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特集 αNEX-7

ソニー αNEX-7 ~電子ビューファインダー内蔵のハイエンド機

ソニー αNEX-7  by Inaba Kunio    電子ビューファインダーを内蔵したハイエンドミラーレスカメラ  評価:5.0
ソニー  αNEX-7 SONY


1.ソニー αNEX-7の位置づけと概要

 ミラーレスと一眼の融合

 2010年6月にソニーのミラーレスNEXシリーズが登場してから、1年半が経過した。NEX-3、NEX-5およびこれらの後継機であるNEX-C3、NEX-5は、いわばエントリークラスであったのに対し、今回発売されたNEX-7は初のミドルクラス製品となる。

 とはいえ、NEX-7を単純に「ミラーレスのミドルクラス」として片づけてしまうことには若干抵抗を感じる。

 下記の表は、ソニーの現行モデルを比較したものである。仕様の違いをわかりやすくするため、NEX-7を真ん中にし、その両側にEマウントモデルとAマウントモデルを配してある。

 これを見て、まずわかるのは、仕様上はNEX-7はα65に極めて近いということだ。イメージセンサー関係はもちろんのこと、シャッタースピードや連写性能など、カメラとしての基本部分はほとんど共通していることがみてとれる。α65は、Aマウントモデルの中では、エントリー機に近いミドルモデルであり、コンパクトカメラからのステップアップユーザーに対する一眼レフタイプ(もちろん、厳密にはα65やα77は一眼レフではないが)の受け皿としての役割を担っている。

【各機種の主な仕様】

  NEX-C3 NEX-5N NEX-7 α65 α77
イメージセンサー 有効1670万
APS-C
有効2430万
APS-C
ISO感度 ISO200-12800 ISO100-25600 ISO100-16000
連写性能 5.5 コマ/秒 10 コマ/秒 12 コマ/秒
液晶 3型92万ドット
ファイン
ダー
-
(非対応)
-
(外付可)
0.5型
236万ドット
動画 HD フルHD(60p)
シャッター 1/4000~30 秒 1/8000~30 秒
サイズ 109.6x60x33 110.8x58.8x38.2 119.9x66.9x42.6 132.1x97.5x80.7 142.6x104x80.9
重さ 225g 210g 291g 543g 653g
その他 フラッシュ同梱 フラッシュ内蔵
発売 2011/6 2011/9 2012/1 2012/1 2011/10

 デジタルカメラを、描画部分、基本性能、操作部に分けて評価をすれば、描画部分に関しては、NEX-7は間違いなくハイエンドモデルと同じ実力を持っている。有効2430万となる画素数は、他社を含めAPS-Cサイズとしては最多であるとともに、高感度性能もISO16000まで対応と、トップクラスの性能である。

 カメラとしての基本性能は、シャッタースピードが1/4000秒までであるとともに、通常モードでの連写速度が3コマ/秒であること、モード表示用の液晶パネルが搭載されていない点などから、ミドルクラスの中における下位モデル相当となるだろう。

 操作部については、2つのコントロールダイヤルやコントロールホイールに象徴されるように、ミドルクラス以上の一眼レフで一般的なインターフェースとなっている。また、必ずしもファインダーの搭載が必須ではないミラーレスの中において、高精細電子ビューファインダーを内蔵している点も、NEX-7の位置づけを示している。

 ミラーレスへの全面移行を予感させるNEX-7

 ソニーは、ニコンやキヤノンとともに、一眼レフタイプのカメラやレンズ等の膨大な資産を蓄積してきた。こうしたソニーの立ち位置は、市場が急速にミラーレスへ移っていくことを、100%歓迎するものではない。一眼レフで獲得した比較的優位な位置を保ちつつ、徐々にミラーレスへ移行することがソニーの戦略であることは、想像に難くない。

 今までのNEXシリーズが、コンパクトカメラからのステップアップユーザーに的を絞り、エントリークラスで展開してきたのも、そうした観点からであろう。逆に言えば、既存の一眼レフユーザーのパイを喰わないようエントリークラスに限定した、と言ってもあながち間違いではない。

