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特集 キヤノン Canon EF-M22mm F2 STM |
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キヤノン EF-M22mm F2 STM
by Inaba Kunio
キヤノン・ミラーレスの薄型単焦点レンズ 評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(キヤノン ホームページより)EF-M22mm F2 STM 3. レンズ構成図(キヤノン ホームページより)![]() 4. 製品外観
EOS Mの発売開始に合わせて2本のレンズが登場しました。EF-M22mmはそのうちの1本で、35mm換算で約35mmの画角をカバーする使いやすいレンズとなります。比較的薄型のレンズで、EOS
Mの小型さを活かすことができます。
レンズ前面にはレンズの名称とフィルター径サイズ43mmが記載されています。STMとはフォーカスレンズの駆動用にステッピングモーター(Stepping
Motor)が用いられていることを示すもので、起動・停止するときのレスポンスや制御性が高くなっています。EF-M22mmには小型化を優先したギアタイプのモーターが搭載されているものと思われます。
レンズマウントは金属製で9点の電子接点が見えます。レンズは台湾製。
付属するレンズキャップ。つまみ部分が中央部にあるため、フード装着時にも脱着が容易です。
レンズキャップの裏側。可動部分はプラスティックで加工されています。
レンズマウント側のカバー。EOS Mマウントにあわせた新製品です。
レンズへの装着は、バヨネットマウントの爪を活用して行います。
EOS Mに装着した状態。レンズフォーカシングユニットは沈胴されており、電源を入れるとわずかですがレンズ部分が伸長します。なお、EF-M22mmには純正フードは用意されていません。 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したEOS Mには、周辺光量低下と色収差の電子補正機能が搭載されており、レンズに応じて自動的に補正することも可能です。周辺光量低下と色収差の補正は、各々別々に設定することが可能です。色収差の補正を「する」にすると、連続撮影枚数が大幅に少なくなりますので、注意が必要です。なお、補正されるのはJPEG画像のみであり、RAWデータはそのままとなります。下記のサンプルを見てもらえばわかるとおり、歪曲収差は良好に補正されています。35mm換算35mmの画角は風景写真やスナップ撮影等にも活用されることが多くなりますので、歪曲収差が小さいことは重要なポイントだと思います。 周辺光量低下については、絞り開放ではやや目立ちますが、もし気になるようでしたら積極的に周辺光量低下補正機能を活用されることをお勧めします。 焦点距離:22mm (2) 解像力このレンズは、解像力の点でも極めて高い数値を示している。中心部に関しては絞り開放から高い解像力となっています。等倍画像を見ると開放から2500本のラインの識別が可能ですが、2段程度絞るとさらに解像感が向上します。 周辺部に関しては、絞り開放ではやや画像が甘いものの、1段絞ると鮮明度が向上します。2段絞るとさらにしっかりとした画像となりました。 詳細については、クリックして表示される元画像を確認していただければと思います。
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