【CP+2015速報】
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初日、午前10時のオープン前の展示会場入り口付近。平日の午前中で、プレミアム来場者と報道関係者のみでしたが、それでも写真のとおり多くの方々がいらっしゃいました。「カメラと写真映像の情報発信イベント」として国内最大規模であることをあらためて実感しました。なお、昨年開催されたCP+2014の来場者総数は雪により3日間に短縮されたこともあって42,203人でしたが、本年は2月12日午後0時時点の事前登録者数は52,907人となっており、昨年を上回るのは確実と思われます。
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キヤノン EOS8000Dエントリークラスの上級機
キヤノンの新しいラインとなるエントリー・デジタル一眼レフです。同時にリリースとなったEOS KissX8iの上位機種で、EOS7D MarkIIとの間に位置するカメラとなります。
今までのKissシリーズとの違いの一つが、ボディ上面に液晶パネルを搭載した点です。今まで上級機に搭載されていたものですが、一目でカメラの設定がわかりますので使いやすい機能です。なお、パネル自体はボディサイズに合わせてややコンパクトなものとなっています。
兄弟機であるEOS8000D(左側)とEOS KissX8i(右側)。液晶パネルの有無だけでなく、モードダイヤルの位置も異なっています。
同じくEOS8000D(左側)とEOS KissX8i(右側)。どちらもタッチ対応のバリアングル可動液晶モニターが搭載されているのは同じですが、液晶モニター右側のインターフェースに違いがあります。EOS8000Dでは、サブコマンドダイヤルも設置されています。 |
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キヤノン EOS M3
キヤノンのもう一つの注目株は、新型ミラーレス EOS M3です。ほぼMシリーズのボディサイズを維持しつつ、電子ビューファインダーへの対応やモードダイヤルやコマンドダイヤルの追加、フラッシュの内蔵など、機能面や描写性能が大幅に強化されています。とくに、三世代目となったハイブリッドAFは、気持ちよく動作するのが印象的でした。
電子ビューファインダーEVF-DC1にも対応しています。既存のPowerShotG1X MkIIと一緒に登場した製品で、236万ドットの高精細タイプとなっています。上側90°までのチルトにも対応しています。
ボディカラーはブラックとホワイトの2色が用意されています。専用のボディケースをはじめ、様々なアクセサリーが用意されているのも魅力です。
アクセサリーシューには奥側に電気接点が設けられています。ここから、電気信号と電源供給がされますので、EVFユニットをはめるだけで使用可能になります。 |
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キヤノン PowerShotG3X(参考出品)
参考出品となりますが、PowerShotGシリーズの新モデル、G3Xも展示されていました。ガラスケースの中でしたので直接手にすることはできませんでしたが、PowerShotG7Xと同じ1型サイズのイメージセンサーに、24-600mm相当の高倍率ズームレンズを搭載している点が特徴となります。大型のグリップが付けられるなど、望遠側での撮影に配慮したボディデザインとなっています。
PowerShotG3Xの液晶モニターはチルト可動にも対応しています。ガラスケースの裏側に無理やりカメラを入れての撮影でしたので、ピントの位置が奥側になってしまっていますが、コントロールホイールも搭載されているようです。 キヤノン PowerShotN2
ユニークなコンパクトデジカメ、PowerShotN(実機レビュー記事)の後継機も登場しました。正方形のボディデザインを踏襲しつつ、液量モニターのチルト角度が広がることで、自分撮りも可能になっています。また、ソフト面も強化されているようです。
液晶モニターを収納した状態。他にはない特長あるカメラであると思います。PowerShotNはキヤノンオンラインショップのみの販売でしたが、N2は一般の流通経路でも入手が可能です。2月19日からの発売開始に先立ち、すでに予約も受け付けられており、概ね3万3千円前後でのスタートとなるようです。 キヤノン EOS5Ds
2012年3月に登場したEOS5D MarkIII(実機レビュー記事)のバリエーションモデルとして登場したのが、EOS5DsとEOS5Ds Rです。有効5060万画素(EOS5D MkIIIは2230万画素)のフルサイズ・イメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフであり、圧倒的な解像感をもたらすものと思われます。また、ローパスフィルター効果キャンセルモデルとなるEOS5Ds Rも用意されています。 |
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オリンパス OM-D EM-5 MarkII
オリンパスの新型ミラーレス、OM-D E-M5 MarkIIも注目機種です。2012年3月に登場した初代OM-D E-M5(実機レビュー記事)を全面的にブラッシュアップするとともに、新たに「40Mハイレゾショット」も搭載しています。手ぶれ補正効果も、E-M5やE-M1よりもさらに強化されており、使い勝手の向上につながっています。