 そのソニーが、予想よりも早い段階でリリースした初のミドルクラスがNEX-7である。おそらく、当初想定していた以上に一眼レフからミラーレスへの移行が進むと判断し、戦略を見直した結果がNEX-7として結実したのだろう。これは推測だが、カメラとしての基本性能がミドルクラスとしては低いレベルとなったのは、前倒しされたスケジュールにメカトロ部分を中心とする設計が間に合わなかったのか、あるいはミドルクラス・ミラーレスのリリースに対し、ソニーとしての「迷い」が反映したためではないか。

 それでは早速、ソニー初のミドルクラス・ミラーレス、NEX-7をレビューしたい。

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2.ソニー αNEX-7を開封し外観をチェック

 ソニー SONY αNEX-7を開封する

 αNEX-7は、2011年8月の発表時点では11月の発売予定であったが、タイにおける洪水の影響で2カ月ずれ込み、2012年1月27日の登場となった。ボディ色はブラックのみで、今までのNEXシリーズとは異なるテイストとなっている。
 販売形態はボディのみとSEL1855レンズをセットした2種類である。SEL1855は内容的には従来のものと同じだが、NEX-7のボディ色にあわせブラック塗装がされている。今のところ、セットでしか購入できないので、今回はこちらを選択した。

SONY_ANEX-7

 黒を基調とした外箱。レンズ交換式カメラのレンズキットのため、比較的大きめのパッケージである。パッケージングにもコストがかけられており、製品のクラスを感じさせる。

SONY_ANEX-7

 カバーを開けると、一番上には紙製のケースが入っている。このケースは写真のように引き出し式で、中にマニュアルや保証書、CD-ROMが入っている。

SONY_ANEX-7

 紙製のケースの下にはグレーの専用クロスが挟み込まれており、その下にボディやレンズが鎮座している。ボディの上に見えるのは専用ストラップ。

SONY_ANEX-7

 ボディの部分の下には、さらにバッテリーチャージャーやケーブル類が入れらている。

SONY_ANEX-7

 左から、マニュアル、CD-ROM、専用ストラップ、USBケーブル、バッテリーパックNP-FW50、バッテリーチャージャー BC-VW1。バッテリーパックの下にあるのはアイピースカップで、ファインダー部分に装着する。

 バッテリー関係をチェック

SONY_ANEX-7

 バッテリーチャージャー BC-VW1。α55等でも使用されているものである。240Vまで対応しており、コンセントの形状によってはこのまま海外でも使用可能である。

SONY_ANEX-7

 コンセント部分を回転させることでチャージャー内に格納できる。コンセント部分にスペースが必要ではあるが、可搬性は高い。

SONY_ANEX-7

 バッテリーパックNP-FW50。容量は1080mAhで、静止画で最大430枚、動画で100分の撮影が可能となっている。充電には250分必要。


 ソニー αNEX-7の付属品をチェック

SONY_ANEX-7

 付属する専用ストラップ。布製であるが、ロゴの部分は刺繍となっており高級感がる。

SONY_ANEX-7

 付属するUSBケーブル。本体側の端子はミニ規格。

SONY_ANEX-7

 アイピースカップ。軟質プラスティック製でファインダー部分に装着する。

SONY_ANEX-7

 付属するクリーニングクロス。NEX-7のロゴの付いたタブが付いている。

 ソニー αNEX-7の本体をチェック

SONY_ANEX-7

 ボディ正面。NEXシリーズとしては確かに大きいが、マウント開口部とボディのサイズを見ると、レンズ交換式カメラとしては極限までシェイプアップしていることがわかる。ボディ両サイドにはストラップ取付用の三角環がつけられている。クラスとしてはα77と同じであることを示している。

SONY_ANEX-7

 ボディ背面。他のNEXシリーズとは異なり、むしろAマウントの一眼レフカメラに近いインターフェースである。右肩部分にある2つのコントロールダイヤルが印象的である。電子ビューファインダーは左上部に配置されている。以前、ミノルタのAPS一眼レフVECTIS S-1もこうしたレイアウトであったので、光学ファインダーでもこのような配置は不可能ではないが、やはり電子ビューならではのメリットと言ってもよいだろう。

