見えるロゴはマイクロフォーサーズ規格のものです。
右側のメインコントロール部分です。GF3との大きな違いは、新たにDISPLAYボタン(DISP.)が新設された点です。これにより、タッチパネル液晶の使い勝手が大きく向上しています。
バッテリー室には、バッテリーとSDメモリーカードが格納されます。
バッテリパックとSDメモリーカードを挿入しつつある状態です。
液晶パネルは46万ドットから92万ドットへと高精細化されています。表示内容や位置の操作も可能で、写真ではヒストグラム表示を右下に移しています。
メニューボタンを押すと、表示されるメニューもグラフィカルにデザインされています。このあたりはコンパクトカメラからのステップアップユーザーを意識しているのだと思われます。
今回の進化点の一つであるシーンガイド機能。表現したいイメージを選択することでカメラの設定が行えます。トータルで23種類が用意されており、入門者にとってもわかりやすい機能となっています。
クリエイティブコントロールでは14種類のフィルターが選択できます。画面の右側でフィルターを選択すると、左側に実際の効果が表示されますので、仕上がりを確認しながら選ぶことができます。 |