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特集 X-Pro1

富士フイルム X-Pro1 ~抜きん出たファインダー性能

富士フイルム X-Pro1  by Inaba Kunio    Xシリーズ初のレンズ交換式デジカメ~抜きん出たファインダー性能  評価:5.0
富士フイルム  X-Pro1 FUJIFILM


1.富士フイルム X-Pro1の位置づけと概要

 レンズ交換式カメラへの再参入

 2月に開催されたCP+2012では、今までにない新しい切り口で開発された新製品が多く登場した。既存のマウントのままミラーボックスを取り除いたPENTAXのK-01や、マイクロフォーサーズよりも一回り大きなイメージセンサーを搭載したPowerShot G1X、36メガピクセルもの画素数となったニコンのフルサイズ機D800、オリンパス初の電子ビューファインダー内蔵型ミラーレスカメラOM-D E-M5、そしてもちろん富士フイルムのX-Pro1もその一つである。

 富士フイルムには、ニコンのFマウントを採用したデジタル一眼レフ、FinePix Sシリーズがあった。富士フイルム独自のハニカムセンサーを搭載したカメラということで根強いファンもあり、2000年のS1から2007年のS5まで計4モデルがリリースされた。最後のS5が登場してから5年、新たにXマウントを搭載した新シリーズ初代機がX-Pro1である。

 X-Pro1は、単に富士フイルムのレンズ交換式カメラというだけでなく、「Xシリーズ」というブランドの一翼を担っている。XシリーズはX100、X10、X-S1とそれぞれ異なるジャンルの製品として展開されてきたが、レンズ交換式カメラの分野での品揃えがX-Pro1となるわけである。

 X-Pro1の特長については、1月発表時点で記載した記事「富士フイルムX-Pro1」でも整理した通り、いくつかの注目すべきポイントがある。

 特長1:ハイブリッドマルチビューファインダー

 まず第一に、光学ファインダーと電子ビューファインダーを組み合わせたハイブリッドビューファインダーを採用した点である。この方式はX100で採用されたもので、基本的な構造はこれを踏襲している。ただし、X-Pro1はレンズ交換が可能であるため、装着するレンズにより光学ファインダーの拡大率が0.6倍と0.37倍とで自動的に切り換わる。これに伴い名称にも「マルチ」が付いて「ハイブリッドマルチビューファインダー」となっている。

 現在用意されているレンズでは、18mmレンズで0.37倍、35mmおよび60mmでは0.6倍となる。レンズの画角に合わせて、より大きい光学像を見ながら撮影できる点は、一眼レフタイプでないカメラのマイナス面をカバーしてくれるものである。

 特長2:光学ローパスフィルターは非搭載

 従来の一般的なイメージセンサーでは、モアレの発生を抑えるためにローパスフィルターの設置が不可欠であった。X-Pro1では、カラーフィルターの単位を、今までの2x2から6x6に変えることにより周期性が現れにくくすることで、ローパスフィルターなしでもモアレの発生がしにくくなっている。その分、画像処理エンジンにかかる負荷は増すものの、処理チップの能力が向上しているため、対応が可能となった。

 どの程度実効性があるのかは、後ほど実写画像で確認したいが、このことで解像感の向上が期待できる。


従来型カラーフィルターは、2X2の画素を単位とした周期
的な配列のため、縞模様などでモアレが発生しやすい。



X-pro1のカラーフィルターは、6X6の画素を単位としているため非周
期性が高く、モアレの発生が軽減される。また、縦横方向に必ずRGB
のすべての画素が存在するため、偽色の発生も抑えることが可能。

 特長3:画質を重視したレンズ設計

 Xマウントのレンズとしては、発売時点で単焦点レンズ3本が登場した。富士フイルムのロードマップによれば、来年までに単焦点レンズ3本と、開放F値4.0の通しズーム3本がリリースされる予定である。発表された仕様からも、価格や利便性ではなく、画質を重視した設計となっていることがわかる。また、金属製の鏡胴や1/3ステップの絞りリング、金属製フードの標準添付など、外装にも目配りがされている。

 「レンズ交換式X100」としてのX-Pro1

 X100登場から約1年が経過した。当初予想していた以上のハイペースで、Xシリーズは充実してきた。今回登場したX-Pro1とX100を比較すると、同じシリーズということもあり、極めて類似したコンセプトであることがわかる。どちらかといえば、X100をレンズ交換式に変えるために、最低限手直しをしなければならない部分に手を入れたのがX-Pro1と言えるかもしれない。

