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特集 LUMIX DMC-FZ200

パナソニック LUMIX DMC-FZ200 ~F2.8通し24倍ズーム搭載機

パナソニック LUMIX DMC-FZ200  by Inaba Kunio    驚異の「F2.8通し24倍ズーム」搭載機  評価:5.0
パナソニック  LUMIX DMC-FZ200 Panasonic

1.パナソニック LUMIX DMC-FZ200の位置づけと概要

 驚異の「F2.8通し24倍ズーム」搭載機

 フィルムカメラ時代から写真撮影の機会が多かった方は、ついついデジタルカメラの特異性を見過ごしてしまう傾向があるように思います。フィルムカメラからデジタルカメラへの移行は連続的に進んだため、デジカメはフィルムカメラのフィルムをイメージセンサーに置き換えただけ、という感覚があるからかもしれません。

 DMC-FZ200には、35mm換算で25mmから600mmまでの画角をカバーする超望遠レンズが搭載されています。ネオ一眼の中では突出したズーム倍率ではありませんが、フィルムカメラ時代には考えられなかった倍率でもあります。

パナソニック LUMIX DMC-FZ200
 4.5mm-108mmF2.8(35mm換算25mm-600mm)の大口径ズームレンズ。レンズ構成はEDレンズを3枚、非球面レンズを5枚使った11群14枚で、パナソニック山形向上で製造した非球面レンズ用金型を使用しています。

 しかも、今回採用されたのは、広角端から望遠端までをF2.8で通したレンズです。前機種であるDMC-FZ150は、広角端の開放F値はF2.8でしたが、望遠端ではF5.2と、2段近く暗いレンズでした。これらを実現できたのは、急速に進化し続けているイメージセンサーや画像処理エンジン、光学設計技術があったからこそであり、デジタルカメラでなければ到底成し遂げることはできなかったことも明らかです。

【主なネオ一眼の比較】

機種名 DMC-FZ200 DSC-HX200V COOLPIX
P510
X-5 FinePix
SL300
メーカー パナソニック ソニー ニコン ペンタックス 富士フイルム
センサー 1210万
1/2.3型CMOS
1820万
1/2.3型CMOS
1610万
1/2.3型CMOS
1600万
1/2.33型CMOS
1400万
1/2.3型CCD
レンズ
(35mm換算)
25-600mm
F2.8
27-810mm
F2.8-5.6
24-1000mm
F3-5.9
22.3-580mm
F3.1-5.9
24-720mm
F3.1-5.9
液晶 3型
46万ドット
(バリアングル)
3型
92万ドット
3型
92万ドット
(チルト)
3型
46万ドット
(チルト)
3型
46万ドット
ファインダー 131万ドット 20万ドット 20万ドット 23万ドット 20万ドット
サイズ
HxWxD
125.2x86.6x110.2 121.6x86.6x93.3 119.8x82.9x102.2 120x86.5x106.5 122x93x100
重さ 537 g 531 g 555g
(含カード、電池)
507 g 470 g
その他 RAW対応 GPS GPS 単三対応 動画は
HDまで
発売 2012/8 2012/3 2012/3 2012/9 2012/8

 各社から販売されている主なネオ一眼を比較すると、どの機種も概ね1/2.3型サイズのイメージセンサーを搭載しているものの、メーカーごとの味付けでかなり色合いの異なる製品となっていることがわかります。

 この中でDMC-FZ200のポイントを整理すると、次のようになります。
  • 焦点域は25-600mmとネオ一眼の中では抑え気味。
  • 全域F2.8の明るいレンズを搭載。
  • 電子ビューファインダーは他社製品の6倍のドット数。
  • 液晶モニターの画素数は標準的だが、バリアングルに対応。
  • ネオ一眼の中では大きく、重い。(差は大きくないが)
  • RAWでの撮影に対応。

 これに加え、DMC-FZ200の魅力は、DMC-FZ150譲りのレスポンスです。ネオ一眼というと、どうしても「モッサリ」といったイメージがありましたが、デジタル一眼レフに準じた軽快な動作感は、撮影する上で大きなメリットだと思います。

パナソニック LUMIX DMC-FZ200
 現行ネオ一眼の中で、2軸バリアングル液晶を搭載しているのは、キヤノンPowerShot SX40 HSと本機のみ。

