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特集 富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS |
富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS
by Inaba Kunio
手ぶれ補正搭載コンパクト標準ズーム
評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(富士フイルム ホームページより)空間周波数 15本/mm 及び 空間周波数 45本/mm (ワイド端)
3. レンズ構成図(富士フイルム ホームページより)
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新シリーズのXCレンズ。外装はプラスティック製ですが、チープ感は感じません。
レンズ正面には基本仕様が印字されています。
レンズ背面。Xシリーズ用レンズとしては初のプラスティックマウントとなります。
レンズ後端にはボディ内に不要な入射光を防止するための処理が施されています。
シリアルナンバーはシールに印字されています。購入した単体のS/Nは7xxxでした。
レンズ鏡胴にはピントリングとズームリングが設けられています。絞りリングはないので、ボディ側から操作することになります。
X-M1に装着した状態。広角端でレンズ長は最短となります。
X-M1に装着した状態。レンズ長は望遠端で最長となります。レンズ先端はズーム操作を行っても回転しません。
付属する花形フードを装着した状態。
レンズキャップのつまみ部は内側にあるため、フード装着時でも脱着が比較的容易に行えます。
付属するレンズフロントキャップ。取り外し用のつまみが中心部にあります。
レンズフロントキャップの裏面。プラスティック部品の弾性をバネに利用しています。
レンズリアキャップ。かぶせ方式の簡易版です。X-M1のダブルレンズキットに付属する2本のレンズのうち、XF16-50mmにはバヨネットを利用したリアキャップが付属します。実際の運用では、1本のレンズをボディに装着したまま持ち運ぶことになりますので、1本分はかぶせ方式にしたものと思われます。
付属する専用レンズフード。
レンズフードの内側には反射防止用のために特段の処理は施されていません。。
レンズ単体での実測値は191.9gでした。メーカー公表値は195gです。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差今回テストに用いたのはX-M1です。このレンズは、他社のキットレンズと同じ廉価タイプの位置づけになると思いますが、レンズ収差は良好に補正されていると感じました。広角端では、周辺部にわずかに樽型収差が認められますが気になるレベルではありません。望遠側に移るにつれ徐々に補正され、35mm換算で35mm相当の画角あたりから望遠側ではほとんど目立たなくなります。 焦点距離:16mm (35mm換算24mm) 焦点距離:23mm (35mm換算35mm) 焦点距離:50mm (35mm換算76mm) (2) 解像力解像力の点でも、キットレンズとしては高い実力を示しました。画像中心部に関しては、ズーム全域で絞り開放からテスト上限値である2500本のラインを視認することが出来ました。さらに1段程度絞ると、よりしっかりとした画像となります。 周辺部では、絞り開放では中心部と比べ、やや柔らかい描写となりますが1段程度絞ると、かなり鮮明度が上がりました。 一般にキットレンズでは広角端の描写が一番高く、望遠側に移るにつれ徐々に解像力が低下するものが多いですが、このレンズは、広角端から望遠端まで同じように高い描写力を示しているのが印象的でした。
16mm F3.5 |
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