 とはいえ、デジカメの進化が激しい現在、1年の差は決して小さくはない。とくに動画関係でいえば、フルHDの撮影がまがりなりにも可能となった点は、やはり評価すべきだろう。また、画素数の増加や液晶モニターの高精細化など、要素技術の向上もきちんと取り込まれている。

【X-Pro1とX100の比較】

  X-Pro1 X100
イメージセンサー 1630万画素(有効画素)
APS-C
1230万(有効画素)
APS-C
ISO感度 ISO200-6400
(拡張で100-25600)
ISO200-6400
(拡張で100-12800)
連写性能 6 コマ/秒 5 コマ/秒
液晶 3.0型123万ドット 2.8型46万ドット
ファインダー形式 ハイブリッドマルチビューファインダー ハイブリッドビューファインダー
光学ファインダー 撮影範囲フレーム視野率 約90%
ファインダー倍率 約0.37倍/0.6倍
撮影範囲フレーム視野率 約90%
ファインダー倍率 約0.5倍
電子ビュー
ファインダー
0.47型約144万ドット
アイポイント:約14mm
0.47型 約144万ドット
アイポイント:15mm
動画 フルHD HD
シャッター 30秒~1/4000秒 30秒~1/4000秒
サイズ 139.5mm×81.8mm×42.5mm 126.5mm×74.4mm×53.9mm
重さ 400g 405g
その他 - フラッシュ内蔵
発売 2012/2 2011/3

 今後のXシリーズの進化方向は発表されていないが、おそらくレンズ交換式カメラであるX-Pro1がシリーズハイエンドモデルとなるだろう。

 それでは早速、富士フイルムが満を期して再投入したレンズ交換式デジタルカメラ「X-Pro1」の実力をチェックしたい。


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2.富士フイルム X-Pro1を開封し外観をチェック

 富士フイルム FUJIFILM X-Pro1を開封する

 X-Pro1は、ブラックモデルのみとなる。外観的にはX100のブラックモデルやX100と似ているため、カメラに詳しい方でも横に並べてみないと違いに気が付かないかもしれない。その意味ではXシリーズとして共通するデザインが定着し始めていると言えるだろう。
 外観が似ているとはいえ、レンズを装着したX-Pro1を手に取ると、X10やX100では感じられないずっしりとした手ごたえがある。

FUJIFILM X-Pro1

 Xシリーズならではの黒を基調とした外箱。レンズ交換式カメラのため、比較的大きめのパッケージである。パッケージングにもコストがかけられており、製品のクラスを感じさせる。

FUJIFILM X-Pro1

 ケースを開けると、2段に重ねられた中箱が姿を現す。上の箱には、マニュアルやバッテリー関係などの付属品が入っている。ボディは下のケースに入れられている。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディの入っている下のケースを開けたところ。この中には、ビニールに包まれたボディのみが入っている。

FUJIFILM X-Pro1

 同梱されている付属品。左上から、取扱説明書、CD-ROM、バッテリーチャージャーBC-W126、バッテリーパックNP-W126、USBケーブル、ショルダーストラップ、ストラップリング関係。

 バッテリー関係をチェック

FUJIFILM X-Pro1

 バッテリーチャージャーBC-W126。充電には約150分必要。

FUJIFILM X-Pro1

 コンセントに接続するためには、同梱されているメガネケーブルが必要。

FUJIFILM X-Pro1

 同梱されているメガネケーブル。取り回しの自由度はあるが、可搬性を考えると、できればウォールマウントアダプタも同梱されていることが望ましいだろう。

FUJIFILM X-Pro1

 バッテリーパックNP-W126。容量は1200mAhで、静止画で最大300枚の撮影が可能となっている。X-Pro1の他にHS30EXRでも採用されている。

FUJIFILM X-Pro1

 バッテリーパックにはかなり厚みがある。

 富士フイルム X-Pro1の付属品をチェック

FUJIFILM X-Pro1

 付属するショルダーストラップ。本革製のしっかりしたもの。

FUJIFILM X-Pro1

 付属するUSBケーブル。パソコンとの接続に利用する。

FUJIFILM X-Pro1

 ストラップ取付用のリング。本体との接続部分が自由に動くため、ストラップの取り回しがしやすくなる。

FUJIFILM X-Pro1

 ストラップリングがボディを傷つけないように、リングのカバーも付属する。

FUJIFILM X-Pro1

 ストラップリング装着用の補助具。手でも十分装着は可能だが、補助具を利用することで、より容易に着けることができる。装着は比較的容易とはいえ、本来であれば最初からボディに着けておいた方がユーザーにやさしいだろう。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディキャップ。一般的なバヨネット式のものとなっている。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディキャップの背面。


