トップページ > デジカメ徹底レビュー > ソニー DSC-QX100 > 3.DSC-QX100の外観をみる |
特集 ソニー SONY サイバーショット DSC-QX100
3.ソニー DSC-QX100の外観をみる |
|
ソニー DSC-QX100
by Inaba Kunio
レンズの形をした高級コンパクトカメラ
評価:5.0
|
|
サイバーショット DSC-QX100を開封するソニーのサイバーショット DSC-QX100/DSC-QX10(製品レビュー)が発売開始となりました。DSC-QX100のイメージセンサーやレンズなどの描写部分は、7月に登場したDSC-RX100M2(製品レビュー)と同じですので、高級コンパクトと比較してもトップレベルの描写性能を期待できます。販売開始時の実売価格は5万円弱ですので、DSC-RX100M2のスタート価格よりも2万円弱安価となっています。DSC-QX10と同様に、しばらくの間は予約なしに入手することは難しそうです。 ボディカラーはブラックのみで、DSC-RX100M2と同様に高級感のある塗装が施されています。
サイバーショット DSC-QX100のパッケージはレンズ型を強調する円筒形で、手がかかった外装です。パッケージのサイズは、50枚とかのセットで売っているCD-ROMなどに似ています。
なお、DSC-QX10のパッケージも円筒形で、サイズも同じですが、蓋部分のカラーがホワイトになっています。白色は膨張色のため少々大きく見えますが、実際の大きさは全く同じでした。
箱の側面には、各国語で対応するスマートフォンについて記載されています。幅54-75mm、厚み13mm以下となっています。
蓋を開けたところ。プラスティックの梱包材にカメラ本体が格納されています。白い包みの中身がボディです。
カメラ本体の梱包部をはずすと、その下に付属品やマニュアル等が入っています。付属品自体はDSC-QX100とDSC-QX10は全く同じでした。
同梱されている付属品。左上からクイックスタートガイド、リファレンスガイド、リチャージャブルバッテリーパックNP-BN、スマートフォンアタッチメント、マイクロUSBケーブル、リストストラップです。DSC-QX100はボディ内充電に対応しているため、充電器は付属しません。またACアダプターも付属していませんので、充電にはパソコンやアダプターの用意が必要です。 サイバーショット DSC-QX100の本体をチェック
ボディ前面。レンズ自体はDSC-RX100M2(製品レビュー)やDSC-RX100(製品レビュー)と同じもので、28-100mm相当F1.7-4.9となります。レンズカバーが内蔵されています。
DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。QX10には下部に突出部がありますが、本体部分の形状はほぼ同等です。QX100はCarl
Zeiss銘柄のレンズが搭載されており、クラスの差を感じさせます。
レンズ背面側。一般的なデジカメではこちら側に液晶モニターが置かれていますが、QX100ではカメラの銘板が貼付されています。ここはバッテリー室カバーを兼ねており、下側にスライドさせると外すことができます。左右にある爪は、スマートフォンアタッチメントに接続するためのものです。
ボディ上面。基本的なレイズとはDSC-QX10と共通です。鏡胴部にはカメラの型番が印字されています。
DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。正面から見たサイズは同じですが、レンズの長さは倍近く違います。また、QX100にはコントロールリングがレンズ前面外周にあるのがポイントです。
ボディ下部。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。DSC-QX10とは異なり台座が付いていませんので、三脚穴の両側に回転防止用の突起が設けられています。
DSC-QX100(左側)と比較したDSC-QX10(右側)。下側となる三脚用穴の部分の構造もやや異なっています。
ボディ左側面。こちら側にはズームレバーとシャッターボタンが置かれています。ズームやシャッターはスマートフォンからのリモート操作で行うことが多いと思いますが、カメラ単体で行うこともできます。その右にあるZEISSロゴは、マルチ端子とメモリーカードスロット部のカバーの上に付けられています。
ボディ右側面。こちら側には表示パネルが置かれています。このパネルには、メモリーカード未挿入表示とバッテリー残量の表示を行います。
液晶パネル部。カメラコンセプトから最小限の表示内容に絞られているのだと思いますが、カメラのクラスを考えると、できればもう少々情報を表示できると良いと思います。
電源を入れてレンズカバーを開いた状態。写真ではわかりづらいですが、印字部がある外周部は伸長せず、中央部のみが伸びます。
中央にあるNマークはNFC(Near Field Communication:近距離無線通信技術)のアンテナが内蔵されていることを示すもので、タッチするときの目印となります。
左側面のズームレバーとシャッターボタン。シャッターボタンは半押し動作にも対応しています。スマートフォンと接続していない状態ではフレーミングが難しいですが、撮影自体は可能です。
