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特集 ソニー α6000

ソニー α6000 ~AFを高速化したソニーの中核ミラーレス

ソニー α6000 by Inaba Kunio  AFを高速化したソニーの中核ミラーレス・カメラ登場! 評価:5.0
ソニー  α6000 SONY


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1.ソニー α6000の位置づけと概要


 AFを高速化したミラーレスカメラの中核機

 CP+2014初日に発表された新型ミラーレスカメラ、ソニー α6000(型番: ILCE-6000)が発売開始となりました。この機種はNEX-7とNEX-6の後継機ですが、やはり一番のポイントは「世界最速0.06秒」を実現した高速・高精度のオートフォーカスシステムにあります。ソニーによれば、NEX-6に搭載されていた「ファストハイブリッドAF」をさらに進化させ、APS-Cサイズのレンズ交換式カメラ(デジタル一眼レフを含む)の中で最速のAF速度とのことです。

 画質面では新型2430万画素イメージセンサーに、α7と同じ画像処理エンジンBIONZ Xを搭載し、機能面でもWi-Fi/NFCや追従性の高い電子ビューファインダーの内蔵、上下可動のチルト液晶など、最近のトレンドにもきっちりと目配りをしています。ボディカラーもブラックとシルバーの2色を揃え、価格面でもNEX-6よりもかなり買いやすいレベルでスタートするなど、α6000にかけるソニーの期待感がひしひしと伝わってくる気がします。

 →発売前の記事一口コラム:AFを高速化したミドルクラスのミラーレス


ソニー α6000

α6000(左側)はNEX-6(右側)からインターフェースも改良・進化させています。

 α6000の主な特徴は、次のとおりです。
  • イメージセンサーは有効2430万画素Exmor APS HD CMOSセンサーを搭載。有効画素数はNEX-7と同じですが新開発のセンサーで、集光効率の向上により解像感やノイズ低減で進化。
  • 画像処理エンジンは、α7(製品レビュー)α7Rに搭載されたのと同じBIONZ Xを採用。
  • オートフォーカスは、NEX-6に搭載されていたファストハイブリッドAF(位相差方式/コントラスト方式併用)をさらに進化させ、画面全体をカバーする179点の像面位相差センサーを配置。合焦速度も大幅に高速化し、APS-Cサイズのデジタル一眼レフよりも速い0.06秒を実現。
  • 連写性能も11コマ/秒に高速化し、連続撮影枚数もNEX-7からほぼ倍増。
  • シャッター速度はNEXシリーズと同様、1/4000~30秒に対応。フラッシュ同調も1/160秒まで。
  • 電子ビューファインダーには0.39型144万ドットの有機ELパネルを採用。NEX-7/NEX-6は0.5型236万ドットでしたので、やや簡素化されました。ファインダー光学設計の改良により、倍率は1.07倍を確保(NEX-7/NEX-6では1.09倍)しています。
  • 液晶モニターはNEX-7/NEX-6と同じ3型92万ドットのもので、上90°、下45°のチルト可動に対応しています。タッチ操作はできません。
  • Wi-Fiに加えてNFCも内蔵されました。スマートフォンでのリモート操作にも対応しています。
  • ボディサイズは、NEX-7/NEX-6とほぼ同じです。重さも同等レベルとなっています。ボディカラーはブラックに加えてシルバーが用意されています。

ソニー α6000

 連写性能と連続撮影可能枚数が大幅に強化された点も使い勝手を大きく向上させています。実測では、データ・サイズが一番大きい「RAW+JPEG」でも11.5コマ/秒のペースで22枚の連写が可能でした。これは、ソニーのレンズ交換式カメラ全体の中でトップレベルと言えます。



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 α6000の魅力は?

 ソニーはAマウントカメラとEマウントカメラの両方を推進しています。近日中にα77後継機が登場する噂もあり、少なくとも当分の間はこうしたスタンスで取り組まれるのだと思います。しかし、今回α6000が搭載した高速AFを見ても、両方のレンズシステムの得意分野が徐々に近づいていることを実感します。言い換えれば、Aマウントカメラでなければ撮れないシーンが減りつつあるということであり、最後まで残るのは、レンズを含めたシステム全体のサイズ・重量差になるのかもしれません。

ソニー SONY α6000

有効2430万画素の新型センサーには、画面全体をほぼカバーできる179点の位相差AF点を内蔵。



 α6000を評価してみて感じたのは、少なくとも明るいシーンでは、デジタル一眼レフと遜色ない使い勝手を実現したということです。このカメラの売れ行き次第で、今後のAマウントの展開方向が大きく変わることを予感させてくれる中核ミラーレスカメラであることを実感しました。

 それでは、ソニーの新型ミラーレス、α6000の実力をテストしてみたいと思います。


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2.ソニー α6000を開封し外観をチェック


 ソニー α6000を開封する

 ソニーから電子ビューファインダー内蔵の新型ミラーレス、α6000が発売開始となりました。2012年1月に登場したNEX-7(製品レビュー)と2012年11月に登場したNEX-6(製品レビュー)の後継機で、2月に発売開始となったα5000の上位機となります。

