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特集 ペンタックス K-3

ペンタックス K-3 ~ローパスフィルターを調整可能な一眼レフ

ペンタックス K-3  by Inaba Kunio    ローパスフィルターを調整可能なフラグシップ・デジタル一眼レフ  評価:5.0
ペンタックス  K-3 PENTAX



1.ペンタックス K-3の位置づけと概要


 ローパスフィルター効果を調整可能なフラグシップ

 K-3の発売が開始されました。前機種となるK-5II/K-5IIs(製品レビュー)は2012年10月の登場でしたので、約1年での世代交代となります。K-5IIはK-5(2011年10月)のマイナーバージョンアップ機で、ローパスフィルターレスモデルであるK-5IIsが一緒にリリースされた点が特徴的でしたが、今回はイメージセンサー周りを含めたフルモデルチェンジとなっています。

 →発売前の記事ローパスフィルター効果を調整可能なフラグシップ


ペンタックス K-5IIs
前機種となるK-5II/K-5IIs。デザインやサイズは踏襲しています。

 K-3の特徴は、次のとおりです。
  • イメージセンサーは有効1628万画素から2435万画素へと高画素化。サイズはAPS-Cサイズで同じですが、わずかながら小型化されています。
  • 画像処理エンジンはPRIME IIからPRIME IIIにバージョンアップされ、常用でISO51200に対応。
  • ローパスフィルターは搭載されていませんが、イメージセンサーユニットを微細に振動させることで、モアレ低減効果を実現しました。効果をOFF、TYPE1(弱)、TYPE2(強)から選択できるようになっています。(ローパスセレクター機能)
  • 新たにマルチパターンオートホワイトバランスが加わりました。これは、画像全体を分割し、領域ごとの光源にあったホワイトバランスを設定するものです。ペンタックスブランドのカメラでは初搭載。
  • 8.6万画素のRGB測光センサーの搭載でAE性能を向上させるとともに、AF精度の向上にも寄与。
  • AFセンサーはSAFOX XからSAFOX 11に進化。測距点は11点(うちクロス測距点は9点)から27点(うちクロス測距点は25点)になるとともに、中央とその上下の3点はF2.8光束対応。-3EVでの測距にも対応。
  • 外装は、上面、下面、前面に加え、背面もマグネシウム合金化。防塵防滴性能。
  • 連写速度は最高7コマ/秒から8.3コマ/秒に。RAWで23コマ、JPEGで60コマの連写が可能。(K-5IIではRAWで20コマ、JPEGで30コマ。)
  • 動画はフルHDで25fpsから60iに強化。
  • モードダイヤルは、ロック有無の切替が可能に。
  • ファインダー視野率は100%、倍率も0.92倍から0.95倍に拡大。明るさも向上。
  • 液晶モニターは3型92万ドットから3.2型104万ドットへと大型化。
  • メディアはダブルスロットに対応。
  • USB端子は2.0から3.0に。AV出力機能は省略。
  • 純正オプションとして無線LAN内蔵SDHCメモリーカード「FLUCARD FOR PENTAX 16GB」(O-FC1)を用意。スマートフォンでのリモート操作にも対応。
 描写性能や連写機能など全般的に進化していますが、やはりローパスフィルター効果を切り換えることのできる「ローパスセレクター機能」が注目されます。これはボディ側の手ぶれ補正機能を活用した仕組みで、自動水平補正機能やGPSユニットO-GPS1によるアストロレーサー・簡易天体追尾撮影と並ぶ新たな機能となります。ペンタックスならではのユニークで実用的な特長であると思います。

 K-3の魅力は?

 フィルム時代からの主要カメラメーカーの中で、フルサイズ機を出していないのはオリンパスとペンタックスのみとなりました。オリンパスは早い段階でフルサイズの1/4の面積となるフォーサーズ/マイクロフォーサーズ規格に特化したのに対し、ペンタックスではフルサイズ機の噂が何度も浮上してきました。今回、K-3の名前がネット上に流れた当初も、「いよいよフルサイズ機か」という予測が一部でされていました。

 描写性能だけを見れば、まちがいなくフルサイズ機はAPS-Cサイズ機を凌駕しますが、カメラのサイズやバランス、レンズシステムなどを考えると、必ずしも「大は小を兼ねる」という関係ではないことも確かです。比較的コンパクトなボディの中に、フラグシップ機の実力を持たせたK-3は、ペンタックスらしさにあふれた魅力的なカメラであると思います。

ペンタックス PENTAX K-3

 K-3のミラーボックス。ペンタックスのKマウントも、フィルム時代からの互換性を概ね持っています。



 それでは、ペンタックスの新型フラグシップ機、K-3の実力をテストしてみたいと思います。


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2.ペンタックス K-3を開封し外観をチェック


 ペンタックス K-3を開封する

 ペンタックスのフラグシップカメラ、K-3が発売されました。一時はフルサイズになるのではないか、という噂情報も流れましたが、実際にはAPS-Cサイズでの登場となりました。