 富士フイルム X-Pro1の本体をチェック

FUJIFILM X-Pro1

 ボディ前面。こうして見るとサイズが大きく見えるが、実際に撮影する時にはちょうど良い大きさに感じられる。ボディ素材はマグネシウムダイキャストで、吹き付け塗装の後に高温乾燥してある。イメージセンサーは自社設計し、国内協力会社で製造されている。

FUJIFILM X-Pro1

 X-Pro1の特長の一つであるファインダー部。OVF時にも明るくクリアーな視界が得られる。その右側に見えるのが、ストラップ取付用の釣具部分。

FUJIFILM X-Pro1

 フォーカスモード切換レバー。X100に搭載されているものと同じである。

FUJIFILM X-Pro1

 マウント開口部。電気端子は10ピン。イメージセンサーのサイズと比べるとマウント径が小さいのは、フランジバックが短いことのメリットの一つである。口径は公表されていないが、実測で約40mm(バヨネット爪内径)。APS-Cサイズセンサー搭載機としては、おそらく最小だろう。なお、フランジバックは17.7mm。
 なお、メーカーからはMマウント用純正アダプターの商品化が予定されている。
(3月2日追記:インタビュー記事によると、マウント外径55mm、内径43.5mmとのことです。)


FUJIFILM X-Pro1

 ランプはAF補助光とセルフタイマーを兼ねる。ランプの左右にあるのはステレオマイク。その左下にあるレバーは、光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り換えるためのもの。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディ液晶面側。基本的なレイアウトは、X10やX100のものを踏襲している。

FUJIFILM X-Pro1

 Qが印字されたボタンを押すとクイックメニューが表示され、コマンドダイヤルを使って設定値の変更が可能である。液晶の上にあるVIEW MODEボタンで、液晶モニターとファインダーの切換方式を変更できる。

FUJIFILM X-Pro1

 液晶面左側にもボタンが配置されているのは、X10やX100と同様。ただし再生ボタンは、一般的なデジカメのように液晶右側に移設されている。

FUJIFILM X-Pro1

 ファインダー部。レンズ交換式デジタルカメラとしてはやや高価であるが、このファインダーをのぞくと、価格差に納得できるだろう。ファインダーの右にあるのがアイセンサー。切換はスムーズに行われる。
 ファインダー視度補正機構は組み込まれていないため、視度補正レンズを装着することになる。メーカーではコシナ製を推奨している。

 

FUJIFILM X-Pro1

 ボディ右側面には外部接続端子がレイアウトされている。

FUJIFILM X-Pro1

 外部端子カバーの内側。上がHDMI端子で下がUSB / AV端子。

FUJIFILM X-Pro1

 ストラップ用の釣具。この金具はボディ本体と直接繋がっている。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディ左側。右下にあるのはシンクロターミナル。その上にある黒い部分はスピーカー。

FUJIFILM X-Pro1

 シンクロターミナルカバーをはずした状態。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディ底面。底面までしっかりと金属外装でカバーされている。マウント径の関係か、三脚穴がレンズ光軸からシフトされているのは少々残念である。

FUJIFILM X-Pro1

 ボディ上面。このアングルからは、デジタルカメラであることを感じさせない。唯一、フィルム指標がボディ厚中央にある点が、デジカメであることを示している。

FUJIFILM X-Pro1

 軍艦部右側。シャッターボタンの同軸に電源スイッチが配置されている。シャッターボタンにはレリーズケーブル用の溝が切られている。

FUJIFILM X-Pro1

 バッテリーカバーを開けたところ。バッテリーとメモリーカードの挿入ガイダンスも表示されている。

FUJIFILM X-Pro1

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。

FUJIFILM X-Pro1

 3型123ドットの液晶画面で、外でも見やすい。液晶画面には電子水準器も表示できる。チルトできればさらに良いと思う。

FUJIFILM X-Pro1

 18mmレンズとフードを装着した状態。レンズをつけると精悍な趣となる。

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3.富士フイルム X-Pro1の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 X-Pro1の基本感度はISO200で、ISO6400まで設定可能となっている。拡張設定では、さらにISO100及びISO12800からISO25600までの設定が可能であるが、JPEGのみでの撮影となる。ノイズ低減処理のやり方としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法がある。

