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特集 富士フイルム FUJIFILM X-E2
3.富士フイルム X-E2の外観をみる |
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富士フイルム X-E2
by Inaba Kunio
描写力と機能を強化した富士フイルムの中核ミラーレス
評価:5.0
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富士フイルム X-E2を開封する富士フイルムの中核ミラーレス、X-E2が発売開始となりました。2012年11月にリリースされたX-E1(製品レビュー)登場時に「真打登場のつもり」とメーカーが発言されたように、富士フイルムのミラーレスカメラにおける新たな中核機の位置づけになると思います。販売形態はボディ単体の他に、フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OISがセットになったレンズキットが用意されています。ボディカラーも、X-E1と同様にシルバーとブラックの2色があります。ボディ単体が9万円台前半、18-55mmレンズキットは13万円台前半でのスタートでしたので、X-E1と比較すると機能強化された分、やや高めとなっていますが、発売開始時点のキャンペーンとして1万円。
X-E2のパッケージ。Xシリーズ共通のブラックを基調としたカラーリングで、ボディとレンズの写真が印刷されています。X-E1ではレンズを装着した状態の写真でしたが、X-E2では取り外してあります。箱に「MADE
IN JAPAN」と印字されているのも同じです。
蓋を開けると、紙製のトレーの上に使用説明書や保証書等が乗せられています。保証書はボディとレンズの各々に1枚づつ付属していました。
トレーの下には、ボディ本体とフジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS、専用フードが入っています。写真の右側がX-E2本体で、ボディキャップが装着されています。
ボディ等が入っているトレーの下には、付属品が入ったケースが置かれています。レンズの方が深みがあるため、左側のケースの高さが低くなっていますが、箱自体は一体です。
X-E2に同梱されている付属品関係。左上より、使用説明書、ソフトウェア、バッテリーチャージャーBC-W126、充電式バッテリーNP-W126、ストラップリングカバー、ストラップリング、ストラップリング取り付け補助具、バッテリーチャージャー用ACケーブル、ショルダーストラップ。 富士フイルム X-E2の本体をチェック
X-E2のボディ前面。背面側以外はマグネシウム合金製です。デザインはX-E2にロゴが変わった以外は、X-E1と同じです。
X-E1のボディ前面。グリップ部の形状もX-E2と同じです。
ボディ液晶モニター側。インターフェースもX-E1と共通していますが、Q(クイックメニュー)ボタンなど割り振りが変わっているボタンもあります。液晶モニターは、2.8型46万ドットから3型104万ドットに大型化・高精細化されました。アスペクト比も4:3から、イメージセンサーと同じ3:2に変わりましたので、最大サイズの静止画を表示させたときの画像サイズは一回り大きくなっています。
X-E1のボディ背面。液晶モニターのサイズは2.8型で、アスペクト比4:3、46万ドットのパネルとなっています。
ボディ上面。シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルが置かれているのが特徴的です。シャッタースピードダイヤルは、X100Sと同様に「A」と「1/4000秒」の間のスペースが拡げられています。露出補正ダイヤルは、X-E1では±2EVの補正幅でしたが、X-E2では±3EVに拡張されました。
X-E1のボディ上面。基本的なデザインはX-E2と同じです。
ボディ底面。三脚用の穴はボディ光軸からシフトされています。ボディ底面の材質は、中央部に見える境界線の上側はマグネシウム合金ですが、下側はボディ背面と同様に樹脂製となっています。
X-E1のボディ底面。型番表示シールの向きがX-E2とは異なっていますが、それ以外はほぼ共通です。
X-E2のボディ左側面。X-E1と同様に、こちら側には外部接続端子が設けられています。
X-E2のボディ右側面。グリップ部の張り出しが特徴的です。このあたりもX-E1と同様です。
X-E2のマウント部。イメージセンサーはX-E1と同じ有効1630万画素ですが、X-Trans CMOS IIセンサーに進化しています。レンズ絞り込み時の回析ボケやレンズ周辺部のわずかなボケを補正する「点像復元処理」に対応するとともに、像面位相差素子を埋め込むことでインテリジェント・ハイブリッドAFとなっています。これは、画像処理エンジンがEXR
Processor IIに変わったことで、処理スピードが2倍に高速化されたことことで実現されました。
向かって右側には機種名のX-E2が刻印されています。ボディ表面の処理を含め、高級感を感じます。なお、右側に見える耳はストラップ取付部です。ここに付属の三角環とカバーを装着します。三角環方式ではストラップの可動範囲が拡がるため、ボディの取り回し自由度が高くなります。
右下にあるフォーカスモード切換レバー。S(シングル・オートフォーカス)、C(コンティニュアス・オートフォーカス)、M(マニュアルフォーカス)の切換を行います。