 販売形態はボディ単体の他に、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSが付いたパワーズームレンズキットと、さらにE 55-210mm F4.5-6.3 OSSも付いたダブルズームレンズキットが用意されています。また、Eマウントの電子ビューファインダー内蔵モデルとしては初となるシルバーモデルもあり、レンズもシルバーカラーのものが付属します。。

 今回はブラックカラーのパワーズームレンズキットを購入しました。α6000の店頭実売価格は、ボディ単体で6万2千円前後、レンズキットで7万5千円前後、ダブルズームキットでは10万円弱でのスタートとなりました。2012年11月に登場したNEX-6のスタート価格は、ボディ単体で8万2千円前後でしたので、かなり買いやすい値段だと思います。

SONY α6000

 α6000レンズキットのパッケージ。白を基調としたパッケージにカメラ本体とレンズの写真が印字されています。パッケージ上に細かい説明が印字されている点は、AVメーカーらしい気がします。

SONY α6000

 蓋を開けると、保証書や取扱説明書がトレーの上に乗せられています。保証書にはS/N等は印字されていません。

SONY α6000

 保証書等の入ったトレイを開けると、下にカメラ本体や付属品が置かれています。左がパワーズームレンズを装着したカメラボディで、右が付属品関係となります。

SONY α6000

 パッケージ内に同梱されている付属品関係。左上より取扱説明書、Wi-Fi機能説明書、ACアダプターAC-U10C/UB10D、リチャージャブルバッテリーパックNP-FW50、マイクロUSBケーブル、アイピースカップ、ショルダーストラップ。
 冊子の取扱説明書は128ページのものが付属していますが、内容はややあっさりしているように思います。詳細はソニー・サイト上にあるヘルプガイドを見るように記載されていますが、現時点(2014年3月)では、α6000用のものはありません。
 保証書は国内でのみ有効なものが付属します。

※その後、ヘルプガイドが掲載されましたが、やはり詳細項目は記載されていません。他機種のハンドブックレベルの情報が欲しいと思います。



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 ソニー α6000の本体をチェック

SONY α6000

 α6000のボディ前面。NEX-7やNEX-6のデザインを踏襲していますが、モードダイヤル等がボディ上面に埋まる形状となったため、正面から見るとすっきりした感じがします。

SONY α6000

 α6000の液晶モニター側。3型92万ドットの液晶パネルで上下チルト可動が可能です。NEX-6では液晶モニター右側にある2つのボタン(Fnと再生)は、液晶モニターの右側に機能表示されるタイプでしたが、α6000では一般的なデジカメと同様にボタン上に機能が印字されています。また、右下にはC2ボタンが追加されており、カスタマイズ可能範囲が広がっています。
 モードダイヤルとコマンドダイヤルはボディ上面の中に埋め込まれていますので、通常の構え方であれば右手親指を使って操作することになります。


SONY α6000

 α6000のボディ上面。NEX-6と比べるとすっきりした印象を受けます。モードダイヤルにはMR(登録呼び出し)と動画が追加されました。マルチインターフェースシューはレンズ光軸上に置かれています。出荷時にはシューカバーは装着されていませんので、気になる場合には別途用意する必要があります。

SONY α6000

 α6000のボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。その左側に見える3つの穴はスピーカー用のものです。バッテリー室蓋の右下にアクセスランプが置かれています。できれば、液晶モニター側にあった方が見やすいように思います。カメラ本体はタイ製です。

SONY α6000

 α6000のボディ左側面。こちら側には外部接続端子とWi-Fiアンテナが設けられています。ストラップ取付け部は、NEX-6と同様に三角環方式となっています。

SONY α6000

 α6000のボディ右側面。バッテリー室を兼ねた大型のグリップが特徴的です。NFCのアンテナが内蔵されていますので、スマートフォン等とのペアリングではこのマークを目印に近接させることになります。

SONY α6000

 α6000のマウント部。イメージセンサーは有効2430万画素Exmor APS HD CMOSセンサーで、画素数はNEX-7と同じものの新設計のセンサーとなります。画像処理エンジンは、α7(製品レビュー)と同じBIONZ Xが搭載されています。

SONY α6000

 ファインダー部に設けられたSONYのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。ロゴの右に見えるのはステレオマイクで、ロゴの下にあるランプはAF補助光とセルフタイマーランプを兼ねるものです。

SONY α6000

 ボディ右肩にはαのロゴも刻印されています。その左に見える穴はステレオマイクとなります。

SONY α6000

 マウント部の右下には、センサーサイズを示す「APS-C」の文字が印字されています。

SONY α6000

 α6000のグリップ部。グリップ部の形状はNEX-6と同等で、ボディサイズに対ししっかりとした大きさが確保されています。グリップ部の上部にあるのはリモコン受光部です。