 販売形態はボディ単体の他に、PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL DC WR(製品レビュー)のレンズキットも用意されています。発売開始時の実売価格は、ボディ単体が13万5千円前後、レンズキットは18万円前後でした。2012年10月に登場したK-5IIs(製品レビュー)では、ボディ単体が11万円前後、18-135mmレンズキットは14万5千円前後でのスタートでしたので、機能アップした分、やや高めでのスタートと言えます。

PENTAX K-3

 K-3のパッケージ。シルバー地に大きく「K」の文字と、ボディの写真が印刷されています。

PENTAX K-3

 蓋を開けると、別売アクセサリーの一覧が印刷された中蓋が出てきます。

PENTAX K-3

 中蓋を開けると、保証書や使用説明書等が姿を現します。なお、保証書は国内でのみ有効となっています。ペンタックス時代には、購入国で国際保証書への切替が可能でしたが、リコーへの事業統合により、リコー方式に一元化されたようです。

PENTAX K-3

 使用説明書等が入っている中蓋をさらに開けると、本体や付属品が見えてきます。ボディの右側にはバッテリー充電器が入っています。

PENTAX K-3

 K-3に同梱されている付属品関係。左上より、使用説明書、ソフトウェアCD-ROM S-SW140、バッテリー充電器D-BC90P、充電式リチウムイオンバッテリーD-LI90P、MEファインダーキャップ、充電器用ACケーブル、ストラップO-ST132。この他にボディに装着されている付属品として、ホットシューカバーFK、アイカップFs、シンクロソケット2Pキャップ、ボディマウントカバー、三角環・傷防止カバー、バッテリーグリップ接点カバーがあります。
 AVケーブル(K-3はAV出力非対応ですが)やUSBケーブルは付属しません。K-3ではUSBが3.0対応になりましたので、できればUSBケーブルは付属すると良かったと思います。

 ペンタックス K-3の本体をチェック

PENTAX K-3

 K-3のボディ前面。基本的なデザインは前機種であるK-5II/K-5IIsを踏襲しています。

PENTAX K-5IIs

 K-5IIsのボディ前面。ボディサイズは概ねK-3と同じです。

PENTAX K-3

 ボディ液晶モニター側。概ねK-5IIsと共通ですが、全体的にボタン類が増えています。液晶モニター下のロゴがPENTAXからRICOHに変わっています。
 液晶モニターはアスペクト比3:2のパネルに変わり、3型92万ドットから3.2型104万ドットへと大型化されました。

PENTAX K-5IIs

 K-5IIsのボディ背面。液晶モニターのサイズは3型で、アスペクト比4:3、92万ドットのパネルとなっています。

PENTAX K-3

 ボディ上面。やはりK-5IIと同等のレイアウトとなっています。上級機の特徴である液晶パネルも搭載されています。

PENTAX K-3

 ボディ底面。グリップ部にはバッテリーが格納されています。その右にあるカバーは、バッテリーグリップD-BG5用の端子カバーです。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。ボディ本体はK-5II/K-5IIsと同様にフィリピンで製造されています。
 購入したカメラボディのS/Nは4831xxxでした。


PENTAX K-3

 ボディ左側面。こちら側にはボタンや端子類が多く配置されています。フォーカスモード切替レバーの上に、AFモードボタンが新設されました。

PENTAX K-3

 ボディ右側面。こちら側には、メモリーカードスロットとケーブルスイッチ端子が置かれています。このあたりもK-5II/K-5IIsと同じです。

PENTAX K-3

 ペンタ部に置かれているPENTAXのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。

PENTAX K-3

 ボディ左肩に印字されているK-3のロゴ。カメラのクラスを考えるとややチープな感じもしますが、K-5IIでも印字でした。

PENTAX K-3

 グリップ部とレンズマウントの間には「SR」のロゴが入っています。これはSR(Shake Reduction)の意味で、手振れ補正機能内蔵を示すものです。

PENTAX K-3

 レンズマウント基部の左側にあるボタンやレバー類。他社機種と比べるとボタン類は多いと思います。

PENTAX K-3

 Xシンクロソケットのカバーを外した状態。最近ではシンクロ接点を内蔵しない機種が増えてきました。この端子に接続した大型ストロボ等は、シャッター先幕が走り切った瞬間に発光します。ちなみにアクセサリーシューの発光タイミングもX端子と同じです。

PENTAX K-3

 左グリップ部にはヘッドホン端子が新設されています。

PENTAX K-3

 ヘッドホン端子カバーを開いた状態。

PENTAX K-3

 ボディ左側面にあるマイク入力端子。防塵防滴ボディのため、密閉構造の端子カバーが装着されています。

PENTAX K-3

 マイク入力端子カバーを開いた状態。ステレオマイクに対応しています。

PENTAX K-3

 ボディ左側面の外部接続端子カバーを開いた状態。上からUSB端子、HDMI端子、DC入力端子です。USB端子はUSB3.0に対応していますが、USB2.0用のケーブルを接続する場合には下側だけを使用します。
 DC入力端子は、別売となるACアダプターキットK-AC132Jを接続するためのものです。


