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【ニコン エントリークラスからの選択(2)】前回の内容を整理すると、デジタルカメラにおける「エントリークラス」とは、機能や性能の違いよりも価格の違いによって区別されていること、機能や性能の違いはあっても、フィルム時代よりもボトムアップされていること、となる。 それではニコンにおいて、エントリークラスのレンズ交換式カメラはどれか、ということになるが、D3100とD5100がそれに該当するだろう。D3100はともかく、D5100については「エントリークラス」に分類することに異論をお持ちの方もいるだろう。D5100は性能的には中級機に分類できる要素も持っているので、中級機を検討するときにも改めて評価しようと思うが、まずは金額的な面からここで取り上げたい。 ●D3100とD5100の仕様上の違い両機種の仕様を比べると、主な違いは次の点となる。
ボディサイズやファインダー、ユーザーインターフェース、モーター内蔵レンズのみオートフォーカス対応などの点は、D5100もD3100も同等である。撮影モードはD5100の方が多く用意されているが、カメラ内画像編集機能はほぼ同等となっている。 ●D3100とD5100の金額上の違い現時点での実売価格を比べると、
となっている。 特徴をまとめれば、同じ構成であれば、D3100の方が1.5〜2万円程度安価であること、D3100では実質的に4万円台中頃で買える200mmズームキットが、D5100では7万円台中頃で購入可能な18-105mm(レンズ単体の実売価格は3万円台後半)とのキットが、特に値ごろ感があるセットとされている。 ●両機種の選択の考え方〜参考まで繰り返しとなるが、両機種ともコストパフォーマンスにすぐれた素晴らしいレンズ交換式デジタルカメラである。結果的にどちらを選んだとしても、後悔することはないだろう。 そのことを踏まえ、しいて選択の考え方を述べれば、これ1台でできるだけ使いたい場合には、予算の都合がつけばD5100を、他の一眼レフのサブ機として使うならD3100を推奨したい。なお、D5100はニコンの現行機唯一のバリアングル液晶搭載モデルである。景色や花など、バリアングル液晶が便利な使い方を多用したいのであれば、D5100が最適な選択となるだろう。 |
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