monoxデジカメ比較レビュー
monoxデジカメ比較レビュー サイトマップ monoxデジカメ比較レビュー デジカメレビュー monoxデジカメ比較レビュー デジカメの選び方 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ比較 monoxデジカメ比較レビュー monoxブログ
monoxデジカメ比較レビュー 新製品情報 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ質問箱 monoxデジカメ比較レビュー デジカメ用語集 monoxデジカメ比較レビュー デジカメリンク monoxデジカメ比較レビュー 運営者情報
トップページ > デジタルカメラ比較 > 比較 パナソニック DMC-LX100 vs キヤノン PowerShotG7X vs ソニー DSC-RX100M3

比較 パナソニック DMC-LX100 vs キヤノン PowerShotG7X vs ソニー DSC-RX100M3

 大型のイメージセンサーと光学ズームレンズを搭載した比較的小型サイズの高級コンパクト3機種の比較です。このジャンルは、日常的に持ち運んで使うことを想定したカメラで、ニーズの高いセグメントとなります。
 2012年6月にリリースされたソニー サイバーショットDSC-RX100(実機レビュー記事)が切り開いた分野ですが、長らく他社からの参入はありませんでしたので、実際にはDSC-RX100シリーズ3機種からの選択となっていました。今年に入って、キヤノンとパナソニックから対抗馬が登場したことで、やっと機種選びを楽しめるようになったと思います。

   
パナソニック LUMIX DMC-LX100キヤノン PowerShotG7X ソニー サイバーショット DSC-RX100M3
 LUMIX DMC-LX100(左) と PowerShotG7X(中) 、 サイバーショット DSC-RX100M3(右)。 大型イメージセンサーとズームレンズを搭載した比較的コンパクトなタイプのカメラ3機種です。

 各機種の主な違いは、次の通りです。
  • イメージセンサーは、キヤノンとソニーが1型センサーであるのに対し、パナソニックは4/3型となりますので、より高い描写性能を期待できます。なお、DMC-LX100はマルチアスペクトに対応しているため、実際の有効面積は、マイクロフォーサーズ・ミラーレスカメラよりも一回り小さくなります。
  • レンズは、いずれも広角端F1.7~1.8、望遠端F2.8と明るいレンズが搭載されています。広角端は24mm相当ですが、望遠端はパナソニックが75mm相当、ソニーが70mm相当であるのに対し、キヤノンは100mm相当となっています。
  • 電子ビューファインダーも機種選択のポイントとなります。日常的にEVFを使う撮影スタイルであればDMC-LX100が、メインは液晶モニターだがシーンによってはEVFを使うということであればDSC-RX100M3が、液晶モニターメインであればPowerShotG7Xが最適の選択となります。パナソニックのEVFはミラーレスカメラ等でも採用されているもので、トップレベルの見え方を実現しているのに対し、ソニーのEVFは必要がなければボディ内に格納できる点が注目ポイントとなります。
  • 液晶モニターも各社異なっています。キヤノンとソニーは自分撮り可能なチルト液晶であるのに対し、パナソニックは固定式となります。ソニー製品は下側にもチルト可能となっていますので、カメラを頭上に持ちあげての撮影も可能です。キヤノンの液晶モニターはタッチ操作にも対応しています。
  • シャッタースピードも選択のポイントです。キヤノンとソニーは、コンパクトカメラで一般的なシャッタースピードをカバーしているのに対し、パナソニックはミラーレスカメラと同等のものが搭載されています。特にメカシャッターで1/4000秒の高速シャッターに対応している点はポイントだと思います。
  • いまや標準搭載ともいうべきWi-Fiは3機種とも搭載しています。NFCも同様です。いずれも、スマートフォン等でのリモート撮影にも対応しています。
  • ボディサイズは、ソニーとキヤノンはほぼ同等レベルですが、パナソニックは一回り大きく重いボディとなっています。可動式の液晶モニターとEVFを内蔵しているにもかかわらず、最小サイズのボディを実現したDSC-RX100M3は、さすがに先行者としての蓄積を実感させます。

 こうしてみると、「使いやすいズームレンズをコンパクトなボディに搭載した高級コンパクト」というニーズに対し、3社は各々異なる答えを用意したことがわかります。ややボディサイズが大きくなるものの、ミラーレスカメラと同じ描写性能と上級者も満足できる機能とインターフェースを搭載したパナソニック LUMIX DMC-LX100、24-100mm相当F1.8-2.8と使いやすいズームレンズを搭載し、コンパクトなボディと買いやすい価格を実現したキヤノン PowerShotG7X、コンパクトボディにフル機能を搭載した熟成機、ソニー サイバーショットDSC-RX100M3。DSC-RX100が登場してから2年半が経過し、やっと正面から対抗できる機種が揃ってきたことを素直に喜びたいと思います。


【参考記事】 ソニー DSC-RX100M3 の詳細レビュー記事。

パナソニック LUMIX DMC-LX100 キヤノン PowerShotG7X ソニー サイバーショット DSC-RX100M3
 LUMIX DMC-LX100(左) と PowerShotG7X(中) 、 サイバーショット DSC-RX100M3(右)。ボディサイズは、PowerShotG7XとDSC-RX100M3がほぼ同じで、DMC-LX100はイメージサイズが大きい分、ボディサイズも一回り大きくなっています。しかし、いずれも日常的に持ち歩いて使うことができるサイズには収まっています。各々のデザインテイストは、各シリーズを踏まえており、個性を発揮していると思います。

パナソニック LUMIX DMC-LX100 キヤノン PowerShotG7X ソニー サイバーショット DSC-RX100M3
 LUMIX DMC-LX100(左) と PowerShotG7X(中) 、 サイバーショット DSC-RX100M3(右)。液晶モニターはいずれも3型ですが、アスペクト比は、DSC-LX100とDSC-RX100M3が4:3であるのに対し、PowerShotG7Xは3:2となっています。また、PowerShotG7XとDSC-RX100M3はチルト可動に対応しており、PowerShotG7Xはタッチ操作も可能です。DSC-RX100M3にはポップアップ式の電子ビューファインダーが搭載されているのも特長です。

パナソニック LUMIX DMC-LX100 キヤノン PowerShotG7X ソニー サイバーショット DSC-RX100M3
 LUMIX DMC-LX100(左) と PowerShotG7X(中) 、 サイバーショット DSC-RX100M3(右)。ボディ上面のインターフェースを見ると、どれも高級コンパクトらしいものとなっていますが、各々が違っているのも注目すべき点です。DMC-LX100が一番マニュアル操作を意識した構成になっています。なお、PowerShotG7XとDSC-RX100M3はポップアップ式のストロボを内蔵しているのに対し、DMC-LX100にはアクセサリーシューが搭載されています。

編集: Inaba Kunio)

 ※この記事が参考になりましたら、ソーシャルメディアで共有していただけますと幸いに存じます。
このエントリーをはてなブックマークに追加





メーカーやタイプごとのデジタルカメラの選び方について整理したページもあわせてご覧ください。

Sponsored Links