SONY α6000

 軍艦部右側のメインコントロール部。シャッターボタンの同軸に電源スイッチが設けられています。NEX-6ではFnボタンであったところにC1(カスタム)ボタンが置かれています。α6000ではカスタマイズ可能なボタンが増設されています。

SONY α6000

 軍艦部右側には親指で操作するモードダイヤルとコントロールダイヤルが置かれています。モードダイヤルには適度にかたく、誤操作はしにくいように感じました。コントロールダイヤルにもクリック感があります。

SONY α6000

 液晶モニター右側のメインコントロール部。このあたりのインターフェースは基本的にはNEX-6を踏襲していますが、C2ボタンが増設されたり、一部機能の入れ替えがされています。
 コントロールホイールの上下左右の4つのボタンやC1、C2にはユーザー側でも機能の割り当てができます。また、撮影時にFnボタンを押すと、画面下部に12コマの設定項目を表示させることができます。この表示項目を変更することも可能ですので、活用すると直観的な操作が可能となります。


SONY α6000

 液晶モニターの上には、フラッシュポップアップボタンとMENUボタンが置かれています。NEX-6では、MENUボタンの位置に再生ボタンが置かれていました。フラッシュポップアップボタンは機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。写真ではわかりづらいですが、フラッシュポップアップボタンのまわりにはガードの突起がつけられており、誤操作がしにくくなっています。


SONY α6000

 α6000のファインダー接眼部。接眼部にはアイカップが装着されています。

SONY α6000

 アイカップを取り外した状態。接眼部の右にアイセンサーが内蔵されています。その右にあるのは視度調整用のダイヤルです。

SONY α6000

 α6000のマルチインターフェースシュー。億に電子接点が設けられていますので、電源供給が必要なマイクなども装着することができます。なお、電子ビューファインダーFDA-EV1Mも物理的には装着可能ですが、「対応していないアクセサリー」との警告が表示され使用できません。ファインダー接眼部が中央にあると便利な時もありますので、今後の対応に期待したい気がします。

SONY α6000

 内蔵フラッシュをポップアップさせた状態。ポップアップ基部と発光部の接続部に可動軸があるため、指でバウンスさせることも可能です。

SONY α6000

 内蔵フラッシュはボディよりも前に出る構造のため、レンズによるケラレが発生しにくくなっています。

SONY α6000

 ボディの左上面には機種名のロゴが刻印されています。その右にある指標はイメージセンサーの位置を示すもので、焦点距離を測る時の基準面となります。

SONY α6000

 液晶モニターを上側にチルトさせた状態。上側には90°までチルトします。

SONY α6000

 液晶モニターを下側にチルトさせた状態。こちら側には45°までチルトします。

SONY α6000

 液晶モニターのチルト部。2軸方式となっています。できれば下側には90°までチルトすると、さらに利便性が向上すると思います。

SONY α6000

 ボディ本体には「長時間ご使用になると本体表面が温かくなりますが、故障ではありません。」という注意書きが印字されています。

SONY α6000

 ボディ左側面にある外部接続端子。上がマルチ/マイクロUSB端子で、下がHDMIマイクロ端子です。USB端子はボディ内充電時にも使用します。充電時には、端子の上にある充電ランプが点灯し、充電が終了すると消灯します。

SONY α6000

 ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋の部分に、バッテリーとメモリーカードの挿入方向ガイダンスが刻印されています。

SONY α6000

 SDメモリーカードとバッテリーを挿入しつつある状態。SDメモリーカードではラベル面が向こう側となりますが、メモリースティックではラベル面がこちら側となります。

SONY α6000

 メモリースティックを挿入しつつある状態。ラベル面がこちら側となります。

SONY α6000

 ボディ単体での重さの実測値(アイカップ装着時)は284.0gでした。メーカー公表値は285gとなります。

SONY α6000

 バッテリーとメモリーカードを挿入した状態での重さの実測値は328.0gでした。挿入するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は344gとなります。

SONY α6000

 α6000はWi-Fiを内蔵しており、スマートフォン等によるリモート操作にも対応しています。NFCを内蔵しているため、対応しているスマートフォンであればタッチ操作でペアリングが可能です。
 一度ペアリングをすると、2回目からはデジカメ側のアプリ画面で「スマートリモコン」を選択すると、自動的にリンクされます。写真のように、リンク時にもカメラ側の液晶モニターにイメージが表示され続けます。
 スマートフォンからは、絞りだけでなく、ズーム操作(パワーズームレンズの場合)にも対応しています。


SONY α6000

 液晶モニターでの表示内容。パネルのアスペクト比は16:9のため、静止画最大サイズ(アスペクト比は3:2)を表示させると、両側が情報表示エリアとなります。動画時には画面いっぱいに表示されます。