SONY_ANEX-7

 ボディ上面。大きく張り出したグリップ部が印象的だ。イメージセンサー位置指標により、センサーがボディ中央部のマウント側に近い部分に設置されていることがわかる。

SONY_ANEX-7

 ボディ底面。グリップ部分は全体がバッテリー室になっていることがわかる。三脚用の穴はレンズ光軸上に設置してある。ボディはタイ製。

SONY_ANEX-7

 バッテリーカバーを開いた状態。蓋の部分には挿入方向のガイダンスが表示されている。

SONY_ANEX-7

 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。青いレバーの部分がバッテリーのストッパーとなる。

SONY_ANEX-7

 マウント開口部。マウント上に「E-mount」の文字が刻印されている。SONYのロゴも刻印部分にインクが流されている。αのロゴは出っ張らされている。SONYのロゴの下にあるランプは、AF補助光とセルフタイマーランプ、スマイルシャッターランプを兼ねるもの。

SONY_ANEX-7

 マウント基部にある4つの横長の穴はマイク用。

SONY_ANEX-7

 大型のシャッターボタンが配置されている。その左側にあるのはナビゲーションボタンで、これを押すことによって2つのコントロールダイヤルやコントロールホイールの機能を切り換えることができる。

SONY_ANEX-7

 ボディ上面右側。コントロールダイヤルには滑り止めの溝もきってあり、操作感は良い。

SONY_ANEX-7

 ボディ液晶側のコントロール部。コントロールホイールの上下にある2つのボタンはソフトキーボタンで、その時々の状況によって機能が変わる。コントロールホイールを含めた機能内容については、常時液晶画面右側に表示されるので、わかりやすい。再生ボタンの左側にあるのは、内蔵ストロボのポップアップボタン。電源が入っていない状態でも機能する。

SONY_ANEX-7

 大型の電子ビューファインダー。アイセンサーが配置されているため、液晶モニターと自動で切り換えることも可能となっている。その右に見えるホイールは、視度調整用のもの。

SONY_ANEX-7

 ボディ左側面には外部端子が配置されている。カバーは2つに分割されているため、片側だけを開くことも可能。

SONY_ANEX-7

 上からHDMI端子、USB端子、外部マイク端子となる。

SONY_ANEX-7

 内蔵ストロボがポップアップした状態。内蔵ストロボのガイドナンバーは6。

SONY_ANEX-7

 ポップアップした内蔵ストロボを手で押さえるとバウンスさせることも可能。

SONY_ANEX-7

 液晶画面。液晶パネルは16:9のものだが、画像表示は左側の3:2の部分が使用され、右端はボタンの機能等が表示される。画像を16:9に変えると、画像表示部分の上下がマスクされる。

SONY_ANEX-7

 液晶モニターは上下にチルトする。視野角は比較的広い。

SONY_ANEX-7

 液晶モニターを下向きにシフトさせた状態。この状態がほぼ可動の限界となる。

SONY_ANEX-7

 電子ビューファインダーにアイピースカップを装着した状態。しっかりとはまるものの、脱落には注意が必要かもしれない。

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3.ソニー αNEX-7の描写性能はどうか?

 描写力チェック1:高感度性能

 αNEX-7の基本感度はISO100で、ISO16000まで設定可能となっている。ノイズ低減処理のやり方としては、カメラ内での設定と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法がある。

 カメラ内でのノイズ低減は、撮影メニューの中にある「高感度ノイズリダクション」で、「弱」「標準」「強」の中から選択する。標準では「オート」に設定されており、ISO感度によってノイズリダクションのかけ方が変わる。なお、RAW画像にはノイズリダクションは行われないため、現像時に設定する必要がある。また、スイングパノラマや3Dスイングパノラマ撮影時にも行われない。

 カメラのノイズリダクション設定には、「長秒時ノイズリダクション」の項目があり、これを「入」にすると、1秒または1秒よりも遅いシャッタースピード時にノイズ軽減処理が実行される。

