比較 ペンタックス K-5II/K-5IIs vs K-30ペンタックスの中・上位機種の比較です。K-5の後継機としてK-5II/K-5IIsが登場し、ペンタックスのデジタル一眼レフラインアップも世代交代が完了しました。全体としての基本性能はK-5II/K-5IIsの方が高くなっていますが、中級機であるK-30も性能面でかなり上級機に肉薄していることがわかります。特に、100%視野率の光学ファインダーや防塵防滴性能をもったボディなど、上級機に準じた性能となっています。K-5II/K-5IIsが上回っているのは、連写性能とシャッター部分となります。とくにRAWで連続20枚の撮影が可能となっている点は、使い勝手の上で小さくない差かもしれません。また、K-5II/K-5IIsにはボディ上面に液晶パネルが設置されており、撮影スタイルによってはポイントになってきます。 なお、今回はK-5IIのローパスフィルターレスモデルとしてK-5IIsが新たに加わりました。イメージセンサーの高精細化と画像処理エンジンの進化により、以前よりもモアレ等が抑制されるようになったことが背景にあります。解像感の向上を重視した製品の追加は、より選択の幅を広げてくれます。 K-5II/K-5IIsは発売直後ということもあり、価格面では約倍近い差となっています。また、K-30はカラーバリエーションの対象となっていますので、その点も選択のポイントになるかもしれません。 【追記】 ペンタックス K-5IIs の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 【追記】 ペンタックス K-30 の詳細レビュー記事を掲載しました。製品外観や解像力、レンズ評価も行っています。 |
![]() ペンタックス K-5II/s |
![]() ペンタックス K-30 |
独断コメント | 評価 | |
イメージ センサー |
有効1628万画素CMOS | 有効1628万画素CMOS | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
高感度特性 | ISO100-12800 (拡張で80-51200) |
ISO100-12800 (拡張で100-25600) |
拡張で設定できるISO感度はややK-5IIの方が高いものの、ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
連写性能 | 7コマ/秒 連続撮影RAWで20コマ |
6コマ/秒 連続撮影RAWで8コマ |
連写速度、連写撮影可能枚数ともK-5IIが上回る。 | K-5IIが良 |
ファインダー | ペンタプリズム 視野率100%、倍率0.92 |
ペンタプリズム 視野率100%、倍率0.92 |
どちらもペンタプリズムであり、視野率、倍率ともほぼ同等。 | ほぼ同等 |
シャッター | 1/8000-30秒 | 1/6000-30秒 | K-5の方が高速シャッターに対応。フラッシュ同調スピードはどちらも1/180秒。 | K-5IIが良 |
レンズ マウント |
PENTAX KA | PENTAX KA | − | − |
液晶モニタ | 3型92万ドット | 3型92万ドット | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
動画性能 | 1920X1080 25fps | 1920X1080 30p | K-30はフルHDで30fpsに対応。 | ややK-30が良 |
付加機能 | 防塵防滴 ダスト除去機能 |
防塵防滴 ダスト除去機能 |
ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
サイズ | 131×97×72.5 mm | 128.5×96.5×71.5 mm | ほぼ同等。 | ほぼ同等 |
重さ | 760g/680g | 650g/590g | ややK-30の方が軽い。 | ややK-30が良 |
価格 | オープン(10万円前後) | オープン(5万円台) | K-5IIは発売直後であるが、K-30の方が廉価。。 | K-30が良 |
ペンタックス K-5II/K-5IIs | ペンタックス K-30 | |||
一口コラム | 一口コラム | |||
位置づけと概要 | 位置づけと概要 | |||
詳細仕様 | 詳細仕様 | |||
開封・外観 | 開封・外観 | |||
高感度性能・解像力 | 高感度性能・解像力 | |||
総合評価 | 総合評価 | |||
vs ニコン D7000 | ||||
メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。 |