トップページ > デジカメ徹底レビュー > 特集 富士フイルム X-A1 > 富士フイルム フジノン XC50-230mmF4.5-6.7 OIS |
特集 富士フイルム フジノン XC50-230mmF4.5-6.7 OIS |
富士フイルム フジノン XC50-230mmF4.5-6.7 OIS
by Inaba Kunio
手ぶれ補正機能を搭載した望遠ズーム
評価:5.0
|
![]() |
1. レンズ仕様
2. MTF曲線(富士フイルム ホームページより)空間周波数 15本/mm 及び 空間周波数 45本/mm (ワイド端)
3. レンズ構成図(富士フイルム ホームページより)
Sponsored Links 4. 製品外観
レンズ正面には基本仕様が印字されています。「ASPHERICAL」は非球面レンズが用いられていることを、「SUPER EBC」は富士フイルムの独自コーティング「スーパーEBC(Electric
Beam Coat)」が施されていることを示しています。このコーティングは、電子ビームを使って反射防止膜を形成するものです。
レンズマウント側。マウント部は樹脂製です。これはXC16-50mmと同じです。
鏡胴には2つのリングが付いています。レンズ先端部のシルバー色のリングはピントリングで、黒色の太いリングがズームリングです。
シリアルナンバーはシールに印字されています。レンズは中国製です。
X-A1に装着した状態。35mm換算で76mmから350mmまでの画角をカバーする望遠ズームですので、それなりに存在感があります。写真は広角端で、この時にレンズ長は最短となります。
X-A1に装着した状態。望遠端でレンズ長は最長となります。
付属するフードを装着した状態。ズーム操作によって、わずかながら前群ユニットも回転するため、花形フードは装着が難しそうです。
レンズ単体での実測値は369.5gでした。メーカー公表値は375gです。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差今回テストに用いたのはX-A1です。このレンズは、他社のキットレンズと同じ廉価タイプの位置づけになると思いますが、レンズ収差は良好に補正されていると感じました。50-230mmの焦点域をカバーする望遠ズームレンズということもあり、歪曲収差はズーム全域でほとんど残っていません。光学的なアプローチできれいに補正されているのは、さすがだと思います。 焦点距離:50mm (35mm換算76mm) 焦点距離:101mm (35mm換算154mm) 焦点距離:230mm (35mm換算350mm) (2) 解像力解像力の点でも、キットレンズとしては良好な実力を示しました。画像中心部に関しては、広角端での解像力が一番高く、絞り開放からテスト上限値である2500本のラインを視認することが出来ました。さらに1段程度絞ると、よりしっかりとした画像となります。 望遠側に移るにつれ、徐々に解像力が低下しますが、望遠端の230mmでも2300本のラインあたりまでは視認することができました。 周辺部では、絞り開放では中心部と比べ、やや柔らかい描写となりますが1段程度絞ると、鮮明度が上がりました。 下記の切出画像は約1/2に縮小したものとなります。これでも傾向はわかると思いますが、クリックすると元画像が開きますので、あわせてご参照ください。
50mm F3.5 |
|
Sponsored Links |