 今回、有効2430万画素のイメージセンサーということで、高画素化による高感度性能の低下を危惧したが、結果は良好であった。ISO1600までは、ノイズリダクションを「弱」にしたままでもほとんどノイズ感は感じられないため、常用とすることが可能だろう。ISO3200になると、ISO1600に比べややノイズ感や解像度の低下が感じられる。それでも、ISO6400までなら十分活用できるノイズレベルとなっている。ISO12800以上は、基本的には緊急避難用として位置づける必要があるが、それでも縮小した画像を見ると、コンパクトカメラで散見されるような画像の破たんは見られず、使い方によっては活用できるレベルかもしれない。

 高感度ノイズリダクションを強に設定すると、明らかにノイズレベルが低減される。とくにISO3200以上で撮影する場合には、積極的にノイズリダクションを活用することをお勧めする。

 下記のサンプルは、高感度ノイズリダクションを弱、強の2段階で各ISO感度の撮影を行ったものである。表示画像は等倍のものなので、これでもある程度傾向はわかるが、クリックすると元画像も表示されるので、あわせて参照してほしい。

SONY_ANEX-7
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出してある。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO200 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO400 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO800 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO1600 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO3200 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO6400 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO12800 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)


ISO16000 (左からノイズリダクション「弱」、「強」)



 描写力チェック2:解像度

 αNEX-7のイメージセンサーは有効2370万画素である。今回テストしたSEL1855レンズの結果は、基本的にどの焦点域も優れた解像力を示した。この中で、周辺部を含め比較的高い解像力を示した28mm域(35mm換算42mm)で開放絞りF4から2段絞ったF8のもので確認を行った。視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、素晴らしい解像力といえるだろう。

  レンズ名:SEL1855 18-55mm F3.5-5.6 OSS
 焦点距離:約28mm(35mm版換算42mm)
 絞り値:F8.0 (開放絞りF4.0から2段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)


 視覚解像度チェック用のライン(左側の縦線)、限界解像度チェック用のライン(右側の横線)でも、楽々と2500本を超えるところまで視認可能。


 横方向の限界解像度チェック用のラインでは、2500本ラインまで視認可能。


 描写力チェック3:補正機能

 αNEX-7には、レンズに起因する収差を電子的に補正する機能が搭載されている。基本的にソニー純正のEマウントレンズにのみ対応するものであるが、実際に撮影するとかなり使える機能であると感じた。なお、これらの補正はRAWレベルで実行されているため、RAWデータも補正が加えられた後のものが記録される。
 補正内容は、歪曲収差、倍率色収差、周辺光量について、「切」と「オート」の設定ができる。

  レンズ名:SEL1855 18-55mm F3.5-5.6 OSS
 焦点距離:約18mm(35mm版換算27mm)
 絞り値:F3.5 (開放絞り)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の左上赤枠の部分を等倍で切り出したもの。
下記の画像をクリックすると、元データが表示されます。)


【レンズ補正なし】


 広角端開放のため、画面周辺部では、歪曲収差、倍率色収差、周辺光量不足が確認できる。

【レンズ補正:歪曲収差オート】


 歪曲収差補正をオートにすると、画面周辺部のゆがみも緩和される。

【レンズ補正:歪曲収差+倍率色収差オート】


 上記の歪曲収差補正に加え、倍率色収差補正をオートにすると、画面周辺部の色のずれが緩和されている。

【レンズ補正:歪曲収差+倍率色収差+周辺光量オート】


 さらに周辺光量補正をオートにしたもの。切り出した画像が明るくなっているのが分かる。画像をクリックすると元データが表示されるので、あわせて確認をしてほしい。

4.結局、ソニー αNEX-7は「買い」か?

