【一口コラム】 機能強化されたミドルクラス・タフネス機
1/31から2/3にかけて開催されたCP+2013にあわせて、各社から多くの新製品が登場しました。オリンパスからは、タフネスモデルのTG-630 Toughをはじめ、TG-2、TG-830、高級コンパクト XZ-10、多機能コンパクトのSH-50、高倍率ズーム機SZ-16、SZ-15の5機種がリリースされました。また、XZ-2については、今までのブラックモデルに加えてホワイトモデルが追加されています。
STYLUS TG-630 Toughは、2012年8月に登場したエントリー・タフネス機、Tough TG-625の後継モデルですが、ハードウェア的にはTG-635を踏襲したマイナーチェンジモデルとなります。
STYLUS TG-630 Tough(左側)とTough TG-625(右側)。デザインは共通しており、サイズもほぼ同じです。
STYLUS TG-630 Tough(左側)とTough TG-820(右側)。搭載されている液晶パネルは、どちらも3型46万ドットのものです。
STYLUS TG-630 Tough(左側)とTough TG-625(右側)。カラーリングが異なっていますが、上面のレイアウトもほぼ同じとなっています。
前機種であるTG-625との主な違いは、ソフトウェアを中心としたものとなっています。
【TG-630とTG-830の比較】
機種名 |
TG-630 |
TG-830 |
イメージセンサー |
有効1200万画素
1/2.3型CMOS |
有効1600万画素
1/2.3型CMOS |
レンズ (35mm判換算) |
28mm〜140mm相当
F3.9-5.9 |
28mm〜140mm相当
F3.9-5.9 |
最短撮影距離
(レンズ前) |
20cm(標準:広角端)
50cm(標準:望遠端)
3cm(スーパーマクロ) |
20cm(標準:広角端)
50cm(標準:望遠端)
3cm(スーパーマクロ) |
手ブレ補正 |
CMOSシフト方式 |
感度 |
ISO100-6400 |
ISO125-6400 |
液晶モニター |
3型 46万ドット |
3型 46万ドット |
シャッター速度 |
4〜1/2000 秒 |
連写速度 |
- |
- |
専用電池型番 |
LI-50B
270枚 |
LI-50B
300枚 |
動画 |
1920X1080 |
付加機能 |
防水/防塵/耐衝撃/耐低温 |
防水/防塵/耐衝撃/耐低温/GPS |
外形寸法 |
- 98.4×65.9×21.9mm
|
- 109.5×66.5×28.4mm
|
質量
(電池,カード含) |
約214g |
約214g |
また、選択に当たっては、エントリーモデルとなるTG-630との比較もされることと思います。
TG-630とTG-830の主な違いは次の点です。
- イメージセンサーはTG-630の1200万画素に対し、TG-830では1600万画素。
- 搭載されているレンズは、ほぼ同等。
- どちらもフルHDでの動画撮影に対応しているが、TG-630の30fpsに対しTG-830は60fps。
- TG-830ではGPSを搭載。
- 防水性能はTG-630の5mに対し、TG-830では10m。
- 耐衝撃性能はTG-630の1.5mに対し、TG-830では2.1m。
- サイズはTG-630の方が一回り小さく、軽い。
STYLUS TG-630 Tough(左側)とSTYLUS TG-830 Tough(右側)。TG-630では曲線を中心としたシンプルなデザインとなっています。
STYLUS TG-630 Tough(左側)とSTYLUS TG-830 Tough(右側)。液晶モニターはどちらも3型46万ドットのものです。インターフェース部分もかなり違いがあります。
STYLUS TG-630 Tough(左側)とSTYLUS TG-830 Tough(右側)。TG-630の上面デザインは、TG-820に近いものとなっています。
今回のタフネスモデルの登場により、TG-2、TG-830、TG-630へと各々のグレードが世代交代されました。発売開始時点の実売価格は、TG-2が4万円台中頃、TG-830は3万円強、TG-630は2万円前後となっています。発売から半年が経過したTG-625は1万円台半ばであり、TG-630とは5千円強の差となっています。TG-630/TG-625でも日常的な使用では十分なタフネス性能を持っていますので、予算面を重視されるのであれば、よい選択肢になると思います。
(2013年 2月 6日 記)
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