PENTAX K-3

 モードダイヤルの基部にはモードダイヤルロック解除レバーが新設されました。写真のように、このレバーをLOCK側にすると、モードダイヤルの中央にあるモードダイヤルロックボタンが突出します。この状態では、ロックボタンを押下しながらモードダイヤルを回すことになります。

PENTAX K-3

 モードダイヤルロック解除レバーをリリース状態にすると、自動的にロックボタンが押下された状態になります。この時は、そのままモードダイヤルを回転させることができます。

PENTAX K-3

 レンズマウント基部にあるレンズ取り外しボタン。このボタンを押すと、マウント上にあるピンが下がり、レンズを回転させることが可能になります。

PENTAX K-3

 K-3のレンズマウント口。電子接点は7つあり、AFカプラーも内蔵されています。

PENTAX K-3

 ミラーボックス内は艶消しの塗装がされるとともに、反射防止用の溝が切られています。

PENTAX K-3

 ミラーボックス上部にはファインダースクリーンが置かれています。スクリーンは標準でMF-60が装着されていますが、AFスケールが入ったMI-60や全面マットのME-60に交換することも可能です。

PENTAX K-3

 大型のグリップ部。グリップ部にあるランプは、セルフタイマーランプとリモコン受光部を兼ねるものです。

PENTAX K-3

 グリップ部のメインコントロール部。このあたりのレイアウトはK-5IIを踏襲しています。シャッターボタンの右側に見えるランプはAF補助光用です。その右に見える2つの穴はスピーカーです。

PENTAX K-3

 右手親指部分にあたるインターフェース部。K-5IIでは液晶モニター右側にあったAFボタンが移設され、親指で押しやすい位置に置かれています。AF動作とシャッター押下を切り離すことが出来るため、撮影スタイルによっては実用性がかなり向上したと思います。

PENTAX K-3

 液晶モニター右側のコントロール部。測距点移動/カードスロット切替ボタンが新設されました。K-3ではメモリーカードがダブルスロット化されましたので、再生時にこのボタンを押すと、再生するカードの切り替わります。

PENTAX K-3

 ファインダー接眼部。アイカップは取り外し可能で、オプションの拡大アイカップO-ME53と交換することもできます。

PENTAX K-3

 ファインダー接眼部の右側には視度調整ダイヤルが置かれています。K-5IIでは、視度調整はレバー方式でしたが、ダイヤル方式の方が操作性は良好だと思います。

PENTAX K-3

 装着されているアイカップFsを外した状態。

PENTAX K-3

 付属のMEファインダーキャップを装着した状態。ファインダー接眼部からの光の入射を防止するため、ファインダーから目を離した状態で撮影する時には、ファインダーキャップの装着が推奨されています。

PENTAX K-3

 メモリーカードスロットカバーを開いた状態。新たにデュアルスロットに変わりました。順次記録、複製記録、RAWとJPEGの分離記録が可能です。

PENTAX K-3

 メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面が液晶モニター側となります。無線LAN機能を持つカードは、カードスロット2側で使用します。

PENTAX K-3

 ボディ右側面下部にあるケーブルスイッチ端子カバーを開いた状態。ケーブルスイッチCS-205が使用できます。


PENTAX K-3

 ペンタ部上部にあるホットシュー。出荷状態ではカバーが装着されています。


PENTAX K-3

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。ガイドナンバーは13で、K-5IIと同じです。


PENTAX K-3

 バッテリー室カバーを開いた状態。蓋部分には挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。

PENTAX K-3

 バッテリーを挿入しつつある状態。


PENTAX K-3

 ボディ下部のバッテリーグリップ接点カバーを外した状態。


PENTAX K-3

 取り外したバッテリーグリップ接点カバー。バッテリーグリップD-BG5を装着する時には、グリップ内に格納し紛失を防止することが可能です。
 防塵・防滴性を付与するため、カバー部もしっかり密着するようにできています。


PENTAX K-3

 DA50mmF1.8(製品レビュー)を装着した状態。35mm版では約75mmの画角となります。


PENTAX K-3

 内蔵ストロボをポップアップさせた状態。比較的高い位置で照射することが可能です。


PENTAX K-3

 ボディ本体の重さ実測値は720gでした。メーカー公表値は715gですが、おそらく三角環カバーやアクセサリーシューカバーなどを取り外した状態で計測したものと思われます。


PENTAX K-3

 バッテリーとメモリーカード1枚を挿入した状態での重さは、799gでした。カード種類によって異なりますが、メーカー公表値は800gとなっています。


PENTAX K-3

 ボディ上面右肩にある表示パネル。カメラの基本状態は、このパネルを見ることで概ね把握することが出来ます。とくにライブビュー撮影時には便利です。写真は表示パネルの正面を点けた状態です。点灯の設定を変えることも可能です。


