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【CP+2014速報】
CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2013

CP+2014

 2月13日から16日までの4日間、パシフィコ横浜で「CP+2014」が開催されています。主催は一般社団法人 カメラ映像機器工業会で、日本写真映像用品工業会が協賛しています。ニコン、キヤノン、ソニー、オリンパス、リコー、パナソニック、シグマ、カシオ、富士フイルムなどのデジカメメーカはもちろんのこと、コシナ、タムロン、トキナーや三脚などの用品メーカーなど多数が出展しており、名実ともに国内最大のカメラ映像ショーです。

 今回は速報版として、特に気に留まった製品6点について記載します。駆け足でしたので注目すべき機種を見逃したかもしれませんので、その点はお許しください。なお、機種によっては触るために1時間待ちのものもありました。余裕をもって会場に来られることをお勧めします。

 CP+2014公式ページ(事前に登録してから参加すると、入場料1500円が無料になります。)



CP+2014

 オープン前の展示会場入り口付近。平日の午前中で、プレミアム来場者と報道関係者のみでしたが、それでも写真のとおり多くの方々がいらっしゃいました。「カメラと写真映像の情報発信イベント」として国内最大規模であることをあらためて実感しました。なお、昨年開催されたCP+2013の来場者総数は62,597人でしたが、本年は1月27日時点の事前登録者数は2万人を超えており、昨年同時期と比べ33%増とのことです。

 CP+2015 速報記事
 CP+2013 速報記事
 CP+2012 速報記事

【追記】2014年2月17日
 あいにくの大雪により、15日は急きょ中止になってしまいました。
 そのため、参加者数も昨年の7割程度にとどまりました。
 なお、次回の「CP+2015」は2015年2月12日(木)から15日(日)まで、パシフィコ横浜で開催の予定です。

【CP+2014、CP+2013の登録来場者数の比較】
開催日 今回の登録来場者数
CP+2014
前回の登録来場者数
CP+2013
前回比
2月13日
(木)
(1日目)
11,750人 10,692人 +9.9%
2月14日
(金)
(2日目)
8,792人 15,910人 -44.7%
2月15日
(土)
(3日目)
中止 10,692人 -
2月16日
(日)
(4日目)
21,661人 15,343人 +41.2%

合計

42,203人 62,597人 -32.6%


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キヤノン PowerShotG1X MarkII

 ソニーDSC-RX100を凌駕したか?

CP+2014

 キヤノンのフラグシップコンパクトです。2012年3月登場したPowerShotG1X(製品レビュー)の後継機で、有効1310万画素1.5型CMOSセンサーに、24-120mm相当F2.0-3.9の明るいズームレンズを搭載しています。G1Xの弱点であった最短撮影距離も、広角端で5cmまで寄れるようになりました。

 G1Xとの大きな違いは、実像式光学ファインダーを省略し、新たにオプションの電子ビューファインダーに対応した点です。そのため、ボディサイズも大幅に小型化されており、ソニーのDSC-RX100M2(製品レビュー)に真正面から対抗できる製品がやっと登場したように感じました。実像式ファインダーのクリアーな見え方を好まれる方にはちょっと残念かもしれませんが、デジタルカメラとしての使い勝手の点では、やはり電子ビューファインダーに対応したことで大幅に向上したと思います。

CP+2014

 オプションの電子ビューファインダー「EVF-DC1」を装着した状態。236万ドットの高精細液晶で、見え方も良好でした。希望小売価格は3万3千円とのことですので、実売価格は2万円台になるかもしれません。

 写真の通り、レンズカバーが内蔵された点もG1Xからの進化点です。フードは別売になるとのことでした。

CP+2014

 液晶モニターは3型104万ドットで、タッチ操作にも対応しています。アスペクト比は3:2です。
 G1Xはアスペクト比4:3と3:2の両方に対応しています。4:3の時の最大サイズは4160x3120、3:2の時は4352x2904で、どちらの設定でもRAW撮影が可能です。レンズの画角も、24-120mm相当となります。

CP+2014

 液晶モニターはチルト可能で、180度反転させることもできます。電子ビューファインダーを装着していなければ、自分撮りも可能です。Wi-FiやNFCも内蔵していますので、この2年間のトレンドもきちんと取り込んでいます。

 発売は3月中旬の予定で、当初月産台数は1万5千台を予定しています。EOSシリーズの豊富なアクセサリー類にも対応しており、発売が楽しみです。

 【一口コラム】キヤノン PowerShotG1X MarkII

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キヤノン PowerShotN100

CP+2014

 キヤノンのもう一つの注目株は、PowerShotN100です。CP+2013で姿を現したPowerShotN(製品レビュー)の後継機ですが、PowerShotS120(製品レビュー)等の遺伝子も引き継いでいるような印象を受けました。有効1210万画素1/1.7型CMOSセンサーを搭載していますので、描写性能もコンパクトカメラの中ではトップレベルだと思います。

