トップページ > デジカメ徹底レビュー > ペンタックス PENTAX K-3 > 3.K-3の外観をみる |
特集 ペンタックス PENTAX K-3
3.ペンタックス K-3の外観をみる |
![]() |
ペンタックス K-3
by Inaba Kunio
ローパスフィルターを調整可能なフラグシップ・デジタル一眼レフ
評価:5.0
|
![]() |
ペンタックス K-3を開封するペンタックスのフラグシップカメラ、K-3が発売されました。一時はフルサイズになるのではないか、という噂情報も流れましたが、実際にはAPS-Cサイズでの登場となりました。販売形態はボディ単体の他に、PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR(製品レビュー)のレンズキットも用意されています。発売開始時の実売価格は、ボディ単体が13万5千円前後、レンズキットは18万円前後でした。2012年10月に登場したK-5IIs(製品レビュー)では、ボディ単体が11万円前後、18-135mmレンズキットは14万5千円前後でのスタートでしたので、機能アップした分、やや高めでのスタートと言えます。
K-3のパッケージ。シルバー地に大きく「K」の文字と、ボディの写真が印刷されています。
蓋を開けると、別売アクセサリーの一覧が印刷された中蓋が出てきます。
中蓋を開けると、保証書や使用説明書等が姿を現します。なお、保証書は国内でのみ有効となっています。ペンタックス時代には、購入国で国際保証書への切替が可能でしたが、リコーへの事業統合により、リコー方式に一元化されたようです。
使用説明書等が入っている中蓋をさらに開けると、本体や付属品が見えてきます。ボディの右側にはバッテリー充電器が入っています。
K-3に同梱されている付属品関係。左上より、使用説明書、ソフトウェアCD-ROM S-SW140、バッテリー充電器D-BC90P、充電式リチウムイオンバッテリーD-LI90P、MEファインダーキャップ、充電器用ACケーブル、ストラップO-ST132。この他にボディに装着されている付属品として、ホットシューカバーFK、アイカップFs、シンクロソケット2Pキャップ、ボディマウントカバー、三角環・傷防止カバー、バッテリーグリップ接点カバーがあります。 ペンタックス K-3の本体をチェック
K-3のボディ前面。基本的なデザインは前機種であるK-5II/K-5IIsを踏襲しています。
K-5IIsのボディ前面。ボディサイズは概ねK-3と同じです。
ボディ液晶モニター側。概ねK-5IIsと共通ですが、全体的にボタン類が増えています。液晶モニター下のロゴがPENTAXからRICOHに変わっています。
K-5IIsのボディ背面。液晶モニターのサイズは3型で、アスペクト比4:3、92万ドットのパネルとなっています。
ボディ上面。やはりK-5IIと同等のレイアウトとなっています。上級機の特徴である液晶パネルも搭載されています。
ボディ底面。グリップ部にはバッテリーが格納されています。その右にあるカバーは、バッテリーグリップD-BG5用の端子カバーです。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。ボディ本体はK-5II/K-5IIsと同様にフィリピンで製造されています。
ボディ左側面。こちら側にはボタンや端子類が多く配置されています。フォーカスモード切替レバーの上に、AFモードボタンが新設されました。
ボディ右側面。こちら側には、メモリーカードスロットとケーブルスイッチ端子が置かれています。このあたりもK-5II/K-5IIsと同じです。
ペンタ部に置かれているPENTAXのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。
ボディ左肩に印字されているK-3のロゴ。カメラのクラスを考えるとややチープな感じもしますが、K-5IIでも印字でした。
グリップ部とレンズマウントの間には「SR」のロゴが入っています。これはSR(Shake Reduction)の意味で、手振れ補正機能内蔵を示すものです。
レンズマウント基部の左側にあるボタンやレバー類。他社機種と比べるとボタン類は多いと思います。
Xシンクロソケットのカバーを外した状態。最近ではシンクロ接点を内蔵しない機種が増えてきました。この端子に接続した大型ストロボ等は、シャッター先幕が走り切った瞬間に発光します。ちなみにアクセサリーシューの発光タイミングもX端子と同じです。
左グリップ部にはヘッドホン端子が新設されています。
ヘッドホン端子カバーを開いた状態。
ボディ左側面にあるマイク入力端子。防塵防滴ボディのため、密閉構造の端子カバーが装着されています。
マイク入力端子カバーを開いた状態。ステレオマイクに対応しています。
ボディ左側面の外部接続端子カバーを開いた状態。上からUSB端子、HDMI端子、DC入力端子です。USB端子はUSB3.0に対応していますが、USB2.0用のケーブルを接続する場合には下側だけを使用します。
モードダイヤルの基部にはモードダイヤルロック解除レバーが新設されました。写真のように、このレバーをLOCK側にすると、モードダイヤルの中央にあるモードダイヤルロックボタンが突出します。この状態では、ロックボタンを押下しながらモードダイヤルを回すことになります。
モードダイヤルロック解除レバーをリリース状態にすると、自動的にロックボタンが押下された状態になります。この時は、そのままモードダイヤルを回転させることができます。
レンズマウント基部にあるレンズ取り外しボタン。このボタンを押すと、マウント上にあるピンが下がり、レンズを回転させることが可能になります。