 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • フル機能のレンズ交換式カメラとして、極めて小型
  • 高級感のあるボディデザイン
  • 高速化されたオートフォーカス
  • ISO16000まで設定可能な高感度性能 (ISO1600までは十分常用レベル)
  • 現時点ではAPS-Cクラス最高レベルの描写力
  • 高精細電子ビューファインダーを搭載
  • チルト式液晶を搭載
  • 3ダイヤルによる直接的なインターフェース
  • わかりやすい液晶画面へのガイダンス表示
  • フルHD動画(60p)撮影が可能

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • 電子ビューファインダーと液晶モニターの切り替えにややタイムラグ
  • 最高約10コマ/秒の速度優先連続撮影時には1コマ目にAF固定
  • シャッタースピードや通常連写速度などが中級機としてやや見劣りする
  • 14bitRAWで13枚の連続撮影可能枚数
  • 液晶パネルが非タッチパネル
  • レンズラインアップの充実が急務

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付録1.製品仕様からみた αNEX-7の特長

型式  フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラ
使用レンズ  ソニーEマウントレンズ
撮像素子  APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)
 原色フィルター付"Exmor"APS HD CMOSセンサー
カメラ有効画素数  約2430万画素
総画素数  約2470万画素
アスペクト比  3:2
アンチダスト機能  帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能
アンチダスト作動  電源OFF時
静止画画像ファイル形式  JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.3、 MPF Baseline)準拠
 RAW(ソニーARW 2.3フォーマット)
 3D静止画記録方式:MPO(MPF Extended(立体視))準拠
記録画素数
(縦横比3:2)
 Lサイズ: 6000 x 4000(24M)
 Mサイズ: 4240×2832(12M)
 Sサイズ: 3008x2000(6M)
記録画素数
(縦横比16:9)
 Lサイズ: 6000x3376(20M)
 Mサイズ: 4240x2400(10M)
 Sサイズ:3008x1688(5.1M)
記録画素数
[スイングパノラマ]
 ワイド: 左右方向 12,416x1,856 (23M)、上下方向 5,536x2,160 (12M)
 標準: 左右方向 8,192x1,856 (15M)、上下方向 3,872x2,160 (8.4M)
記録画素数
[3Dスイングパノラマ]
 ワイド: 7152 x 1080 (7.7M)
 標準: 4912 X 1080 (5.3M)
 16:9: 1920 x 1080 (2.1M)
画質モード  RAW、RAW+JPEG、JPEGファイン、JPEGスタンダード
ピクチャーエフェクト  11種類(15タイプ) ポスタリゼーション(カラー、白黒)、ポップカラー、レトロフォト、パートカラー (R/G/B/Y)、ハイコントラストモノクロ、トイカメラ、ソフトハイキー、ソフトフォーカス、絵画調HDR、リッチトーンモノクロ、ミニチュア
クリエイティブスタイル  スタンダード、ビビット、ニュートラル、クリア、ディープ、ライト、ポートレイト、風景、夕景、夜景、紅葉、白黒、セピア
 (コントラスト<±3段階>、彩度<±3段階>、シャープネス<±3段階>)
Dレンジ機能(Dレンジオプティマイザーモード)  切/オート/レベル設定
Dレンジ機能(オートハイダイナミックレンジモード)  Dレンジ機能(オートハイダイナミックレンジモード)
色空間  sRGB、Adobe RGB
動画記録方式  AVCHD / MP4
 MPEG-4 AVC (H.264)
 Dolby Digital (AC-3) / MPEG-4 AAC-LC
動画記録
撮影モード(AVCHD)
 1920 x 1080(60p, 28M, PS):約28Mbps(平均ビットレート)
 1920 x 1080(60i, 24M, FX):約24Mbps(平均ビットレート)
 1920 x 1080(60i, 17M, FH):約17Mbps(平均ビットレート)
 1920 x 1080(24p, 24M, FX):約24Mbps(平均ビットレート)
 1920 x 1080(24p, 17M, FH):約17Mbps(平均ビットレート)
動画記録
撮影モード(AVC MP4)
 1440 x 1080(30fps):約12Mbps(平均ビットレート)
 VGA(640 x 480, 30fps):約3Mbps(平均ビットレート)
記録媒体  ”メモリースティック PRO デュオ”
 ”メモリースティック PRO-HG デュオ”
 SDメモリーカード
 SDHCメモリーカード
 SDXCメモリーカード
ノイズリダクション
(長秒時NR)
 長秒時NR 入/切 SS 1秒からBULBに適用
ノイズリダクション
(高感度NR)
 高感度NR 強/標準/弱
ホワイトバランス  オート/ 太陽光/ 日陰/ 曇天/ 電球/ 蛍光灯<温白色/白色/昼白色/昼光色>/ フラッシュ/ 色温度設定(2500K-9900K)、 カラーフィルター(G7-M7、A7-B7)/ カスタム
フォーカス検出方式  コントラスト検出方式
測距点数  25点
