【一口コラム】 廉価なスタンダード機
1/31から2/3にかけて開催されたCP+2013にあわせて、各社から多くの新製品が登場しました。キヤノンからも、ベーシックモデルのPowerShotA2600をはじめ、PowerShotA1400、薄型コンパクトモデルのIXY610F、IXY110F、IXY90F、ニューコンセプトモデルのPowerShotNと、あわせて5機種がリリースされています。
PowerShotA2600は、2012年3月に発売開始となったPowerShotA2300の後継機となります。2012年8月には、光学式手振れ補正機能を搭載したPowerShotA2400ISも登場しましたが、この機種は基本的にPowerShotA2300に手振れ補正機能を搭載したモデル、という位置付けでした。
PowerShotA2600を前機種のPowerShotA2300と比較すると、
- イメージセンサーは同じ有効1600万画素1/2.3型CCD。
- レンズも、35mm換算で28-140mmF2.8-6.9の光学5倍ズームで同じ。
- 液晶モニターは2.7型23万ドットから3型23万ドットへと大型化。
- 動画性能は、25fpsのHDまでと、同じ。
- サイズ、重さはやや小型・軽量化された。
- 今回登場した5機種共通の機能として、エコモードを搭載。
PowerShotA2600(左側)とPowerShotA2300(右側)。ボディの基本的なデザインは共通しています。イメージセンサーとレンズも、ほぼ同じものが搭載されています。サイズは、A2300は94.4x54.2x20.1 mmであるのに対し、A2600は97.7x56x19.8 mmと、一回り小型化されています。重さも、A2600の方が11g軽量です。
PowerShotA2600(左側)とPowerShotA2300(右側)。インターフェース部分も基本的に共通しており、大型の「?」(ヘルプ)ボタンが特徴的です。なお、液晶モニターは23万ドットですが、2.7型から3型へと大型化されています。
PowerShotA2600は2月21日の発売予定で、店頭での実売価格は1万1千円前後となっています。なお、PowerShotA2300は2012年3月に発売開始となり、ほぼ同等の価格でのスタートでした。現時点では、光学式手振れ補正機能を搭載したPowerShotA2400ISが6千円前後で購入できることを考えると、在庫があるうちはA2400ISの方がお勧めかもしれません。もちろん、液晶モニターはA2600の方が大型ですので、そのあたりを重視されるのであれば、ある程度値段が下がった段階でA2600、という選択もあるかもしれません。
(2013年 2月17日 記)
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