デジカメWeekly:先週(2/24-3/2)の動きと今週(3/3-9)の予定


◎先週の主な動き(2/24-3/2)
今週のトピックスは、ソニーが欧州で発表した新製品が国内でもリリースされたことです。
ミラーレスカメラのαNEX-3N、ネオ一眼のDSC-HX300、薄型高倍率モデルDSC-WX300、薄型タフネスモデルDSC-TX30をはじめ、EマウントレンズE PZ 18-200mmF3.5-6.3 OSS、E 20mmF2.8、AマウントレンズCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM、70-400mm F4-5.6 G SSM IIが発表となりました。
また、キヤノン PowerShotNの受注は3月12日開始、4月25日発売と、ニコンのAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDと1 NIKKOR VR 6.7-13mm f/3.5-5.6は3月7日発売と、各々発売日の発表がありました。

【先週の注目記事】
Canon powerShotN先週、気に留まった記事は、ITmediaの「“いいノイズ”でありたいカメラ――「PowerShot N」の誕生と期待を聞く」です。 この記事は、PowerShotNの製品企画を担当されたキヤノンマーケティングジャパン岩田祐二氏のインタビュー記事です。
詳細は、リンク先の記事を見ていただければと思いますが、要点を整理すると次のようになります。

  • スマートフォン、SNSにより、コンパクトデジカメについては写真の概念が変わる可能性がある。
  • 写真に対する意識「目に映るものを高画質でとらえる」の変化が顕著になってきた。
  • 「デジタル処理による大きな変化を付与しても良いのでは」と考えたのが、製品化のきっかけ。
  • タブレット端末でデジタル写真を眼前で見せるなど、見せる方法・見る方法も多様化している。
  • 「誰もが簡単にセンスの良い、いい写真が撮れるカメラ」があれば、写真を楽しむ人が増える。
  • 構図は、シャッターボタンが従来の位置にあるだけでかなりの制約を受ける。
  • 利き手なども関係なく様々な構図やアングルで、思いのままに撮影することを可能に。
  • 直販の一番の理由は、新コンセプトの製品なので、ダイレクトへお客様へお届けしたかったこと。
  • 価格は、いわゆるコンパクトの平均単価が1万5000円程度の倍の値段。
  • スマートフォンと共存共栄していくことを目指し、より広いユーザー層へアピールするモデル。

上記の元記事中には、コンセプトモデルの画像も掲載されていますので、ぜひご覧ください。

【先週発売された新製品】
(2/28)
ニコン COOLPIXS31:子どもの使用も想定したアウトドアカメラ。
ニコン D600:28-300mmVRズームレンズのキット。

【先週発表された新製品】
ソニー サイバーショットDSC-HX300:ネオ一眼DSC-HX200Vの後継機。光学50倍。3月8日発売予定。
ソニー サイバーショットDSC-WX300:光学20倍ズーム搭載で世界最小・最軽量。3月15日以降順次発売。
ソニー サイバーショットDSC-TX30:光学ズームレンズ搭載の防水コンパクト。4月5日発売予定。
ソニー αNEX-3N:NEX-F3の後継機。ズームレバーを装備。3月8日発売予定。


◎今週の主な予定(2/10-2/16)

【今週発売予定の新製品】
(3/7)
キヤノン IXY90F:IXY110FからWi-Fiを省略。
(3/8)
ソニー αNEX-3N:NEX-F3の後継機。ズームレバーを装備。
ソニー サイバーショットDSC-HX300:ネオ一眼DSC-HX200Vの後継機。光学50倍ズーム。
ペンタックス WG-10:アウトドアカメラWG-3の下位モデル。コンパクトで廉価。
カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-ZR700:光学18倍ズームレンズを特徴とする高倍率ズームモデル。
カシオ EXILIM EX-ZS25:EX-ZR700の下位機種で光学12.5倍。
ニコン COOLPIX AW110:COOLPIX AW100の後継でWi-Fi搭載。タフネス性能も向上。
(3/9)
富士フイルム FinePix Z2000EXR:Wi-Fi搭載のスリムコンパクト。
富士フイルム FinePix F900EXR:Wi-Fi搭載のスリムコンパクト。
富士フイルム FinePix F820EXR:18倍ズームコンパクト。Wi-Fiは非搭載。