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特集 ペンタックス PENTAX K-50
3.ペンタックス K-50の外観をみる |
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ペンタックス K-50
by Inaba Kunio
エントリークラスの新型デジタル一眼レフ
評価:5.0
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ペンタックス K-50を開封するペンタックスの新型デジタル一眼レフK-50が発売開始となりました。販売形態は、ボディ単体の他に、DAL18-55mmF3.5-5.6AL WRがセットになったレンズキットと、さらにDAL50-200mmF4-5.6ED WRもセットになったダブルズームキット、DA18-135mmF3.5-5.6ED AL WRがセットになった18-135WRレンズキットが用意されています。販売開始時点の実売価格は、ボディ単体で6万円台後半、レンズキットで7万円前後、ダブルズームキットで7万円中頃、18-135WRレンズキットは10万円台となっています。付属しているレンズが変わっているなどの違いはありますが、概ねK-30登場時の価格と同等レベルであると思います。 今回は、2本のキットレンズをチェックするため、ダブルズームキットを購入しました。購入機のボディカラーはいつも通りブラックですが、K-50はボディカラー20色Xグリップ6色のカラーバリエーションに対応していますので、時間に余裕がある方はオーダーカラーも検討されると良いと思います。
K-50ダブルズームキットのパッケージ。カメラ本体と2本のレンズが入っていますが、サイズ的にはコンパクトな印象を受けました。
蓋を開けると、製品保証書や取扱説明書が目に入ります。その下にカメラボディ等が格納されています。ボディ中央部がカメラ本体で、右側に2本のズームレンズが入っています。
K-50の付属品。左上から使用説明書、ソフトウエア(CD-ROM)S-SW13、単3形電池ホルダー D-BH109、単3形リチウム電池4本、USBケーブル
I-USB7、ストラップ O-ST132。この他にもホットシューカバーFK、ボディマウントカバーがボディに装着されています。 ペンタックス K-50の本体をチェック
ボディ前面。基本的な構造はK-30と同じですが、デザインは大きく変わりました。K-30の直線を多用したものから、より一般的なデジタル一眼レフに近いものへと変わっています。K-30のデザインは好き嫌いが分かれる部分がありましたので、オーソドックスなK-50の方が万人受するかもしれません。
液晶モニター側。親指のグリップ部分の処理が変わりましたが、ボタンやダイヤル等もK-30のものを踏襲しています。液晶パネルも3型92万ドットと同じです。
ボディ上面。ペンタ部の飛び出し部分が小さくなっています。K-30ではモードダイヤルの右側にPENTAX K-30のロゴが印字されていましたが、K-50では省略されました。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。K-30と同様、K-50もフィリピン製です。
ボディ左側面。右側に外部接続端子が置かれています。ボタンやレバーのレイアウトもK-30と同じです。
ボディ右側面。メモリーカードスロットとレリーズ端子が配置されています。
ペンタ部のPENTAXロゴ。刻印された中に白いインクが流されています。
K-50のペンタ部はK-30ほどではないものの、やはり上部が前に飛び出すデザインとなっています。
K-30のペンタ部。デザイン上の特徴となっていました。
左肩にあるK-50のロゴ。K-30のものと比べると、やや控えめな印象を受けます。
グリップ部の付け根にはSRのロゴが入っています。これはSR(Shake Reduction)の意味で、手振れ補正機能内蔵を示すものです。
レンズマウント口。クイックリターンミラーが見えます。上部に見えるのはファインダースクリーンで、標準ではナチュラルブライトマットVが装着されています。これ以外にもスケールが入ったものや全面マットのものなどがオプションとして用意されています。
マウント基部にはフラッシュポップアップボタンやRAW/Fxボタンが設けられています。これもK-30と同じです。
内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。GN12で28mmの画角(35mm換算)をカバーしています。これもK-30と同じです。