検出輝度範囲  EV0-20 (ISO100相当、F2.8レンズ使用時)
フォーカスモード  オートフォーカス
 ダイレクトマニュアルフォーカス
 マニュアルフォーカス
AFモード  シングル(AF-S)/コンティニュアス (AF-C)
フォーカスエリア  マルチポイント(25点)/中央重点/フレキシブルスポット
その他の機能  動体予測、フォーカスロック
AF補助光  可視光LEDによる補助光
AF補助光 到達距離  約0.5m - 約3.0m (E 18-55mm F3.5-5.6 OSS)
露出制御  1200分割ライブビュー分析測光
測光範囲  EV0- EV20 (ISO100相当、F2.8レンズ使用時)
測光モード  マルチ測光、スポット測光、中央重点測光
露出制御モード  iAUTO、プログラムAE(P)、絞り優先AE(A)、シャッタースピード優先AE(S)、マニュアル(M)モード、スイングパノラマ、3Dスイングパノラマ、人物ブレ軽減、シーンセレクション
露出補正  ±5EV (1/3EVステップ)
露出ブラケット  連続3枚、 ずらし量:1/3、2/3EVステップ選択可能
シーンセレクション機能  ポートレート、風景、マクロ、スポーツ、夕景、夜景ポートレート、夜景、手持ち夜景
AEロック  半押し時自動AEロック、AEボタンによるAEロック
ISO感度(推奨露光指数)  静止画撮影時:AUTO(ISO100-1600)、ISO100-16000(1EVステップ)
 動画撮影時:AUTO(ISO100-3200相当)、ISO100-3200相当(1EVステップ)
ファインダー  1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー
総ドット数  2359296ドット
明るさ調節機能  自動明るさ調整、または3段階の手動設定
視野率  約100%
倍率  約1.09倍(50mmレンズ、無限遠、視度-1m-1 時)
視度調整機能
(ディオプター)
 -4m-1 -+1.0m-1(ディオプター)
アイポイント  最終光学面から約23mm、接眼枠から約21mm(視度-1m-1時)
液晶モニター  3.0型ワイド TFT駆動 (エクストラファイン液晶、トゥルーブラックディスプレイ)、921600ドット
明るさ調節機能  自動明るさ調整、5段階の手動設定、屋外晴天モード
角度調整機能  カメラ背面に対して上約90度,下約45度
画面表示切り替え  グラフィック表示、全情報表示、文字サイズ(大)表示、情報表示なし、ライブビュー優先、水準器、ヒストグラム、ファインダー撮影用
ピント確認機能  MFアシスト(5.9x,11.7x)
顔検出  最大検出数:8
デジタルズーム  1.1-10倍
シャッター  電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッター速度範囲  静止画撮影時:1/4000-30秒(1/3段ステップ) 、バルブ
 動画撮影時:1/4000-1/4秒、AUTO時は1/60秒まで (1/3段ステップ)
フラッシュ同調速度  1/160秒
手ブレ補正機能  交換レンズ側対応 (レンズ仕様による)
内蔵フラッシュ  ガイドナンバー(GN):6(ISO100・m)
 照射角:SEL1855の18mmのみカバー
 制御方式:P-TTL調光
 フラッシュ調光補正:±3EV (1/3EVステップ)
 充電時間:約4秒
フラッシュモード  発光禁止、自動発光、強制発光、後幕シンクロ、スローシンクロ、ワイヤレス(外部フラッシュのみ)
ドライブモード  1枚撮影、連続撮影、速度優先連続撮影、セルフタイマー (10/2秒選択可能)、連続セルフタイマー(10秒後3枚/5枚)、ブラケット、リモコン (別売のRMT-DSLR1使用)
連続撮影速度  速度優先連続撮影時 最高約10コマ/秒
 通常連続撮影時 最高約3コマ/秒(AF-S時)
連続撮影可能枚数  JPEG Lサイズ ファイン:17枚
 JPEG Lサイズ スタンダード:18枚
 RAW:13枚
 RAW+JPEG:11枚
再生機能  1枚再生(撮影情報あり/なし、ヒストグラム表示(輝度・RGB)および白とび黒つぶれ警告)、インデックス表示(6/12枚選択可能)、拡大表示(最大:Lサイズ 16.7倍、Mサイズ11.8倍、Sサイズ8.3倍、パノラマ標準 25.6倍、(パノラマワイド 38.8倍))、オートレビュー(10秒、5秒、2秒、切)、縦横自動回転再生(入/切 選択可能)、スライドショー機能、パノラマスクロール再生、再生フォルダ選択可(静止画)、早送り・巻戻し(動画)、削除、プロテクト
インターフェース  Hi-speed USB (USB2.0) (マスストーレージ、MTP)
 HDMIミニ端子(タイプC)
 マイク端子
音声  内蔵マイク:ステレオ
 スピーカー:モノラル
電源  リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50
静止画撮影可能枚数  ファインダー使用時:約350枚
 液晶モニター使用時:約430枚
動画撮影可能時間
(記録画素数)
 ファインダー使用時:約90分
 液晶モニター使用時:約100分
 (1920x1080 約17Mbps)
外部電源  ACアダプター AC-PW20AM(別売)
質量  約350g(バッテリーと”メモリースティックPROデュオ”含む)
 約291g
外形寸法  約119.9(幅)mm x 66.9(高さ)mm x 42.6(奥行き)mm
付属品  バッテリーチャージャー BC-VW1
 リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50
 ショルダーストラップ
 ボディクリーニングクロス
 ボディキャップ
 アクセサリーシューキャップ
 アイピースカップ
 USBケーブル
 CD-ROM