液晶モニターの可動方式も、E-M5の上下方向チルト可動から、バリアングル方式へと進化しています。可動軸は左側に設けられています。
デザイン的にはペンタ部の形状が初代OM-D E-M5よりもシャープになっています。このあたりは好き好きの部分もあるかと思いますが、よりコンパクトさが強調されるように感じます。
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シグマ DP0 Quattro
2月10日に発表されたばかりの新型機、シグマ DP0 Quattroも展示されていました。型番に「0」が入るモデルは珍しいと思いますが、28mm相当のDP1よりもさらに広角側となる21mm相当F4の広角レンズを搭載したことによります。ボディデザインはQuattroシリーズ共通で、解像感を重視した特長ある描写力となります。
発売時期が未定ということもあり、展示はガラスケース内でしたので、実際に操作することはできませんでした。外付けファインダーをはじめ、様々なオプションも用意されているようです。
同じく発売時期は正式発表されていませんが、DP3 Quattroは操作可能な形で展示されていました。75mm相当F2.8のレンズを搭載したモデルですが、今回新たに90mm相当F2.8の撮影が可能となる専用テレコンも発表されました。
液晶モニター側にグリップが張り出すユニークなボディデザインもQuattroシリーズの特長です。写真で見るよりも実物は大きいですが、写真で感じるよりも軽いボディです。 |
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PENTAX K-S2
リコーからはペンタックスブランドの新型デジタル一眼レフ、K-S2が発表されました。2014年9月に発売開始となったK-S1の後継機で、コンパクトなボディを踏襲しつつ、防塵防滴性能と液晶モニターのバリアングル可動化、Wi-FiとNFCも新たに搭載しています。リコーによると、防塵防滴性能をもったデジタル一眼レフとしては、世界最小となります。
バリアングル可動が可能な液晶モニター。自分撮りも可能になっています。
同時に発表されたsmc PENTAX-DA L 18-50mmF4-5.6 DC WR RE。沈胴タイプのレンズで、持ち運び時には薄型レンズ並みのサイズとなります。ズームリングにあるボタンを押しながら回転させると、撮影状態に伸長することができます。 PENTAX フルサイズデジタル一眼レフ(参考出品)
先日、正式に開発表明があったフルサイズデジタル一眼レフも参考展示されていました。写真の通り、自動車で言えばクレイモデルといった段階ですが、形として示されていることで一歩前に進んだことを実感しました。大型のグリップとペンタ部は、本格的なデジタル一眼レフであることを感じさせます。
液晶モニター側です。液晶モニターは上下方向のチルト式に見えます。また、前後にコマンドダイヤルも置かれています。
説明によると、2015年中に発売をめざすとのことですので、意外と近いかもしれません。DAレンズも使用可能と明記されています。
リコーのペンタックス双眼鏡のコーナーでは、体験者にPENTAXシールの配布サービスを行っていました。本日もらってうれしかったプレゼントの一つです。会場に行かれた方は、おすすめコーナーです。 |
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パナソニック LUMIX DMC-CM1
パナソニックからは3月12日に国内限定2,000台の発売が予定されているLUMIX DMC-CM1の実機が展示されていました。高級コンパクトとしても大型となる1型2010万画素のイメージセンサーに、28mm相当F2.8のレンズを搭載したスマートフォンで、SIMフリーとなっています。OSはAndroid4.4で、Google Playにも対応するなど、スマートフォンとしても遜色ない実力を持っています。
スマートフォンではあるものの、型番からもわかるようにデジタルカメラとしての使い方も重視されています。カメラへの切替スイッチや独立したシャッターボタンなど、薄型高級コンパクトとしても十二分に活躍できると感じました。
電源を入れると、レンズ中央部がわずかながら伸長します。写真の状態が撮影状態です。 ニコンD810A
ニコンからはコンパクトカメラを中心とした出品でしたが、2月10日に発表されたばかりの新型デジタル一眼レフ、D810Aもショーケース内で展示されていました。これはフルサイズ36メガ画素イメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフ、D810をベースの天体撮影専用モデルです。撮像素子の前にある光学フィルターの「Hα線」の透過率をD810の約4倍に引き上げることで、一般的なデジカメでは撮影が難しいHα線の波長で発光する星雲を鮮やかに赤く写せるとのことです。一般的なシーンで使うと赤みが強くなるため、基本的には天体撮影だけで使うモデルとなります。 |
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ソニー
ソニーの展示は、フルサイズに対応したEマウントレンズ、FEレンズが中心でした。昨年のフォトキナで発表されたレンズで、FE35mmF1.4、FE90mmF2.8マクロ、FD24-240mmF3.5-5.6 OSS、FE28mmF2の4本のレンズに、16mmフィッシュと21mm相当の2本のテレコン(いずれもFE28mmF2用)が展示されていました。 ( by Inaba Kunio)
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