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 【ペンタックス Q 特集ページ】はこちらです。 製品外観や描写力テスト結果も掲載。
  位置づけと概要  製品仕様  外観と特徴  描写力  総評
  01 STANDARD PRIME  02 STANDARD ZOOM  03 FISH-EYE  04 TOY LENS WIDE  05 TOY LENS TELEPHOTO


 独断 素晴らしい! ポイント 


◎文句なく最小・最軽量のレンズ交換式デジタルカメラ
◎センサーが小さいため、レンズも極めて小型軽量
◎手振れ補正、ゴミ対策、フラッシュ内蔵など、機能面が充実
◎センサーサイズの割に良好な画質
◎センサーサイズの割に良好な高感度性能
 (ISO800までならノイズを感じない)
◎高性能レンズではレンズシャッターに対応
◎充実したカスタム機能
◎フルHDでの動画撮影に対応
◎多彩なフィルター機能、編集機能を搭載


 独断 もう一息! ポイント 


●小さいセンサーサイズのため、他のミラーレスカメラと比較すると描写力がやや劣る
●電子ビューファインダーはオプションでも用意されていない
●APS-Cやマイクロフォーサーズと比較すると高感度性能がやや劣る
●マイクはモノラルのみ搭載
●動画撮影中はマニュアルフォーカスのみ
●RAWでは1枚ごとに撮影が止まる

 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs ニコン 1 J1

  


 【一口コラム】 ペンタックス Q ポケットの中のナノ一眼 〜ヒット商品の予感


 カタログや写真を超えた、実物のみが持つ「力」というものがある。ペンタックスQを見たとき、おそらく多くの方が「触ってみたい」と思い、そのうちの少なくない方が「欲しい」と思うだろう。まさに手のひらに乗るレンズ交換式カメラの魅力は、実物を目の前にして、はじめて真に理解できるのだ。

 かつてペンタックスから110(ワンテン)サイズのフィルム一眼レフカメラとして発売されたオート110は、交換レンズやフラッシュ、オートワインダー等の本格的システムカメラとして展開された。昨年発売されたオプティオI-10は、オート110の形を模したコンパクトデジカメだったが、今回発表されたペンタックスQは、オート110を文字通りデジタルに置き換えた、レンズ交換式カメラと言える。

 ペンタックスは、Qのターゲット顧客層を「現在コンパクトカメラを使用していて一眼レフの購入を検討している」方々に設定した。この層が一眼レフに抱いている「画質の良さ」「レンズ交換可能」「自由な撮影設定」などのメリットを大切にするとともに、「高価」「重い」「難しそう」というデメリットをできるだけ小さくすることで、市場の拡大を図ろうとしている。おそらく、このねらいどおりの展開となるのではないか。

 しかし、それらに加えて、すでにレンズ交換式デジカメを使用しているハイ・アマチュア層にもかなり浸透していくように思う。ハイエンドコンパクトデジカメが担っていたサブカメラとしての役割を侵食するだけでなく、気軽に持ち歩けるシステムカメラとして、Qシステムは広く受け入れられるだろう。

 発表された仕様を見て、一番気になるであろう点は、イメージセンサーのサイズだ。ペンタックスQに搭載されているセンサーは、1/2.3型1240万画素CMOSセンサーで、一般的なコンパクトデジカメに搭載されているセンサーと同じサイズとなる。このセンサーの大きさは6.2mm×4.6mmで、面積だけをみれば、APS-Cサイズ23.7mm×15.7mmの約1/13、フォーサーズ17.3mm×13.0mmと比べても約1/8の大きさとなる。

 ペンタックス社内でも、1/1.7型のより大きなセンサー(1/2.3型の1.5倍)にすべきとの議論もあったようだ。現在市場に出ているセンサーは圧倒的に1/2.3型が多く、そのことは単にコスト面でのメリットだけでなく、ハードウェア・チューニング上、画質面のメリットにもつながることから、最終的に1/2.3型センサーに落ち着いたとのことである。