 それではF2.8通しの24倍ズーム機、LUMIX DMC-FZ200の実力をテストしてみます。

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2.パナソニック DMC-FZ200を開封し外観をチェック

 パナソニック LUMIX DMC-FZ200を開封する

 DMC-FZ200は、DMC-LX7と同じ8月23日に発売開始されました。2011年9月に発売となったDMC-FZ150の後継機となりますが、カメラとしての中身は大きく進化しています。とくに、広角端から望遠端までF2.8通しズームの搭載と、131万ドット高精細電子ビューファインダーの搭載は、カメラがクラスアップされたことを示しています。

 DMC-FZ200の実売価格は5万円台前半でスタートを切りました。DMC-FZ150の発売時点の実売価格は5万円弱でしたので、やや値段が上昇していますが、カメラの進化内容を考えれば「予想よりも安価」と言えるかもしれません。


Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 濃紺を基調とした縦長の箱は、DMC-FZ150を踏襲しています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 蓋を開けると、ボディ本体や取扱説明書、フード類が見えます。ボディの下にはストラップやケーブル類が入っていました。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 DMC-FZ200の付属品。左上より取扱説明書、CD-ROM、レンズキャップVYQ5607、レンズキャップひも、バッテリーチャージャーDE-A79A、バッテリーパックDMW-BLC12、USB接続ケーブルK1HY08YY0025、ショルダーストラップVFC4453、レンズフードVYQ7878。取扱説明書は簡易版で、詳細版はCD-ROMの中に入っています。これは最近の傾向ですが、使い勝手を考えれば印刷した冊子の同梱が望ましいと思います。

 LUMIX DMC-FZ200の付属品をチェック

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 バッテリーチャージャーDE-A79A。DMC-GH2で使われているものと共通。バッテリーパックDMW-BLJ12の充電には、約140分かかります。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 コンセント接続部は、回転させて格納することができる仕組みとなっています。コンセント側にスペースは必要ですが、可搬性の点でメリットとなります。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 バッテリーパックDMW-BLC12。容量は1200mAhで、静止画であれば最大で約540枚の撮影が可能です。動画撮影であれば、AVCHDで最大約160分、MP4では約200分の撮影ができます。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 付属するレンズキャップ。脱着用のつまみ部分が内側にあるタイプのため、フード装着時でも脱着は容易です。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 レンズキャップの裏側です。ふち部分に見える2つの穴は、レンズキャップ用ひもを取り付けるためのものです。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 USB接続ケーブルK1HY08YY0025。パソコンやプリンターとの接続に使用します。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ショルダーストラップVFC4453。合成皮革製で、ややチープな感じもします。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 付属するレンズフード。花形で内側には反射を抑制する溝が切ってあります。DMC-FZ200では、レンズ先端にフードを装着するため、ズーム全域で効果が期待できます。なお、装着はバヨネット方式です。