SONY α6000

 同じ状態での電子ビューファインダーでの表示内容。電子ビューファインダーのパネルはアスペクト比4:3のため、最大サイズの静止画や動画を表示させると、上下が情報表示エリアとなります。なお、α6000では、静止画のアスペクト比は3:2または16:9のみで、4:3を選択することはできません。

SONY α6000

 液晶モニターでは情報表示をさせることも可能です。電子ビューファインダーをメインに使う場合を想定した表示モードとなります。

SONY α6000

 液晶モニターをチルトさせた状態。この角度でも表示画像を視認することが可能です。

SONY α6000

 α6000(左側)とNEX-6(右側)のボディ前面。ボディサイズはほぼ同じですが、グリップ部の形状がやや異なります。α6000はボディ上面がフラットになっており、よりスマートに感じます。

SONY α6000

 α6000(左側)とNEX-6(右側)のボディ背面。液晶パネルは、どちらも3型92万ドットです。α6000では、液晶モニターの右下にカスタムボタンが増えています。

SONY α6000

 α6000(左側)とNEX-6(右側)のボディ上面。レンズ基部やマルチインターフェースシュー、シャッターボタン周りの色使いに差があります。α6000の方が落ち着いた印象を受けます。上面後ろ側のエッジ処理も異なっています。

SONY α6000

 α6000(左側)とNEX-6(右側)の比較。モードダイヤルとコントロールダイヤルが並べられた点が一番の違いです。とくにコントロールダイヤルは多用することになりますので、独立したα6000方式の方が使い勝手が良いように思います。

SONY α6000

 α6000(左側)とNEX-6(右側)の比較。液量モニターのチルト機構はほぼ同じです。チルトする角度も同等となっています。

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 ソニー α6000の付属品をチェック

SONY α6000

 付属するACアダプター AC-UB10。α6000はNEX-6と同様にボディ内充電に対応しているため、標準添付されるのはACアダプターと接続ケーブルになります。リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50の充電には、最大で310分が必要です。

SONY α6000

 コンセントとの接続部は格納できるようになっています。可搬性の点ではメリットとなります。

SONY α6000

 付属するマイクとUSBケーブルを接続して使います。

SONY α6000

 付属するマイクロUSBケーブル。充電だけでなく、パソコン等との接続にも利用できます。

SONY α6000

 付属するリチャージャブルバッテリーパックNP-FW50。容量は7.2V 1020mAhで、静止画であれば最大360枚の撮影が可能です。

SONY α6000

 付属するリチャージャブルバッテリーパックNP-FW50の比較。左が新型で、右が従来のものです。パッケージデザインが変わり、重さも実測値で57.5gから41.7gへと大幅に軽量化されました。

SONY α6000

 付属するリチャージャブルバッテリーパックNP-FW50の比較。左が新型で、右が従来のものです。裏面に書かれている注意書きは英文のみとなりました。

SONY α6000

 日本向けの新型パッケージには、下部に使用上の注意書シールが貼付されています。

SONY α6000

 付属するアイカップ。接眼部にはめ込む形で装着します。

SONY α6000

 付属するショルダーストラップ。つくり自体はしっかりとしていますが、ややチープな気がします。

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3.ソニー α6000の描写性能はどうか?


 描写力チェック1:高感度性能

 α6000の基本感度はISO100で、高感度側はISO25600までの設定が可能です。ノイズ低減処理についてはカメラ内で設定する方法と、RAWで撮影しパソコン上での現像段階で行う方法があります。カメラ内で設定してもRAW画像自体には処理は加えられません。このあたりはNEX-6と同じです。

 カメラ内でのノイズ低減は、「高感度NR(ノイズリダクション)」と「長秒時NR(ノイズリダクション)」の2つがあり、どちらも、「撮影設定」の中で設定します。

 「高感度NR」は「標準」、「弱」、「切」の3種類があり、「弱」では高感度ノイズリダクションの処理が弱めにかけられます。NEX-6では「切」の設定はありませんでしたが、α6000で追加されました。なお、おまかせオートやシーンセレクション、スイングパノラマなど、設定モードによっては高感度NRはかけられません。初期設定では「標準」に設定されています。

 「長秒時NR」は、「入」と「切」の2種類があります。「入」にすると、1秒以上のシャッタースピードの場合、シャッターを開いていた時間と同じ時間、ノイズ軽減処理が加えられます。連続撮影時や連続ブラケット、スイングパノラマ時には「切」に固定されます。初期設定では「入」に設定されています。

 α6000はNEX-6よりも高画素化されており、単純に画素単位の面積を比較すると2/3になりますが、高感度ノイズの点ではほぼNEX-6と同等レベルであると感じました。

 高感度ノイズ低減を「弱」にすると、ISO1600まではほとんどノイズ感は感じられません。ISO3200から暗部を中心に徐々にノイズが現れてきますが、ISO6400あたりまでなら十分実用的なノイズレベルに抑えられています。

