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特集 ソニー SONY サイバーショット DSC-RX100M3

2.ソニー サイバーショット DSC-RX100M3の外観をみる

ソニー サイバーショット DSC-RX100M3 by Inaba Kunio  EVF内蔵の「The 高級コンパクト」 評価:5.0
SONY サイバーショット DSC-RX100M3





 ソニー サイバーショット DSC-RX100M3を開封する

 5月30日、三代目となるソニーRX100シリーズ、DSC-RX100M3が発売開始となりました。電子ビューファインダーを内蔵したこともあり、約8万6千円前後とシリーズの中でもやや高めでのスタートとなりましたが、店頭での反応は上々のようです。ちなみに、RX100M2のスタート価格は6万8千円前後、RX100は6万4千円前後でしたので、機能面や描写力の強化が値段に反映されてきたと言えます。

 なお、RX100M3に引き続き、6月6日にはデジタル一眼α77IIを、そして6月20日には4K対応ミラーレス、α7Sをリリース予定であり、さながら新製品ラッシュのようです。

SONY サイバーショット DSC-RX100M3

 DSC-RX100M3のパッケージ。黒を基調としたパッケージにカメラ本体が印字されているデザインは今までのRX100シリーズと同じですが、M3ではオレンジ色のラインが配されています。

SONY サイバーショット DSC-RX100M3

 蓋を開けると、保証書や取扱説明書がトレーの上に乗せられています。一番上には「ファインダーの使い方」と書かれた注意書きが置かれています。レバーでポップアップさせるだけでなく、手前に引き出す必要があるため、後から追加されたのかもしれません。

SONY サイバーショット DSC-RX100M3

 トレーの上には注意書きが印字されています。ボディ本体が温かくなることについては、ボディ背面側にも記載されています。

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 トレーを上げると、カメラ本体や付属品が顔を出します。下側にある黒い包がカメラ本体で、左側にはバッテリーやストラップアダプターが入っていました。

SONY サイバーショット DSC-RX100M3

 DSC-RX100M3の付属品です。左上より取扱説明書、Wi-Fi機能説明書、ファインダー使用方法、ACアダプターAC-UB10、マイクロUSBケーブル、リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1、ストラップアダプター、リストストラップ。
 ACアダプターはRX100M2と同じAC-UB10が付属しており、充電時間は最大230分になっています。
 付属する取扱説明書は128ページのものですが、詳細についてはソニーのサイトにある「DSC-RX100M3ヘルプガイド」を参照することになります。カメラのクラスを考えると、やはり詳細版を紙で同梱することが望ましいと思います。
 なお、ソフトウェアもソニーサイトからダウンロードすることになります。
 ソニー PlayMemories Home(画像管理ソフト)
 ソニー Image Data Converter(RAW現像ソフト)


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 ソニー サイバーショット DSC-RX100M3の本体をチェック

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 DSC-RX100M3のボディ前面。基本的なデザインはRX100M2やRX100を踏まえていますが、マルチアクセサリーシューが省略されたことで、むしろ初代に似ているように思います。レンズは新型設計のもので、今までの10.4-37.1mmF1.8-4.9(28-100mm相当)から、8.8-25.7mmF1.8-2.8(24-70mm相当)へと広角側にシフトするとともに、望遠側では明るくなっています。

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 DSC-RX100M3の液晶モニター側。基本的なインターフェースは踏襲していますが、右下にあった?ボタンがC(カスタム)ボタンに変わりました。コントロールホイールのボタン部分の機能変更に対応している点も同じです。

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 DSC-RX100M3のボディ上面。モードダイヤルの項目もM2と同じです。左側に電子ビューファインダーが内蔵されたことで、中央にフラッシュが移動しました。沈胴時のレンズ長が僅かながら長くなっています。実測ではM2の12mmに対し、M3では15mmと3mm程度の差です。仕様上の両機種の厚さの違いは2.7mmですので、ボディ部分の厚さはほぼ同じようです。

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 DSC-RX100M3のボディ底面。三脚用の穴がレンズ光軸からシフトされているのは従来機種と同じです。DSC-RX100M2では、NFCアンテナは底面(ラベルの上あたり)にありましたが、M3ではボディ左側面に移動されています。カメラ本体は中国製で、これもM2と同じです。ちなみに、初代は日本製でした。
 ボディ右端に見える穴はスピーカーとなります。


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 DSC-RX100M3のボディ左側面。上部にあるのが内蔵ファインダーポップアップレバーで、動作は機械式です。電源オフ状態でファインダーをポップアップさせると、自動的に電源が入ります。同様に、収納させると電源がオフになります。
 M2ではWi-Fiアンテナがあった部分にNFCアンテナが移設されました。



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 DSC-RX100M3のボディ右側面。左側面から移設されたWi-Fiアンテナが置かれています。外部接続端子部分はM2と同じです。

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 DSC-RX100M3に付けられているSONYのロゴ。刻印された中に白いインクが流し込まれています。カメラのクラスにあった丁寧なつくりです。

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 DSC-RX100M3のZEISSロゴシール。初代ではシールでしたが、M2からは銘板が貼付されています。