 LUMIX DMC-FZ200の本体をチェック

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ前面。横幅はDMC-FZ150とほぼ同じですが、レンズが大型になったため、高さが5mm程度高くなっています。デザイン自体は前機種を踏襲しています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ液晶面側。ボタン類は場所の入れ替えはありますが、ほぼ全機種と同じです。新たにFnボタンが追加されています。なお、電子ビューファインダーの高精細化に伴い、接眼部のまわりが大きくなっています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ上面。レンズの大型化に伴い、沈胴時のレンズ長も長くなっています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ右側面。こちら側には外部接続端子が配置されています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 外部接続端子。上がHDMIミニ端子で、下がAV OUT/DIGITAL端子です。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ左側面。グリップ部には、マイク/リモート端子が配置されています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 MIC/REMOTE端子。シャッターリモコンDMW-RSL1やステレオマイクDMW-MS1を装着できます。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ底面。レンズとの干渉を避けるため、三脚用の穴はレンズ光軸からシフトされています。カメラ本体は日本製。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 レンズ鏡胴部左側。サイドレバーは、初期設定ではズーム操作となっていますが、セットアップメニューでの設定によりマニュアルフォーカス時のピント操作に変えることもできます。右側上段はフォーカス切換スイッチ。中央のマクロモードに設定すると、広角側でレンズ前1cmまでの接写が可能となります。その下のFOCUSボタンは、AF時にはフォーカスエリアの選択に、MF時には一時的にオートフォーカス動作をさせるためのボタンとして機能します。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 内蔵ストロボのポップアップレバー。DMC-FZ150では背面側にあったものを、ここに移設されています。レバーは機械式のため、電源が入っていない状態でもポップアップさせることができます。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。フラッシュは最大で13.5mまで照射可能となっています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 電子ビューファインダーの視度調整ダイヤル。その左にあるボタンは、電子ビューファインダーと液晶モニターの表示を切り換えるもの。切換は手動式で、電源を切っても保持されます。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ボディ上面のアクセサリーシューとステレオマイク。アクセサリーシューには専用フラッシュライトDMW-FL220の他に、市販の外部フラッシュも使用可能(一部機能が制限される場合もあります)。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 軍艦部右側のメイン操作部。モードダイヤルの記載が整理されるとともに、電源スイッチもモードダイヤルの同軸に移されています。また、Fnボタンが新設されています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 レンズ鏡胴には「NANO SURFACE COATING」と記載されていますが、これはレンズに施されているナノサーフェイスコーティングを示しており、従来のコーティングと比べ、表面での反射を抑えることで、ゴーストやフレアを大幅に低減するとのことです。その横のランプは、セルフタイマーランプとAF補助光を兼ねるもの。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 カメラ本体の「顔」の部分にはLUMIXのロゴが刻印されています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 ライカLEICAのLロゴが貼付されています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 レンズ正面には、レンズ銘と基本仕様が印字されています。VARIOとはズームレンズを意味し、ELMARITはF値が2.8のレンズであることを示すものです。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 親指部分のコントロール部は、DMC-FZ150を踏襲していますが、Fnボタンが増設されています。右上の後ろダイヤルは、回転だけでなく押すことでスイッチとしても機能します。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 カメラ底面のバッテリー室カバーを開けた状態。挿入方向のガイダンスがプラスティック部分に刻印されています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリーカードはラベル面が前側となります。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 液晶パネルの表示は、情報表示部分を重ねることで、できるだけ画像を大きくするモードと、情報部分を外だしするモードの切り替えが可能です。写真は、できるだけ画像を大きく表示させるモードです。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 情報を外だしするモード。画面上部の表示は変わりませんが、下部の情報表示部分が画像と重ならなくなります

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 写真は電源をオフにした状態です。レンズは沈胴しています。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 電源をオンにするとレンズが伸長します。写真は広角端の状態です。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 レンズは望遠端の時に最長となります。なお、ズーム位置を記憶させることも可能で、その場合には電源を切った時の状態がメモリーされます。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 広角端でフードを装着した状態。フードはレンズ先端のバヨネット部を使って装着します。

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 液晶モニターは2軸で可動します。視野角の広い液晶パネルが採用されています。

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3.LUMIX DMC-FZ200の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 LUMIX DMC-FZ200の基本感度はISO100で、標準ではISO3200まで設定可能となっています。これに加えて拡張設定でISO6400に設定することもできます。
 ノイズ低減処理方法としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルには変更は加えられません。

 カメラ内でのノイズ低減は、セットアップメニュー内に項目があるのではなく、撮影メニューの「フォトスタイル」で「ノイズリダクション」を操作して行います。このあたりのインターフェースは、パナソニック共通です。
 標準では「0」となっており、プラスとマイナスに各々2段階、計5段階から選択することができます。マイナス側は解像感優先、プラス側はノイズ軽減優先となります。なお、フォトスタイルの中では、コントラストやシャープネス、彩度の設定も可能です。

 DMC-FZ200に搭載されているイメージセンサーは、DMC-FZ150と同じ1/2.3型です。有効画素数はどちらも1210万画素となっています。
※DMC-FZ150のセンサーをCCDと誤記しておりました。お詫びし訂正させていただくとともに、ご指摘くださいました方に感謝申し上げます。

 ノイズリダクションを「-2」にしても、ISO800まではほとんどノイズ感を感じさせません。ISO1600になると、暗部を中心にノイズが目立ちますが、使い方によっては十分実用可能なレベルです。ISO3200になるとさらにノイズが増え、解像感の低下も見られます。ISO6400は、基本的には緊急避難用になると感じました。

 ノイズリダクションを「+2」にすると、ノイズ低減を実感できますが、解像感も低下します。基本的には標準の「0」の設定で良いと思います。

 下記のサンプルは、ノイズリダクションを「-2」、「0」、「+2」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものとなっています。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