 高感度ノイズ低減を「標準」にすると、ノイズレベルは概ね1~2段分程度は改善されます。基本的には初期設定のままで良いかもしれません。ISO12800でもぎりぎり等倍でも活用できると感じました。ISO25600では解像感の低下も目立ちますが、縮小するなどの工夫で活用可能であると思います。

 下記のサンプルは、高感度ノイズリダクションを「切」、「標準」の2段階で各ISO感度の撮影を行ったものです。表示画像は等倍画像ですが、クリックすると全体画像が表示されますので、あわせて比較をしていただければと思います。なお、長秒時NRについては、高感度NR「切」の時には「切」、「標準」では「入」に設定しています。

SONY α6000 ISO200
サンプル画像。左下の赤枠の部分を切り出しています。
画像をクリックすると、元画像の全体が開きます。

ISO100(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO200(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO400(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO800(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO1600(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO3200(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO6400(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO12800(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000

ISO25600(左から「切」「標準」)
SONY α6000 SONY α6000


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 描写力チェック2:解像度

 α6000のイメージセンサーはNEX-7と同じ有効2430万画素ですが、新設計のものとなります。今回テストしたE 50mm F1.8 OSS SEL50F18は、中望遠の画角をカバーする単焦点レンズであり、絞り開放から高い解像力を示しましたが、絞ることでさらに解像力が向上したため、開放絞りF1.8から4段絞ったF7.1のもので確認を行いました。

 テスト結果は、視覚解像度チェック用ライン、限界解像度チェック用ラインとも、楽々と2500本ラインを超えており、イメージセンサーの画素数を活かしたしっかりした解像力といえます。

 なお、E 35mm F1.8 OSS SEL35F18の解像力テストも行っていますので、E 35mmF1.8 OSS SEL35F18 レビューページもご参照ください。

  レンズ名:E 50mmF1.8 OSS SEL50F18(製品レビュー)
 焦点距離:50mm (35mm換算 約75mm)
 絞り値:F7.1 (開放絞りF1.8から4段絞った状態)
 使用チャート:ISO12233準拠チャート


(下図は、図の赤枠の部分を等倍で切り出したもの。)

SONY α6000
 限界解像度チェック用のラインでは、余裕をもって2500本まで視認できています。モアレもほとんど発生していません。

SONY α6000
 横方向の限界解像度チェック用のラインでも、同様に2500本域まで楽々と視認できています。APS-Cサイズイメージセンサー+単焦点レンズの実力を実感します。

SONY α6000
 参考まで、左上の画像です(F7.1)。もともと開放でも十分な実力ですが、1~2段程度絞るとさらに鮮明な画像となります。

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 描写力チェック3:レンズ補正機能

 α6000にはレンズの補正機能を搭載しています。周辺光量補正、倍率色収差補正、歪曲収差補正で、各々の補正ごとに「オート」と「切」のどちらかに設定することができます。対応しているのはEマウントの純正レンズのみで、歪曲収差補正については「オート」以外は選択できないレンズもあります。

 なお、LA-EA4などのマウントアダプターを介して純正レンズを使用する場合にも「オート」に設定できますが、対応していないので注意が必要です。実際にいくつかのレンズで試してみたところ、周辺光量不足については一定の補正効果が見られるものもありましたが、倍率色収差補正や歪曲収差補正では、補正効果が認められなかったり、逆に収差が拡大しているように見えるものもありました。Eマウントレンズ以外では、基本的に「切」で運用されることをお勧めします。

 Eマウントの純正レンズを使うのであれば、基本的には「オート」で撮影されると良いと思います。

E 35mmF1.8 OSS SEL35F18 (35mm F1.8)
(左から全項目「切」、全項目「オート」)

SONY α6000 SONY α6000


SONY α6000 SONY α6000


E 50mmF1.8 OSS SEL50F18 (50mm F1.8)
(左から全項目「切」、全項目「オート」)

SONY α6000 SONY α6000


SONY α6000 SONY α6000


E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650 (16mm F3.5)
(左から全項目「切」、全項目「オート」)

SONY α6000 SONY α6000


 機能チェック(おまけ):連続撮影枚数

 ソニーによると、α6000の連写性能は次の通りです。

  • 連写Hi:約11.0コマ/秒。
  • 連写Mid:約6.0コマ/秒。
  • 連写Lo:約2.5コマ/秒。

 連続撮影枚数は、JPEG(Lサイズ ファイン)49枚、JPEG(Lサイズ スタンダード)49枚、RAW 21枚、RAW+JPEG 21枚、となっています。

 なお、α6000では速度優先連続撮影の設定はありませんので、1枚ごとにピントと露出を合わせる通常連続撮影となります。

 実際の連写テストで使用したメモリーカードは高速タイプのものです。
 (SanDisk ExtremePro Class10 Read 95MB/s Write 90MB/s)

