STYLUS SP-100EE | OLYMPUS | |
ドットサイト式照準器を搭載した50倍ズームのネオ一眼オリンパスからもレンズ一体型のデジカメ3機種が登場しました。ここで紹介するネオ一眼、STYLUS SP-100EEと、タフネスコンパクト STYLUS TG-850 Tough、STYLUS TG-835 Toughの3機種です。ちなみに、昨年はこの時期に7機種をリリースしましたので、高付加価値モデルに絞り込んだことを実感します。SP-100EEの一番のポイントは、ドットサイト式照準器を搭載したネオ一眼であるということです。「ドットサイト式照準器」とは、銃火器の狙いを定めるための装置の一つで、光像式の照準器となります。ちなみに、光像式以外ではレーザーサイトがあり、これはSWAT等が出てくる映画等でよく見かけるもので、ターゲットに直接赤いレーザー光をあてて狙いを定めるものです。 ドットサイト方式では、照準器についているハーフミラー上に照準用の光像を照射することで、銃身がどこを狙っているかを示します。光像が見える位置であれば、視点がどこにあっても構わないため、比較的ラフに狙いを定めることができます。 STYLUS SP-100EE(左側)とSP-820UZ(右側)。SP-820UZはファインダーを内蔵していないため、ボディが一回りコンパクトになっています。光学ズームも、22.4-896mm相当F3.4-5.7の光学40倍です。デザイン的にはSTYLUS1(製品レビュー)に近いと思います。
STYLUS SP-100EE(左側)とSP-820UZ(右側)。液晶パネルはどちらも3型46万ドットのもので、固定式・非タッチパネルとなっています。SP-100EEには92万ドットの電子ビューファインダーが内蔵されています。アイセンサーは搭載されていないので、EVFボタンで表示の切り替えを行います。
STYLUS SP-100EE(左側)とSP-820UZ(右側)。ボディ上面のデザインも変わっています。モードダイヤルの右側にコントロールダイヤルが置かれており、ミラーレスカメラOM-DやSTYLUS1に近いインターフェースとなっています。
STYLUS1と比較する STYLUS SP-100EE(左側)とSTYLUS1(右側)。デザインテイストは似ています。イメージセンサーはSTYLUS1の方が大きいですが、28-300mm相当F2.8のレンズということでSTYLUS1の方が一回りコンパクトです。
STYLUS SP-100EEの主な特長は次の通りです。
内蔵フラッシュの一部を開けるとドットサイト照準器が露出します。
ドットサイト照準器を表示させた状態。赤い指標を被写体に合わせます。
超望遠域での問題は、手ぶれへの対応と、あまりに画角が狭くなるため被写体をロストしやすいことにあります。今回SP-100EEでは、ファインダーによる安定的なホールディングと強力な手ぶれ補正機能、そしてドットサイト照準器の採用という解決策を提示したことになります。実際にCP+2014の会場で試用した印象では、予想した以上に実用的な仕組みであると感じました。 すでに店頭では予約も受け付けられており、概ね5万円前後でのスタートとなるようです。50倍ズームのネオ一眼としてもやや安価であり、ドットサイト照準器の分を考えるとかなり踏み込んだ価格であると思います。いずれにしても、実際のフィールドでの試写が楽しみなカメラです。 ( by Inaba Kunio)
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【厳選レビュー記事】◎デジカメWatch 新製品レビュー OLYMPUS STYLUS SP-100EE2014年4月23日 大浦タケシ
◎ITmedia 狙った獲物は逃さない “ワシの目”照準器搭載 オリンパス「STYLUS SP-100EE」2014年2月12日 編集部
◎デジカメWatch オリンパス、光学照準器付きの高倍率ズームカメラ「SP-100EE」2014年2月12日 折本幸治
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【オリンパス STYLUS SP-100EE 基本仕様】 →オリンパス STYLUS SP-100EE メーカー製品仕様のページ
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