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ソニー E 50mm F1.8 OSS SEL50F18 |
ソニー E 50mm F1.8 OSS SEL50F18
by Inaba Kunio
中望遠域をカバーした大口径単焦点レンズ 評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(ソニー ホームページより)ソニー E 50mm F1.8 OSS SEL50F18 3. レンズ構成図(ソニー ホームページより)![]() ![]()
4. 製品外観
SEL50F18のレンズ前面。カメラの基本仕様が印字されています。「OSS」とは手ぶれ補正内蔵(Optical Steady Shot)を意味します。50mm換算で75mm相当の画角となりますので、中望遠レンズとして使うことができます。
SEL50F18のレンズマウント部。マウント自体は金属製です。最後部にはカメラ内への乱反射を抑制するために、イメージセンサーに合わせた四角い樹脂部品が装着されています。
マウント基部には、レンズの仕様である「1.8/50」の印字がされています。
マウント基部の反対側には、S/N等が印字されたシールが貼付されています。「Interchangeable Lens」とは文字通り交換レンズのことです。レンズ本体は中国製。
α6000に装着した状態。レンズ本体は写真のシルバーの他にブラックも用意されています。幅広のピントリングが特徴的です。
SEL35F18には円筒形フード ALC-SH116が付属します。レンズ先端に切ってあるバヨネット部を使って装着・固定します。
レンズ本体の重さは、実測値で201.5gでした。メーカー公表値は202gです。
付属するレンズフード ALC-SH116。中望遠レンズと言うことで円筒形のズームとなります。
レンズフードの裏側。艶消しの表面処理が施されています。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したα6000には、「レンズ補正」の機能が搭載されており、自動補正に対応しているレンズでは周辺光量、倍率色収差、歪曲収差の電子的な補正をかけることができます。E 50mmF1.8 OSS SEL35F18は補正に対応しており、各々の項目について「オート」または「切」から選択することができます。50mm単焦点レンズと言うこともあり、レンズ補正を「切」にしても、歪曲収差はほとんど認められませんでした。レンズ補正を「オート」にすると、画像周辺部にわずかに残っていた糸巻型収差が完全に補正されています。いずれにしても、歪曲収差の点では素晴らしい性能のレンズであると思います。
焦点距離:50mm (35mm換算75mm相当) F1.8 (2) 解像力E 50mmF1.8 OSS SEL50F18は、35mm換算で標準域75mmの画角をカバーする単焦点レンズであり、解像力の点でも素晴らしい実力を発揮しました。画像中心部については、絞り開放でもISO12233テストチャートの限界である2500本のラインを楽々と視認することができました。この状態でも鮮明度は高いですが、1~2段程度絞るとさらに鮮明な画像となります。 画像周辺部については、中心部と比べるとわずかに描写が甘くなりますが、それでも単焦点らしいしっかりした描写となっています。絞り開放でも十分使えますが、鮮明さを重視するのであればF3.5(絞り開放から2段)あたりまで絞ると良いと思います。なお、これらのテスト結果はα6000のレンズ補正(歪曲収差、周辺光量、倍率色収差)を「切」にして撮影しています。 下記画像は1/2に縮小してあります。これでも傾向はわかると思いますが、詳細についてはクリックして表示される元画像を確認していただければと思います。
50mm F1.8 (3) レンズ補正α6000に搭載されているレンズ補正機能には、上記でも記載しました通り、歪曲収差、周辺光量、倍率色収差があります。E 50mmF1.8 OSS SEL35F18では、これらの補正をすべて「切」にしても十分な描写力となっていますが、「オート」にすると、とくに画像周辺部の描写性能が向上します。下記画像は、ISO12233チャートで、レンズ補正の設定による描写力の違いを比較したものですが、とくに周辺光量と色ずれが補正されているのがわかると思います。 下記画像は等倍画像ですが、クリックすると元画像も表示されますので、ご参照ください。
焦点距離:50mm (35mm換算75mm相当) F1.8 |
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