PENTAX K-3

 表示モニターの照明が消灯した状態です。


PENTAX K-3

 ライブビューモードで、背面液晶に表示させた状態。イメージセンサーのアスペクト比と同じ3:2の3.2型104万ドット液晶モニターのため、画面いっぱいにイメージが表示されます。。


PENTAX K-5IIs

 K-5IIsの液晶モニターは3型でアスペクト比も4:3のため、表示されるイメージは一回り小さくなります。

PENTAX K-3

 同じ状態での光学ファインダー表示内容です。最近の電子ビューファインダーの見え方はかなり向上していますが、それでも高品質な光学ファインダーを見ると、クリアーな見え方と言う点ではまだ差があることを実感します。
 画面下部には撮影情報の表示もされています。


 ペンタックス K-3の付属品をチェック

PENTAX K-3

 バッテリーチャージャーD-BC90PはK-5IIやK-5、K-01のものと同じです。D-LI90Pの充電には最大で320分かかります。

PENTAX K-3

 コンセントには、付属するACケーブルを使って接続します。可搬性を考えると、ウォールマウントアダプターも添付されていることが望ましいと思います。

PENTAX K-3

 バッテリーパックD-LI90P。容量は7.2V 1860mAhで、静止画であれば最大720枚の撮影が可能です。

PENTAX K-3

 付属するACケーブル。出荷先国の電源環境によって、異なるケーブルが同梱されています。

PENTAX K-3

 付属するMEファインダーキャップ。K-5IIと同じです。

PENTAX K-3

 ファインダーキャップの裏側。接眼部に装着するための爪が設けられています。

PENTAX K-3

 付属するストラップO-ST132。ロゴの部分は刺繍となっており、高級感のあるつくりとなっています。K-5IIの付属と同じものです。

PENTAX K-3

 ボディに付属するマウント口用のボディマウントカバー。軟質プラスティック製です。

PENTAX K-3

 ボディマウントカバーはかぶせ式のため、そのままマウント口に挿入して固定する使い方となります。

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3.ペンタックス K-3の描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 ペンタックス K-3の基本感度はISO100で、標準でISO51200までの設定が可能です。前機種のK-5II/K-5IIs(製品レビュー)は、標準でISO12800まで、拡張ではISO80-51200まで設定できましたので、標準域でISO51200に対応した一方で、ISO80は省略されたことになります。K-3は1/8000秒までの高速シャッターを搭載していますので、ISO80の省略は実用面ではあまり影響がないかもしれません。

 ノイズ低減方法としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。K-3にはカメラ内にRAW現像機能も搭載されています。なお、カメラ内で設定した場合でも、RAWファイルのパラメータが設定されるだけで、画像自体には変更は加えられません。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度NR」と「長秒時NR」の2つです。他社にない機能として、高感度NRのカスタム設定があり、ISO感度別にノイズリダクションの設定ができるようになっています。

 「高感度NR」は「オフ」、「弱」、「中」、「強」と、「オート」、「カスタム」の計6種類があり、初期設定では「オート」になっています。「オート」ではISO感度の設定によって、カメラ側で自動的にノイズリダクションを行う。

 「長秒時NR」は、「オフ」、「オン」、「オート」の3種類があります。「オン」にすると1秒よりも低速のシャッター速度で撮影したときには、常に長秒時ノイズリダクション処理がかかるようになります。こちらも初期設定は「オート」になっており、シャッター速度、設定ISO感度、カメラ内部温度等を判断して、カメラ側で処理を行います。

 K-5II/K-5IIsでは有効1628万画素だったセンサーが、K-3では有効2435万画素へと高画素化されましたので、単純に1画素あたりの面積を比較すると2/3程度に小さくなります。このことが高感度性能にどう影響するかが気になりましたが、実際にはほぼK-5II/K-5IIsと同じ傾向であると実感しました。

 テスト結果を見ると、高感度ノイズ低減を「しない」にしても、ISO1600まではほとんどノイズ感は感じられません。ISO3200を超えると暗部を中心にややノイズが目立ってきますが、ISO6400でも十分実用的であるように感じます。ISO12800以上になると、等倍ではかなりノイズが目立ちますが、画像自体は破たんしているわけではないので、縮小して利用するなど活用方法によっては十分使えるレベルだと思います。さすがにISO51200あたりになると、かなりノイズレベルは高くなります。

 高感度ノイズ低減を「中」にすると、概ね1段から2段分程度ノイズが低減されます。やはり解像感はやや低下するものの、ISO12800でもそれなりに使えるレベルとなります。さらにノイズ低減を「強」にすると、ノイズ感は改善されますが、解像感の低下もやや目立つようになります。

