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 X100T FUJIFILM 
富士フイルム X100T 富士フイルム X100T 富士フイルム X100T 富士フイルム X100T

さらにファインダーを進化させた高級コンパクト 【富士フイルム X100T】

 富士フイルムから新型高級コンパクトデジカメ、X100Tが発表されました。この機種は2013年2月に発売されたX100S(製品レビュー記事)の後継機種であり、初代FinePixX100(2011年3月)からは三代目となります。初代から二代目X100Sへの進化ポイントは、新型イメージセンサーの搭載による描写性能のアップと、オートフォーカスの高速化、動画撮影や連写機能の強化ですが、ファインダーも電子ビューファインダー側が大型化・高精細化されました。

 これに対しX100Tでは、イメージセンサーや画像処理エンジン、オートフォーカスユニットはX100Sのものを踏襲しており、主な進化点はファインダー部となっています。具体的には、OVFモード(光学ファインダー像に液晶パネルの情報を重ねて表示)では光学像の一部にフォーカスエリアのライブビュー画像を拡大表示させることが可能になるとともに、リアルタイムパララックス補正機能(MF撮影時にブライトフレームが被写体との距離応じてリアルタイムで自動補正)も新たに搭載されています。また、EVFモード(電子ビューファインダー)では表示タイムラグが1/5(X100S比)に短縮されました。

富士フイルム X20
 2013年2月に登場したX100S。外見は初代FinePixX100とほぼ同じですが、イメージセンサーまわりやオートフォーカス機能などをはじめ内部はフルチェンジされています。

富士フイルム X100T 富士フイルム X100S

 X100T(左側)とX100S(右側)。ボディサイズはほぼ同じで、厚みのみが1.5mm薄くなっています。写真で見ると、同じシルバーモデルでも表面処理の仕上げが異なって見えます。レンズやイメージセンサーもほぼ同じものが搭載されています。外観上はグリップ部分の形状が異なっているのが目立ちます。


富士フイルム X100T 富士フイルム X100S

 X100T(左側)とX100S(右側)。液晶パネルは同じ3型ですが、46万ドットから104万ドットへと高精細化されるとともに、アスペクト比がイメージセンサーと同じ3:2に変わっています。液晶モニターの横幅が長くなったことにより、ボタン形状や割り付けが変わっています。また、液晶右側にあるクイックセレクターの外周部分にあったコマンドダイヤルがX100Tでは省略されていますが、代わりに親指部分のコマンドレバーがダイヤル化されています。



富士フイルム X100T 富士フイルム X100S
 X100T(左側)とX100S(右側)。ボディ上面のレイアウトは、概ねX100Sを踏襲しています。目立つ違いとしては、露出補正ダイヤルが±3EVまで対応した点です。また、写真ではわかりませんが、レンズ鏡胴部にある絞りリングだけの操作で1/3段ずつの設定が可能になっています。


富士フイルム X100T
 X100Tでは標準でブラックモデルも用意されています。X100やX100Sでは限定版でしたので、うれしい点だと思います。


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 X100Tの主な特長は次の通りです。

  • イメージセンサーは有効1630万画素APS-C型 X-Trans CMOS IIセンサーで、X100Sに搭載されているものと同じです。画像処理エンジンもX100Sと同じEXRプロセッサーIIですが、拡張設定可能なISO感度がISO51200までへと1段分拡がっています。
  • 新たに電子シャッターも搭載されたため、最高で1/32,000秒の高速シャッターを切ることができるようになりました。 また、電子シャッター使用時にはシャッター音がしないため、静音撮影が可能です。
  • X100シリーズの一番の特長であるファインダーがさらに進化しており、新機能としてERF(電子レンジファインダー)も搭載されています。これは、光学ビュー時にわかりにくかったピント合焦状態を、ライブビュー画像の表示でサポートするもので、OVF時の実用性を高めています。構造的には、光学ビュー時の視界の一部を遮蔽し、そこにピントエリアの画像を投影します。表示倍率の変更にも対応しています。また、光学ファインダー時の撮影エリア表示がリアルタイムに調整される「リアルタイム・パララックス補正」の搭載や視野率の向上、電子ビューファインダーの表示タイムラグもX100Sの1/5に短縮されるなど、全般的に強化されています。
  • 液晶モニターのアスペクト比がイメージセンサーと同じ3:2に変わるとともに、104万ドットへと高精細化されています。画面が横長になったこともあり、液晶モニター両側のインターフェースも若干変わっています。インターフェース関係では、右手親指部分のコマンドレバーがコマンドダイヤルに変わりました。一般的なデジタルカメラと共通するものとなったため、よりわかりやすく変わったように思います。クイックメニューやFnボタンのカスタマイズも可能になりました。
  • 新たにWi-Fiを搭載しました。スマートフォンでのリモート操作にも対応しています。
  • ソフト面では、フィルムシミュレーションモードに「クラシッククローム」が追加されました。
  • ボディサイズはX100SやX100とほぼ同じで、厚さが1.5mm薄くなっています。重さも5g軽量化されました。
  • ボディカラーはシルバーとともに標準でブラックも用意されています。

富士フイルム X100t blank 富士フイルム X100t blank 富士フイルム X100t
 左から電子ビューファインダー(EVF)、光学ファインダー(OVF)、電子式レンジファインダー(ERF)でのファインダー表示内容。ERFでは右下にピントエリアの拡大画像が表示されています。OVFやERF時のリアルタイム・パララックス補正と合わせ、光学ファインダーの実用性を高めています。なお、これらのモードの切り替えは、ボディ前面にあるレバーで行えるため、ファインダーを覗きながら操作可能です。

 X100Tは11月15日に発売予定で、発売開始時の価格は14万円程度となります。X100SやX100のスタート価格は12万5千円前後でしたので、消費税率アップ分を考えても若干高めとなっているようです。今回の進化点のポイントはファインダーまわりですが、1/32,000秒の高速シャッターが可能になったり、インターフェースまわりが整理されたことなど、使い勝手の上では少なからぬ進化を遂げているように思います。また、標準でブラックボディも用意されていることなども選択のポイントになるかもしれません。

 発売開始までは2カ月程度ありますが、今から楽しみな機種です。

by Inaba Kunio)













【富士フイルム X100T 基本仕様】  →富士フイルム X100T メーカー製品仕様のページ
 
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