 カメラ内でのノイズ低減は、撮影メニューの中にある「高感度ノイズリダクション」で、「弱」「やや弱」「スタンダード」「やや強」「強」の中から選択する。標準では「スタンダード」に設定されている。

 カメラのノイズリダクション設定には、「長秒時ノイズリダクション」の項目があり、これを「ON」にすると、長秒時撮影時にノイズ軽減処理が実行される。

 今回、X100よりも有効画素数が増えているため、高画素化による高感度性能の低下を危惧したが、結果は良好であった。ISO1600までは、ノイズリダクションを「弱」にしたままでもほとんどノイズ感は感じられないため、常用とすることが可能だろう。ISO3200になると、暗部を中心にノイズが目立ち始めるが、それでも、ISO6400までなら十分活用できるノイズレベルに抑えられている。ISO12800以上は、急激にノイズが増えるが、画像自体は破たんしないため、使い方によっては活用可能だろう。ノイズリダクションを「強」にすると、ノイズは明らかに低減するものの、やはり解像感も悪化する。もともとのノイズの出方が素直なだけに、使い方によってしっかりと設定を選ぶことをお勧めする。

 下記のサンプルは、高感度ノイズリダクションを弱、スタンダード、強の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものである。表示画像は等倍のものなので、これでもある程度傾向はわかるが、クリックすると元画像も表示されるので、あわせて参照してほしい。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO200(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO400(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO800(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO1600(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO3200(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO6400(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO12800(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

ISO25600(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1FUJIFILM X-Pro1

 描写力チェック2:解像度

 X-Pro1のイメージセンサーは有効1630万画素である。今回テストしたXF18mmレンズの結果は、基本的に絞り開放から優れた解像力を示した。このレンズは、1段絞ると、周辺部を含めさらに解像力が向上したため、開放絞りF2から1段絞ったF2.8のもので確認を行った。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、素晴らしい解像力といえるだろう。

 なお、X-Pro1はローパスフィルターを搭載していないため、モアレの発生が気になったが、実際には他のデジカメと比べモアレが発生しやすいという印象は受けなかった。

  レンズ名:XF18mm F2R
 焦点距離:約18mm(35mm版換算27.5mm)
 絞り値:F2.8 (開放絞りF2.0から1段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)


 視覚解像度チェック用のライン(左側の縦線)、限界解像度チェック用のライン(右側の横線)でも、楽々と2500本を超えるところまで視認可能。


 横方向の限界解像度チェック用のラインでは、2500本ラインまで視認可能。



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4.結局、富士フイルム X-Pro1は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 光学ファインダーと電子ファインダーを組み合わせたハイブリッドマルチビューファインダー
  • 光学ローパスフィルターがないことによる高い解像感
  • 高級感のあるボディ
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは十分常用レベル)
  • 高精細液晶モニターを搭載
  • 多彩なフィルムシミュレーション機能を搭載
  • ボタンやダイヤルによる直接的なインターフェース
  • フルHD動画撮影が可能

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 動く被写体を撮影するとき、電子ビューファインダーの追従性がやや悪い
  • 高速化されたものの、もう一息のオートフォーカス速度
  • 連続撮影可能枚数がやや少ない
  • 液晶パネルがチルトしない
  • レンズラインアップの充実が急務

