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特集 ニコン Nikon D7100
3.ニコン Nikon D7100の外観をみる |
ニコン D7100
by Inaba Kunio
描写力と基本性能を強化したASPサイズ上級デジタル一眼レフ
評価:5.0
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ニコン Nikon D7100を開封するいよいよニコンD7100が発売開始となりました。上級機のため、カラーはブラックのみとなります。販売形態は、ボディのみ、ボディに18-105mm標準ズームレンズがセットになった「18-105VRレンズキット」、16-85mm標準ズームレンズがセットになった「16-85VRレンズキット」、18-200mm高倍率ズームレンズがセットになった「18-200mmVR II レンズキット」の4つとなります。販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で12万円強、「18-105VRレンズキット」は16万円弱、「16-85VRレンズキット」は18万円強、「18-200mmVR II レンズキット」は20万円前後となっています。 D7000発売時点では、ボディ単体が14万円前後、18-105VRレンズキットは18万円弱、18-200mmVRIIレンズキットは22万円弱でした。D7100は、いずれも2万円程度安いようです。なお、現時点のD7000の実売価格は、7万円前後、9万円前後、13万円弱となっていますので、発売開始時点から見るとほぼ半額まで下がってきています。 発売開始時点では、レンズセットはやや割高に感じましたので、ボディ単体を購入しました。
Nikon D7100ボディのパッケージ。ゴールドのデザインはニコンの一眼レフ共通です。
ケースを開けると、上段に使用説明書やCD-ROM等が入っています。保証書は国内でのみ有効のものとなります。
説明書等の下に本体が入っています。左側がカメラ本体で、右側の白いケースの中にストラップ等の付属品が格納されています。
付属品。左上から使用説明書、ViewNX2ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーMH-25、Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL15、電源プラグ、アイピースキャップDK-5、電源コード、USBケーブルUC-E6、ストラップAN-DC1BK。使用説明書は約400ページの立派なものが付属します。 ニコン Nikon D7100の本体をチェック
ボディ前面。D7000よりも、わずかながら大きくなっていますが、デジタル一眼レフとしては比較的小型なボディサイズです。
液晶パネルは3.2型123万ドットのものが搭載されています。1つの画素を3色(レッド、グリーン、ブルー)で構成していた従来のパネルに対し、新たにホワイトを追加して4色RGBWとなっています。輝度が向上し、日中撮影での視認性が向上しています。画素数自体はVGA(640x480)のままです。
ボディ上面。右肩にある液晶パネルでカメラの基本的な状況を把握できますので、背面液晶モニターを消灯したままでも撮影可能です。D7000と比較すると、ペンタ部のステレオマイク、撮影モードダイヤルのロックボタン、動画撮影ボタンが異なっています。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。左下に見える長方形カバーの下には、マルチパワーバッテリーパックMB-D15用の接点があります。ボディ本体はタイ製。
バッテリー室蓋を開けた状態。蓋の裏面には、バッテリー挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。
バッテリーパックを挿入しつつある状態。
接点カバーを取り外した状態。カバー自体はマルチパワーバッテリーパックMB-D15内に格納できます。
ボディ左側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。
外部接続端子カバーを開いた状態。左上より、外部マイク入力端子、USB端子、HDMIミニ端子、ヘッドホン出力端子、アクセサリーターミナル。アクセサリーターミナルには、ワイヤレスリモートコントローラーWR-T10や、GPSユニットGP-1A等が接続できます。端子カバーは3つに分割されているため、個別に開閉可能です。
ボディ右側面。こちら側にはメモリーカードスロットが置かれています。
メモリーカードスロットの蓋を開けた状態。D7000と同様に、SDカード用のダブルスロットになっています。
上側はメモリーカードを挿入しつつある状態。下側は挿入し終わった状態。カードのラベル面は手前側になります。
ペンタブにあるニコンのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。
左肩側にあるD7100のロゴ。ロゴの上にある三角形は、リモコン受光部で、背面側にも1つあります。フラッシュボタン、ブラケットボタンはD7000と同じです。フラッシュボタンは電気式のため、電源が入っていないとポップアップしません。
レンズ取り外しボタンの下には、AFモードボタンとフォーカスモードセレクターが置かれています。AFモードボタンは、AFモードだけでなく、AFエリアモードの変更機能もあります。
マウント内。上部に8点の信号接点が置かれています。
ミラーボックス上部にあるファインダースクリーン。スクリーン交換には対応していません。
