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特集 X-M1

富士フイルム X-M1 ~富士フイルム最小のミラーレス

富士フイルム X-M1  by Inaba Kunio    富士フイルム最小のミラーレスカメラ  評価:5.0
富士フイルム  X-M1 FUJIFILM


1.富士フイルム X-M1の位置づけと概要


 富士フイルムの最小・最軽量なミラーレス

 富士フイルムから新型ミラーレスカメラ、X-M1が発売開始となりました。2012年2月に登場したX-Pro1、2012年11月のX-E1に続き3機種目となります。これらとは別に、イメージセンサーのサイズを変えた新機種の噂情報も流れており、富士フイルムがXシリーズを軸にデジカメ展開を行おうとしている強い意欲を感じます。

 →発売前の記事一口レビュー:最小最軽量のミラーレスはこちら。

富士フイルム FUJIFILM X-M1
 X-M1のブラウンモデル。シルバーモデルとはシボ革部分の色が異なります。また、レンズキットにはシルバーレンズが付属します。

 上記記事でも触れましたが、X-M1の特徴は次の通りです。
  • イメージセンサーは有効1630万画素APS-C型CMOSで、X-Pro1やX-E1と同等。
  • 設定できるISO感度は標準でISO200-6400、拡張でISO100-25600。
  • 電子ビューファインダーは省略。外付にも非対応。
  • 液晶パネルは3型92万ドットでチルト稼働可能。稼働液晶は富士フイルムのミラーレス初。
  • Wi-Fi機能を内蔵。これも富士フイルムミラーレスで初。
  • オートフォーカスも高速化。(X-Pro1、X-E1もファームアップで対応。)
  • 撮影モードダイヤルや2つのコマンドダイヤルなどを搭載。
  • ボディサイズはX-E1よりも一回り小型・軽量化。
 X-E1の電子ビューファインダーを取り除くことで小型軽量化しただけでなく、チルト液晶やWi-Fiの搭載など、新しい機能を搭載しています。富士フイルムのミラーレスカメラは描写性能に定評はあるものの、機能面では他社製品にやや見劣りがしましたが、これで同等以上の水準に到達したように思います。

 X-M1の魅力は?

 これまでの富士フイルムのミラーレスカメラは、上級者にフォーカスした製品づくりだったと思います。X-Pro1のハイブリッドマルチビューファインダーやシャッタースピードダイヤル・絞りリング・露出補正ダイヤルに代表されるユーザーインターフェース、描写性能を重視したレンズなどがわかりやすい例になると思います。

 これに対しX-M1では、ファインダーには非対応、モードダイヤルとコマンドダイヤルのインターフェース、そして小型軽量性を重視したキットレンズという特徴があり、どちらかといえば中級者にもターゲットを拡げたことを示しています。

富士フイルム FUJIFILM X-M1
 モードダイヤルとダブルコマンドダイヤルを搭載したインターフェース。

 とはいえ、ダブルコマンドダイヤルやモードダイヤルなどのインターフェースを見ると、コンパクトカメラからのステップアップユーザー向けというよりも、ある程度カメラ操作に慣れた方を想定しているのも確かです。その意味では、X-M1は上級者のサブカメラとしても適しているかもしれません。

 X-M1の登場で、富士フイルムのミラーレスカメラがカバーする範囲がさらに一段拡がりました。今まで富士フイルムが築いてきた「高描写力・高品位」を犠牲にすることなくターゲット層を拡げられたのかどうか、興味深い点です。

 それでは、富士フイルムの最小・最軽量ミラーレスカメラ、X-M1の実力をテストしてみます。

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2.富士フイルム X-M1を開封し外観をチェック


 富士フイルム X-M1を開封する

 富士フイルムの新型デジタル一眼レフX-M1が発売開始となりました。販売形態は、ボディ単体の他に、XC16-50mmF3.5-5.6 OISがセットになったレンズキットと、さらにXF27mmF2.8もセットになったダブルレンズキットが用意されています。

