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特集 富士フイルム FUJIFILM X-A1
2.富士フイルム X-A1の外観をみる |
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富士フイルム X-A1
by Inaba Kunio
費用対効果に優れた富士フイルムのローエンド・ミラーレス
評価:5.0
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富士フイルム X-A1を開封する富士フイルムのX-A1は、ローエンド・クラスの製品です。2013年7月に登場したX-M1(製品レビュー)のイメージセンサーを一般的なCMOSに換装することで、価格面での競争力を高めたカメラとなります。販売形態はボディ単体の他に、XC16-50mmF3.5-5.6(製品レビュー)が付属するレンズキットと、さらにXC50-230mmF4.5-6.7(製品レビュー)も付属するダブルレンズキットが用意されており、このあたりもX-M1と同じです。 ボディカラーは、レッド、ブラウン、シルバーの3種類です。ボディ色はシルバーで、シボ革の部分の色が変わります。X-M1でも、シルバー、ブラウンは同じですが、レッドモデルはありません。その代り、ボディ部分も含めたブラックが用意されています。 なお、X-A1には1000セットの限定モデルとして、「プレミアムホワイトボックス」があります。これはボディ部分がホワイトになっただけでなく、XC16-50mmとXF27mmF2.8(製品レビュー)の2本のレンズ、限定ボディジャケット、ショルダーストラップ、ボディキャプ、レンズキャップが付属しています。まだ店頭在庫もあるようですので、気になる方は早めに購入されると良いと思います。 今回の評価機は、ダブルレンズレンズキットのシルバーを購入いたしました。
X-A1ダブルレンズキットのパッケージ。黒を基調としたデザインは、X-M1と同じです。2本のズームレンズが同梱されているため、比較的大きめのサイズとなっています。
蓋を開けると、左側に付属品関係が、右側のトレイには保証書や使用説明書等が置かれています。
トレイの下には、カメラ本体とレンズが格納されていました。下段の左端に見えるのはバッテリーNP-W126です。標準ズーム用のフードは、付属品の入っている箱の中にあります。
付属品。左上から使用説明書、CD-ROM、バッテリーチャージャーBC-W126、充電式バッテリーNP-W126、バッテリーチャージャー用ACケーブル、ショルダーストラップ。この他にもボディキャップがボディに装着されています。 富士フイルム X-A1の本体をチェック
X-A1シルバーモデルのボディ前面。ボディサイズはX-M1と同じで、富士フイルムのミラーレスカメラの中で最小となります。国内ではシルバーの他に、レッドとブラウンが用意されており、シボ革の部分の色が変わります。
X-M1のボディ前面。向かって右肩にあるロゴ以外はデザインもほぼX-A1と共通です。
X-A1の液晶モニター側。液晶モニターは3型92万ドットで、アスペクト比はイメージセンサーと同じ3:2となります。
X-M1の液晶モニター側。ボタンの配置を含め、X-A1と同じです。液晶モニターも同じものが搭載されています。
X-A1のボディ上面。レンズ光軸上にアクセサリーシューが置かれています。大型のメインコマンドダイヤルとモードダイヤルが印象的です。シャッターボタンと同軸に電源レバーが置かれています。
X-M1のボディ上面。カラー以外は全く同じです。
X-M1のボディ底面。左側にバッテリー室があり、メモリーカードもこの中に格納されます。三脚用の穴はレンズ光軸上からシフトしています。ボディ右上にある窪みは、ハンドグリップHG-XM1装着時に使用するものです。ボディ本体はタイ製。なお、購入したボディ本体のS/Nは3xxxでした。
X-M1のボディ底面。ラベルのデザインを含め、X-A1と同じです。
X-A1のボディ左側面。右下に見える穴はスピーカーです。
X-A1のボディ右側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。下部に見える切欠きカバーは、DCカプラー使用時にケーブルを通すためのものです。
X-A1のイメージセンサー。富士フイルムのミラーレスカメラとしては初となる一般的なCMOSセンサーが採用されました。有効1630万画素は同じですが、ローパスフィルターが装着されています。イメージセンサーまわりは、X-M1との唯一の違いと言って良いかもしれません。
ボディ左型にあるX-A1のロゴ。刻印された中に黒いインクが流し込まれています。軽量化とWiFi対応のためボディ外装は樹脂製で、ボディ中心部はアルミダイキャスト製、メインコマンドダイヤルとモードダイヤルは金属です。このあたりも、X-M1と同じです。