 下記のサンプルは、高感度撮影時のノイズ低減を「オフ」、「中」、「強」の3段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像はほぼ等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されるので、あわせて比較をしていただければと思います。
 なお、長秒時ノイズ低減については、高感度ノイズ低減「オフ」の時には「オフ」、それ以外は「オン」に設定しています。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO200(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO400(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO800(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO1600(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO3200(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO6400(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO12800(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO25600(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3

ISO51200(左から「オフ」「中」「強」)
PENTAX K-3PENTAX K-3PENTAX K-3


 描写力チェック2:解像度(ローパスセレクター)

 K-3のイメージセンサーは有効2435万画素の新タイプです。今回テストしたDA50mmF1.8の結果は、絞り開放ではやや柔らかい表現ながら、絞るにつれて鮮明度が上がっていく標準レンズらしい描写力を持っており、全体に優れた解像力を示しました。絞り開放から1段絞ると、周辺部を含めかなり鮮明度が向上します。絞っていくと、さらに画像がしっかりしてくるので、下記のサンプルにはF1.8から4段分絞ったF7.1のものを掲載しました。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、2500本ラインの視認が可能です。

 今回は、K-3に搭載された「ローパスセレクター機能」を同時にチェックしました。この機能は、イメージセンサーを微細に振動させることでローパスフィルターのような効果を実現するものです。設定は、「OFF」「TYPE1(弱)」「TYPE2(強)」から選択できるようになっています。

  レンズ名:DA50mmF1.8
 焦点距離:50mm(35mm換算75mm)
 絞り値:F7.1 (開放絞りF1.8から4段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

【ローパスセレクター機能:オフ】
PENTAX K-3 PENTAX K-3
 この状態は、K-5IIsと同様にローパスフィルターレスとなります。限界解像度チェック用のラインでは、縦横とも2500本まで視認できています。モアレもほとんど発生していませんので、基本的にはOFFの状態で良いと思います。

【ローパスセレクター機能:TYPE1(弱)】
PENTAX K-3 PENTAX K-3
 一般的なローパスフィルターと同じレベルの効果を出すモードです。ごくわずかながら解像感の低下を感じますが、この状態でも問題なく2500本のラインを視認可能です。

【ローパスセレクター機能:TYPE2(強)】
PENTAX K-3 PENTAX K-3
 TYPE1よりも、さらにローパスフィルター効果を強めたモードとなります。やはりごくわずかながら解像感の低下を感じます。この状態でも2500本のラインは視認可能でしたので、実用的には十分な解像力だと思います。

 描写力チェック3:レンズ補正機能

 K-3にはレンズ補正機能として、ディストーション補正、倍率色収差補正、周辺光量補正の3つが搭載されています。これはDAレンズ装着時に有効とすることができますが、FAレンズでも31mmF1.8、43mmF1.9、77mmF1.8の3本のLimitedレンズにも対応しています。

 なお、K-5II/K-5IIs(製品レビュー)K-50(製品レビュー)では周辺光量補正には対応していませんでしたので、K-3での新機能となります。

 テストに使用したDA50mmF1.8は、もともと収差が目立つレンズではありませんが、それでも絞り開放ではわずかながら周辺光量不足や歪曲収差が残っています。レンズ補正機能を「オン」にすると、ほぼ完全に補正されることを確認しました。

 RAW撮影時には、レンズ補正は現像パラメーターとして記録されますので、撮影後に補正前に戻すことも可能です。

DA50mmF1.8 (35mm版75mm相当)
(すべて「オフ」)

PENTAX K-3


DA50mmF1.8 (35mm版75mm相当)
(すべて「オン」)

PENTAX K-3


 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 ペンタックスによると、K-3の連写性能は次の通りです。
  • 連写H:約8.3コマ/秒。JPEG(Lスーパーファイン):60コマ、RAW:23コマ
  • 連写M:約4.5コマ/秒。JPEG(Lスーパーファイン):100コマ、RAW:32コマ
  • 連写L:約3.0コマ/秒。JPEG(Lスーパーファイン):200コマ、RAW:52コマ

 使用したメモリーカードは高速タイプのものです。
 (SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)

RAW+JPEG(S.FINE L) RAW JPEG(S.FINE L)
連写H  概ね8.3コマ/秒のペースで24枚を連写。その後は概ね2コマ/秒のペースで14枚を連写。その後は概ね1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね8.3コマ/秒のペースで24枚を連写。その後は概ね2コマ/秒のペースで43枚を連写。その後は概ね1.3コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね8.3コマ/秒のペースで70枚を連写。その後は概ね3コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
連写M  概ね4.6コマ/秒のペースで34枚を連写。その後は概ね2コマ/秒のペースで5枚を連写。その後は概ね1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね4.6コマ/秒のペースで34枚を連写。その後は概ね2コマ/秒のペースで22枚を連写。その後は概1.3コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね4.6コマ/秒のペースで198枚を連写。その後は概ね3コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
連写L  概ね3.0コマ/秒のペースで42枚を連写。その後は概ね2コマ/秒のペースで1枚を連写。その後は概ね1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね3.0コマ/秒のペースで53枚を連写。その後は概ね2コマ/秒のペースで3枚を連写。その後は概ね1.3コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね3.0コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
 ※上記のテスト結果は、撮影環境や被写体によっても左右されます。

