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特集 ソニー SONY α7
2.ソニー α7の外観をみる |
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ソニー α7
by Inaba Kunio
コストパフォーマンスに優れた小型軽量のフルサイズ・ミラーレス
評価:5.0
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ソニー α7を開封するソニーのフルサイズ・ミラーレス、α7が発売開始となりました。ミラーレスカメラで35mm版フルサイズのイメージセンサーを搭載したのは、今回登場したα7/α7Rが世界初となります。販売形態はボディ単体の他に、フルサイズのイメージサークルに対応した新型レンズFE28-70mmF3.5/5.6 OSS SEL2870(製品レビュー)がセットになったレンズキットも用意されています。今回は新型レンズのチェックも行うため、α7レンズキットを購入いたしました。
α7のパッケージ。黒を基調としたカラーリングに、イメージカラーでもあるオレンジのラインがあしらわれています。上面と側面に、カメラとレンズの写真が印刷されています。ミラーレスカメラとしては、やや大きめの箱です。
蓋を開けると、保証書や取扱説明書が出てきます。取扱説明書は簡易版ではなく、274ページの厚手のものが付属していました。
さらに蓋を開けると、カメラ本体とレンズ関係、ショルダーストラップが出てきます。その他の付属品は、右側のカメラやストラップが入っている下に格納されていました。
同梱されている主な付属品関係です。左上から、取扱説明書、NFC/WiFi説明書、ソフトウェアダウンロード説明書、ACアダプターAC-UB10C/UB10D、リチャージャブルバッテリーパックNP-FW50、マイクロUSBケーブル、ショルダーストラップ。この他に、ボディキャップ、アイピースカップ、シューキャップがボディに装着された状態で出荷されています。 ソニー α7の本体をチェック
ボディ前面。マウント口一杯に見えるイメージセンサーが印象的です。マウント口の周りには、フルサイズを示すオレンジ色のリングが取り付けられています。
ボディ液晶モニター側。液晶モニターは3型92万ドットのパネルで、上下にチルト可動します。基本的なインターフェースはNEXシリーズのものを踏襲しています。
αNEX-7(製品レビュー)の液晶モニター側。電子ビューファインダーの位置やボタン類の配置はα7と異なっていますが、コントロールホイールやダイヤルなど意外とα7と共通する部分が多いことがわかります。
ボディ上面。電子ビューファインダは、デジタル一眼レフと同様にレンズ光軸上に設けられています。ボディをはさんで前後に、2つのダイヤルが設けられています。
ボディ底面。三脚用の穴はレンズ光軸上に置かれています。左側のグリップ部の下にバッテリー室が設けられています。ボディ右端に見える穴は、縦位置グリップVG-C1EMを装着するときのガイド用のものです。購入した個体のS/Nは2xxxxでした。
ボディ左側面。こちら側には外部接続端子が設けられています。ストラップ取付け部は三角環方式です。
ボディ右側面。こちら側には、メモリーカードスロットともに、Wi-FiやNFCのアンテナが格納されています。
α7の35mmフルサイズ、有効2430万画素のイメージセンサー。マウント口一杯に拡がっています。ミラーレスカメラではデジタル一眼レフよりもフランジバックが短いため、ケラレにくくなっています。
シャッター幕を下ろした状態。電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッターが搭載されています。デジタル一眼レフのフラグシップ機と同様に、1/8000秒まで対応しています。フラッシュ同調速度も1/250秒ですので、この点ではα7Rを上回っています。
α7のデザイン上のポイントである電子ビューファインダー部。正面から見ると中央部の突出部が目立ちますが、このアングルから見ると、デジタル一眼レフのペンタ部形状にも似ている印象を受けます。
マウント基部につけられたオレンジ色のリングには、「35mm FULL-FRAME CMOS IMAGE SENSOR」の文字が記載されています。これは、α99(製品レビュー)やサイバーショットDSC-RX1(製品レビュー)と同じです。
向かって左肩にはαの文字と「7」が入ったネームプレートが装着されています。
マウント部の左下にあるレンズ取りはずしボタン。このボタンを押下すると、その右上に見えるピンが下がり、レンズを回転できるようになります。
α7のグリップ部。正面からの見た目よりもしっかりとした形状をしています。指先がホールドできるように、窪みが付けられています。グリップ部にある楕円のパネルはリモコン受光部です。
グリップ上にある前ダイヤル。ボディ液晶面側にある後ろダイヤルとともに、多用することになると思います。前ダイヤルの右に見えるランプは、AF補助光とセルフタイマーランプを兼ねるものです。
