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特集 オリンパス OLYMPUS STYLUS1
2.オリンパス STYLUS1の外観をみる |
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オリンパス STYLUS1
by Inaba Kunio
OM-DデザインでF2.8通し300mm望遠ズームのネオ一眼
評価:5.0
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オリンパス STYLUS1を開封するオリンパスから新しいタイプのネオ一眼、STYLUS1が登場しました。一見すると、ミラーレスカメラOM-Dシリーズに似ていますが、28-300mm相当F2.8の明るいズームレンズを内蔵している点が特徴的です。ボディカラーはブラックの1色のみで、スタート時点の実売価格は6万2千円前後となっています。 なお、販売促進として、リモートケーブルRM-UC1またはリチウムイオン充電池BLS-5のどちらかがもらえるキャンペーンが実施されています。2014年1月16日までですので、早めに購入しユーザー登録されると良いと思います。
STYLUS1のパッケージ。白いパッケージに青いラインが配されています。STYLUS XZ-2(製品レビュー)に似たボックスデザインで高級感があります。
蓋を開けると、不織布に包まれて格納されているボディ本体が姿を現します。高級コンパクトらしい丁寧なパッケージングです。
製品に同梱されている付属品です。左上より、取扱説明書、ソフトウェアCD-ROM、リチウムイオン充電器BCS-5、リチウムイオン充電池BLS-5、レンズキャップ、充電器用ACケーブル、USBケーブルCB-USB6、ストラップ。ボディ本体にはアクセサリーシューカバーも装着されています。 オリンパス STYLUS1の本体をチェック
ボディ本体。一見すると、OM-D E-M5に似ていますが、ボディサイズは一回りコンパクトになっています。
ミラーレスカメラOM-D E-M5(製品レビュー)のボディ前面。ファインダーやグリップ部分の形状が似ています。なお、E-M5のボディサイズは幅121mm、高さ89.6mmですので、STYLUS1の116mm、87mmと比べると一回り違います。
STYLUS1の液晶モニター側。大型の電子ビューファインダー接眼部が特徴的です。基本的なインターフェースはミラーレスカメラに準じています。親指部分のゴムにより、ボディサイズの割にホールド性も良好です。
ボディ上面。レンズ光軸上に電子ビューファインダーと内蔵フラッシュ、アクセサリーシューが置かれています。電子ビューファインダーの左側にモードダイヤル、右側にサブダイヤルとシャッターボタンが配されています。シャッターボタンの同軸にズームレバーが置かれています。ズーム操作はレンズエプロン部左側にあるサイドズームレバーでも行うことができます。
STYLUS1のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸からシフトされています。ラベルとの間にある4つの穴はスピーカー用のものです。カメラ本体は中国製です。
STYLUS1のボディ左側面。ストラップ取付け部はXZ-2と同様に、三角環方式となっています。
ボディ右側面。こちら側に外部接続端子が置かれています。液晶モニター側のグリップ部の張り出しがしっかり確保されていることがわかります。
ファインダー部にあるOLYMPUSのロゴ。写真ではわかりづらいですが、刻印された中に白いインクが流しこまれています。OM-Dはフラッシュを内蔵していませんでしたが、STYLUS1はここに搭載しています。
右肩にあるSTYLUS1のロゴ。右上に見えるランプはセルフタイマーランプとAF補助光を兼ねるもの。シャッターボタンの同軸にズームレバーが置かれています。
STYLUS1のレンズ部。電源OFF状態では沈胴しています。F2.8の通しズームを搭載している機種は、パナソニックのLUMIX DMC-FZ200(製品レビュー)が最初でしたが、現時点ではソニー サイバーショット DSC-RX10を含め3機種となりました。「F2.8のズームレンズ」と言う点は同じものの、イメージセンサーのサイズやズーム域は異なり、各々が特徴を持っています。
レンズの左下にはFn2ボタンとレバーが置かれています。カメラを構えたときに、押しやすい位置です。
レンズのエプロン部には、フラッシュスイッチとサイドズームレバーが置かれています。サイドズームレバーのズーム速度は、標準と低速から選ぶことができます。フラッシュスイッチは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。また、フラッシュを使用するときにはマニュアルでポップアップさせる必要があります。
STYLUS1のデザイン上の特徴であるファインダー部。フィルム一眼レフの頃からのデザインを継承しています。