付録1.製品仕様からみた X-Pro1の特長

有効画素数  1,630万画素
撮像素子  23.6mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOSセンサー
 原色フィルター採用
 圧電素子による超音波方式センサークリーニング
記録メディア  SDメモリカード
 SDHCメモリーカード
 SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
記録方式  DCF準拠 H.264規格準拠(MOV)、ステレオ音声付
記録画素数  L
 <3:2>4896×3264
 <16:9>4896×2760
 <1:1>3264×3264
 M
 <3:2>3456×2304
 <16:9>3456×1944
 <1:1>2304×2304
 S
 <3:2>2496×1664
 <16:9>2496×1408
 <1:1>1664×1664
 ぐるっとパノラマL
 (縦)7680×2160 / (横)7680×1440
 ぐるっとパノラマM
 (縦)5120×2160 / (横)5120×1440
レンズマウント  FUJIFILM Xマウント
撮影感度  ISO200~ISO6400(1/3段ステップ)(標準出力感度)
 AUTO(400)/AUTO(800)/AUTO(1600)/AUTO(3200)
 拡張感度設定:ISO100/12800/25600
測光方式  TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ
露出制御  プログラムAE/絞り優先AE/シャッタースピード優先AE/マニュアル露出
露出補正  -2.0EV~+2.0EV 1/3EVステップ
シャッター制御  電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター(先幕+後幕)
シャッタースピード  1/4秒~1/4000秒(Pモード時)
 30秒~1/4000秒(全モード合わせて)
 TIME(30秒~2秒)
 バルブ(最長60分)
 フラッシュ同調速度:
  1/180秒以下 (PモードまたはAモードで自動設定)
  1/160秒以下 (SまたはMモード時)
連写  最速 約6コマ/秒または約3コマ/秒
オートブラケティング  AEブラケティング(±1/3EV、±2/3EV、±1EV)
 フィルムシミュレーションブラケティング(3種類選択可能)
 ダイナミックレンジブラケティング(100%、200%、400%)
 ISO感度ブラケティング(±1/3EV、±2/3EV、±1EV)
フォーカス  シングルAF/コンティニュアスAF/MF(リング回転式)
 TTLコントラストAF、AF補助光付き
AFフレーム選択  エリア選択AF(EVF/LCD:7×7の49エリア選択、OVF:5×5の25エリア選択)/オートエリアAF/フォーカス枠サイズ可変
ホワイトバランス  シーン自動認識オート/カスタム/色温度(ケルビン値)選択/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球/水中)
フィルムシミュレーション
モード
 10モード(PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア)
ダイナミックレンジ設定  AUTO(100-400%)、100%、200%、400%
セルフタイマー  約10秒/約2秒
フラッシュ発光モード  別売TTLフラッシュ(クリップオンタイプ)時に設定可能
 赤目補正OFF時:
  オート/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/後幕シンクロ
 赤目補正ON時:
  赤目軽減オート/赤目軽減+強制発光/発光禁止/赤目軽減+スローシンクロ/赤目軽減+後幕シンクロ
アクセサリーシュー  TTLフラッシュ対応
ファインダー  ハイブリッドマルチビューファインダー
光学ファインダー  電子式ブライトフレームファインダー(逆ガリレオ式)
 撮影範囲フレーム視野率 約90%
 ファインダー倍率 約0.37倍/0.6倍
電子ビューファインダー  0.47型 カラー液晶ファインダー 約144万ドット 視野率約100%
 アイポイント:約14mm
液晶モニター  3.0型RGBW(ホワイト)カラー液晶モニター
 約123万ドット(視野率約100%)
動画  1920×1080ピクセル/1280×720ピクセル(24フレーム/秒)
 音声付き(ステレオ)
 連続最大29分まで
撮影時機能  カスタム設定、ぐるっとパノラマ、カラースペース選択、カラー選択、シャープネス選択、ダイナミックレンジ選択、フィルムシミュレーション選択、階調選択、赤目自動補正、フレーミングガイド、コマNO. メモリー、ヒストグラム表示、被写界深度確認、フォーカスチェック、電子水準器、多重露出撮影、日付け入れ機能、ファンクションボタン設定 (RAW、動画など)
再生時機能  カメラ内RAW現像、画像回転、縦横自動回転再生、赤目補正機能、フォトブックアシスト、複数指定消去、ピクチャーサーチ、マルチ再生(マイクロサムネイル機能付き)、スライドショー、アップロード先指定、プロテクト、トリミング、リサイズ、パノラマ再生、お気に入り
その他の機能  PictBridge 対応、Exif Print 対応、PRINT Image Matching II 対応、言語設定、世界時計(時差設定)、クイック起動モード、パワーセーブモード、マナーモード
デジタル入出力  USB2.0(High-Speed)
HDMI出力  HDMI Mini Connector
電源  充電式バッテリーNP-W126(リチウムイオンタイプ)
 静止画 約300枚
 充電時間 約150分
寸法  (幅)139.5mm×(高さ)81.8mm×(奥行き)42.5mm (奥行き最薄部 34.1mm)
質量  約450g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
 約400g(バッテリー、メモリーカード含まず)
動作環境  0℃~40℃、10%~80%(結露しないこと)
起動時間  約0.5秒(クイック起動モードOFF、パワーセーブモードOFFのとき約1.0秒)
付属品  充電式バッテリーNP-W126(リチウムイオンタイプ)
 バッテリーチャージャーBC-W126
 ショルダーストラップ
 専用USBケーブル
 ボディーキャップ
 ストラップリング
 ストラップリングカバー
 ストラップリング取り付け補助具
 CD-ROM(画像ビュアーソフト、RAW現像ソフト等)
 使用説明書、保証書一式 