 K-3は、さずがにフラグシップ機であり、しっかりとした連写性能であることを実感しました。一番データ量が大きくなるRAW+JPEG(ラージ・スーパーファイン)でも連写Hで24コマの連写ができ、最終的には1コマ/秒のペースでカード容量一杯までの撮影が可能でした。

 なお、バッファーが一杯になった時にもたつく感じはしませんでしたが、一気に無限連写可能な速度まで遅くなるのではなく、しばらくはその倍前後の速度で撮影が可能でした。たとえば、連写HでRAW+JPEGでは、8.3コマ/秒で24コマを連写後、その次の14枚は2コマ/秒のペースで撮影ができ、その後は1コマ/秒のペースで最後まで撮影可能でした。

 また、K-3はデュアルスロットに対応しており、RAW+JPEG撮影時にはスロット1にRAWを、スロット2にJPEGを記録することも可能です。その場合も、特に連写速度の向上は認められませんでした。



4.結局、K-3は「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • 小型軽量なボディ。
  • 有効2435万画素による解像感。
  • 1台でローパスフィルター効果を切り換えることが出来る「ローパスセレクター機能」を搭載。
  • 視野率100%で倍率の高い光学ファインダーを搭載。
  • ダブルダイヤルや表示パネル搭載など、フラグシップらしい良好な操作性。
  • ISO51200まで設定可能な高感度性能。(ISO3200までは十分実用レベル) 。
  • さらに強化されたAF性能。
  • 最高8.3コマ/秒の連写性能。
  • RAWで23枚の連続撮影可能枚数。(テストではさらに撮影可能)。
  • フルHD動画撮影は60iに対応。
  • 防滴防塵性能のボディ。
  • カメラ内のRAW現像や編集機能が豊富。
  • モードダイヤルロック機構やUSB3.0、マルチパターンオートホワイトバランスなど、新しい機能を搭載。
  • バッテリーホルダーなど多様なオプションを用意。
  • メニュー操作をしてもキャンセルされなくなったライブビューモード。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 動画撮影時、音声がモノラルのみ。(外部ステレオマイクには対応)。
  • フラッシュ同調が1/180秒まで。
  • 付属する取扱説明書では詳細の記述が省かれている。
  • 普及価格帯のレンズにはモーターが内蔵されていないためAF動作音が大きく、動画撮影には適さない。(SDM・DCレンズの強化を)。