内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。ポップアップ位置は低いですが、これはアクセサリーシューに外付フラッシュ等を装着した時にも干渉しないための配慮だと思われます。
フラッシュ照射部の正面。実測で1cm程度ポップアップします。
STYLUS1の軍艦部右側にあるメインコントロール部。大型のサブダイヤルの位置は若干異なりますが、OM-D E-M1のものを踏襲しています。
シャッターボタンと同軸に置かれているズームレバー。
グリップ部にはゴムが貼付されているため、見た目よりもホールディング性能は良好です。
液晶モニターの右側にあるコントロール部。十字ボタンの機能を変えることもできるようになっています。
電子ファインダーの右側面にはディスプレイ切替ボタンが置かれています。接眼部のアイセンサーをOFFにした時には、このボタンで液晶モニターと電子ビューファインダーの切り替えをします。
軍艦部左側にあるモードダイヤル。ファインダー接眼部の基部には、視度調整ダイヤルが置かれています。
電子ビューファインダーの上にはアクセサリーシューが置かれています。出荷時にはシューカバーが装着されています。
ファインダー接眼部。ゴム製のアイカップが装着されています。
アイカップを外した状態。接眼部の右側に見える2つの穴はアイセンサーです。視度調整ダイヤルが回しずらい時には、一度アイカップを外すと回しやすくなります。
ボディ右側面にある外部接続端子カバーを開いた状態。上がUSBマルチコネクターで、下がHDMIマイクロコネクター(タイプD)です。
液晶モニターを上側にチルトさせた状態。上側には約80度傾けられます。
液晶モニターを下側にチルトさせた状態。この向きでは約50度まで開けます。
電源OFF状態。レンズはボディ内に沈胴しているため、OM-Dに薄型パンケーキレンズを装着したようなデザインです。
電源を入れるとレンズが自動的に伸長します。写真は広角端28mm相当の状態です。
このレンズは、50mm相当の時に最短となります。
望遠端の状態。この時にレンズ長は最長となります。ネオ一眼としては、比較的コンパクトなレンズであると思います。
ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。バッテリーとともにメモリーカードを挿入します。
バッテリー室の前側には、バッテリー挿入方向のガイダンスが貼付されています。
バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。どちらもラベル面が前側となる向きで挿入します。
液晶モニターを上側にチルトさせた状態。液晶パネルの視野角は広く、この向きでも視認することができます。
STYLUS1の液晶モニター。3型104万ドットのパネルで、タッチ操作に対応しています。アスペクト比は3:2のため、最大サイズの静止画では、両側に黒いラインが生じます。
同じ状態での電子ビューファインダーの表示内容。EVFは144万ドットでアスペクト比4:3のパネルが搭載されていますので、画面いっぱいに静止画を表示できます。OM-Dのようなファインダースタイルの切り替えには対応していません。
付属するレンズキャップを装着した状態。自動開閉機構となっているので、そのままの状態で電源をONにできます。
電源をONにした状態。自動的にカバーが開きます。
オプションとなるコンバージョンレンズアダプターCLA-13を介して、テレコンバージョンレンズTCON-17Xを装着した状態。レンズ先端の溝を利用するため、レンズカバーを外して取り付けます。基本的にテレ端での操作が推奨されており、510mm相当の画角となります。
STYLUS1のボディ単体での実測値は350.0gでした。
STYLUS1の撮影状態での実測値は395.5gでした。装着するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は402gです。 オリンパス STYLUS1の付属品をチェック
バッテリー充電器BCS-5。リチウムイオン電池BLS-5専用で、BLS-5の充電には最大で3時間30分かかります。
コンセントとの接続には付属するACケーブルを使用します。可搬性を考えると、できればウォールマウントアダプターも同梱されると良いと思います。
付属するACアダプター。出荷先のコンセント形状にあわせて対応するコードが添付されるようです。
付属するリチウムイオン電池BLS-5。PEN E-P3等でも採用されたもので、容量は7.2V 1080mAhです。静止画であれば最大410枚の撮影が可能となっています。
付属するUSB接続ケーブルCB-USB6。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
付属するストラップ。しっかりとしたつくりですが、ややチープな印象も受けます。
付属する自動開閉レンズキャップ。撮影時に取り外す必要がないため、利便性が高いキャップです。
レンズキャップの裏側。型番はLC-51Aとなっています。蓋部分は4つの部品に分かれています。
ボディには、レンズ先端のみぞを使って固定します。
カバーの部分はスプリングで固定されています。一つ一つを別々に開くこともできます。 |