RAW+JPEG(L F) RAW JPEG(L F)
連写Hi
(約11コマ/秒)

 概ね11.5コマ/秒のペースで22枚を連写。その後は概ね1.1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね11.5コマ/秒のペースで22枚を連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね12.2コマ/秒のペースで49枚を連写。その後は概ね2.0コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
連写Mid
(約6コマ/秒)

 概ね6.1コマ/秒のペースで24枚を連写。その後は概ね1.1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね6.1コマ/秒のペースで25枚を連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね6.1コマ/秒のペースで61枚を連写。その後は概ね2.0コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。
連写Lo
(約2.5コマ/秒)

 概ね4.3コマ/秒のペースで26枚を連写。その後は概ね1.1コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね4.3コマ/秒のペースで29枚を連写。その後は概ね1.5コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。  概ね4.3コマ/秒のペースで75枚を連写。その後は概ね2.0コマ/秒のペースでカード容量一杯まで連写。

※上記のテスト結果は、撮影環境や被写体によっても左右されます。


 α6000はソニーのミラーレスカメラの中ではミドルクラスの位置づけですが、連写性能と連続撮影枚数の点では上位機種に匹敵する実力を持っています。αNEX-7では速度優先連写で10コマ/秒、通常連写では3コマ/秒、連続撮影可能枚数はRAW+JPEGで11枚、αNEX-6も連写速度は同じで連続撮影可能枚数が9枚であるのに対し、α6000は通常連写で11コマ、22枚までの連写ができます。ちなみに、Aマウントのα77では速度優先連写時12コマ/秒、通常連写8コマ/秒でRAW+JPEG時の連続撮影可能枚数は11枚ですので、α6000の連写速度・連続撮影枚数は実用性ではα77をも上回り、ソニーのレンズ交換式カメラ全体の中でもトップレベルの実力となっています。

 なお、バッファー容量がフルになった時に、もたつきを感じることもありませんでした。



4.結局、α6000は「買い」か?


 独断 素晴らしい!smile ポイント 
  • ミドルクラスながら、見やすく反応速度の速い電子ビューファインダーを内蔵。
  • 像面位相差方式の進化によりさらに高速化されたオートフォーカス。
  • ISO25600まで設定可能な高感度性能 (ISO3200までは常用可能) 。
  • Wi-Fi/NFCやアプリケーション追加機能など、機能性を重視。
  • デジタル一眼レフに準じたボタンやダイヤルを多用した操作性。
  • 極めて高い連写性能と連続撮影可能枚数。
  • 実用性の高いチルト液晶を搭載。
  • 60pでのフルHD動画撮影に対応。
  • ボタンのカスタムが可能。
  • ボディ内充電に対応。

 独断 もう一息!not smile ポイント 
  • やや複雑なメニュー構成。
  • 付属する取扱説明書が簡易版のみ。ネット上にヘルプガイドはあるがハンドブック等の詳細情報は掲載されていない。(2014年3月末時点。)
  • ボディ内でのRAW現像に対応していない。
  • 暗い被写体ではやや迷いやすいオートフォーカス。(コントラスト方式では標準的?)
  • シューアダプター「ADP-MAA」が付属しないため、従来のストロボを使用するには別途アダプターの購入が必要。