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付録.製品仕様からみた K-3の特長


型式  P-TTLフラッシュ内蔵 TTL AE・AF一眼レフデジタルカメラ
レンズマウント  ペンタックスバヨネット KAF2マウント(AFカプラー・情報接点・電源接点付
使用レンズ  KAF3、KAF2(パワーズーム対応)、KAF、KAマウントレンズ
撮像素子  原色フィルター/CMOS 23.5×15.6mm
有効画素数  約2435万画素
 ※K-5IIは1628万画素。
総画素数  約2471万画素
 ※K-5IIは1649万画素。
ダストリムーバル  超音波振動による撮像素子クリーニング機能「DR II」、ダストアラート機能付き
感度(標準出力感度)  AUTO/100~51200(1EVステップ、1/2EVステップまたは1/3EVステップ)
 ※K-5IIは標準で100-12800、拡張で51200まで。
手ぶれ補正  撮像素子シフト方式
画像ファイル形式  RAW(独自/DNG)、JPEG(Exif 2.3)準拠、DCF2.0準拠
記録サイズ(画素数)  JPEG:L 24M(6016x4000)
 M 14M(4608x3072)
 S 6M(3072x2048)
 XS 2M(1920x1280)
 RAW:24M(6016x4000)
 ※K-5IIは最大で4928x3264。
画質  RAW(14bit):PEF、DNG
 JPEG:スーパーファイン、ファイン、エコノミー
 RAWとJPEGの同時記録可能
色空間  sRGB、Adobe RGB
記録媒体  SD、SDHC、SDXCメモリーカード、Eye-Fiカード、FLUカード (SDXCメモリーカードはUHS-1規格に対応)
 デュアルスロット:順次、複製、RAW/JPEG分離、画像コピー
ファインダー  ペンタプリズムファインダー
視野率  約100%
 ※K-5IIも同じ。
倍率  約0.95×(50mmF1.4・∞)
 ※K-5IIは0.92倍。
アイレリーフ長  約20.5mm(見口枠より)、約22.3mm(レンズ中心より)
度調節機能  約-2.5~+1.5m-1
フォーカシング
スクリーン
 ナチュラルブライトマットIII、交換式
 ※K-5IIも同じ。
ライブビュー  撮像素子によるTTL方式
 AF:コントラスト検出式(顔検出、追尾、セレクト、スポット)
画像モニター  TFTカラーLCD、広視野角タイプ、ARコート、エアギャップレス強化ガラス
 3.2型 約103.7万ドット
 ※K-5IIは3型92万ドット。
ホワイトバランス  オート:撮像素子および光源検知センサーによる併用方式
 オートWB、マルチパターンオートWB、太陽光、日陰、曇天、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白色、W:白色、L:電球色)、白熱灯、フラッシュ、CTE、マニュアル(3種類登録可)、色温度設定(3種類登録可)、撮影画像設定
オートフォーカス  TTL位相差検出式
 SAFOX 11、27点測距(中央25点はクロスタイプ)
 ※K-5IIはSAFOX X、11点測距(中央9点はクロス)
輝度範囲  EV−3~18(ISO100、常温)
 ※K-5IIも同じ。
AFモード  シングルAF(AF.S)、コンティニュアスAF(AF.C)、自動選択AF (AF.A)
 フォーカス動作のカスタマイズ可能
AFエリア  スポット、セレクト、セレクトエリア拡大(S,M,L)、ゾーンセレクト、27点オート
AF補助光  専用LEDによるAF補助光
露出制御  8.6万画素RGBセンサーによるTTL開放測光、分割測光/中央重点/スポット
 EV-3~20 (ISO100・50mmF1.4)
 ※K-5IIは、TTL開放77分割測光、分割測光/中央重点/スポット
 EV0~22(ISO100・50mmF1.4)
露出モード  グリーンモード、プログラム、感度優先、シャッター優先、絞り優先、シャッター&絞り優先、マニュアル、バルブ、フラッシュ同調速度、USER1、USER2、USER3
露出補正  ±5EV(1/2EVステップ 、1/3EVステップ選択可能)
シャッター  電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード  オート:1/8000秒~30秒、マニュアル:1/8000秒~30秒(1/3EVステップまたは1/2EVステップ)、バルブ
 ※K-5IIも同じ。
ドライブモード  [静止画]
1コマ、連続(H,M,L)、セルフタイマー(12秒後、2秒後)、リモコン(即、3秒後、連続)、露出ブラケット(2コマ/3コマ/5コマ, セルフタイマー/リモコンとの併用可能)、ミラーアップ(リモコンとの併用可能)、多重露出(連続/セルフタイマー/リモコンとの併用可能)、インターバル撮影 、インターバル合成
 [動画]
リモコン、インターバル動画 
連続撮影  最高約8.3コマ/秒、JPEG(L・★★★・連続H):60コマまで、RAW:23コマまで
 最高約4.5コマ/秒、JPEG(L・★★★・連続M):100コマまで、RAW:32コマまで
 最高約3.0コマ/秒、JPEG(L・★★★・連続L):200コマまで、RAW:52コマまで
 (連続撮影可能コマ数はISO100のとき)
 ※K-5IIは、
 最高約7.0コマ/秒、JPEG(16M・★★★・連続Hi):30コマまで、RAW:20コマまで
 最高約1.6コマ/秒、JPEG(16M・★★★・連続Lo):カード空き容量まで、RAW:40コマまで
多重露出  合成方法:加算/平均/比較明
 撮影回数:2~2000回
インターバル  [静止画]
  撮影間隔:2秒~24時間
  撮影回数:2~2000回
  開始トリガー:即時/時刻指定
 [動画]
  記録サイズ:4K/Full HD/HD
  撮影間隔:2秒~1時間