ファンクション(Fn)ボタンには機能を割り振ることができます。コマンドダイヤルとの併用で、撮像範囲選択(DXと1.3X)も可能です。
プレビュー(Pv)ボタンの初期設定はプレビューですが、別の機能を割り振ることもできます。
シャッターボタン周辺。動画撮影ボタンは、液晶モニター側から移設されてきました。透明なランプは、AF 補助光ランプ、セルフタイマーランプ、赤目軽減ランプを兼ねるものです。シャッターボタン同軸にある電源ON/OFFレバーで、ボディ上面液晶パネルのバックライト点灯も行えます。
ボディ上面の液晶パネル。カメラの基本状況を確認することができます。
右手親指側のコントロール部。メインコマンドダイヤルを含め、このあたりのインターフェースは、フィルム時代のオートフォーカス一眼レフカメラで確立されています。
マルチセレクター部を中心としたインターフェースとなっています。マルチセレクター自体は回転しません。右下にあるのが背面側のリモコン受光部で、その左にある穴はスピーカーです。
D7100には視野率100%、0.94倍のファインダーが搭載されています。視度調整機能も内蔵されていますが、アイピースシャッターは非搭載です。
ファインダー内。合焦すると、画面内のラインや合焦点が赤く表示されます。これはDXモードのため、右下の撮影可能枚数が5枚と表示されています。(14bitRAW
ロスレス圧縮)
1.3Xクロップモードのファインダー内。右上に1.3Xの表示がされるとともに、画面のガイドラインも示されます。実像式ファインダーであればパララックスが発生しますが、D7100は一眼レフのため、ほぼ正確に枠内のみが撮影範囲となります。
液晶モニター左側にある上4つのボタンはD7000と同じですが、新たにiボタンが新設されています。これは、カメラの状況に応じて便利な機能にアクセスするボタンです。
D7000と同様に、撮影モードダイヤルの下にはレリーズモードダイヤルが置かれています。D7000にあった「リモコン撮影」は省略されています。
撮影モードダイヤルには、新たに「EFFECTS」(スペシャルエフェクトモード)が追加されました。また、要望も多かったロックボタンが新設されたため、不用意にモードが切り替わってしまう事故を防止できます。
アクセサリーシューにはカバーBS-1が装着されています。D7000にはボディ前面にモノラルマイクが置かれていましたが、D7100ではステレオ化され、ペンタ部に移設されました。
AF-S NIKKOR 50mm F1.4Gを装着した状態。ボディが比較的小型であることがわかります。
反対側からのアングル。右肩にあるストラップ取り付け部は、常時上側を向いています。
ボディ単体の重さは672gでした。メーカー公称値は675gですので、やや軽い結果となりました。
液晶モニター。RGBW方式となったため、明らかに輝度範囲が広くなっていることを感じました。写真は1.3Xクロップモードのため、右上にマークが表示されています。
同じアングルでDXモードに切り替えると、画面が1.3倍に広くなります。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。照射部は比較的高い位置となります。
ポップアップ状態を側面から見ると、目いっぱい立ち上がっていることがわかります。 ニコン Nikon D7100の付属品をチェック
バッテリーチャージャーMH-25。D800やD600、D7000で使われているものと同じです。リチウムイオンバッテリーEN-EL15の充電には、最大で2時間35分かかります。
MH-25には、ACプラグ差込口があり、ここにACプラグかメガネケーブルを接続してコンセントに繋ぎます。ACプラグ差込口は、ストッパーレバーを押すと90度まで回転可能です。
付属するACプラグ。出荷先によって異なるものが同梱されます。
ACプラグを回転させている状態。向きを変えることができるため、テーブルタップやコンセントの状態にあわせることが可能です。写真は45度の角度になっていますが、実際に使用する場合は0度または90度でしっかりと固定させます。
通常のメガネケーブルも付属します。使う環境にあわせることができます。
バッテリーパックEN-EL15。容量は7.0V 1900mAhで、静止画で約950コマの撮影が可能です。なお、ニコンの社内基準では、約3550コマ(連続撮影モード)もの枚数を撮影できます。動画撮影では100分です。
バッテリーパックには製造ロット番号とホログラムが貼付されています。なお、新製品を購入する場合には関係ありませんが、2012年4月には発熱・外形変形の可能性がある不具合品交換のアナウンスがありました。対象製品は、写真のロット番号の英字(上記写真はKE)がEまたはFのものです。
付属するUSBケーブルUC-E6。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
本体にはアイピースキャップDK-5が同梱されています。D7100のファインダー部にはアイピースシャッターが内蔵されていません。ファインダーから顔を離して撮影する場合は、ファインダーからの入光を防ぐため、アイピースキャップの使用が推奨されています。標準で装着されている接眼目当てDK-21を取り外して取り付けます。
アイピースキャップの裏側には、ストラップに止めるためのクリップが付いています。
付属するストラップAN-DC1BK。文字の部分は貼付されています。
ボディに付属するボディーキャップBF-1B。
裏面には、ボディのレンズ用バヨネットを利用して固定する爪があります。 |
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