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付録.製品仕様からみた α6000の特長


撮像素子  APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、"Exmor"APS HD CMOSセンサー
カメラ有効画素数  約2430万画素
 ※NEX-7は2430万画素。
 ※NEX-6は1610万画素。
総画素数  約2470万画素
 ※NEX-7は2470万画素。
 ※NEX-6は1670万画素。
撮像素子アスペクト比  3:2
アンチダスト機能  帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能
静止画  JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.3、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソニーARW 2.3フォーマット)
記録画素数 [3:2]  Lサイズ: 6000 x 4000 (24M)
 Mサイズ: 4240 x 2400 (12M)
 Sサイズ: 3008 x 2000 (6M)
 ※NEX-7は最大6000 x 4000。
 ※NEX-6は最大4912 x 3264。
記録画素数 [16:9]  Lサイズ: 6000 x 3376 (20M)
 Mサイズ: 4240 x 2400 (10M)
 Sサイズ: 3008 x 1688 (5.1M)
 ※NEX-7は最大6000 x 3376。
 ※NEX-6は最大4912 x 2760。
記録画素数
[スイングパノラマ]
 ワイド:
  左右方向 12,416 x 1,856 (23M)
  上下方向 5,536 x 2,160 (12M)
 標準:
   左右方向 8,192 x 1,856 (15M)
  上下方向 3,872 x 2,160 (8.4M)
 ※NEX-7、NEX-6も同じ。
画質モード  RAW、RAW+JPEG、JPEGファイン、JPEGスタンダード
ピクチャーエフェクト  13種類: トイカメラ(ノーマル、クール、ウォーム、グリーン、マゼンタ)、ポップカラー、ポスタリゼーション(カラー、白黒)、レトロフォト、ソフトハイキー、パートカラー(R/G/B/Y)、ハイコントラストモノクロ、ソフトフォーカス(弱、中、強)、絵画調HDR(弱、中、強)、リッチトーンモノクロ、ミニチュア(オート、上、中(横)、下、右、中(縦)、左)、水彩画調、イラスト調(弱、中、強)
クリエイティブ
スタイル
 スタンダード、ビビット、ニュートラル、クリア、ディープ、ライト、ポートレイト、風景、夕景、夜景、紅葉、白黒、セピア、スタイルボックス(1-6)
 (コントラスト<±3段階>、彩度<±3段階>、シャープネス<±3段階>)
ダイナミックレンジ
機能
 切、Dレンジオプティマイザー (オート/レベル設定 )、
 オートHDR (露出差オート/露出差レベル設定 <1.0-6.0EVの間で1.0EVごと6段階>)
色空間  「トリルミナスカラー」対応 sRGB規格(sYCC色域)、AdobeRGB規格
動画  AVCHD / MP4
圧縮形式  MPEG-4 Ver.2準拠 AVC (H.264)
音声記録方式  HD: Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルクリエーター搭載、MP4: MPEG-4 AAC-LC 2ch
動画記録 撮影モード
(AVCHD)
 1920 x 1080(60p, 28M, PS)
 1920 x 1080(60i, 24M, FX)
 1920 x 1080(60i, 17M, FH)
 1920 x 1080(24p, 24M, FX)
 1920 x 1080(24p, 17M, FH)
 ※NEX-7、NEX-6も同じ。
動画記録 撮影モード
(AVC MP4)
 1440 x 1080(30fps)
 VGA(640 x 480, 30fps)
 ※NEX-7、NEX-6も同じ。
記録媒体  ”メモリースティック PRO デュオ”、”メモリースティック PRO-HG デュオ”、”メモリースティック XC-HG デュオ”、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード(UHS-I 対応)、SDXCメモリーカード(UHS-I 対応)
ノイズリダクション  長秒時NR 入/切 SS 1秒からBULBに適用、高感度NR 標準/弱/切
 マルチショットNR:オート/ISO100-51200
ホワイトバランス  オート/ 太陽光/ 日陰/ 曇天/ 電球/ 蛍光灯<温白色/白色/昼白色/昼光色>/ フラッシュ/ 色温度設定(2500K-9900K)、 カラーフィルター(G7-M7、A7-B7)/ カスタム /水中オート
フォーカス  ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式)
 検出素子: "Exmor" APS HD CMOS センサー
 ※NEX-7はコントラスト検出方式のみ。
 ※NEX-6はファストハイブリッドAF。
測距点数  179点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式)
 ※NEX-7はコントラスト検出方式で25点。
 ※NEX-6はコントラスト検出方式で25点、位相差検出方式で99点。
検出輝度範囲  EV0-20 (ISO100相当、F2.8レンズ使用)
AFモード  AF制御自動切り換え(AF-A)/シングル(AF-S)/コンティニュアス (AF-C)/ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)/マニュアルフォーカス(MF)
フォーカスエリア  ワイド(179点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式))/ゾーン/中央重点/フレキシブルスポット(S/M/L)
AF補助光  可視光LEDによる補助光
 約0.3m - 約3.0m (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS))
露出制御  1200分割ライブビュー分析測光
測光範囲  EV0- EV20 (ISO100相当、F2.8レンズ使用)
