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特集 富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS  by Inaba Kunio    手ぶれ補正搭載コンパクト標準ズーム  評価:5.0
富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 1. レンズ仕様

型名  XC16-50mmF3.5-5.6 OIS
焦点距離  f=16 - 50 mm(35mm判換算:24 - 76 mm相当)
開放絞り  F3.5 - F5.6
最少絞り  F22
レンズ構成  10群12枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ1枚)
画角  83.2°- 31.7° 
最短撮影距離  標準:0.6~∞(全域)
 マクロ:
  約30cm~10m(広角端)
  約40cm~10m(望遠端)
最大撮影倍率  0.15倍(望遠端)
絞り羽枚数  7枚(円形絞り)
アタッチメントサイズ  58mm
寸法  ø62.6mm×65.2mm(ワイド端)/98.3mm(テレ端)
質量  約195g

 2. MTF曲線

  (富士フイルム ホームページより)
空間周波数 15本/mm 及び 空間周波数 45本/mm (ワイド端)

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS 富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS


空間周波数 15本/mm 及び 空間周波数 45本/mm (テレ端)

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS 富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS
縦軸:コントラスト S:Sagittal(同心円方向) M:Meridional(放射方向)
横軸:画面中心からの距離

 3. レンズ構成図

(富士フイルム ホームページより)

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS


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 4. 製品外観

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 新シリーズのXCレンズ。外装はプラスティック製ですが、チープ感は感じません。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズ正面には基本仕様が印字されています。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズ背面。Xシリーズ用レンズとしては初のプラスティックマウントとなります。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズ後端にはボディ内に不要な入射光を防止するための処理が施されています。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 シリアルナンバーはシールに印字されています。購入した単体のS/Nは7xxxでした。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズ鏡胴にはピントリングとズームリングが設けられています。絞りリングはないので、ボディ側から操作することになります。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 X-M1に装着した状態。広角端でレンズ長は最短となります。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 X-M1に装着した状態。レンズ長は望遠端で最長となります。レンズ先端はズーム操作を行っても回転しません。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 付属する花形フードを装着した状態。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズキャップのつまみ部は内側にあるため、フード装着時でも脱着が比較的容易に行えます。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 付属するレンズフロントキャップ。取り外し用のつまみが中心部にあります。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズフロントキャップの裏面。プラスティック部品の弾性をバネに利用しています。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズリアキャップ。かぶせ方式の簡易版です。X-M1のダブルレンズキットに付属する2本のレンズのうち、XF16-50mmにはバヨネットを利用したリアキャップが付属します。実際の運用では、1本のレンズをボディに装着したまま持ち運ぶことになりますので、1本分はかぶせ方式にしたものと思われます。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 付属する専用レンズフード。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズフードの内側には反射防止用のために特段の処理は施されていません。。

富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

 レンズ単体での実測値は191.9gでした。メーカー公表値は195gです。

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 5. 描写力

(1) 歪曲収差

 今回テストに用いたのはX-M1です。このレンズは、他社のキットレンズと同じ廉価タイプの位置づけになると思いますが、レンズ収差は良好に補正されていると感じました。

 広角端では、周辺部にわずかに樽型収差が認められますが気になるレベルではありません。望遠側に移るにつれ徐々に補正され、35mm換算で35mm相当の画角あたりから望遠側ではほとんど目立たなくなります。

焦点距離:16mm (35mm換算24mm)
富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS


焦点距離:23mm (35mm換算35mm)
富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS


焦点距離:50mm (35mm換算76mm)
富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS


(2) 解像力

 解像力の点でも、キットレンズとしては高い実力を示しました。

 画像中心部に関しては、ズーム全域で絞り開放からテスト上限値である2500本のラインを視認することが出来ました。さらに1段程度絞ると、よりしっかりとした画像となります。

 周辺部では、絞り開放では中心部と比べ、やや柔らかい描写となりますが1段程度絞ると、かなり鮮明度が上がりました。

 一般にキットレンズでは広角端の描写が一番高く、望遠側に移るにつれ徐々に解像力が低下するものが多いですが、このレンズは、広角端から望遠端まで同じように高い描写力を示しているのが印象的でした。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

16mm F3.5
富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS富士フイルム フジノン XC16-50mmF3.5-5.6 OIS

16mm F5.0
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22mm F4.0
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22mm F5.6
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50mm F5.6
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50mm F8.0
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