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 M2からの大きな進化ポイントの一つがレンズです。M2までの広角端28mm相当では少々狭く感じることもありましたので、24mm相当になったことで使い勝手がかなり向上したように思います。また、35mm相当よりも望遠側ではレンズが明るくなっています。
 細かい点ですが、レンズカバー部分の形状が変わっており、M2までの2枚構成から4枚構成に複雑化しています。これは、レンズ前玉部分が大きくなったことで開口部も広がったことによります。
 細かい点ですが、レンズ部分のロゴが「Carl Zeiss」から「ZEISS」に変わっています。これはワールドワイドでのカール・ツァイス社のブランド方針によるものです。


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 シャッターボタンの同軸にズームレバーが置かれているのは初代から同じです。その右に見えるセルフタイマー/AF補助光ランプも踏襲されています。

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 レンズ上部には「Vario-Sonnar T* F1.8」の文字が印字されています。レンズ仕様は変わりましたが、この部分は初代から引き継がれています。レンズ鏡胴部のコントロールリングは、背面液晶側にあるコントロールホイールとともに多用する部分です。
 中央部のレンズ光軸上には内蔵ストロボのポップアップ部が置かれています。その両側にある穴はステレオマイクとなります。
 電源ボタンの真ん中に電源/充電ランプが置かれているのも初代から踏襲されていますが、M2までは電源をいれたときだけ緑色に点灯しましたが、M3では電源ON状態では常に点灯するように変わっています。


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 ボディ上面のメインコントロール部。このあたりの配置はM2と同じです。モードダイヤルに設定されている項目も引き継がれています。電源ボタンの下側に内蔵フラッシュのポップアップレバーが新設されており、明示的にポップアップさせることができるようになりました。スイッチ自体は機械式のため、電源が入っていない状態でも稼働します。

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 DSC-RX100M3の液晶部右側のコントロール部。やはり基本的にM2を踏襲していますが、右下の?(カメラ内ガイド)ボタンがC(カスタム)ボタンに変わり、機能割付けが可能となりました。またFn(ファンクション)ボタンの機能も、ボタンを押した時に設定項目が表形式で表示される方式に変わり、操作性が向上したように感じました。
 グリップ部の右側には動画撮影ボタンが置かれています。この位置は誤って押してしまうことが起きやすいため、設定により動画撮影モード時のみ機能するように変えることも可能です。このあたりもM2と同じです。


SONY サイバーショット DSC-RX100M3

 機種のロゴはM2と同じ一で、ホワイトの文字が鮮やかです。内蔵ストロボポップアップレバーが新設されたことで、「ExmorR AVCHD Cyber-shot」の印字が左側にシフトしています。

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 ボディ右側面にある外部接続端子カバーを開いた状態。上がマルチ/マイクロUSB端子で、下がHDMIマイクロ端子です。各々が独立したカバーとなっており、上側のマルチ端子はボディ内でのバッテリー充電時にも使用します。このあたりもM2と同じです。


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 DSC-RX100M3のポイントである内蔵電子ビューファインダー。ボディ左側面にあるレバーを引き下げるとポップアップします。電源が入っていなければ、同時に電源もONになります。この状態でもEVFに表示はされていますが、引き出すことでピントが合うようになります。

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 電子ビューファインダーの接眼部を引き出した状態。M2用の外付けEVFと比べると、とくに表示部分が小さく感じられますが、0.39型144万ドット、0.59倍の電子ビューファインダーは実用十分なレベルとなっています。
 接眼部の上には、視度調整レバーも設けられています。


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 内蔵EVFにはT*のマークが刻印されていますので、ファインダー部にもツァイス社の技術が用いられているものと思われます。

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 M3の進化点の一つが、液晶モニターのチルト角が拡大したことです。写真のように180°反転できるようになりましたので、自分撮りが可能です。DSC-RX100M3にはWi-Fiも搭載されていますので、スマートフォンでのリモート操作も可能ですが、手に持った自分(達)撮りが手軽にできる点はポイントです。とくにM3では広角側が24mm相当になりましたので、背景に広い景色を入れた自分撮りが可能です。

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 液晶モニターを上側に180°までチルトさせた状態。写真ではわかりづらいですが、液晶上部がボディ部分に隠れます。液晶モニターのアスペクト比は4:3のため、最大サイズの画像を表示(アスペクト比は3:2)した時にも画像全体を見ることができます。

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 ボディ下部のバッテリー室カバーを開いた状態。バッテリーとメモリーカードが格納され、挿入方向の街談図も印字されています。
 写真ではわかりずらいですが、バッテリーのマークの左側に、メモリーカードアクセスランプが設けられています。カード書き込み時にメモリーカードを取り出してしまう事故を防ぐためには、カードの横にアクセスランプがあることは有効ですが、当然バッテリー室の蓋を開かないと確認することができません。M3ではバッファー容量が大幅に拡張されたものの、やはり外側にランプがあった方が使い勝手は良いように思います。このあたりの仕様は、初代から踏襲されています。


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 バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。SDメモリーカードの場合は、ラベル面が液晶モニター側となります。