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 Xシリーズのレンズ交換式デジカメ

 昨年発表されていたレンズ交換式デジカメが、いよいよ姿を現した。形状的には間違いなく「ミラーレスカメラ」であるものの、ハイブリッドビューファインダーを搭載したX-Pro1を「ミラーレス」のカテゴリーに分けることには若干の戸惑いも感じる。どちらかといえば、「レンズ交換式のX100」という方が、より正しい捉え方かもしれない。

 私が感じるX-Pro1の主な特徴は次の点である。
  • 光学ファインダーと電子ビューファインダーの両方を搭載し、一つのファインダーとしてまとめ上げられていること。光学ファインダーは装着するレンズに合わせ、2種類の倍率で表示できる。
  • カラーフィルターの配列を変えモアレを発生しにくくすることで、ローパスフィルターを搭載していない。
  • イメージセンサーはX100と同じAPS-Cサイズの大型センサー。
  • レンズは、描写性能を最優先したため、当初は単焦点のものを3本用意。本年中に超広角レンズとズームレンズ、来年には高級単焦点レンズとズームレンズの展開を予定。
  • 最近のトレンドにあわせ、背面液晶の大型化・高精細化、フルHD動画に対応している。
  • 新たなフジノンXマウントは、フランジバック17.7mmと、同じセンサーサイズのソニーEマウントとほぼ同じ。マウント径もソニーのEマウントと同等サイズ。
  • サイズは、X100よりも一回り大きいものの、EPSONのMマウントデジカメR-D1よりは小さい。
 富士フイルムによれば、ボディ単体では15万円程度を予定しており、レンズキットでの提供は計画されていないようだ。レンズ交換式デジカメとしてはやや高い価格帯であるが、発売開始時のX100が12万円程度だったことを考えると、まずはこんなところになるのかもしれない。

 X-Pro1を手にしたら、まず確認したいのがハイブリッドマルチビューファインダーの見え方であり、次にローパスレスの画像品質である。単焦点レンズのみが用意されていることから、描写力に対するメーカーの思いが伝わってくる。同時に登場したキヤノンPowerShot G1Xともども、新しいジャンルを切り開く可能性を持ったデジカメかもしれない。 (1月11日記載)

レンズラインアップ(予定)
  • XF18mm F2R (当初) :予価5万5千円
  • XF35mm F1.4R (当初) :予価5万5千円
  • XF60mm F2.4R Macro (当初) :予価6万円
  • 14mm (2012年内)
  • 18-72mm F4.0 IS (2012年内)
  • 28mm F2.8 (2013年)
  • 23mm F2.0 (2013年)
  • 70-200mm F4.0 IS (2013年)
  • 12-24mm F4.0 IS (2013年)

レンズラインアップ(2012年6月26日発表)
  • 14mm F2.8 (2012年秋)
  • 18-55mm F2.8-4.0 OIS (2012年秋) 手振れ補正対応
  • 23mm F1.4 (2013年早い時期)
  • 27mm F2.8 (2013年早い時期) パンケーキレンズ
  • 56mm F1.4 (2013年早い時期) 
  • 10-24mm F4 (2013年早い時期) 
  • 55-200mm F3.5-4.8 OIS (2013年早い時期) 手振れ補正対応