 販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で6万円台、レンズキットで7万円台、ダブルズームキットで8万円台となっています。付属するレンズはどちらも新製品です。

 今回は、2本のキットレンズをチェックするため、ダブルレンズキットを購入しました。購入機のボディカラーはいつも通りブラックですが、同時に発売されたシルバーモデルはボディの上下部分がシルバーとなります。また、9月に発売開始となるブラウンモデルは、シルバーモデルのシボ革部分がブラックからブラウンに変わるとともに、シルバー色のキットレンズが付属します。

FUJIFILM X-M1

 X-M1ダブルレンズキットのパッケージ。カメラ本体と2本のレンズが入っているため、比較的大きなサイズです。パッケージ部分にはカメラ本体と2本のレンズの写真が印刷されています。

FUJIFILM X-M1

 蓋を開けると、製品保証書や取扱説明書が目に入ります。その下にカメラボディ等が格納されています。上部にあるのがカメラ本体で、下段左側がXC16-50mmF3.5-5.6 OIS、下段右側はXF27mmF2.8が入っています。

FUJIFILM X-M1

 ボディやレンズが入っている梱包材の下に、付属品が入った箱が入っています。箱の中には電源関係やズームレンズ用のフードも入れられています。

FUJIFILM X-M1

 X-M1の付属品。左上から使用説明書、ソフトウエア(CD-ROM)、バッテリーチャージャーBC-W126、充電式バッテリーNP-W126(リチウムイオンタイプ)、バッテリーチャージャー用ACケーブル、ショルダーストラップ 。この他にもボディキャップが本体に装着されています。

 富士フイルム X-M1の本体をチェック

FUJIFILM X-M1

 ボディ前面。Xシリーズに共通するクラシカルなデザインテイストです。電子ビューファインダーが非内蔵となったため、X-E1と比べると幅12.1mm、高さ8.4mm小型化されました。

FUJIFILM X-E1

 X-E1のボディ前面。一回り大きくなっています。

FUJIFILM X-M1

 液晶モニター側。親指の部分に比較的大型のグリップが設けられています。単独の動画撮影ボタンが新設されました。液晶モニターは3型92万ドットへと大型化・高精細化されるとともに、上下のチルト可動に対応しています。富士フイルムのミラーレスカメラでは初となります。

FUJIFILM X-E1

 X-E1の液晶モニター面。液晶パネルは2.8型46万ドット。

FUJIFILM X-M1

 ボディ上面。W-E1ではシャッタースピードダイヤルだったところにモードダイヤルが置かれ、露出補正ダイヤルはメインコマンドダイヤルに変わっています。より中級者向けのインターフェースですが、今回のキットレンズのように絞りリングが省略されているレンズの場合は、X-M1の方が使い勝手が良いと思います。

FUJIFILM X-M1

 ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸から左側にシフトされています。左側にはバッテリーとメモリーカードが格納されます。ボディ右上にある窪みは、ハンドグリップHG-XM1装着時に使用するものです。ボディ本体はタイ製。なお、購入したボディ本体のS/Nは3xxxでした。

FUJIFILM X-M1

 ボディ左側面。右下に見える穴はスピーカー用のものです。

FUJIFILM X-M1

 ボディ右側面。こちら側に外部接続端子が設けられています。

FUJIFILM X-M1

 X-M1のイメージセンサー部。金属接点は上位機と同じ10点です。左下にあるのはレンズ着脱ボタンで、これを押すとマウント上にあるピンが下がるため、レンズが回転可能となります。

FUJIFILM X-M1

 ボディ右肩にあるロゴ。刻印された中にインクが流し込まれています。

FUJIFILM X-M1

 X-M1のグリップ部。グリップ部の形状はX20に似ています。グリップ部の横にあるランプはAF補助光とセルフタイマーランプを兼ねるものです。

FUJIFILM X-M1

 ボディ右肩のメインコントロール部。モードダイヤルと2つのコントロールダイヤルを中心としたインターフェースとなっています。一般的なユーザーであれば、従来機よりも使いやすいのではないかと思います。
 X-M1にはWi-Fiが内蔵されましたので、そのためのボタンも置かれています。
 なお、ストラップ取り付け部は、従来機種の三角環方式から簡易方式に変更されています。