CP+2014

 N100の一番の特徴は、液晶モニター側にもカメラを搭載している点です。写真の液晶モニターの上にファインダ接眼部のように見えるのがサブカメラ「ストーリーカメラ」で、25mm相当F2.8のレンズが内蔵されています。

 液晶モニターの左下に見えるのが、このカメラの映像で、家族写真を撮ると撮影者の顔も一緒に写る(デュアルキャプチャー)という仕組みになっています。

 ソフト面もPowerShotNから強化されており、作品映像のような動画アルバムを簡単に生成する「ストーリーハイライト」が搭載されています。また、PowerShotNの特長であったクリエイティブショット(1回シャッターボタンを押すと、構図や露出を自動調整した5種類の写真も追加で生成)も進化しています。

CP+2014

 写真のように、上側90°までのチルト可動にも対応しています。最近のトレンドである180°に対応していない点はちょっとという気もしますが、このカメラの特長であるデュアルキャプチャーを考えると、これで十分かもしれません。

 N100ではネットワーク機能も強化されており、NFCにも対応しました。

 【一口コラム】キヤノン PowerShotN100

富士フイルム X-T1

CP+2014

 2月15日に発売開始となるX-T1も実機が展示されていました。X-Pro1と並んでフラグシップ的な位置づけのカメラであり、縦型バッテリーグリップなど多くのアクセサリーが用意されています。実際に操作してみると、電子ビューファインダーの見え方がクリアーであり、被写体の動きへの追従性も良好でした。

CP+2014

 写真で見るとそれなりの大きさに見えますが、実物はかなりコンパクトです。フランジバックを短くしたミラーレスカメラのメリットを活かしています。

CP+2014

 ファインダー接眼部も大きく、視認性の高い電子ビューファインダーとなっています。液晶モニターは3型104万ドットで、上下方向のチルト可動にも対応しています。
 電子ビューファインダーと液晶モニター、アクセサリーシューのすべてがレンズ光軸上に置かれていますので、とくに望遠系のレンズ使用時には、より自然に撮影することができます。

 【一口コラム】富士フイルム X-T1

オリンパス STYLUS SP-100EE

CP+2014

 オリンパスのSP-100EE(EEはEagle's Eyeのことで、ドットサイト照準器を搭載していることを示します)も注目株です。SP-100EEは光学50倍、1200mm相当の望遠ズームを搭載しており、動きのある被写体などの追従はファインダーでも簡単ではありません。

 その解決策として搭載されたのがドットサイト照準器で、写真の内蔵フラッシュの下に見えるハーフミラーが照準器です。

CP+2014

 ファインダー側から覗くと、被写体の上に赤い丸十字が見えます。このマークが重なる被写体に、レンズが向いていることになります。頭を動かしても、赤い指標が重なっている被写体のポイントはズレません。

 ターゲットマークは被写体の位置に重なるため、液晶モニター上の表示はボケていますが、実際の撮影シーンでは人間の目が自動的にピント調整しますので、違和感は感じませんでした。

 1200mm相当の望遠撮影時にも指標がきちんと被写体に重なるのか、表示精度が気になりますが、今後ネオ一眼等で標準装備となる可能性も十分ある機能であると思いました。

 【monoxブログ】ドットサイトを搭載したネオ一眼、オリンパス SP-100

シグマ DP2 Quattro

CP+2014

 シグマのDP2 Quattroも実機が展示されていました。実際に操作できるカメラも3台用意されており、長蛇の列でした。デザインも斬新ですが、やはり新型イメージセンサーで描写性能がどう進化したのかがポイントになると思います。DPシリーズも代を重ねてノウハウが蓄積されてきており、カメラのレスポンスも十分軽快に感じました。

CP+2014

 ガラスケースの中には、DP1やDP3も展示されていました。速写ケースや大型フードが装着されたものもあり、アクセサリー類も目配りがされるようです。

 【一口コラム】シグマ DP2 Quattro

DJI JAPAN Pfantom2

CP+2014

 面白いカメラとして、DJI社のPfantom2が展示されていました。これはマルチコプターで、下部にカメラを装着してリモコン飛行させることができます。日本の代理店であるSEKIDO社では75000円で販売をしているようです。実際に飛行している姿を見ると、いろいろな可能性を感じます。

CP+2014

 本体部分。バッテリーを含め1Kgとのことです。カメラは別途購入する必要があり、本体と合わせると11万円程度になるようです。

by Inaba Kunio)

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