ISO200(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

ISO400(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

ISO800(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

ISO1600(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

ISO3200(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

ISO6400(左から「-2」「0」「+2」)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

 描写力チェック2:歪曲収差

 LUMIX DMC-FZ200は、35mm換算で25-600mm、光学24倍ズームを搭載しています。開放F値はズーム全域でF2.8と明るいレンズですが、歪曲収差は良好に補正されていました。

 広角端では周辺部にわずかに樽型収差が確認できます。望遠側に移るにつれ収差は徐々に小さくなり、35mm換算で50mmを超えたあたりで、ほとんど目立たなくなります。

 コンパクトカメラの場合、電子的な補正がかけられているかどうかがわからないケースが多いですが、おそらくDMC-FZ200でも電子的な補正が加味されているものと思われます。

焦点距離:4.5mm(35mmサイズ換算25mm)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

焦点距離:37.9mm(35mmサイズ換算211mm)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

焦点距離:71.8mm(35mmサイズ換算399mm)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

焦点距離:108.0mm(35mmサイズ換算600mm)
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200


 描写力チェック3:解像力

 解像力テストでは、イメージセンサーとレンズの両方の実力が試されることになります。いつもの通りISO12233準拠チャートを使用して解像力チェックを行いました。チェックの結果は、コンパクトカメラとしては標準的な1/2.3型センサーを搭載しているものの、良好な解像力でした。

 画像中心部に関しては、広角端では2200本のラインあたりまで識別可能でした。望遠側に移るにつれ、徐々に解像感が低下しますが、35mm換算で400mm域までは2000本のラインまで識別できました。望遠端ではさらに低下するものの、概ね1800本のラインあたりまでは確認できました。これらのチェックはいずれも絞り開放F2.8で行っています。

 画像周辺部に関しては、中心部と比べるとやや画像が甘くなるものの、1段程度絞るとかなり鮮明度が上がりました。コンパクトカメラとしては画面全体でしっかりとした画像となっています。


ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

4.5mm域(35mmサイズ換算25mm) F2.8
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

38.5mm域(35mmサイズ換算214mm) F2.8
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

75.6mm域(35mmサイズ換算420mm) F2.8
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200

108.0mm域(35mmサイズ換算600mm) F2.8
パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200パナソニック Panasonic LUMIX DMC-FZ200


4.結局、LUMIX DMC-FZ200は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • オールインワンのネオ一眼として、完成した姿。
  • ISO6400まで設定可能な高感度特性 (ISO800までは実用レベル) 。
  • 全域でF2.8を確保した明るいズームレンズ。
  • 高精細化された電子ビューファインダーを搭載。
  • ネオ一眼の中では、高速なオートフォーカススピード。
  • RAW撮影に対応。(ただし、JPEGでも十分な画質)
  • RAW撮影時でも最大11コマの連続撮影枚数。
  • ダイヤルとボタンを多用した直接的なインターフェース。
  • フルHDで60pに対応した動画撮影機能。
  • ステレオマイク、バリアングル液晶など、多くの機能を実装。
  • さらに強化されたバッテリー持続力。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 高精細化されたものの、追随性に改善の余地がある電子ビューファインダー。
  • 液晶モニター解像度は標準的なものの、より高解像度化を期待。
  • 電子ビューファインダーと液晶モニターの切換が手動のみ。
  • やや重いボディ。
  • 冊子の取扱説明書は簡易版のみ付属。

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付録1.製品仕様からみた LUMIX DMC-FZ200の特長