ストロボをポップアップさせた状態。ボディサイズの割に照射位置は高いため、レンズによるけられが発生しにくくなっています。
マウント基部にあるフォーカスモードレバー。
ボディグリップ左側にはVIDEO/PC出力端子が格納されています。ボディは防塵防滴性能のため、ゴムで水の浸入を防ぐ構造となっています。
グリップ部。K-30と比較するとおとなしいデザインとなりましたが、基本的な形状は同じです。グリップ部にある赤いプラスティックはセルフタイマーランプとリモコン受光部を兼ねるものです。シャッターボタンの右側に見えるランプはAF補助光用のものです。
ペンタ部の右側面にはスピーカーが置かれています。穴の形状はK-30から変更されています。
シャッターボタンの同軸に電源レバーが置かれています。K-30で追加された前ダイヤルはK-50にも搭載されました。
比較的大型のモードダイヤル。設定されている項目もK-30と同じです。前後にダイヤルが用意されているのも、エントリークラス機としては珍しいと言えます。
メモリーカードスロット。挿入口がボディ側面のため、三脚使用時にも交換が容易です。挿入口には挿入方向のガイダンスが貼付されています。
メモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面が手前側になります。
ボディ下部にあるケーブルレリーズ端子。カバーはゴム製で防塵防滴に配慮されています。
液晶面右側にあるメインコントロール部。K-30と同じだけでなく、ナノ一眼Q7ともほぼ一緒となっています。右下にあるのはカードアクセスランプです。
光学ファインダー接眼部。視野率100%、倍率0.92倍のペンタプリズムファインダーのため、上級機と同じ見え方です。なお、K-30と同じだけでなく、K-5IIsとも同等です。
アイカップの上にあるレバーは視度調整用のものです。出荷時にはアクセサリーシューにはカバーが装着されています。
ファインダー接眼分のアイカップFRをはずした状態。比較的容易に外すことが出来ますので、視度調整時には外した方が操作がしやすいかもしれません。
ファインダー接眼部左側にあるライブビューボタン。
ボディ底面にあるバッテリー室カバーを開いた状態。蓋部分に挿入方向のガイダンスシールが貼付されています。
バッテリーホルダーを挿入しつつある状態。標準で単三型電池に対応しているデジタル一眼レフ現行機はペンタックスだけです。
ボディ単体での重量実測値は594gでした。メーカー公表値は590gです。
単三ホルダーと電池、メモリーカードを含めた実測値は718gでした。電池やメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は675gです。
ライブビュー時の液晶パネルの表示内容。右端と右上には電子水準器が表示されています。
同じ状態のファインダー像。合焦すると赤くインポーズされます。
光学ファインダー使用時には、基本的にはカメラの設定内容を表示させることになると思います。
DA50mmF1.8を装着した状態。 K-50の付属品をチェック
単3形電池ホルダー D-BH109。K-30やK-rにも対応しています。
単三電池ホルダーD-BH109はフィリピン製。なお、10のマークはリサイクルマークではなく、中国RoHS(電子情報製品汚染規制管理規則)対応表示を示すものです。これは「電子情報製品に含有する有毒有害物質の漏洩、変化、電子情報製品の使用により、環境に深刻な汚染、身体または財産に深刻な損害を与えない期限」を示したものです。この場合には、対象6物質が、閾値(鉛・水銀・六価クロム・PBB・PBDE:1000ppm、カドミウム:100ppm)を超えて含有されており、環境保護使用期限が10年であることを意味します。
付属するリチウムイオン電池エナジャイザー Ultimate Lithium。最大で1250枚の撮影が可能です。
単三電池ホルダーD-BH109に単三型ニッケル水素電池エネループを装着した状態。1900mAhで最大580枚の静止画撮影が可能です。
付属するUSBケーブル I-USB7。パソコンやプリンター等との接続に使用します。
付属するストラップ O-ST132。PENTAXのロゴは刺繍製でしっかりとしたつくりです。
付属するボディマウントカバー。軟質プラスティック製です。 |
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