メモリーカードスロット部。マイクロタイプのSDカードまたはメモリースティックが対応しています。メモリースティックタイプのカードに対応しているのは、ソニーのデジカメ共通です。挿入部の右下には、挿入方向のガイダンスが刻印されています。
メモリーカードを挿入しつつある状態。カードはどちらの向きでも挿入できてしまいますが、SDタイプの場合にはラベル面を前側に、メモリースティックタイプの場合は端子面を前側に挿入します。
バッテリー室カバーを開いた状態。蓋はフィルム状の部品で本体と接続されており、脱落することはありません。
DSC-QX10(右側)と比較したDSC-QX100(左側)。バッテリー室部分は共通ですが、QX10ではメモリーカードスロットもバッテリー室内にあるのに対し、QX100ではボディ側面に専用挿入部が設けられています。
蓋部分に貼付されているシールには、Wi-Fi接続用のSSIDとPasswordが印字されています。同じものがクイックスタートガイドにも記載されています。
バッテリーを挿入した状態。バッテリー自体はDSC-QX10と同じNP-BNです。
側面に見えるレバーは、アタッチメント取り外しレバー。このレバーを矢印方向にスライドさせると、固定爪の横に見える銀色の固定用ピンが下がり、レンズを回して取り外すことができます。その左下に見える白いラインは、スマートフォンアタッチメントに装着するときの指標です。
DSC-QX100には、レンズ鏡胴部にコントロールリングが設けられています。設定されているフォーカスモードにより、ピントリングやズームリングとして機能します。
電源をONにした状態。写真は広角端の状態です。
写真は50mm相当の状態ですが、この時にレンズ長は最短となります。
望遠端の状態。レンズ長は、概ね広角端の時と同じです。DSC-RX100M2も同じですが、ズーム操作によるレンズ長の変化は比較的少ないと思います。
同じレンズを搭載しているDSC-Rx100M2(右側)との比較。レンズカバー部を含め、ほぼ同じデザインです。
電源をONにした状態。写真は広角端です。RX100M2ではレンズ伸長部に印字されていますが、QX100では印字部は伸長しません。
DSC-QX100(左側)とDSC-RX100M2(右側)。厚さはRX100M2の方が薄くなっています。QX100では、レンズ光学部の右側に基盤やバッテリー等が入っているためだと思われます。
スマートフォンにスマートフォンアダプターを装着した状態。ストッパー部分にSONYのロゴが印字されており、装着するとカメラのペンタ部のような形状となります。
スマートフォンアダプターでカメラ本体を装着した状態。DSC-QX10と比べると、それなりの存在感を感じさせます。
装着した状態を側面から見ると、スマートフォンの薄さが際立ちます。アダプターではかなりしっかりと固定されますが、重量バランスからもできるだけカメラ部を保持することをお勧めします。
スマートフォンの画面表示。アスペクト比は4:3です。QX100ではオートフォーカスのモードを切り替えることが出来るため、画面上に「AF-S」の表示もあります。
スマートフォンの画面表示。アスペクト比は3:2で、この時に最大サイズの静止画を記録できます。撮影可能枚数が減っている点にも注意。
露出モード。QX100では、「A 絞り優先撮影」が追加されています。このモードにすると、画面上から絞り値が設定できます。
動画撮影モード。アスペクト比は16:9となりますので、画面の上下がトリミングされる形となります。
設定画面。QX100では「フォーカスモード」が追加されています。マニュアルフォーカスに設定すると、コントロールリングがピントリングとして機能します。
カメラ本体を分離できるため、写真のような無限ループの撮影も可能です。
ボディ単体での重さの実測値は167gでした。メーカー公表値は165gです。
メモリーカードとバッテリーを挿入した状態での実測値は181.4gでした。メモリーカードの種類によって違いますが、メーカー公表値は179gとなっています。 DSC-QX100のバッテリー関係をチェック
バッテリーパックNP-BN。容量は3.6V 630mAhで、静止画であれば約220コマの撮影が可能です。DSC-TX55(製品レビュー)など、薄型コンパクトなタイプのカメラでも採用されています。
バッテリーパックはかなり薄型のパッケージとなっています。中国製です。 サイバーショット DSC-QX100の付属品をチェック
付属するスマートフォンアタッチメントのスマートフォン側。スマートフォンに装着するときの台座として機能するもので、スマートフォンを挟み込む爪は折り畳まれています。
スマートフォンアタッチメントのレンズ側。両側の穴に、カメラ本体の爪が挿入されます。
スマートフォンアタッチメントのカメラボディ装着部分。バヨネットタイプの固定方式となっています。
スマートフォンを挟み込むための爪を起こした状態。幅54~75mm、厚さ13mm以下のスマートフォンに対応しています。
爪部分の内側には、滑り止め用の溝が切られています。かなり強い力でスマートフォンを挟み込むことが出来ます。
カメラ本体の重量実測値は90.7gでした。メーカー公表値は90gです。
付属するマイクロUSBケーブル。ボディ内充電にも使用します。
付属するリストストラップ。伸縮性もあるしっかりしたつくりです。 |
|