K-3のレンズマウント口。電子接点は7つあり、AFカプラーも内蔵されています。
ミラーボックス内は艶消しの塗装がされるとともに、反射防止用の溝が切られています。
ミラーボックス上部にはファインダースクリーンが置かれています。スクリーンは標準でMF-60が装着されていますが、AFスケールが入ったMI-60や全面マットのME-60に交換することも可能です。
大型のグリップ部。グリップ部にあるランプは、セルフタイマーランプとリモコン受光部を兼ねるものです。
グリップ部のメインコントロール部。このあたりのレイアウトはK-5IIを踏襲しています。シャッターボタンの右側に見えるランプはAF補助光用です。その右に見える2つの穴はスピーカーです。
右手親指部分にあたるインターフェース部。K-5IIでは液晶モニター右側にあったAFボタンが移設され、親指で押しやすい位置に置かれています。AF動作とシャッター押下を切り離すことが出来るため、撮影スタイルによっては実用性がかなり向上したと思います。
液晶モニター右側のコントロール部。測距点移動/カードスロット切替ボタンが新設されました。K-3ではメモリーカードがダブルスロット化されましたので、再生時にこのボタンを押すと、再生するカードの切り替わります。
ファインダー接眼部。アイカップは取り外し可能で、オプションの拡大アイカップO-ME53と交換することもできます。
ファインダー接眼部の右側には視度調整ダイヤルが置かれています。K-5IIでは、視度調整はレバー方式でしたが、ダイヤル方式の方が操作性は良好だと思います。
装着されているアイカップFsを外した状態。
付属のMEファインダーキャップを装着した状態。ファインダー接眼部からの光の入射を防止するため、ファインダーから目を離した状態で撮影する時には、ファインダーキャップの装着が推奨されています。
メモリーカードスロットカバーを開いた状態。新たにデュアルスロットに変わりました。順次記録、複製記録、RAWとJPEGの分離記録が可能です。
メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面が液晶モニター側となります。無線LAN機能を持つカードは、カードスロット2側で使用します。
ボディ右側面下部にあるケーブルスイッチ端子カバーを開いた状態。ケーブルスイッチCS-205が使用できます。
ペンタ部上部にあるホットシュー。出荷状態ではカバーが装着されています。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ガイドナンバーは13で、K-5IIと同じです。
バッテリー室カバーを開いた状態。蓋部分には挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。
バッテリーを挿入しつつある状態。
ボディ下部のバッテリーグリップ接点カバーを外した状態。
取り外したバッテリーグリップ接点カバー。バッテリーグリップD-BG5を装着する時には、グリップ内に格納し紛失を防止することが可能です。
DA50mmF1.8(製品レビュー)を装着した状態。35mm版では約75mmの画角となります。
内蔵ストロボをポップアップさせた状態。比較的高い位置で照射することが可能です。
ボディ本体の重さ実測値は720gでした。メーカー公表値は715gですが、おそらく三角環カバーやアクセサリーシューカバーなどを取り外した状態で計測したものと思われます。
バッテリーとメモリーカード1枚を挿入した状態での重さは、799gでした。カード種類によって異なりますが、メーカー公表値は800gとなっています。
ボディ上面右肩にある表示パネル。カメラの基本状態は、このパネルを見ることで概ね把握することが出来ます。とくにライブビュー撮影時には便利です。写真は表示パネルの正面を点けた状態です。点灯の設定を変えることも可能です。
表示モニターの照明が消灯した状態です。
ライブビューモードで、背面液晶に表示させた状態。イメージセンサーのアスペクト比と同じ3:2の3.2型104万ドット液晶モニターのため、画面いっぱいにイメージが表示されます。。
K-5IIsの液晶モニターは3型でアスペクト比も4:3のため、表示されるイメージは一回り小さくなります。
同じ状態での光学ファインダー表示内容です。最近の電子ビューファインダーの見え方はかなり向上していますが、それでも高品質な光学ファインダーを見ると、クリアーな見え方と言う点ではまだ差があることを実感します。 ペンタックス K-3の付属品をチェック
バッテリーチャージャーD-BC90PはK-5IIやK-5、K-01のものと同じです。D-LI90Pの充電には最大で320分かかります。
コンセントには、付属するACケーブルを使って接続します。可搬性を考えると、ウォールマウントアダプターも添付されていることが望ましいと思います。
バッテリーパックD-LI90P。容量は7.2V 1860mAhで、静止画であれば最大720枚の撮影が可能です。
付属するACケーブル。出荷先国の電源環境によって、異なるケーブルが同梱されています。
付属するMEファインダーキャップ。K-5IIと同じです。
ファインダーキャップの裏側。接眼部に装着するための爪が設けられています。
付属するストラップO-ST132。ロゴの部分は刺繍となっており、高級感のあるつくりとなっています。K-5IIの付属と同じものです。
ボディに付属するマウント口用のボディマウントカバー。軟質プラスティック製です。
ボディマウントカバーはかぶせ式のため、そのままマウント口に挿入して固定する使い方となります。 |
![]() |