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特集 ニコン Nikon D5300
2.ニコン D5300の外観をみる |
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ニコン D5300
by Inaba Kunio
描写性能と機能を強化したミドルクラスのデジタル一眼レフ
評価:5.0
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ニコン D5300を開封するニコンのミドルクラス・デジタル一眼レフ、D5300が発売されました。前機種であるD5200(製品レビュー)の発売が2012年11月ですので、ちょうど1年での世代交代となります。販売形態はボディ単体の他に、AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR(製品レビュー)がセットになったレンズキットも用意されています。なお、取扱説明書にはAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR(製品レビュー)の説明も書かれていますので、このレンズキットも発売されることになりそうです。 ボディカラーは、ボディ単体ではブラックのみとなりますが、レンズキットではレッド、グレーも用意されています。ボディカラーにあわせて付属するストラップも変わります。 今回は18-140mmレンズの評価も行いたいため、レンズキットを購入いたしました。カラーはブラックですが、グレーもなかなかいい感じでした。
D5300のパッケージ。ブラックのベースに金色で文字が印字されており、カメラ本体とレンズの写真が掲載されています。基本的なデザインはD5200と同じです。
蓋を開けると、左側にレンズが入った白いケースが目に入ります。右側には、使用説明書や保証書が置かれています。こうしたパッケージングもD5200と同じです。
使用説明書の下には、カメラ本体と付属品が格納されています。中央がカメラ本体です。
付属品。左上から使用説明書、活用ガイドCD-ROM、ViewNX2ソフトウェアCD-ROM、バッテリーチャージャーMH-24、Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL14a、アイピースキャップDK-5、USBケーブルUC-E17、オーディオビデオケーブルEG-CP16、ストラップAN-DC3。バッテリーの型番がEN-EL14からEN-EL14aに変わりましたが、その他の付属品はD5200と同じです。 ニコン D5300の本体をチェック
D5300のボディ前面。基本的なデザインはD5200と同じですが、両肩のラインなど変わった部分もあります。
D5200のボディ前面。両肩のラインがよりなだらかになっています。
ボディの液晶面側。2軸方式のバリアングル可動に対応しているため、写真のように反転させておくことも可能です。接眼目当てがDK-25に変わりましたが、こちら側の基本的なインターフェースはD5200と同じです。
D5200のボディ背面。液晶モニターのNikonのロゴは印字ですが、D5300では刻印に変わっています。
液晶モニターを表示させた状態。液晶モニターは3型92万ドットから3.2型104万ドットへと大型化されています。アスペクト比も3:2になりましたので、静止画をより大きく表示させることが可能となりました。
D5200の液晶モニター。アスペクト比は4:3のパネルとなっています。
D5300のボディ上面。D5200と比べると、モードダイヤルの右側にあるWi-FiとGPSのアンテナ部が特徴的です。モードダイヤルに記載されている項目はD5200と同じです。ペンタ部にあるステレオマイク穴の数が増やされています。
D5200のボディ上面。基本的なデザインはD5300でも踏襲されました。ボディ上面にあるレリーズモードボタンは、レンズマウントの左側に移設されています。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に設けられています。カメラ本体はタイ製となっています。購入した個体のS/Nは5xxxでした。
D5200のボディ底面。D5300と比べると、底面の形状やねじ止めの位置が変わっています。D5300ではそれまでの金属シャーシを廃止し、カーボン繊維を用いた強化プラスティック・モノコック構造に変わったためと思われます。
ボディ左側面。こちら側には外部接続端子が置かれています。D5300では、レンズ取り外しボタンの下に「レリーズモードボタン」が移設されています。
D5200のボディ左側面。外部接続端子カバーの形状が変わりましたが、端子自体はD5300も同じです。
D5300のボディ右側面。メモリーカードスロットは単独で設けられています。
D5200のボディ右側面。グリップ部の赤いラインの形状は、D5300とは少々違っています。
D5300のマウント口。ミラーボックスの内側は反射防止の処理が施されています。
ペンタ部にあるNikonのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。レッドとグレーのボディカラーでもロゴは白字です。
ボディの左肩にあるD5300のロゴ。プレートが埋め込まれています。その左側にあるフラッシュボタンとFnボタンはD5200と同じです。その下に見える白いポッチは、レンズを装着するときの指標となります。
D5300でボディ上面から移設されたレリーズモードボタン。連写設定やセルフタイマーの設定を直接行うことができます。