X-A1のグリップ部。形状はX-M1と同じです。グリップの右上にあるランプは、AF補助光とセルフタイマーランプを兼ねるものです。
X-A1のレンズ着脱ボタン。太いレンズとの干渉を避けるため、切欠きが付けられています。このボタンを押すと、その横にあるマウント上のピンが下がり、レンズを回転・取り外すことができます。
X-A1の軍艦部右側にあるメインコントロール部。ボタン類の配置はX-M1と同じで、シャッターボタンにはレリーズ用の溝は切られていません。X-Pro1やX-E2などの上位機種では、シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルとなっていますので、インターフェースは大きく異なります。一般的なユーザーであれば、X-A1やX-M1のようにモードダイヤル+コマンドダイヤル方式の方がわかりやすいかもしれません。
X-A1の操作は、金属製のメインコマンドダイヤルと、グリップ部分に縦に置かれているサブコマンドダイヤルを中心に行います。サブコマンドダイヤルは回転操作にのみ対応しています。
X-A1のメイン操作部。ボタンの配置はX-M1と同じです。グリップ部にあるランプはインジケーターで、カード記録状態だけでなくピント合焦や手ぶれ警告、フラッシュ充電中などを表すものです。
軍艦部の左側には内蔵フラッシュがあります。その右にあるのがホットシューで、レンズ光軸上に置かれています。その前にある2つの穴はステレオマイクです。
内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。機構もX-M1と同じです。
内蔵フラッシュはポップアップすると前に飛び出しますので、レンズによるケラレが置きにくくなっています。カメラサイズの割にポップアップ位置は高いと思います。
X-A1のフラッシュ発光部。標準感度ISO200時のガイドナンバーは7ですので、標準ズームレンズ広角端の絞り開放F3.5であれば、2mの距離までが有効となります。ISO800であれば4m、ISO3200で8m、ISO12800では16mまで対応することになります。
フラッシュ照射部は指で上に向けることも可能です。メーカーは推奨しませんが、一定のバウンス効果も期待できそうです。
X-A1のボディ右側面にある外部接続端子。上がHDMIミニ端子で、下がマイクロUSB端子です。これらもX-M1と同じです。
X-A1もX-M1と同様に液晶モニターをチルト可動させることができます上側には-85°まで開くことができます。
液晶モニターを下側に開いた状態。この向きでは90°まで稼働します。
標準ズームレンズ、XC16-50mmF3.5-5.6を装着した状態。
キットレンズにはフードも付属しています。ズーム操作をしてもフィルター部が回転しないため、花形フードに対応しています。
ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。バッテリーとメモリーカードの挿入方向がガイダンス表示されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。バッテリーにつけられて指標を、取り外しツマミと同じ側にします。メモリーカードはラベル面が前側となります。
液晶モニター。92万ドットの3型で、X-M1と同じです。DISPボタンの押下で表示内容の切り替えが可能です。
採用された液晶パネルの視野角は比較的広く、この角度でも表示内容をある程度把握することができます。
X-A1のボディ単体での重さの実測値は278.0gでした。メーカー公表値は280gです。
バッテリーとメモリーカードを装着した状態でのX-A1の重さの実測値は327.0gでした。使用するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は330gです。 富士フイルム X-A1の付属品をチェック
X-A1に付属するバッテリーチャージャーBC-W126。NP-W126の充電には、最大で約150分かかります。
充電には、付属するACケーブルを用います。写真は、チャージャー側のケーブル接続部。可搬性の点では、ウォールマウントアダプタ等の添付が望ましいと思います。
付属するACケーブル。出荷先の電源環境によって、異なるケーブルが付属します。
バッテリーパックNP-W126。7.2V 1200mAhで、静止画で約350枚の撮影が可能です。このあたりもX-M1と同じです。
バッテリーパックNP-W126には、本体挿入時の指標となるオレンジ色のマークが印刷されています。
付属するショルダーストラップ。高級感はありませんが、しっかりとした作りです。
付属するボディキャップ。Xマウント用の共通品で、ボディに装着された状態で出荷されています。
ボディ側のレンズマウント部バヨネット構造を利用して装着するタイプです。 |
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