測光モード  マルチ測光、スポット測光、中央重点測光
露出モード  おまかせオート、プレミアムおまかせオート、プログラムAE(P)、絞り優先AE(A)、シャッタースピード優先AE(S)、マニュアル(M)モード、動画(プログラムオート、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル露出、選択可)、スイングパノラマ、シーンセレクション
シーンセレクション  ポートレート、スポーツ、マクロ、風景、夕景、夜景、手持ち夜景、夜景ポートレート、人物ブレ軽減
露出補正  ±5.0EV (1/3EVステップ、1/2EVステップ選択可能)
 ※NEX-7、NEX-6は±3.0EV (1/3EVステップ)。
露出ブラケット  1枚撮影/連続撮影、ずらし量:1/3、1/2、2/3、1、2、3EVステップ、3/5枚(1EV、2EV、3EVは3枚のみ) 選択可
AEロック  半押し時AEロック(オート、入、切 選択可)
ISO感度  静止画撮影時:ISO100-25600、AUTO (ISO100-25600、上限/下限設定可能)
 動画撮影時:ISO100-12800相当、AUTO(ISO100-12800相当、上限/下限設定可能)
 ※NEX-7は静止画ISO100-16000、動画ISO100-3200相当。
 ※NEX-6は静止画ISO100-25600、動画ISO100-6400相当。
ファインダー  1.0cm(0.39型)電子式ビューファインダー
 ※NEX-7、NEX-6は0.5型。
総ドット数  1,440,000ドット
 ※NEX-7、NEX-6は2,359,296ドット。
明るさ調節機能  自動明るさ調整 または5段階の手動設定
視野率  100%
倍率  約1.07倍(50mmレンズ、無限遠、視度-1m-1 ディオプター時)
 ※NEX-7、NEX-6は1.09倍。
視度調整機能  -4m-1 -+3.0m-1(ディオプター)
アイポイント  最終光学面から約23mm、接眼枠から約21.4mm(視度-1m-1ディオプター時)
液晶モニター  7.5cm(3.0型) TFT駆動、921600ドット
 ※NEX-7、NEX-6も同じ。
明るさ調節機能  5段階の手動設定、屋外晴天モード
撮影情報表示  グラフィック表示、全情報表示、情報表示なし、水準器、ヒストグラム、ファインダー撮影用
角度調整機能  カメラ背面に対して上約90°,下約45°
 ※NEX-7、NEX-6も同じ。
画面表示切り替え  グラフィック表示、全情報表示、情報表示 なし、ヒストグラム、ファインダー撮影用
顔検出  最大検出数:8
全画素超解像ズーム  静止画時 約2倍
 ※NEX-7は機能なし。NEX-6は同じ。
デジタルズーム  デジタル ズーム(静止画時): Lサイズ約4倍、Mサイズ約5.7倍、Sサイズ約8倍
 スマート ズーム(静止画時):Mサイズ約1.4倍 、Sサイズ約2倍
 デジタル ズーム(動画):約4倍
シャッター  電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
 静止画撮影時:1/4000-30秒、バルブ、動画撮影時:1/4000-1/4(1/3ステップ)、AUTO1/60まで、オートスローシャッター1/30まで
 フラッシュ同調速度:1/160秒
 ※NEX-7、NEX-6も同じ。
手ブレ補正機能  交換レンズ側対応
フラッシュ  GN:6
 16mmをカバー(レンズ表記の焦点距離)
 P-TTL調光
 ±3.0EV (1/3, 1/2EVステップ切換可能)
 ※NEX-7、NEX-6もほぼ同じ。
フラッシュモード  発光禁止、自動発光、強制発光、スローシンクロ、後幕シンクロ、赤目軽減発光、ハイスピードシンクロ(別売外部フラッシュで対応可能)、ワイヤレス(別売外部フラッシュで対応可能)
 充電時間:約4秒。
ドライブモード  1枚撮影、連続撮影(Hi/Mid/Lo切り換え可)、セルフタイマー (10/2秒選択可能)、セルフタイマー(連続):(10秒後3枚/5枚)、1枚ブラケット、連続ブラケット、ホワイトバランスブラケット、DROブラケット
連続撮影速度  Hi時:最高約11コマ/秒、Mid時:最高約6コマ/秒 、Lo時:最高約2.5コマ/秒
 ※NEX-7は速度優先連続撮影時 最高約10コマ/秒、通常連続撮影時 最高約3コマ/秒(AF-S時)。
 ※NEX-6は速度優先連続撮影時 最高約10コマ/秒、通常連続撮影時 最高約3コマ/秒。
連続撮影可能枚数  JPEG Lサイズ ファイン: 49枚、JPEG Lサイズ スタンダード: 49枚、RAW: 21枚、RAW+JPEG: 21枚
 ※NEX-7はRAWで最大13枚。
 ※NEX-6はRAWで最大10枚。
インターフェース  Hi-speed USB (USB2.0) (マスストレージ、MTP) / マイクロUSB タイプB
 HDMIマイクロ端子(タイプD)
 マルチインターフェースシュー
 Wi-Fi
 NFC
音声  内蔵マイク:ステレオ
 スピーカー:モノラル
使用電池  リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50
静止画撮影可能枚数  ファインダー使用時:約310枚
 液晶モニター使用時:約360枚
 ※NEX-7は350枚/430枚。
 ※NEX-6は270枚/360枚。
動画撮影可能時間
(CIPA)
 ファインダー使用時:約60分
 液晶モニター使用時:約60分
動画撮影可能時間
(連続)
 ファインダー使用時:約90分
 液晶モニター使用時:約90分
 ※NEX-7、NEX-6は、ファインダー使用時90分、液晶モニター使用時100分。
外部電源  ACアダプター AC-PW20AM(別売)
質量  約344g(バッテリーとメモリースティックPROデュオを含む)
 約285g(本体のみ)
 ※NEX-7は350g/291g。
 ※NEX-6は345g/287g。
外形・寸法  約120.0×66.9×45.1mm(幅x高さx奥行き)
 ※NEX-7、NEX-6は119.9×66.9×42.6mm。
付属品  リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50、ACアダプター AC-UB10、ショルダーストラップ、アイピースカップ、マイクロUSBケーブル

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