|  1. レンズ仕様
          
            
              | 焦点距離 | 5~15mm 35mm換算では、27.5-83.0mm:Q、Q10 23-69mm:Q7
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              | レンズ構成 | 7群8枚 |  
              | フィルター径 | 40.5mm |  
              | 画角 | 76.0°~29.0° |  
              | 明るさ | F2.8~4.5 |  
              | マウント | ペンタックスQマウント |  
              | 最短撮影距離 | 0.3m |  
              | 最大倍率 | 0.06倍 |  
              | 大きさ | 48.5mm×48mm |  
              | 重さ | 96g |  
              | 備考 | レンズシャッター内蔵、NDフィルター内蔵 |  
 
  2. 製品外観
          
         小型軽量な標準ズーム。Qに装着すると、35mm換算で27.5~83.0mmの画角となる。鏡胴部はアルミ製。ズームリングは黒色の部分でゴム製。スムーズな感触である。
 
 
          
         レンズ前面。40.5mm用のフィルター溝が切ってあり、その周りにはバヨネット式のレンズフード装着部がある。
 
 
          
         マウントは金属製。本体側には10点の接点があるが、レンズ側には右から7番目と8番目の端子が接続され、9点となっている。なお、トイレンズでは7番目から9番目までの3端子が接続されている。
 
 
          
         広角側にズームした状態。一般的なズームレンズとは逆に、広角側でレンズ長が伸びる。これは、実焦点距離が短いとともにフランジバックも短いことによる。
 
 
          
         望遠端の状態。レンズの長さが最短になるのは、焦点距離が13mm前後のところ。
 
 
          
         ペンタックスQ7コンプリートキットに付属しているブラックレンズ。外周のカラーは異なりますが、中身は同じです。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         ペンタックスQ7コンプリートキットに付属しているブラックレンズ。外周のカラーは異なりますが、中身は同じです。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         ペンタックスQ7コンプリートキットに付属しているブラックレンズ。製造国も同じベトナム製です。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         ペンタックスQ7に装着した状態。ブラックボディにマッチしています。焦点距離は12mm程度の状態が最短となります。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         ペンタックスQ7に装着した状態。上記でも記載していますが、広角端でレンズ長は最長となります。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         ペンタックスQ7コンプリートキットに付属しているレンズフード。Q7のイメージサークルにあわせて大型化されています。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         ペンタックスQ7に装着した状態。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         レンズの重さの実測値は95.5gでした。メーカー公表値は96gです。(2013年7月7日:追記)
 
 
          
         レンズ前カバー。サイズは小さいものの、一般的な一眼レフ用のものと同じつまみ構造となっている。なお、トイレンズには、フィルター溝が切っていないため、かぶせる方式のカバーが同梱されている。
 
 
          
         レンズ前カバ―裏面。フィリピン製と刻印されている。
 
 
          
         レンズマウントカバー。バヨネットにかみ合わせるものではなく、マウント部にかぶせる方式で装着する。なお、トイレンズ用のものも同じ。
 
 
          
         マウントカバー裏面。溝のように見える部分があるが、このままレンズマウントにかぶせて後端を保護する。
 
  3. 描写力(1) 歪曲収差広角側ではやや歪曲収差がみられるが、キットレンズとしては標準的なレベルである。35mm換算で50mmあたりになると、ほとんど歪曲収差は認められなくなり、そのまま望遠端まで同じとなる。電子補正機能を有効にすると、当然ながら広角端からほとんど歪曲収差が解消する。
 01レンズでは電子補正を前提に撮影することをお勧めしたが、このズームレンズでは、必ずしも電子補正をしなくてもよいかもしれない。
 
 
 <Qでの撮影>焦点距離:5.0mm(35mm換算27.5mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 焦点距離:7.0mm(35mm換算39mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 焦点距離:9.9mm(35mm換算55mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 焦点距離:15.0mm(35mm換算83mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 <Q7での撮影>焦点距離:5.0mm(35mm換算23mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 焦点距離:7.9mm(35mm換算36mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 焦点距離:15.0mm(35mm換算69mm) 左側より、歪曲補正なし、歪曲補正あり
    
 (2) 解像力このレンズも、01レンズ同様、解像力に関して良好な性能を示している。レンズ交換式カメラとしては、やや劣るものの、1/2.3型のイメージセンサーを搭載していることを考えると、素晴らしいと言えるかもしれない。おそらく、イメージセンサーの持っている力を損なうことなく、すべて出し切ることができるレンズとなっている。
 広角端では画像周辺部の締りが1段絞ると向上するものの、基本的にはズーム域全域で開放を中心に使うことになるだろう。望遠端では、気持ち解像力の低下を確認することができるが、このクラスのイメージセンサーから考えれば、やはり抜群の解像力を示している。
 
 
  ISO12233準拠チャート。中央と左上の赤枠の部分を切り出
 してある。画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。
 <Qでの撮影>
        5.0mm(35mm換算27.5mm) F2.8
   
 5.0mm(35mm換算27.5mm) F4.0
 
   
 
 
 
        7.0mm(35mm換算39mm) F3.2
   
 7.0mm(35mm換算39mm) F4.5
 
   
 
 
 
        9.7mm(35mm換算54mm) F3.5
   
 9.7mm(35mm換算54mm) F5.0
 
   
 
 
 
        15.0mm(35mm換算83mm) F4.5
   
 15.0mm(35mm換算83mm) F6.3
 
   
 
 
 <Q7での撮影>
        5.0mm(35mm換算23mm) F2.8
   
 5.0mm(35mm換算23mm) F4.0
 
   
 
 
 
        7.9mm(35mm換算36mm) F3.2
   
 7.9mm(35mm換算36mm) F4.5
 
   
 
 
 
        14.9mm(35mm換算69mm) F4.5
   
 14.9mm(35mm換算69mm) F6.3
 
   
 
 
 
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