レンズ着脱ボタン。このボタンを押すと、マウント上にある右上のピンが下がり、レンズの取り外しが可能となります。基部が太いレンズとの干渉を避けるためか、ボタンの高さが変えられています。このあたりもX-E1やX-Pro1と同じです。
右手部分に装着されているグリップ部。ホールディングの向上に役立っています。取り外しはできません。グリップの右上に見えるランプは、AF補助光とセルフタイマーランプを兼ねています。
軍艦部右上にあるメインコントロール部。基本的な構造はX-E1と同じですが、シャッタースピードダイヤルの「A」と「1/4000秒」の間が拡げられるとともに、露出補正ダイヤルが±2EVから±3EVに拡張されました。また、新たにWi-Fiを搭載したことによりFnボタンにWi-Fiボタンの機能がつけられています。再生モードでこのボタンを押すことにより、スマートフォンやパソコンとの連携が可能となります。
シャッターボタンにはケーブルレリーズ用の溝が切られています。最近の他社製品ではあまり見られなくなりました。
アクセサリーシューの前にある2つの穴はステレオマイクです。手前側には、ストロボポップアップボタンとQ(クイックメニュー)ボタンが置かれています。ストロボポップアップボタンは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。Qボタンは設定項目を液晶モニターに表示させ、選択した項目の値をコマンドダイヤルで変更するものです。
ボディ上面左側にはFUJIFILMとFUJINONレンズのロゴが刻印されています。その右にあるマークは、イメージセンサーの位置を示す指標で、焦点距離を測るときの基準面となります。
グリップ部右側のコントロール部。ボタンの配置自体はX-E1と同じですが、機能の割り振りは一部変わっています。X-E1同様、MADE IN JAPANが明記されています。
操作で活躍するコマンドダイヤルは、回転だけでなく押すことも可能です。コマンドダイヤルの下に見えるのはスピーカーとなります。ダイヤルの右側にあるインジケーターランプは、カードへのアクセスランプとしてだけでなく、ピント合焦やフラッシュ充電中などの状態も表示します。
ファインダー接眼部。X-E1と同じ236万ドット0.5型有機ELパネルが内蔵されています。他社製品を含め、トップレベルの見え方だと思います。接眼部の右側にはアイセンサーが設けられています。
接眼部の左側には、視度調整ダイヤルが設置されています。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ボディよりも前に出るため、レンズによるケラレの影響を緩和します。
ストロボ照射部の基部は指で押さえることで上向きにすることも可能です。
ストロボポップアップ部の基部。ポップアップボタンを押すと、左上に見える爪が動き、照射部の留金を開放し、ポップアップします。
ボディ左側にあるが部接続端子カバーを開いたところです。端子は上から、マイク/リモートレリーズ端子、HDMIミニ端子、マイクロUSB端子となります。
バッテリー室カバーを開いた状態。バッテリーとメモリーカードの挿入方向が表示されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。バッテリーにオレンジ色の指標が付いたため、挿入方向がわかりやすくなりました。メモリーカードはラベル面が前側となります。
ボディ両サイドに取り付けられているストラップ取付け部。ここに付属のストラップリングとストラップリングカバーを装着します。
液晶モニターに画像を表示させた状態。パネルが大型化高精細化されるとともに、アスペクト比がイメージセンサーと同じ3:2となったため、画面いっぱいにイメージが表示可能となりました。
同じ状態を電子ビューファインダーに表示させた状態。電子ビューファインダーはアスペクト比が4:3のため、画面下部に情報が表示されます。表示される情報自体は基本的に液晶モニターと同じです。 富士フイルム X-E2の付属品をチェック
付属するバッテリーチャージャーBC-W126はX-E1と同じです。NP-W126の充電には、最大で約150分かかります。
充電には、付属するACケーブルを用います。写真は、チャージャー側のケーブル接続部です。
付属するACケーブル。出荷先の電源環境に対応したケーブルが同梱されます。
付属するバッテリーパックNP-W126。容量は7.2V 1200mAhで、静止画で約350枚の撮影が可能です。
バッテリーパックには、新たにオレンジ色の指標が印刷されています。バッテリー挿入部にあるバッテリー取り外しつまみと同じ色のため、挿入方向が分かりやすくなりました。
付属するショルダーストラップ。ロゴは印字ですが、しっかりとしたつくりとなっています。
ストラップリングがボディにすれないよう、ストラップリングカバーも付属します。ストラップを取り付けるときには、黒い面がカメラ側になるようにはめ込みます。
ストラップリングカバーの裏側。ストラップリング側となります。
付属するストラップリング。同梱されている取り付け補助具を使って、カメラ側面両側のストラップ取付部に装着します。
ストラップ取付金具をボディに装着するための取付具が付属します。最初からボディに装着されている方が手間がかかりませんが、ケースによってはケース側にストラップが付属しているものもありますので、こうなっているのかもしれません。
ボディマウント部に装着されているボディキャップ。
ボディキャップの裏面には爪がつけられており、マウント部のバヨネットを活用して固定する構造となっています。 |
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