ボディ上部右側のメインコントロール部。大型のモードダイヤルと露出補正ダイヤルがポイントとなります。電源スイッチはシャッターボタンの同軸に設けられています。ボディ上にある「C1」とボディ背面側にある「C2」はカスタムボタンで、機能の割り当てが可能です。C2ボタンの右にあるのが「後ダイヤル」です。
液晶モニター右側にあるメインコントロール部。中央部にあるコントロールホイールは回転や上下のボタンとして機能します。基本的にはNEXシリーズの操作系を踏襲しています。
グリップ部の外側には動画ボタンが置かれています。斜めにシフトした位置にあるため、カメラを構えた時に親指で押しやすくなっています。
電子ビューファインダーの接眼部。アイピースカップが装着されています。接眼部の上部にアイセンサーを内蔵しています。
アイピースカップは上向きにスライドさせると外すことができます。電子ビューファインダーのため、アイピースシャッター等は不要です。接眼部の上に見えるのはアイセンサーとなります。
接眼部の右には視度調整ダイヤルが置かれています。
電子ビューファインダー上部にあるマルチインターフェースシュー。一般的なストロボ等も装着可能です。また、シュー前部には電子接点が設けられており、電源供給にも対応しています。
電子ビューファインダーの左肩には、イメージセンサーの位置を示す指標が印字されています。その横にある2つの穴はスピーカーです。ファインダー部の稜線にある穴はステレオマイクの左側です。反対側に右側のマイクが置かれています。
液晶モニターを上部に開いた状態。90°まで開くことができます。
液晶モニターを下側に開いた状態。下向きには45°まで開くことができます。
液晶モニターの内側には、「長時間ご使用になられると本体表面が暖かくなりますが、故障ではありません。」との注意書きや各種認証マークが印字されています。
ボディ左側面にある外部接続端子カバーを開いた状態。上から、マイク端子、ヘッドホン端子、マルチ端子、HDMIマイクロ端子となります。端子カバーは上下二つに分かれているため、別々に開くことも可能です。マルチ端子はマイクロUSB規格となっており、ボディ内で充電するときにも使用します。
付属のUSBケーブルで充電している状態。充電ランプが点灯しています。
ボディ底面のバッテリー室カバーを開いた状態。蓋の裏側に挿入方向のガイダンスが刻印されています。
バッテリーを挿入しつつある状態。バッテリーの裏側が外側となります。
グリップ部にあるメモリーカードスロットを開いた状態。入り口部分に挿入方向のガイダンスが刻印されています。カードの切欠きが上側になるように挿入します。
SDXCメモリーカードを挿入しつつある状態。ラベル面が内側を向きます。カードはボディ液晶モニター側から垂直に挿入します。
ボディ単体の重量実測値は415.5g(アイピースカップやシューキャップを含む)でした。メーカー公表値は416gです。
バッテリーとメモリーカードを挿入した撮影環境の重さは475.0gでした。装着するメモリーカードによって異なりますが、メーカー公表値は474gです。
液晶パネルでの表示。アスペクト比は4:3の液晶パネルが搭載されています。NEXシリーズは16:9のパネルで右側にガイドエリアが設けられていましたので、α7になって変わった点の一つです。
同じ内容を電子ビューファインダーで表示させた状態。撮影に使用したカメラの関係で四隅がケラレているように見えますが、実際にはクリアーに表示されています。静止画表示部分の上下に情報が表示される形式で、光学ファインダーの表示に似ています。
小型のデジタル一眼α55(右側)と比較した状態。正面から見たボディサイズは、ややα7の方が大きく見えます。α55はAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載しています。
側面から見ると、ボディの厚さの違いが際立ちます。 ソニー α7の付属品をチェック
同梱されているACアダプター AC-UB10。ボディ内充電に対応しているサイバーショットなどでも採用されているタイプです。
コンセントに接続するプラグ部分は格納することが可能ですので、可搬性の点で優れています。
ACアダプターに付属のUSBケーブルを介してボディに接続します。充電には最大で310分かかりますので、基本的にはこまめに充電する使い方が適しているかもしれません。
付属するUSBケーブル。ボディ内充電やパソコン等との接続に使用します。α7はWi-Fiを内蔵していますので、主に充電で使うことになると思います。
付属するショルダーストラップ。α7のロゴはフェルト上のものが貼付されています。しっかりしたつくりですが、若干チープな印象も受けます。
付属するボディマウントキャップ。Eマウント共通のものです。
ボディマウントキャップの裏側。マウント部のバヨネットを使って固定します。 |
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