イメージセンサー  有効1210万画素
 1/2.3型総画素数1280万画素MOSセンサー 原色フィルター
 ※FZ150も同じ
レンズ  11群14枚(非球面9面5枚)LEICA DC VARIO-ELMARIT
 光学24倍ズーム
 f=4.5-108mm(35mm 判換算: 25-600mm) / F2.8
 ※FZ150は35mm判換算: 25~600mm/ F2.8~5.2
手ブレ補正  POWER O.I.S.(ON/OFF可)
フォーカス  通常 / AFマクロ / マニュアルフォーカス(切り替えSW)
 AF測距:1点(エリア移動、エリアサイズ変更可)/ 23点 / 顔認識 / 追尾AF
 クイックAF、ワンショットAF、MF枠移動、MFアシスト、AF補助光、AFスタイル:AFS/AFF/AFC
合焦範囲  通常:30cm(W端)/2.0m(T端)
 AFマクロ/MF/インテリジェントオート/動画:1cm(W端) / 1.0m(T端)- ∞
 ※FZ150も同じ
絞り  7枚羽根虹彩絞り F2.8-8.0(静止画撮影時)
超解像iAズーム  48倍
EX光学ズーム(EZ)  最大46.9倍(3M(300万画素)以下のモード時)
デジタルズーム  最大4倍
  iAズーム・EX光学ズームと合わせて最大187倍
ISO感度
(標準出力感度)
 オート / i.ISO / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 /3200 / 拡張 ISO 6400(1/3EVステップに変更可能)
 高感度モード時:1600 - 6400
 ※FZ150はISO100-3200
シャッタースピード  静止画:60-1/4,000秒
 動画:1/30-1/20,000秒(クリエイティブ動画、MF選択時は1/8-1/20,000秒)
 ※FZ150は静止画60-1/2000秒
ホワイトバランス  オート / 晴天 / 曇り / 日陰 / フラッシュ / 白熱灯 / セットモード1・セットモード2 / 色温度指定 / ホワイトバランス微調整(2軸方式) / ホワイトバランスブラケット
露出  プログラムAE(P) / 絞り優先AE(A) / シャッター優先AE(S) / マニュアル露出(M)
 露出補正(1/3 EVステップ、-3~+3EV)
 オート(AE)ブラケット:1/3~3EVステップ、3枚
 プログラムシフト(プログラムAE時)、AEロック
測光方式  マルチ測光 / 中央重点測光 / スポット測光
撮影モード  インテリジェントオート / P(プログラムAE) / A(絞り優先AE) / S(シャッター速度優先AE) / M(マニュアル露出) / クリエイティブ動画 / カスタム1、2
 シーン(メニュー選択式):人物 / 美肌 / 風景 / パノラマ / スポーツ /流し撮り / 夜景&人物 / 夜景 / 手持ち夜景/ 逆光補正HDR / 料理 / 赤ちゃん1・2 / ペット / 夕焼け / 高感度 / ガラス越し / スライド3D
 クリエイティブコントロール:ポップ / レトロ / ハイキー / ハイダイナミック / ローキー / セピア / ジオラマ / トイフォト / ダイナミックモノクローム / ソフトフォーカス / インプレッシブアート / クロスプロセス / クロスフィルター / ワンポイントカラー
液晶モニター  3.0型 46万ドット TFT液晶 視野率約100%、
 広視野角 / ARコート / フリーアングル / オートパワーLCDモード / パワーLCDモード
 ※FZ150も同じ
ファインダー  カラー液晶ビューファインダー 0.2型 約131.2万ドット相当
 視度調整付き(-4~+4dioptor) 視野率約100%
 ※FZ150は0.2型 20.2万ドット相当
最低照度
(iローライト時)
 9ルクス(シャッター速度1/30秒)
フラッシュ  内蔵ポップアップ方式 オート / 赤目軽減オート / 強制発光 / 赤目軽減スローシンクロ / 発光禁止 / 発光量調整、デジタル赤目補正(赤目軽減発光時、ON/OFF可、顔認識時のみ) 先幕・後幕設定可
フラッシュ撮影範囲  ISOオート設定時:約0.3~13.5m(W端時) / 約1.0~13.5m(T端時)
 高感度モード時:約1.15~27.1 m(W端時)/ 約1.0~27.1m(T端時)
 フラッシュ連写時:約0.3m~4.0m(W端時) / 約1.0m~4.0m(T端時)
 ※LX5はISOオート時0.3~9.5m(W端時)
記録画素数(静止画)  ・[4:3] 設定時:
 4000x3000(12M)
 3264x2448(8M EZ)
 2560x1920(5M EZ)
 2048x1536(3M EZ)
 1600x1200(2M EZ)
 640x480(0.3M EZ)
 ・[3:2] 設定時:
 4000x2672(10.5M)
 3264x2176(7M EZ)
 2560x1712(4.5M EZ)
 2048x1360(2.5M EZ)
 640x424(0.3M EZ)
 ・[16:9] 設定時:
 4000x2248(9M)
 3264x1840(6M EZ)
 2560x1440(3.5M EZ)
 1920x1080(2M EZ)