FUJIFILM X-M1

 軍艦部左側には内蔵ストロボがあります。その右にあるのがホットシューで、レンズ光軸上に置かれています。その前にある2つの穴はステレオマイクです。
 内蔵ストロボのポップアップボタンは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。


FUJIFILM X-M1

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ボディサイズの割に照射位置は高いと思います。

FUJIFILM X-M1

 ポップアップした照射部の向きを指で変えることもできます。メーカーは推奨しませんが、一定のバウンス効果も期待出来そうです。

FUJIFILM X-M1

 親指グリップ部にはサブコマンダイヤルが置かれています。ダイヤルは上向きとなっており、回転だけでなく押下することにも対応しています。

FUJIFILM X-M1

 液晶モニター右側にあるコントロール部。ボタンの機能はXシリーズのものを踏襲していますが、単独の動画撮影ボタンが新設されています。

FUJIFILM X-M1

 ボディ右側面にある外部接続端子。上がHDMIミニ端子で、下がマイクロUSB端子です。下側は専用リモートレリーズにも対応しています。

FUJIFILM X-M1

 富士フイルムのミラーレスカメラとしては初のチルト可動対応となります。上側には-85°まで可動します。

FUJIFILM X-M1

 下側には90°までチルト可動します。チルト可動としては可動範囲が広くなっています。

FUJIFILM X-M1

 液晶背面のチルト可動部。2軸で可動部が接続されています。

FUJIFILM X-M1

 バッテリー室カバーを開いた状態。バッテリーとメモリーカードの挿入方向についてもガイダンス表示されています。

FUJIFILM X-M1

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。

FUJIFILM X-M1

 ボディ単体での実測値は278.5gでした。メーカー公表値は280gとなります。

FUJIFILM X-M1

 バッテリーとメモリーカードを挿入した状態の実測値は327.5gです。メモリーカードの種類によりますが、メーカー公表値は330gとなります。

FUJIFILM X-M1

 1型イメージセンサーを搭載した高級コンパクト、ソニー サイバーショットDSC-Rx100M2と比較した状態。APS-Cサイズのミラーレスカメラとしては小型ですが、コンパクトカメラと比較するとサイズは一回り違います。

FUJIFILM X-M1

 液晶パネルは3型92万ドットのパネルです。イメージセンサーと同じアスペクト比3:2のため、画面いっぱいに画像が表示されます。

FUJIFILM X-M1

 液晶パネルの視野角は比較的広く、このアングルでも画面表示の確認が可能です。

 X-M1の付属品をチェック

FUJIFILM X-M1

 付属するバッテリーチャージャーBC-W126。NP-W126の充電には、最大で約150分かかります。

FUJIFILM X-M1

 充電には、付属するメガネケーブルを用います。写真は、チャージャー側のケーブル接続部。

FUJIFILM X-M1

 付属するメガネケーブル。出荷先国によって同梱されるACケーブルは異なります。

FUJIFILM X-M1

 バッテリーパックNP-W126。7.2V 1200mAhで、静止画で約350枚の撮影が可能です。バッテリーシステムはX-Pro1X-E1FinePixHS50EXRとも共通です。

FUJIFILM X-M1

 付属するショルダーストラップ。高級感はありませんが、しっかりとした作りです。

FUJIFILM X-M1

 付属するボディキャップ。Xマウント用の共通品です。

FUJIFILM X-M1

 ボディのマウント部バヨネットを活用して装着します。

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3.富士フイルム X-M1の描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 富士フイルム X-M1の基本感度はISO200で、標準ではISO6400まで設定可能となっています。さらにJPEG撮影の場合には、低感度側がISO100まで、高感度側はISO25600まで拡張することができます。

