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特集 ソニー SONY α6000
1.ソニー α6000の位置づけと概要 |
ソニー α6000 by Inaba Kunio AFを高速化したソニーの中核ミラーレス・カメラ登場! 評価:5.0
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AFを高速化したミラーレスカメラの中核機CP+2014初日に発表された新型ミラーレスカメラ、ソニー α6000(型番: ILCE-6000)が発売開始となりました。この機種はNEX-7とNEX-6の後継機ですが、やはり一番のポイントは「世界最速0.06秒」を実現した高速・高精度のオートフォーカスシステムにあります。ソニーによれば、NEX-6に搭載されていた「ファストハイブリッドAF」をさらに進化させ、APS-Cサイズのレンズ交換式カメラ(デジタル一眼レフを含む)の中で最速のAF速度とのことです。画質面では新型2430万画素イメージセンサーに、α7と同じ画像処理エンジンBIONZ Xを搭載し、機能面でもWi-Fi/NFCや追従性の高い電子ビューファインダーの内蔵、上下可動のチルト液晶など、最近のトレンドにもきっちりと目配りをしています。ボディカラーもブラックとシルバーの2色を揃え、価格面でもNEX-6よりもかなり買いやすいレベルでスタートするなど、α6000にかけるソニーの期待感がひしひしと伝わってくる気がします。 →発売前の記事「一口コラム:AFを高速化したミドルクラスのミラーレス」。
α6000(左側)はNEX-6(右側)からインターフェースも改良・進化させています。
α6000の主な特徴は、次のとおりです。
連写性能と連続撮影可能枚数が大幅に強化された点も使い勝手を大きく向上させています。実測では、データ・サイズが一番大きい「RAW+JPEG」でも11.5コマ/秒のペースで22枚の連写が可能でした。これは、ソニーのレンズ交換式カメラ全体の中でトップレベルと言えます。 Sponsored Links α6000の魅力は?ソニーはAマウントカメラとEマウントカメラの両方を推進しています。近日中にα77後継機が登場する噂もあり、少なくとも当分の間はこうしたスタンスで取り組まれるのだと思います。しかし、今回α6000が搭載した高速AFを見ても、両方のレンズシステムの得意分野が徐々に近づいていることを実感します。言い換えれば、Aマウントカメラでなければ撮れないシーンが減りつつあるということであり、最後まで残るのは、レンズを含めたシステム全体のサイズ・重量差になるのかもしれません。
有効2430万画素の新型センサーには、画面全体をほぼカバーできる179点の位相差AF点を内蔵。 α6000を評価してみて感じたのは、少なくとも明るいシーンでは、デジタル一眼レフと遜色ない使い勝手を実現したということです。このカメラの売れ行き次第で、今後のAマウントの展開方向が大きく変わることを予感させてくれる中核ミラーレスカメラであることを実感しました。 それでは、ソニーの新型ミラーレス、α6000の実力をテストしてみたいと思います。 |
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