 640x360(0.2M EZ)
 ・[1:1] 設定時:
 2992x2992(9M)
 2448x2448(6M EZ)
 1920x1920(3.5M EZ)
 1536x1536(2.5M EZ)
 480x480(0.2M EZ)
 ・スライド3D設定時:1920×1080
画質モード  RAW / RAW+ファイン / RAW+スタンダード / ファイン / スタンダード
 3D時:MPO+ファイン / MPO+スタンダード
連写撮影  メカシャッター時:約12コマ/秒、連写コマ数:最大12コマ(スタンダード/ファイン)
 AF追従連写:約5.5コマ・約2コマ/秒
 電子シャッター時:速度優先時 約60コマ/秒、画質優先時 約40コマ/秒
 動画撮影中:2コマ/秒(最大20コマ/3.5M)、5コマ/秒(最大20コマ/3.5M)、10コマ/秒(最大20コマ/3.5M)
 ※FZ150もほぼ同じ
動画撮影  ・AVCHD設定時
 PSH:1920x1080 60p / FSH:1920x1080 60i / SH:1280x720 60p(PSH:約28Mbps、FSH:約17Mbps、SH:約17Mbps) センサー出力 60コマ/秒
 ・MP4設定時
 FHD:1920x1080 / HD:1280x720 / VGA:640x480(FHD:約20Mbps、HD:約10Mbps、VGA:約4Mbps)センサー出力 30コマ/秒
 ・ハイスピード動画
 HD:1280x720(120fps)
 最大記録時間(AVCHD):カードの空き容量に依存
 最大記録時間(MP4):29分59秒または4GBまで
 ※FZ150もほぼ同じ
記録画像
ファイル形式
 RAW / JPEG(DCF/Exif 2.3準拠) / MPO / DPOF対応
 AVCHD Progressive / AVCHD / MP4
撮影モード時
その他機能
 個人認証、インテリジェントDレンジコントロール(OFF/弱/中/強)、iHDR(iAのみ)、i手持ち夜景(iAのみ)、ブレピタモード(iAのみ)、クイックAF、カスタムセット登録、Fnボタン設定(フォトスタイル、画像横縦比、クオリティ、測光モード、AFスタイル、インテリジェントDレンジコントロール、ガイドライン表示、動画記録枠表示、残量表示切換、フラッシュ、フラッシュ光量調整、オートブラケット、サイドレバー設定)、下限シャッター速度切換え(AUTO、1/250 - 1秒から選択可能)、リアルタイムヒストグラム表示、撮影ガイドライン表示(3種類)、ハイライト表示、エコモード(スリープモード/自動液晶OFF/ライブビューモード)、オートレビュー(OFF / 1秒 / 2秒 / ホールド)、縦位置検出機能、超解像、カラーモード(iAのみ):標準/ 白黒/ セピア/ ハッピー、動画記録枠表示、トラベル日付、ワールドタイム、手ブレ補正切換え(ON / OFF)、動画撮影中静止画撮影※8、メニュー位置メモリー、レンズ位置メモリー(ズーム位置メモリー、MF位置メモリー)
再生モード時
その他機能
 絞り込み再生(写真のみ / 動画のみ / 3D / カテゴリー選択 / お気に入り)、音楽付きスライドショー、30/12画面再生、カレンダー検索、ズーム再生(最大16倍)、タイトル編集、再生画像ヒストグラム表示、画像回転表示、傾き補正、プリント設定、プロテクト設定、お気に入り設定、リサイズ、トリミング、画像コピー、撮影情報表示、動画分割、認証情報編集、文字焼き込み、動画→静止画作成※9、WEBアップロード設定、かんたんレタッチ、クリエイティブレタッチ
プリンター連携  PictBridge(プリントサイズ・レイアウト・日付印刷指定対応)
言語表記  日本語
マイク  ステレオ、ズーム、オート風音低減
 ※FZ150はモノクロマイク
スピーカー  内蔵
記録メディア  内蔵メモリー(約70MB) / SDXCメモリーカード / SDHCメモリーカード / SDメモリーカード(UHS-Iカード対応)
外部端子  AV出力(NTSC、モノラル)
 USB2.0 High-SPEED(マスストレージ/PTP)
 HDMI端子(mini HDMI TypeC)
電源  リチウムイオンバッテリーパック(付属 7.2V/1200mAh(8.7Wh))
 (別売ACアダプター DMW-AC8 100~240V対応)
  ※別売DCカプラー DMW-DCC8が必要
静止画撮影可能枚数  約540枚
 ※FZ150は約410枚
連続撮影可能時間  約160分(AVCHD PSHモード)
実撮影可能時間  約80分(AVCHD PSHモード)
寸法(WxHxD)  約125.2 x 86.6 x 110.2 mm(突起部を除く)
 ※FZ150は124.3×81.7×95.2mm
質量  約588g(バッテリー、メモリーカード含む)
 約537g(本体)
 ※FZ150は528g/484g
付属品  バッテリーパック、バッテリーチャージャー、レンズフード、レンズキャップ、レンズキャップひも、USB接続ケーブル、ショルダーストラップ、CD-ROM
付属ソフト  PHOTOfunSTUDIO 8.3 PE 、SILKYPIX® Developer Studio 3.1 SE、LoiLoScope -体験版-