 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内で設定する方法と、RAWで撮影しパソコン上の現像段階で行う方法とがあります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられませんので、後から編集することも可能です。

 カメラ内でのノイズ低減は、「ノイズリダクション」と「長秒時ノイズ低減」の2つがあります。どちらも、撮影メニューの中で設定可能となっています。

 「ノイズリダクション」は高感度設定時に発生するノイズを低減するもので、「弱(-2)」、「やや弱(-1)」、「スタンダード(0)」、「やや強(+1)」、「強(+2)」の5種類が設定可能となっています。工場出荷時の初期設定は「スタンダード」です。

 「長秒時ノイズ低減」は、「ON」と「OFF」のどちらかに設定します。「ON」にすると、撮影後処理に時間がかかる場合があります。こちらの工場出荷時の初期設定は「ON」となっています。

 今回のテスト結果では、X-E1とほぼ同じとなりました。

 ISO1600までは、ノイズリダクションを「弱」にしたままでもほとんどノイズ感は感じられないため、常用とすることも可能です。ISO3200になると、暗部を中心にわずかにノイズが目立ち始めますが、ISO6400までなら目立ちませんので、十分活用できるレベルであると思います。

 ISO12800以上になると、急激にノイズが増え解像感の低下も認められますが、画像自体は破たんしないため、縮小するなど使い方によっては活用可能です。

 ノイズリダクションを「スタンダード」にすると、さらに1段程度、ノイズ感が軽減されます。基本は初期設定のまま活用することをお勧めします。

 ノイズリダクションを「強」にすると、ノイズは明らかに低減するものの、やはり解像感も悪化します。JPEGをメインで撮影される場合には、使い方を十分検討する必要があると感じました。

 下記のサンプルは、高感度ノイズリダクションを弱、スタンダード、強の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像は等倍のものですので、これでもある程度傾向はわかると思いますが、クリックすると元画像も表示されますので、あわせてご参照ください。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出しています。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO200(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO400(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO800(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO1600(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO3200(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO6400(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO12800(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

ISO25600(左から「弱」「スタンダード」「強」)
FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1FUJIFILM X-M1

 描写力チェック2:解像度

 富士フイルム X-M1のイメージセンサーは、有効1630万画素です。センサーとしてはX-Pro1やX-E1と同じものと思われます。今回テストしたXF27mmF2.8の結果は、絞り開放ではわずかに柔らかい表現ですが、単焦点レンズらしく全体に優れた解像力を示しました。1段絞ると、周辺部を含めかなり鮮明度が向上します。下記のサンプルでは、絞り開放から2段絞ったF5.6のものを掲載しました。なお、視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、絞り開放でも2500本ラインの視認が可能です。

  レンズ名:XF27mmF2.8
 焦点距離:27mm
 絞り値:F5.6 (開放絞りF2.8から2段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

富士フイルム FUJIFILM X-M1
 限界解像度チェック用のラインでは、特にモアレも発生せず、2500本まで十分視認できています。

富士フイルム FUJIFILM X-M1
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、同様に2500本ラインは十分視認可能です。

富士フイルム FUJIFILM X-M1
 画像周辺部の流れもほとんど見られません。単焦点レンズらしい鮮明な画像です。

 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 仕様上で見ると、富士フイルム X-M1の連写性能は、
  • 5.6コマ/秒で、RAW+JPEGで10コマ、JPEGで30コマの連続撮影が可能。
  • 3.0コマ/秒で、RAW+JPEGで10コマ、JPEGで50コマの連続撮影が可能。
となっています。(いずれもClass10のカード使用を推奨)