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 同じく、バッテリーとメモリーカードを挿入しつつある状態。メモリースティックタイプの場合には、ラベル面が前側となります。

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 液晶モニターを180°上側に開いた状態。この状態になると、液晶モニターの表示内容が上下反転します。

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 180°開く直前の状態では、写真のような向きとなります。画面が反転すると、画面の上側に見える情報表示エリアがちょうどボディと重なるようになります。

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 液晶パネルを90°まで開いた状態。この状態でも表示内容を十分視認することができます。

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 内蔵フラッシュと電子ビューファインダーをポップアップさせた状態。レンズは広角端で、この時のレンズ長が最長となります。

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 内蔵フラッシュは薄型ですが、前にシフトしてポップアップすることで、レンズ鏡胴によるケラレを小さくするようになっています。

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 内蔵フラッシュのポップアップ部。機械式で爪を動かす方式で固定されています。

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 メーカー推奨外ですが、指で照射部をチルトさせ、簡易バウンス照射もできるようになっています。

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 広角端28mm相当の状態。この時にレンズ長は最長となります。
 なお、ズーム操作時に、液晶モニター上に35mm換算の焦点距離が表示されるようになりました。設定により、コントロールリングによるステップズームも可能ですが、画面上にも焦点距離が表示されるようになったことで、使い勝手が向上したように感じました。


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 標準域50mm相当の状態。この時にレンズ長は最短となります。

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 望遠端70mm相当の状態。標準域よりはレンズ長が長くなりますが、広角端よりは短いです。

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 液晶モニターは3型123万ドットのパネルで、タッチ操作には対応していません。アスペクト比は4:3ですので、最大サイズの静止画撮影時には下部は情報表示エリアとなります。

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 液晶パネルには設定状態を表示させることも可能です。DISPボタンを押すことでトグル的に表示内容が変わります。

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 電子ビューファインダーでの表示内容。表示部はやや小さいものの、クリアーな視野となっています。画面の表示内容は、液晶モニターと電子ビューファインダーで切り替えることも可能です。

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 左からM3、M2、初代のDSC-RX100シリーズ。M2と初代にはオプションのグリップをつけていますが、基本的なデザインは共通していることがわかります。突起部を除いた縦横のサイズも同じです。

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 左からM3、M2、初代のDSC-RX100シリーズ。Wi-Fiの有無など機能上の違いはありますが、ハード面でのインターフェースも共通しています。なお、メニュー表示内容や項目などは、代を重ねるごとに進化しており、とくに三代目ではメニュー項目がかなり整理されたように思います。
 液晶パネルは、3機種とも3型123万ドットのパネルが採用されています。


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 左からM3、M2、初代のDSC-RX100シリーズ。M3になって、レンズ部分が長くなっていることがわかります。ボディ上面がフラットになりましたので、むしろ初代に近いデザインといえます。

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 左からM3、M2となりますが、同じチルト可動でも可動方式が変わっています。M3では、液晶パネル側の可動軸が上辺に移動しており、パネル全体を反転できるようになっています。なお、写真ではわかりやすいように可動部分を外側に開いていますが、液晶パネルをボディにつけたまま上側に開くことも可能です。

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 左からM3、M2となります。下側にはどちらも45°まで開くことができます。構造自体はM3の方がシンプルになったように感じます。

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 左からM3、M2。ボディ部分には各種認証マークや、使用時にボディが温かくなる旨の注意書きが印字されています。

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 左からM3、M2。液晶パネルを上側に開いた状態。M2ではこの角度(84°)が可動限界となります。

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 左からM3、M2。写真は広角端の状態で、どちらの機種もこの状態が最長となります。望遠側に移るとレンズ長が短くなり、標準域で最短となります。

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 左側がDSC-RX100M2で、右側がDSC-RX100M3です。どちらもオプションのグリップを装着しています。M3用のAG-R2を初代やM2に使うことはできますが、M2/初代用のAG-R1はM3には使用できませんので注意が必要です。

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 ソニー サイバーショット DSC-RX100M3の付属品をチェック

SONY サイバーショット DSC-RX100M3

 付属するACアダプターAC-UB10。初代DSC-RX100に付属していたAC-UD11は5V1500mAの出力でしたが、二代目からはAC-UB10に変わり5V500mAの出力となっています。そのため、充電時間は155分から230分へと長くなりました

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 付属するACアダプターAC-UB10のプラグ部分は格納可能となっています。右側に見えるUSBポートにケーブルを接続し、本体内でバッテリーを充電します

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 付属するマイクロUSBケーブル。パソコン、プリンター等との接続だけでなく、ボディ内でのバッテリー充電にも使用します

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 付属するリチウムイオンバッテリーNP-BX1。容量は3.6V 1240mAhで、DSC-RX100シリーズやDSC-RX1で使われているものと同じです。静止画であれば320枚の撮影が可能です

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 ストラップアダプター。ショルダーストラップなど、取り付け部に幅があるタイプのストラップを使うときに用います。金属部品のまわりをプラスティック部品が包み込んでおり、ボディに傷が付きにくくなる加工がされています

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 付属するリストストラップ。片吊り式ですが、丁寧なつくりです。


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