【X-Pro1 と FinePix X100の比較】

機種名 X-Pro1 FinePix X100
イメージセンサー 有効1630万画素
23.6mm×15.8mmCMOS
有効1230万画素
23.6mm×15.8mmCMOS
レンズ 18mmF2 / 35mmF1.4 / 60mmF2.4Macro
(35mm換算 27mm / 53mm / 90mm)
23mm F2.0
(35mm換算 35mm)
ファインダー ハイブリッドマルチビューファインダー
光学ファインダー:視野率約90%、約0.6倍/約0.37倍
電子ビューファインダー:0.47型144万ドット
ハイブリッドビューファインダー
光学ファインダー:視野率約90%、約0.5倍
電子ビューファインダー:0.47型144万ドット
手振れ補正 光学式 光学式
最短撮影距離 - レンズ前面より10cm
露出補正 +/- 2段、1/3ステップ +/- 2段、1/3ステップ
ISO感度 ISO100-12800 ISO200-6400
(拡張モードで80-12800)
シャッタースピード 30-1/4000秒 30-1/4000秒
液晶モニター 3型123万ドット 2.8型46万ドット
連写速度 6コマ/秒 5コマ/秒
動画撮影 1920 X 1080 (24fps) 1280 X 720 (24fps)
インターフェース USB、HDMI mini USB、HDMI mini
バッテリー NP-W126
300枚
NP-95
300枚
サイズ
(W x H x D)
139.5mm X 81.8mm X 42.5mm 126.5mm X 74.4mm X 53.9mm
重さ
(含カード、バッテリー)
450g 445g



 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs 富士フイルム FinePix X100


 【厳選レビュー記事】

◎デジカメWatch 旅×カメラ:FUJIFILM X-Pro1 in ラオス ルアンパバーン
  2012年 6月 5日 川口正志
  -初日:ルアンパバーン国際空港→シェントーン寺→ナイト・マーケット
  -2日目:サンハイ村→パークウー洞窟→クワンシーの滝→モン族の村
  -3日目:プーシーの山→シェンレック村→メコン川サンセットクルーズ
  -最終日:ワット・タートルアン→ルアンパバーン国際空港
  -FUJIFILM X-Pro1について
  -XF 18mm F2 Rについて
  -XF 35mm F1.4 Rについて
  -XF 60mm F2.4 R Macroについて

◎AVWatch すげえ絵だけにすげえ惜しい富士フイルムX-Pro1
  2012年 3月 1日 小寺信良
  -もちろん動画に限った話。ローパス無しの高画質
  -気軽にミラーレスと呼んでくれるな
  -オールドスタイルのボディ
  -動画でもすばらしい描画
  -再生と出力が弱いのが難点
  -総論

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】FUJIFILM X-Pro1
  2012年 2月27日 大浦タケシ
  -新機構と強力なスペック、マニュアル操作で「撮る愉しさ」も
  -バランスが良く、適度な重さのボディ
  -凝った仕掛けが面白い「ハイブリッドマルチビューファインダー」
  -解像感の高いX-Trans CMOSセンサー
  -メニュー画面の操作性が向上
  -カメラ好きをうならせる期待の新モデル
  -実写サンプル

◎ITmedia レンジファインダー風デザインのミラーレス―富士フイルム「FUJIFILM X-Pro1」
  2012年 2月24日 鈴木吾郎
  -新センサー「X-Trans CMOS」による細部表現力
  -3種類のフジノンXFレンズを楽しむ
  -進化したハイブリッドビューファインダー
  -多重露出や電子水準器機能を搭載

◎ASCii 画質はフルサイズ並み!? 富士フイルムのミラーレス一眼「X-Pro1」
  2012年 1月26日 編集部
  -ミラーレス一眼としてはやや大きめ
  -光学ローパスフィルターを外すことが可能となり、解像感を高めている
  -秒間最大6コマの連写が可能
  -レンズ交換式プレミアムカメラと呼びたい

◎デジカメWatch 富士フイルム、「FUJIFILM X-Pro1」を国内正式発表
  2012年 1月26日 編集部
  -レンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro1」および交換レンズ3本を2月18日に発売
  -X-Pro1ボディの店頭予想価格は15万円前後の見込
  -カラーフィルター配列の変更でローパスレスとモアレ低減を両立
  -進化したハイブリッド“マルチ”ビューファインダー
  -OVF対応の多重露光やパノラマ撮影機能も
  -Xマウント交換レンズ3本を同時発売