 まだ、製品版の生のサンプル画像は提供されていないものの、私が確認したものも含め、コンパクトデジカメと同じサイズのセンサーから生み出された画像には見えない高いレベルのクオリティとなっている。確かに、高感度特性は、APS-Cサイズのレンズ交換式カメラとは比べ物にならないが、それでもISO1600くらいまでなら十分活用できるレベルだ。

 マウント面からセンサーを見ると、もう少し大きなセンサーでも搭載可能に見える。設計上のイメージサークルは、少なくとも1/2型程度のセンサーまでは対応できるとのことであり、将来的にセンサーサイズのトレンドが変化したとしても、同じQマウントで対応できる余裕が見られている。

 フィルムカメラで写真を楽しんでいた頃は、いわゆる「使い切りカメラ」でもそこそこ役に立っていた。デジタルイメージセンサーは、少なくとも解像力という点では、すでにフィルムを大きく凌駕するレベルに到達しており、今や光学レンズ側の限界が明らかになる段階となっている。この力を、より鮮明な画像を記録する方向で進めていくことも大切だが、逆に十分な画像レベルを確保したうえで、より使いやすい方向に進化させることも、やはり同じように大切である。

 発達した技術を、より多くの方が気軽にレンズ交換式カメラのメリットを享受できるために振り向けたペンタックスの取り組みは、必ず市場がきちんと評価すると、私は思う。その意味では、冒頭に記載した「ヒット商品の予感」は、「ヒット商品の確信」と記すべきだったかもしれない。
 



 【厳選レビュー記事】
                                                    

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】PENTAX Q
  2011年 9月 6日 上田晃司
  −思わず自慢したくなる極小ボディのレンズ交換デジカメ
  −小さなボディに本格的な装備
  −デジタル一眼レフ並みの撮影機能
  −まとめ
  −実写サンプル

◎デジカメWatch 写真で見る「PENTAX Q」〜高級コンパクトなど5機種と大きさ比較
  2011年 7月 1日 武石修
  −外観
  −アクセサリー装着例
  −レンズおよびレンズ装着例
  −他機種との比較
  −メニュー画面など

◎cnet Japan わずか200gのナノ一眼「PENTAX Q」徹底解剖
  2011年 8月 5日 加辺友明
  −とにかく小さく軽い、まさに“ナノ”一眼カメラ
  −撮影環境によって選べる2種類のシャッター
  −個性が光るモードダイヤルを装備
  −期待を裏切らない高感度撮影
  −あえて1/2.3型の裏面照射CMOSセンサーを採用した理由

◎日経トレンディネット 超小型一眼“上級機並みのボケ”を実写で検証!
  2011年 8月 1日 磯 修
  −付属のパンケーキレンズは標準レンズに近い画角で、風景撮影は苦手
  −豊かなボケ味は、多くのデジタル一眼カメラに匹敵!
  −ユニークな描写で撮れる「デジタルフィルター」は11種類を用意


 【基本仕様】                                                          
    
画素数 1275万(総)/1240万(有効) 画像素子  1/2.3型CMOS
CMOS
ISO感度 125〜6400  記録フォーマット  JPEG/RAW 
連写撮影 5コマ/秒  シャッタースピード 1/2000〜30 秒 
液晶モニター 3インチ 46万ドット  ファインダー形式    
ファインダー視野率(上下/左右)    ファインダー倍率
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 D-LI68
撮影枚数 250枚 レンズマウント Qマウント 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード   
手振れ補正機能 ゴミ取り機能 
ライブビュー バリアングル    
内蔵フラッシュ RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080
幅x高さx奥行き 98x57.5x31 mm  本体重量 180g
セット販売 レンズキット(01 STANDARD PRIME)
ダブルレンズキット(レンズキット + 02 STANDARD ZOOM)

 メーカー製品仕様のページ

PENTAX Q 特集メニュー
1.PENTAX Qの位置づけと概要
2.製品仕様からみたPENTAX Q
3.PENTAX Qの外観をみる
4.PENTAX Qの描写力をチェック
5.結局、PENTAX Qは「買い」か?

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03 FISH-EYE
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