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付録2.発売前のファーストレビュー

【一口コラム】 F2.8通しの24倍ズーム機

 7月18日、パナソニックUSAは、LUMIX DMC-G5DMC-LX7とともに、DMC-FZ200を発表した。G5やLX7とは異なり、外見的なデザインは前機種であるDMC-FZ150を踏襲しているが、内部の進化は一番大きいかもしれない。

 DMC-FZ200の主な仕様は、
  • 有効1210万画素1/2.3型CMOSセンサー。
  • ISO感度は標準で100-3200、拡張でISO6400にも対応。
  • レンズは、4.5-108mmF2.8。35mm換算で24-600mmの画角。
  • 最短撮影距離は広角端で30cm、望遠端で200cm。マクロでは1cm/100cmまで対応。
  • 0.21型131万ドット高精細EVF搭載。
  • 液晶モニターは3型46万ドット。
  • シャッタースピードは1/4000秒~60秒。
  • 60pのフルHD撮影に対応。ステレオマイク搭載。
  • 撮影可能枚数は540枚。
  • サイズは125.2 x 86.6 x 110.2mm、バッテリー等を含む重さは455g。
というもので、とりわけF2.8通しズームと131万ドット高精細EVFの搭載が目を引く。

DMC-FZ200(左側)とFZ150(右側)。両機種とも標準で花形フードが付属する。
レンズエプロン部など細かい違いはあるが、基本的なデザインは踏襲している。


DMC-FZ200(左側)とFZ150(右側)。FZ200では高さが5mm程高い。
背面のボタン類は、一部機能の入れ替えはあるものの基本的には同じ。


DMC-FZ200(左側)とFZ150(右側)。ボディ上面レイアウトもほぼ同じ。
沈胴時には奥行きが15mmほど厚くなった。大口径化に伴うものだろう。


 前機種となるDMC-FZ150と比較すると、次のとおりである。

【DMC-FZ200とDMC-FZ150の比較】

機種名 DMC-FZ200 DMC-FZ150
イメージセンサー 有効1210万画素
1/2.3型CMOS
有効1210万画素
1/2.3型CMOS
レンズ 24mm-600mm F2.8
(35mm換算)
24mm~600mm F2.8-5.2
(35mm換算)
ファインダー 0.21型131万ドット 0.2型20万ドット
ISO感度 ISO100-3200
(拡張でISO6400まで)
ISO100-3200
シャッタースピード 60-1/4000秒 60-1/4000秒
液晶モニター 3型46万ドット 3型46万ドット
連写速度 12コマ/秒 12コマ/秒
動画撮影 1920 X 1080 (60p) 1920 X 1080 (60p)
インターフェース USB、HDMI mini、A/V output USB、HDMI mini、A/V output
バッテリー 540枚 410枚
サイズ
(W x H x D)
125.2 x 86.6 x 110.2mm 124.3x81.7x95.2 mm
重さ
(含カード、電池)
588g 455g
※表中の機種名を誤記しておりました。お詫びし訂正させていただくとともに、ご指摘くださいました方に感謝申し上げます。
※DMC-FZ150のセンサーをCCDと誤記しておりました。お詫びし訂正させていただくとともに、ご指摘くださいました方に感謝申し上げます。