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付録2.発売前のファーストレビュー

 【一口コラム】ソニー αNEX-7 電子ビューファインダーを搭載したミラーレス

 αNEX-7を手に取ると、今までNEXシリーズが主にターゲットにしていた「エントリー層」向けの製品でないことがわかる。精悍な黒いボディと、ホールディングに配慮したボディスタイルは、むしろAマウント・ボディと同じジャンルの製品、同じテイストのカメラとして仕上がっている。

 αNEX-7の特徴の第一は、いうまでもなく電子ビューファインダーを内蔵している点だ。搭載されている0.5型236万ドットの高精細液晶パネルは、今までのEVFとは次元の異なる見え方となっているだけでなく、被写体への追随性も一般的な撮影シーンでは問題ないレベルに高められている。同じファインダーがαNEX-5N用の外付けEVFとして用意されているので、チャンスがあればぜひ店頭で覗いてみてほしい。まさに電子ファインダーであることを感じさせないクリアな視界を体験できるはずだ。

 2番目の特徴は、上面に2つ、背面に1つ設置された、計3つのダイヤルにより、ダイレクトな操作が可能となっている点である。シャッターボタンの横に設けられたナビゲーションボタンを押すことで、これらダイヤルの機能を変えることができる。たとえば、露出設定を選択すると、3つのダイヤルによって、絞り値、露出補正、ISO感度が変更可能となる。ファインダーをのぞいたまま、直接的に操作できるインターフェースは、Aマウント上位機種に通じるものだ。

 また、機能面でいえば、ポップアップフラッシュを内蔵したこと、上面に用意されているアクセサリーシューがAシリーズと同様のものに変更されたことも、αNEX-7の位置づけを物語っている。

 3番目の特徴は、α65やα77と同じ有効2430万画素CMOSイメージセンサーを搭載している点だ。APS-Cサイズのセンサーでは最大画素数であり、より解像感のある描写が可能となっている。

 改めてαNEX-7の特徴を確認すれば、このカメラがα65と同等以上のパフォーマンスを持っており、一眼レフタイプカメラのユーザー層にアピールする製品となっている。同時に発表されたAマウントレンズ用新型マウントアダプターも、このことを強く後押しするものだ。

 いよいよソニーは、自らの軸足を変えようとしているのかもしれない。


 独断 デジカメ対決! どっちが良い? 


