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特集 キヤノン EF50mm F1.8II |
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キヤノン EF50mm F1.8II
by Inaba Kunio
コストパフォーマンスに優れた標準レンズ
評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(キヤノン ホームページより)空間周波数 10本/mm 及び 空間周波数 30本/mm ![]() ![]() 3. レンズ構成図(キヤノン ホームページより)![]() 4. 製品外観
EF50mmF1.8IIは1990年12月の登場。光学系はIと同じだが、金属マウントからプラスティックマウントに変更されるなど、コストダウンが主な違いとなる。EF50mmF1.4と比較すると2/3段ほど暗いレンズであるが、1万円を切る価格で高性能な単焦点レンズが入手できるのはありがたい。
マウントはプラスティック製であるが、実用上十分な強度と精度を持っている。このレンズはマレーシア製であった。
EF50mmF1.4USMと同様に、このレンズの長さも無限遠で最短となる。
最短撮影距離は45cm。この状態で繰り出し量が一番大きくなる。
フォーカス切換スイッチ。オートフォーカス時にはピントリングを使ってのマニュアル操作はできない。 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したEOS5DMark3には、歪曲収差の電子補正機能が搭載されており、レンズに応じて自動的に補正することも可能である。前機種では周辺光量補正のみ対応していたが、それに加えて色収差補正もできるようになった。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、周辺部にわずかに樽型の収差がみられるものの、極めて良好に歪曲収差が補正されている。歪曲収差に関しては、微差ではあるがEF50mmF1.4を上回っている。 焦点距離:50mm (2) 解像力解像力の点でも、高い数値を示している。中心部に関しては、絞り開放から極めて高い解像力となっている。等倍画像を見ると絞り開放では甘く感じるが、それでも2500本のラインの識別も可能である。1段絞るとかなり解像感が向上し、2段絞った状態が解像力の点では一番高かった。周辺部に関しては、絞り開放ではかなり画像が甘いが、これも絞るにつれて鮮明度が上がっていく。周辺部に関しても2段絞るとかなりきっちりとした画像となる。
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