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特集 キヤノン EOS5DMark3
3.キヤノン EOS5DMark3の外観をみる |
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キヤノン EOS5D MarkIII
by Inaba Kunio
Mark2の上位モデルとして登場したEOS 5D Mark3
評価:5.0
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キヤノン EOS5DMark3を開封するEOS5DMark3が発表されたのは3月2日。3月下旬の出荷開始予定とのことであったが、実際には3週間後の22日に発売開始となった。当日はニコンのD800もリリースされており、両機種とも予想通りかなりの予約が入っているようだ。いつもの通り発表日に予約を入れたが、すでに多くの予約が入っていた。さすがに今回は入手が少々遅れることを覚悟していたものの、結果的には無事手に入れることができた。EF24-105Lがセットになったレンズキットに関しては、まだ店頭在庫が残っているところもあるようだ。 なお、他機種の話ではあるが、ニコンのD800/D800Eについて、メーカーでは9:1の割合でD800が売れると見込んでいたようだが、実際にはD800Eの引き合いもかなり多いとのことであった。
EOS5DMark3のパッケージ。シルバーを基調とした箱に、EOS5DMark3の画像が貼られている。これは本体のみのものだが、レンズキットでは画像もレンズを装着したものになっている。
ケースを開けると、上段に取扱説明書などが入っており、その下にカメラボディやアクセサリー類が格納されている。右側のプチプチに包まれているのがカメラ本体。
パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上よりソフトウェア取扱説明書CD-ROM、ソフトウェアCD-ROM、ステレオAVケーブルAVC-DC400ST、インターフェースケーブルIFC-200U、取扱説明書、アイカップEg、ポケットガイド、バッテリーパックLP-E6、バッテリー充電器LC-E6、ワイドストラップEW-EOS5DMKIII。 バッテリー関係をチェック
バッテリーチャージャーLC-E6。LP-E6の充電に最長で約2時間30分必要。充電状況を表示するインジケーターが付いており、例えば50%充電されると2回続けて点灯する。このあたりはわかりやすく好感が持てる。
コンセントに接続するプラグ部分は折り畳み可能となっており、持ち運びに都合がよい。テーブルタップを用いるときには他のコンセントと競合する場合があるので、その場合には短い延長コードを使うことになる。
バッテリーパックLP-E6。EOS5DMark2やEOS7Dと同じもの。容量は1800mAhで、静止画で950枚、動画で1時間30分の撮影が可能となっている。
バッテリーパックの端子カバー。予備を持ち歩くときには端子のショートを避けるためにも、カバーの装着をお勧めする。 キヤノン EOS5DMark3の付属品をチェック
専用ストラップが同梱されている。布製だが製品名の刺繍がされていて高級感がある。
ステレオAVケーブルAVC-DC400ST。本体とAV機器の接続に使用する。
インターフェースケーブルIFC-200U。本体とパソコンを接続するときに使用する。
アイカップEgは別個に梱包されていた。基本的にはカメラ本体に装着したままの運用となるだろう。 キヤノン EOS5DMark3の本体をチェック
ボディ正面。EOS5DMark2と比べると丸みをおびたデザインとなり、どちらかというとEOS7Dに似ている。カメラ表面は梨地仕上げの塗装がされており、指紋が付きにくくなっているとともに高級感がある。
ボディ液晶側。基本的にEOSシリーズに共通するデザインだが、EOS5DMark2よりもEOS7Dに近い。電源スイッチの場所も、右下から左肩モードダイヤルの付け根部分に変わっている。
EOS5Dのロゴは、掘り込みにインクが流されている。その上の穴はモノラルマイク。
シャッターボタン周辺。シャッターの感触はフラグシップ機に近い。グリップ部のプラスティックはリモコン受信部。その右はセルフタイマーランプ。
頭頂部のデザインもEOSシリーズ共通だが、注意深く見ると機種ごとの違いもある。前機種と比べ、やや丸みを帯びている。
軍艦部左肩のモードダイヤル部分。モードダイヤルには中央部にあるロック解除ボタンを押しながら回す。適度なクリック感がある。その右には、EOS7Dと同様に電源スイッチが配置されている。
液晶左側にも多くのダイヤルが設置されている。このあたりの配置もEOS7Dに近い。
右側グリップ部。こちらもEOS7Dとほぼ同等となっている。
軍艦部右肩には大型の液晶パネルが設置されている。フィルムカメラ時代と比較すると重要性は低くなったものの、撮影に必要な情報が集中的に表示されるため、あるとないとでは撮影のしやすさに大きな差がある。
ファインダー接眼部の右には視度調整ダイヤルが設置されている。その前の印は撮像面の位置を示すもの。
Mark2にはSTART/STOPボタンはなかったが、7D同様に新設された。動画撮影に使うだけでなく、ライブビューモードへの切換が行えるため、撮影スタイルによっては非常に便利である。
右側グリップ部は、メモリーカードのカバーを兼ねている。カバー部分にもゴム処理がされたため、グリップ感が向上した。
左側グリップ部には外部端子が配置されている。
ボディ上面。グリップ部分は前機種よりも深くなっている。手が大きい人にとっては握りやすくなっただろう。
メモリーカード部分のカバーは手前にスライドさせて開く構造となっている。
メモリーカード部分を開いた状態。カバー部分には、挿入方向のガイダンスシールが貼付されている。第1スロットはコンパクトフラッシュ、第2スロットはSDカード用となる。両方のスロットにカードを挿入すると、自動切り替えや振り分けが可能となるだけでなく、同一内容を両方のメディアに記録することもできる。
両方のカードを挿入しつつある状態。コンパクトフラッシュカードはTYPE Iの厚さのものに対応している。
外部端子カバーには、内蔵されている端子の種類が記載されている。
端子カバーは左右別々に開くことができる。左上から、外部マイク入力端子、シンクロ端子、リモコン端子、右上に来てヘッドフォン端子、A/V OUT
DIGITAL端子、HDMI出力ミニ端子となる。
ボディ底面。グリップ部分にはバッテリー室がある。三脚用穴はレンズ光軸の中心に配置されている。カメラ本体は日本製。
マウント開口部からファインダー側を見たところ。ここには一眼レフカメラならではのファインダースクリーンが配置されていることがわかる。ファインダー内にグリッドや水準器の表示も可能。
バッテリー室蓋の端子部分には、バッテリーやDCカプラー等の挿入方向のガイダンスが刻印されている。
電源を入れると液晶表示パネルに情報が表示される。撮影に必要な最低限の情報は、ここを見るだけでわかるようになっている。
液晶パネルは3.2型に大型化されるとともに、イメージセンサーと同じ3:2のアスペクトになったため、表示される画像はひとまわり大きくなっている。前機種で不評だった点がここでも改良されている。
EF50mmF1.4USMを装着した状態。フルサイズ機は特に標準レンズが似合っていると思う。 |