 高速メモリーカード(Sandisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)で実際にテストすると、
  • RAW+JPEG(Fine)では、5.6コマ/秒のペースで13コマ撮影でバッファーフルになり、その後は概ね1.5コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
  • RAWでは、5.6コマ/秒のペースで13コマ撮影でバッファーフルになり、その後は概ね2.1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
  • JPEG(Fine)では、5.8コマ/秒のペースで34コマ撮影でバッファーフルになり、その後は概ね4.6コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
といったペースで撮影可能でした。なお、バッファーが一杯になった瞬間にわずかにもたつきを感じる時がありましたが、ほとんど気にならないと思います。

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4.結局、X-M1は「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • さらに小型軽量化されたボディ。
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは十分常用レベル) 。
  • 光学ローパスフィルターがないことによる高い解像感。
  • 液晶モニターが大型化・高精細化され、チルト可動にも対応。
  • 高級感のあるボディ。
  • 多彩なフィルムシミュレーション機能を搭載。
  • ボタンやダイヤルによる直接的なインターフェース。
  • カメラ内の編集機能が豊富。
  • 上位機と同等の描写性能。
  • フラッシュ、ステレオマイクを搭載。
  • Wi-Fiを標準で搭載。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 高速化されたものの、もう一息のオートフォーカス速度。
  • 近接時にややオートフォーカスが迷いやすい印象。
  • 連続撮影可能枚数がやや少ない。(高速メモリーカードであれば、概ね1.5コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写可能)
  • 電子ビューファインダーには非対応。
  • ISO感度の拡張域ではJPEGのみに対応。
  • スマートフォンによるリモート操作には非対応。
  • レンズラインアップの充実が急務。