 FZ150と比較すると、明らかに違うのがレンズの明るさである。FZ150ではカバーする焦点距離は同じものの、望遠端での開放F値はF5.2であった。もちろん、これだけの望遠ズームであれば、F5.2でも比較的明るいレンズであるが、FZ200では一気にF2.8へと大口径化された。今回、本体重量が455gから588gへと重くなっているが、その大きな要因はレンズの進化によるものだろう。

EDレンズを3枚、非球面レンズを5枚使った11群14枚構成のレンズ。
使用されている非球面レンズの金型は、パナソニック山形工場で製造。
(Panasonic USAホームページより)



 また、もう一つ注目すべきは、EVFが20万ドットから131万ドットへと高精細化された点である。いわゆるネオ一眼では、EVFを活用した撮影が多くなるだけに、この点は使い勝手を大きく向上させてくれる。FZ150を評価した時にも、やはりEVFの画素数がやや見劣りしていた点が気になっていただけに、きちんと改良が加えられた点には好感を抱く。

 同じ皮をかぶっているものの、内部が一新された新しいFZ200。実機でのテストが楽しみである。
(7月19日 記)


 DMC-LX7とともに、DMC-FZ200が日本国内でも発表された。発売は8月23日の予定で、DMC-FZ200の店頭予想価格は6万5千円とのこと。いわゆるネオ一眼としてはやや高めの価格帯ではあるが、DMC-FZ150が昨年9月に登場した時の実売価格が5万円前後だったことを考えると、レンズと電子ビューファインダーの進化相当分1万5千円というのも妥当かもしれない。
(7月25日 記)

 DMC-LX7とともに発売日が1週間遅れ、8月30日となったとのこと。予約をされていた方は注意してほしい。
(8月20日 記)

 再度の訂正です。メーカーに確認したところ、予定通り23日発売開始とのことでした。お詫びして訂正いたします。
(8月21日 記)
 

【厳選レビュー記事】

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】パナソニックLUMIX DMC-FZ200

  2012年10月15日 吉森信哉
  • 光学24倍でズーム全域F2.8。唯一無二の高倍率機。
  • 明るいレンズと強力な手ブレ補正を装備。
  • 操作性にも工夫が見られる。
  • 特に不満のない画質。
  • 他にない魅力を持つ孤高の1台。
  • 実写サンプル。

◎デジカメWatch パナソニック、ズーム全域F2.8の光学24倍モデル「LUMIX DMC-FZ200」

  2012年 7月25日 編集部
  • 8月23日に発売。店頭予想価格は6万5,000円前後の見込み。
  • 35mm判換算での焦点距離は25-600mm相当。600mm相当でF2.8は世界初。
  • EVFが0.2型20.2万ドットから、0.21型131.2万ドット相当へとスペックアップ。

◎デジカメWatch パナソニック、24倍ズーム全域でF2.8の「DMC-FZ200」など海外発表

  2012年 7月19日 編集部
  • LUMIX DMC-FZ200は35mm判換算25-600mm相当の24倍ズームレンズ「LEICA DC VARIO-ELMARIT」を搭載。ズーム全域で開放F2.8を実現。131.2万ドットの0.2型EVFも搭載。
  • LUMIX DMC-FZ60(DMC-FZ62)は開放F2.8-5.2の24倍ズームレンズを搭載するモデル。撮像素子は1/2.33型有効1,610万画素の高感度MOSセンサー。
  • LUMIX DMC-LZ20は25-525mm相当、開放F3.1-5.8の21倍ズームレンズを搭載するモデル。乾電池で動作。有効1,610万画素の1/2.33型CCDセンサー。

【パナソニック LUMIX DMC-LX7基本仕様】

画素数 1210万(有効) 画像素子  1/2.3型CMOS
ISO感度 100~3200
(拡張で6400)
 
記録フォーマット  JPEG/RAW 
焦点距離(35mm換算) 25mm~600mm  F値 F2.8 
液晶モニター 3型 46万ドット  シャッタースピード  60~1/4000 秒
ファインダー 0.21型131万ドットEVF 起動時間
電池タイプ 専用電池  専用電池型番
撮影枚数 540枚 インターフェース USB、HDMI、AV out
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード
手振れ補正機能 光学式 防水    
連射機能 12コマ/秒 バリアングル 
付加機能     RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080(60p)
幅x高さx奥行き 125.2 x 86.6 x 110.2mm  本体重量 588g(カード、バッテリー含)

 メーカー製品仕様のページ
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