◎ITmedia ミラーレスと呼ばないで欲しい――「FUJIFILM X-Pro1」とは何か
  2012年 1月13日 小山安博
  -新マウント「Xマウント」と「フジノン XFレンズ」
  -第2世代となったハイブリッドマルチビューファインダー
  -実機写真

◎デジカメWatch 【CES/PMA】富士フイルム、「FUJIFILM X-Pro1」の説明会を開催
  2012年 1月12日 編集部
  -レンズ交換式デジタルカメラを出そうと考えていたのは約3年前。
  -FUJIFILM X-Pro1は高級一眼レフカメラに対抗できる画質。
  -撮像素子、レンズ、マウント、ハイブリッドマルチビューファインダー、その他新機能の解説。
  -レンズは3本。いずれもFUJIFILM X-Pro1専用の「XFレンズ」シリーズ。
  -設計上の特徴は、後玉が大きく、バックフォーカスが短いこと。
  -18-72mm F4、70-200mm F4といったズームレンズについても検討。
  -本体の発売後、ライカMマウントアダプターも用意。

◎ITmedia ローパスフィルターレスのレンズ交換式「FUJIFILM X-Pro1」 詳報
  2012年 1月10日 小山安博
  -Xシリーズ初のレンズ交換式。APS-Cサイズ有効1600万画素「X-Trans CMOSセンサー」採用
  -レンズマウントは「独自のXマウント」
  -2012年中に超広角レンズとズームレンズを開発
  -13年にはさらに高級単焦点とズームレンズを用意する計画
  -第2世代のハイブリッドビューファインダー
  -単なる機械ではなくカメラ好きに使って欲しい

◎デジカメWatch CES/PMAインタビュー:ミラーレスの「今」と「これから」【富士フイルム】
  2012年 1月10日 編集部
  -高級指向のレンズ交換式カメラ「FUJIFILM X-Pro1」について訊く。
  -要望の強かったX100のブラックモデルを限定1万台。
  -“レンズ性能を引き出すため”に設計されたXマウント。
  -ローパスフィルタ不要のX-Trans CMOSをX-Pro1で初採用。
  -ファインダー倍率の自動切り替えを実現。
  -Sシリーズの“PRONEGA”モードが復活。
  -富士フイルムの考える“デジタル化”によるレンズ交換式カメラのイノベーション。
  -ボディ単体でおよそ15万円程度。

◎日経トレンディ CES2012 富士フイルム、独自マウントのミラーレス一眼X-Pro1を米国で発表
  2012年 1月10日 磯 修
  -米国での発売は2月。価格は未定。
  -本体画像。
  -レンズ画像。

◎デジカメWatch CES/PMA 富士フイルム、レンズ交換式ミラーレス FUJIFILM X-Pro1を発表
  2012年 1月10日 編集部
  -米国での発売は2月。価格は未定。
  -複数の画角に対応するHybrid Multi Viewfinderを搭載
  -撮像素子は有効1,630万画素のX-Trans CMOS sensor
  -カラーフィルター配列を6×6ピクセルセットに変更、偽色とモアレの低減を図った
  -レンズマウントはオリジナルのX-Mount
  -レンズはXF 18mm F2 R、XF 35mm F1.4 R、XF 60mm F2.4 R Macroの3本を投入


 【基本仕様】
画素数 1630万(有効) 画像素子  23.6 mm x 15.6 mm (APS-C)
CMOS
ISO感度 200~6400
(拡張で100-25600)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW
連写撮影 6 コマ/秒  シャッタースピード 1/4000~30 秒 
液晶モニター 3インチ 123万ドット  ファインダー形式  ハイブリッドマルチ
ビューファインダー
0.47型144万ドットEVF
/OVF
ファインダー視野率(上下/左右) 100/100(光学は約90) ファインダー倍率 0.6
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 NP-W126
撮影枚数    レンズマウント フジノンXマウント
記録メディア SDカード、SDHCカード、SDXCカード   
手振れ補正機能   ゴミ取り機能 
ライブビュー   バリアングル    
内蔵フラッシュ   RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080
幅x高さx奥行き 139.5x81.8x42.5 mm  本体重量 400g
セット販売   
  
  

 メーカー製品仕様のページ
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