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特集 ソニー FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870 |
ソニー FE28-70mmF3.5-5.6OSS SEL2870
by Inaba Kunio
フルサイズに対応した新型標準ズームレンズ 評価:5.0
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1. レンズ仕様
2. MTF曲線(ソニー ホームページより)ソニー E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650 3. レンズ構成図(ソニー ホームページより)![]() ![]()
4. 製品外観
レンズ前面。フルサイズに対応しているレンズはFEの名称となります。写真では少々わかりにくいですが、「FE 3.5-5.6/28-70 OSS」の上にある赤い指標が装着時の最上部となります。
レンズのマウント側。内部反射を抑制するため黒い塗装がされているとともに、イメージセンサー側が四角く窓がきってあります。レンズはタイ製です。
レンズ上面。レンズ先端側にピントリング、マウント側にズームリングがあります。幅が広く、操作感も良好です。
レンズ基部には型番や認証マークが印字されたシールが貼付されています。購入したレンズのS/Nは18xxxxでした。
レンズのマウント側。イメージセンサー側ぎりぎりのところに四角い穴のあいたシールドが付けられています。レンズ内における不規則な反射光がイメージセンサーに届くのを抑制します。
α7に装着した状態。焦点距離は40mm程度でレンズ長は最短となります。
レンズの最短状態で付属のレンズフードを装着した状態。花形のフードが付属しています。
レンズを広角端にした状態。この状態でレンズ長は最長となりますが、レンズの伸長は1cm程度となっています。
レンズを望遠端にした状態。最短状態よりもややレンズ長が長くなっていますが、やはりレンズの伸長は1cm弱とわずかに留まります。
レンズの重さの実測値は292.0gでした。メーカー公表値は295gです。
付属するレンズフード。花形で、レンズにはバヨネット方式で装着します。
フードの内側は、艶消し処理がされており、反射防止効果が期待できます。
付属するレンズキャップ。つまみ部分は中央部にあるため、フードを装着した状態でも着脱は容易に行えます。
レンズキャップの裏側。プラスティックのバネが組み込まれています。アタッチメントサイズは55mmです。
マウント側のレンズキャップ。Eマウント用の共通品です。
マウント側レンズキャップの内側。レンズのバヨネット爪を利用して装着します。 Sponsored Links 5. 描写力(1) 歪曲収差今回撮影に使用したα7には、レンズ補正機能が搭載されています。補正項目としては、周辺光量低下(画面の周辺部が暗くなる)、倍率色収差(画面周辺部での色ずれ)、歪曲収差(画面のゆがみ)の3つがあり、自動補正に対応したレンズでのみ設定できます。FE28-70mm SEL2870もα7の自動補正機能に対応していますが、周辺光量低下と倍率色収差は「オート」と「切」から選択できますが、歪曲収差については「オート」のみとなっており、「切」を選択することはできなくなっています。 下記のサンプル(いずれも絞りは開放)を見てもらえばわかるとおり、歪曲収差についてはズーム全域で良好に補正されており、像の歪みはほどんどありません。また、周辺光量不足については、広角端ではやや目立ちますが、補正機能を「オート」にすると良好に補正されることがわかります。 フルサイズのイメージサークルに対応したレンズですが、標準ズームレンズとして良好な結果であると感じました。 焦点距離:28mm F3.5 焦点距離:34mm F4.0 焦点距離:50mm F4.5 焦点距離:70mm F5.6 (2) 解像力解像力の点でも、標準ズームレンズとしては良好な数値を示しています。ズーム全域で、絞り開放からテストチャートの限界値である2500本のラインを楽々と視認することができました。とくに画像中心部の解像力は高く、解像感を得るという目的で絞る必要は感じられませんでした。 画像周辺部については、カバーしているイメージサークルが大きいこともあり、やや像の流れを感じました。広角端ではやや強く出ていますが、望遠側に移るにつれ鮮明度が上がり、概ね40mmあたりの焦点域から望遠側では絞り開放でもしっかりとした画像となっています。 下記のサンプルは1/2に縮小していますが、クリックすると元画像が開きますので、あわせてご参照ください。
28.0mm F3.5 |
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