付録.製品仕様からみた X-M1の特長


有効画素数  1,630万画素
 ※X-E1、X-Pro1も同じ。
撮像素子  23.6mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-Trans CMOSセンサー
 原色フィルター採用
 圧電素子による超音波方式センサークリーニング
 ※X-E1、X-Pro1も同じ。
記録メディア  SDメモリカード
 SDHCメモリーカード
 SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
記録方式  DCF準拠 H.264規格準拠(MOV)、ステレオ音声付
記録画素数  L
 <3:2>4896×3264
 <16:9>4896×2760
 <1:1>3264×3264
 M
 <3:2>3456×2304
 <16:9>3456×1944
 <1:1>2304×2304
 S
 <3:2>2496×1664
 <16:9>2496×1408
 <1:1>1664×1664
 ※X-E1、X-Pro1も同じだが、パノラマモードも有り。
レンズマウント  FUJIFILM Xマウント
撮影感度  ISO200~ISO6400(1/3段ステップ)(標準出力感度)
 拡張感度設定:ISO100/12800/25600
 ※X-E1、X-Pro1も同じ。
測光方式  TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ
露出制御  プログラムAE/絞り優先AE/シャッタースピード優先AE/マニュアル露出
露出補正  -2.0EV~+2.0EV 1/3EVステップ
シャッター制御  電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード  1/4秒~1/4000秒(Pモード時)
 30秒~1/4000秒(全モード合わせて)
 バルブ(最長60分)
 フラッシュ同調速度:
  1/180秒以下 (PモードまたはAモードで自動設定)
 ※X-E1、X-Pro1も同じ。
連写  約5.6コマ/秒
  JPEG記録時連続30コマ、RAW/RAW+JPEG記録時連続10コマ
 約3.0コマ/秒
  JPEG記録時連続50コマ、RAW/RAW+JPEG記録時連続10コマ
 ※X-E1、X-Pro1は最速6コマ/秒。
オートブラケティング  AEブラケティング(±1/3EV、±2/3EV、±1EV)
 フィルムシミュレーションブラケティング(3種類選択可能)
 ダイナミックレンジブラケティング(100%、200%、400%)
 ISO感度ブラケティング(±1/3EV、±2/3EV、±1EV)
フォーカス  マニュアル/エリア選択/オートエリア/コンティニュアス/自動追尾
 TTLコントラストAF、AF補助光付き
AFフレーム選択  エリア選択AF(7×7の49エリア選択)、フォーカス枠サイズ可変
ホワイトバランス  オート/カスタム/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球)
フィルムシミュレーション
モード
 PROVIA(スタンダード)/Velvia(ビビッド)/ASTIA(ソフト)/モノクロ/セピア
ダイナミックレンジ設定  AUTO(100-400%)、100%、200%、400%
セルフタイマー  約10秒/約2秒
フラッシュ  手動ポップアップ式
 スーパーiフラッシュ
 ガイドナンバー:約7(ISO200・m)
 ※X-E1もGN7。
フラッシュ発光モード  赤目補正OFF時:
  オート/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/後幕シンクロ/コマンダー
 赤目補正ON時:
  赤目軽減オート/赤目軽減+強制発光/発光禁止/赤目軽減+スローシンクロ/赤目軽減+後幕シンクロ/コマンダー
アクセサリーシュー  TTLフラッシュ対応
電子ビューファインダー  非搭載。
 ※X-E1は0.5型236万ドット、X-Pro1は0.47型144万ドットのEVF内蔵。
液晶モニター  3型約92万ドット
 ※X-E1は2.8型46万ドット、X-Pro1は3型123万ドット
動画  1920×1080 30p 連続最大 約14分まで
 1280×720 30p 連続最大 約27分まで
 ※X-E1、X-Pro1は24fps
静止画撮影モード  アドバンストSRオート/P/S/A/M/C(カスタム)/人物/風景/スポーツ/SP(シーンポジション)/アドバンストモード/オート
アドバンストフィルター  トイカメラ/ミニチュア/ポップカラー/ハイキー/ローキー/ダイナミックトーン/ソフトフォーカス/パートカラー(レッド/オレンジ/イエロー/グリーン/ブルー/パープル)
撮影時機能  顔キレイナビ(顔検出機能)、赤目補正機能、多重露出、カラー選択、シャープネス選択、ダイナミックレンジ選択、フィルムシミュレーション選択、階調選択、ヒストグラム表示、被写界深度確認、フレーミングガイド(ベストフレーミング)、コマNo.メモリー、モニター晴天モード、フォーカスピーキング、日付書込み、ファンクションボタン設定
再生時機能  カメラ内RAW現像、画像回転、縦横自動回転再生、赤目補正機能、フォトブックアシスト、複数指定消去、ピクチャーサーチ、マルチ再生(マイクロサムネイル機能付き)、スライドショー、アップロード先設定、プロテクト、トリミング、リサイズ、お気に入り設定
Wi-Fi  IEEE802.11b/g/n(無線LAN 標準プロトコル)
 インフラストラクチャーモード
 位置情報サーチ、スマートフォンへの画像送信、スマートフォンからの画像閲覧、PC自動保存機能
その他の機能  PictBridge 対応、Exif Print 対応、PRINT Image Matching II 対応、言語設定、世界時計(時差設定)、クイック起動モード、マナーモード
デジタル入出力  USB2.0(High-Speed)
HDMI出力  HDMI Mini Connector
リモート入力  リモートレリーズ端子:RR-90(別売)用
電源  充電式バッテリーNP-W126(リチウムイオンタイプ)
 静止画 約350枚
 充電時間 約150分
 ※X-E1も同じ。
寸法  (幅)116.9mm×(高さ)66.5mm×(奥行き)39mm(奥行き最薄部 32.1mm)
 ※X-E1は129x74.9x38.3mm、X-Pro1は139.5X81.8X42.5mm
質量  約330g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
 約280g(バッテリー、メモリーカード含まず)
 ※X-E1は350g/300g、X-Pro1は400g/350g。
動作環境  0℃~40℃、10%~80%(結露しないこと)
起動時間  約0.5秒(クイック起動ON時)、約1.0秒(クイック起動OFF時)
付属品  充電式バッテリーNP-W126(リチウムイオンタイプ)
 バッテリーチャージャーBC-W126
 ショルダーストラップ
 ボディーキャップ
 CD-ROM(画像ビュアーソフト、RAW現像ソフトなど)
 使用説明書
 保証書一式 

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