  撮影所要時間:14秒~99時間
  開始トリガー:即時/時刻指定
内蔵フラッシュ  ポップアップ機能付P-TTL内蔵ストロボ、ガイドナンバー約13(ISO100・m)、28mmレンズの画角(35ミリ判換算)をカバー
 ※K-5IIも同じ。
発光方式  自動発光(グリーンモード時)、強制発光、赤目軽減、スローシンクロ、後幕シンクロ、マニュアル発光(FULL~1/128)、(対応外付けフラッシュにおいて) ハイスピードシンクロ、ワイヤレスシンクロ可能
シンクロ同調速度  同調速度1/180秒
 ※K-5IIも同じ。
ストロボ光量補正  -2.0~+1.0EV
カスタムイメージ  鮮やか、ナチュラル、人物、風景、雅(MIYABI)、ポップチューン、ほのか、銀残し、リバーサルフィルム、モノトーン、クロスプロセス
ノイズリダクション  長秒時NR、高感度NR
ダイナミックレンジ設定  ハイライト補正、シャドー補正
レンズ収差補正  ディストーション補正、倍率色収差補正、周辺光量補正
 ※K-5IIは周辺光量補正はなし。
クロスプロセス  シャッフル、プリセット1~3、お気に入り1~3
デジタルフィルター  色抽出、トイカメラ、レトロ、ハイコントラスト、シェーディング、ネガポジ反転、ソリッドモノカラー、ハードモノクローム
HDR撮影  オート/Type1/Type2/Type3、振り幅設定可、自動位置調整可
自動水平補正  SRオン時:最大1度まで補正可能
 SRオフ時:最大2度まで補正可能
構図微調整  上下左右シフト調整範囲±1.5mm(回転時は±1mm)、回転調整範囲±1度
電子水準器  表示パネルおよびファインダー内表示(左右の傾き)、画像モニター表示(左右・前後の傾き)
動画  MPEG-4 AVC/H.264(MOV)
 インターバル動画時はMotion JPEG(AVI)
記録サイズ  Full HD(1920x1080, 60i/50i/30p/25p/24p)
 HD (1280x720, 60p/50p/30p/25p/24p)
 ※K-5IIはFullHDで25fps。
HDR撮影  オート/Type1/Type2/Type3、振り幅設定可
 インターバル動画時のみ。
音声  内蔵モノラルマイク、外部マイク使用可能(ステレオ録音)録音レベル調整可能
記録時間  最長約25分、内部温度上昇時は自動終了
カスタムイメージ  鮮やか、ナチュラル、人物、風景、雅(MIYABI)、ポップチューン、ほのか、銀残し、リバーサルフィルム、モノトーン、クロスプロセス
デジタルフィルター  色抽出、トイカメラ、レトロ、ハイコントラスト、シェーディング、ネガポジ反転、ソリッドモノカラー、ハードモノクローム
クロスプロセス  シャッフル、プリセット1~3、お気に入り1~3
再生方法  1画像、マルチ画面表示(6、12、20、35、80画面)、拡大(最大16倍まで、等倍表示可、クイック拡大可)、回転表示、ヒストグラム表示(Yヒストグラム、RGBヒストグラム)、白とび警告表示、縦位置自動回転、詳細情報表示、著作権情報表示(撮影者名、著作権者名)、フォルダー表示、撮影日別表示、スライドショウ、GPS情報(緯度、経度、標高、協定世界時)
デジタルフィルター  ベースメイク、色抽出、トイカメラ、レトロ、ハイコントラスト、シェーディング、ネガポジ反転、ソリッドモノカラー、ハードモノクローム、ドラマチックアート、デッサン、水彩画、パステル、ポスタリゼーション、ミニチュア、ソフト、クロス、フィッシュアイ、スリム
RAW展開  RAW画像選択:
 1画像選択/複数画像選択/フォルダー選択
 RAW展開パラメーター:
 記録形式(JPEG、TIFF)、アスペクト比、JPEG記録サイズ、JPEG画質、色空間、ディスト―ション補正、倍率色収差補正、周辺光量補正、フリンジ補正、ホワイトバランス、カスタムイメージ、デジタルフィルター、HDR、増減感、高感度NR、シャドー補正
編集機能  色モアレ補正、リサイズ、トリミング(アスペクト比変更可、傾き修正可)、インデックス、動画編集(分割および不要部分削除)、動画フレーム画像JPEG保存、バッファRAW保存、画像コピー、Eye-Fi画像転送
カスタマイズ機能  ユーザーモード:最大3件まで登録可
 カスタムファンクション:27項目
 モードメモリー:11項目
 カスタムボタン:RAW/Fxボタン (ワンタッチRAW+、露出ブラケット、光学プレビュー、デジタルプレビュー、Shake Reduction、表示パネルの照明)、AFボタン (AF作動1、AF作動2、AFキャンセル)、露出モード別電子ダイヤルカスタマイズ各種
 文字サイズ:標準、大きい
 ワールドタイム:世界75都市に対応(28タイムゾーン)
言語  日本語、英語
AF微調整  ±10ステップ、一律調整、個別調整(最大20本まで登録可)
著作権情報  「撮影者名」「著作権者名」を画像ファイルに記録、同梱ソフトウェアで改ざんの有無を確認可能
使用電池  充電式リチウムイオンバッテリーD-LI90P
 ※K-5IIも同じ。
ACアダプター  ACアダプターキット K-AC132J(別売)
電池寿命  ストロボ50%発光:約560枚
 ストロボ発光無し:約720枚 再生時間…約370分
 ※K-5IIは740枚/980枚/約440分
外部インターフェース  USB3.0(micro B)
 外部電源端子
 ケーブルスイッチ端子
 Xシンクロソケット
 HDMI出力端子(タイプD)
  ステレオマイク入力端子
 ヘッドホン出力端子
 ※K-5IIはUSB2.0(AV出力対応)でヘッドホン出力なし。
外形寸法  約131.5mm(幅)×100mm(高)×77.5mm(厚)
 (突起部除く)
 ※K-5IIは約131×97×72.5mm。
質量  約800g(専用電池、SDカード付き)、約715g(本体のみ)
 ※K-5IIは760g/680g

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