☆ vs ソニー αNEX-5N
☆ vs ニコン 1 V1


 【厳選レビュー記事】

◎日経トレンディ 一度はダメ出し! でも「NEX-7」を買った理由は“他では得がたい良さ”にアリ
  2012年 6月13日 落合憲弘
  -見づらいと思ったEVF、そのワケは…?
  -ピント外しの悪いクセは残るものの、連写による高画質化機能の向上に感服
  -NEXシリーズに求められるのは、付けたままでも違和感の少ないレンズだ

◎AVWatch NEXシリーズ最高峰、NEX-7で動画
  2012年 2月 8日 小寺信良
  -PS3で動画編集「PlayMemoriesStudio」も試す
  -ようやく出たNEX最高級機
  -ちょうどいいサイズ感
  -豊富なレンズが魅力
  -高速編集環境「PlayMemories Studio」
  -総論

◎デジカメWatch 【新製品レビュー】ソニーNEX-7
  2012年 2月 7日 大浦タケシ
  -ミラーレス初の2,000万画素級トップエンドモデル
  -斬新な操作系を採用
  -高い解像感の有効2,430万画素CMOSセンサー
  -一眼レフカメラを意識した操作系
  -実写サンプル

◎ITmedia 多機能を自在に操る3つのダイヤル――ソニー「NEX-7」を試す(後編)
  2012年 2月 6日 永山昌克
  -マグネシウム合金による高品位な外装
  -トライダイヤルナビを使いこなす
  -キーの割り当てをカスタマイズする
  -自由度と安定感を高めるチルト式液晶
  -小型ボディに凝縮された多彩な機能

◎ITmedia 有効2430万画素の描写力を検証――ソニー「NEX-7」を試す(前編)
  2012年 2月 3日 永山昌克
  -細密なディテールをなめるように味わう
  -高感度性能と発色傾向をチェックする
  -スピーディな撮影レスポンス

◎ITmedia 写真で見る、NEX-7
  2012年 1月25日 編集部
  -高い質感
  -細部はかなり既存モデルと異なる
  -操作面のソフト的なユーザーインタフェースを見ると、基本的に既存モデルを踏襲

◎デジカメWatch 写真で見るソニーNEX-7
  2011年 9月 2日 鈴木誠
  -外観
  -画面

◎ITmedia 動画で見る、「NEX-7」の新UI「トライダイヤルナビ」
  2011年 8月29日 編集部
  -新型インターフェース トライダイヤルナビ


 【基本仕様】    
画素数 2470万(総)/2430万(有効) 画像素子 APS-C 23.5mm×15.6mm
CMOS
ISO感度 100~16000  記録フォーマット  JPEG/RAW 
連写撮影 10コマ/秒  シャッタースピード 1/4000~30 秒 
液晶モニター 3インチ 92万ドット  ファインダー形式  EVF
ファインダー視野率(上下/左右) 100/100 ファインダー倍率 1.09
電池タイプ 専用電池  専用電池型番 NP-FW50
撮影枚数 430枚 レンズマウント α Eマウント 
記録メディア SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo   
手振れ補正機能    ゴミ取り機能 
ライブビュー バリアングル 
内蔵フラッシュ    RAW+JPG同時撮影 
動画撮影 1920x1080
幅x高さx奥行き 119.9x66.9x42.6 mm 本体重量 291g
セット販売 ズームレンズキット(E 18-55mm F3.5-5.6 OSS)
  
  

 メーカー製品仕様のページ
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