右手側のグリップ部。大型のランプは、AF補助光とセルフタイマーランプ、赤目軽減ランプを兼ねています。グリップ部にある丸いプラスティックはリモコンML-L3用の受光部。リモコン受光部は液晶モニター側にもあります。
グリップ部上のメインコントロール部。シャッターボタンの同軸に電源スイッチが置かれています。「infoボタン」を押すと、液晶画面にインフォ画面が表示されます。
モードダイヤルの右側に設けられているライブビュースイッチは、D5200から形状が変わり、レバーの上に「Lv」の文字が印字されています。
液晶モニター右側のコントロール部。SDカードアクセスランプの位置が変わりましたが、基本的なレイアウトはD5200のものを踏襲しています。親指部分のゴムが大型のものに変わりました。
ファインダー接眼部には視度補正ダイヤルが設けられています。その右にある「i」ボタンは、液晶画面に表示したインフォ画面から直接項目を設定するためのものです。
ファインダー接眼部。D5200では接眼目当てDK-20が装着されていましたが、D5300ではDK-25に変わりました。「MENUボタン」と「i」ボタンを同時に2秒間押す(ツーボタンリセット)と、カメラの主な設定項目が初期化されます。緑色のマークが目印となります。
接眼目当てDK-25を外した状態。付属するアイピースキャップDK-5を装着する時には接眼目当てを上にスライドさせて取り外します。
アイピースキャップDK-5を装着した状態。ファインダー接眼部から目を離して撮影する場合には、接眼部からの入射光による影響を抑制するため、アイピースキャップの装着が推奨されています。
ファインダー接眼部の左側にある「MENUボタン」。その左にはリモコンML-L3用の受光部が置かれています。その前に見えるのはイメージセンサーの位置を示す指標です。その前の3つの穴はスピーカー用のものとなります。
ペンタ部上部にあるアクセサリーシュー。その前にはステレオマイクが内蔵されています。
ボディ左側の外部接続端子カバーを開いた状態。左上より外部マイク入力端子、アクセサリーターミナル、右上はUSB/オーディオビデオ出力端子、HDMIミニ端子となります。端子自体はD5200と同じです。
ボディ右側面のSDメモリーカードスロットカバーを開いた状態。カードの挿入方向を示すガイダンスシールが貼付されています。
メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面が手前側となります。
ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋の部分に挿入方向のガイダンスが描かれています。
バッテリーパックを挿入しつつある状態。ホログラムが見える向きで挿入します。
ボディ単体での重さの実測値は482gでした(アクセサリーシューカバーやアイピースカップを装着した状態)。メーカー公表値は480gとなります。
撮影状態でのD5300の重さの実測値は532gでした。メーカー公表値は530gとなります。
AF-S50mmF1.4G(製品レビュー)を装着した状態。ボディのコンパクトさが際立ちます。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ボタンは電気式のため、電源が入っていないと可動しません。
液晶モニターの表示。イメージセンサーと同じアスペクト比3:2の液晶パネルが採用されました。写真はAF-S18-140mmを装着した広角端の状態ですが、やや周辺光量が低下していることがわかります。
液晶パネルの視野角は広く、写真の状態でも表示内容の確認が可能です。
光学ファインダーの表示内容。画面下部に情報表示エリアが設けられています。 ニコン D5300の付属品をチェック
D5300に使用するバッテリーチャージャーMH-24はD5200やD3200等に採用されているものと同じです。EN-EL14aを最大約1時間50分で充電できます。
コンセントに接続するプラグ部分は回転式で、本体内に格納可能となっています。可搬性の点でメリットがあります。MH-24はマレーシア製。
付属するLi-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL14a。容量は7.2V 1230mAhです。D5200に付属していたEN-EL14の容量は7.4V
1030mAhでしたので、約15%容量が増えています。
偽造防止用のホログラムが貼付されています。EN-EL14では背面側に貼られていました。
付属するUSBケーブルUC-E17。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
付属するオーディオビデオケーブルEG-CP16。D5200付属のものと同じでステレオに対応しています。AVケーブルが付属している機種は減ってきましたが、できればHDMIケーブルが付くとさらに良いと思います。
D5300はアイピースシャッターを内蔵していないため、アイピースキャップDK-5が同梱されています。
アイピースキャップDK-5の裏側にはクリップが付けられており、ストラップに装着できるようになっています。
ブラックボディに付属するストラップAN-DC3BK。しっかりとしたつくりのものですが、ロゴ部分は刺繍ではなくプリントとなっています。レッドカラーにはAN-DC3RD、グレーカラーにはAN-DC3GYが付属します。
ボディに付属するボディーキャップBF-1B。
ボディのレンズ用バヨネットを利用して固定するための爪があります。 |
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